HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就活中は名刺を受け取る機会があるため、名刺入れを買うべきか悩む人も少なくありません。
就活生は名刺を持っていないのに、会社説明会やOB訪問、面接などに名刺入れを持っていくべきなのでしょうか。
今回は就活生に名刺入れは必要なのかどうか。
また知っておきたい名刺のマナーについてご紹介します。
就活生も名刺入れは必要?
就活生は身分証として学生証があるため、名刺や名刺入れをもつ必要性はありません。
しかし、会社説明会やOB訪問先などで、企業の採用担当者から名刺をもらうこともあるでしょう。
社会人にとって名刺をどう扱うかは、相手に対する敬意の表れにもなります。
このためもらった名刺は丁寧に扱う姿を示すことが大切です。
そのマナーのひとつとして、もらった名刺が折れたり汚れたりしないように、名刺入れを持参してもよいでしょう。
必須ではないので、クリアファイルなどにしまって持ち帰っても問題はありません。
就活生が名刺入れを持つメリットとは
必須ではないけれど、名刺入れを持つメリットとはなんでしょうか。
一つは、先ほどもお伝えした通り、名刺を丁寧に扱う姿を相手に示すこと。
そして、 もらった名刺を折ったり汚れたりしないように保管できることです。
またこれから社会人になろうとしている就活生にとって、早いうちから名刺交換を正しく行えるようになることは、社会人マナーを身につけることにもつながります。
名刺入れは就活生の必須アイテムではありませんが、社会人としての一歩を踏み出す“心の姿勢”も正してくれるでしょう。
就活用の名刺入れを選ぶ際のポイント
それでは就活生が名刺入れを持つ場合、どのような名刺入れを選べばよいのでしょうか。
就活生が持つのにおすすめな名刺入れのポイントは悪目立ちしないシンプルデザインであることや、持ち歩くのに邪魔にならないもの、機能性のよいものなどが挙げられます。
名刺入れを選ぶ際にはこれらのことを念頭に適切なものを選ぶとよいでしょう。
就活時に持参する物は、服や髪型と同じように身だしなみのひとつと考えられます。
名刺入れには様々なものがありますが、 基本は革製の無地でシンプルなものを選ぶとよいでしょう。
革製のものはスーツと合わせやすく、誠実な印象です。
アルミ製やプラスチック製の名刺入れもありますがカジュアルすぎるため、革製のものをおすすめします。
就活向きな名刺入れの色はブラック、ダークブラウン、ネイビーの落ち着いたベーシックカラーです。
トーンが淡い色やポップな色は選ばないようにしましょう。
また派手なデザインやブランドのロゴが目立つものは避け、落ち着いたものを選ぶ方が無難です。
【就活向きの色やデザイン】
・革製のもの
・色はブラック、ダークブラウン、ネイビーのベーシックカラー
・派手なデザインはNG
・高級ブランドは避ける
就活生が名刺入れを買う際は、名刺入れのサイズや形にも気をつけるとよいでしょう。
就活生の名刺選びでおすすめしたいポイントは、素材や色、デザイン以外に使いやすさがあります。
使いやすい名刺入れの特徴は、サイズが手頃であること。
大きさは名刺より少し大きいサイズで、不必要に大きすぎるものは避けましょう。
またあまり薄いものは、名刺が多く入りません。
就活中はそれでもよいかもしれませんが、社会人になると自分の名刺と相手からもらった名刺を入れるため、薄い名刺入れは使い勝手がよくありません。
内容量も考えて購入すると、就職後も使用することができます。
他にも名刺入れには様々な形があります。
名刺入れに交通ICカードを入れる透明のサイドポケットがついているものは、少しカジュアルな印象になってしまうため、おすすめできません。
名刺入れの中に仕切りがついているものを選ぶと、就活後に使用する際に自分の名刺ともらった名刺を分けることができるため使いやすいです。
【就活向きの形やサイズ】
・荷物にならないコンパクトなサイズ
・適切な量が入る厚さ
・仕切りがあるもの
知っておきたい!名刺交換の基本マナー
名刺交換には社会人としてのマナーがあります。
就活生が名刺交換の基本を知ることにはメリットがあります。
就活生でも相手先の企業担当者から名刺をもらう機会があります。
そのため、正しい名刺交換の知識を知っておくとよいでしょう。
また、名刺交換のマナーを学生時代の今から知っておくことで、内定が決まり社会人になってから戸惑わずに名刺交換ができるようになります。
就活の目的は、社会人として一歩を踏み出すことですので、今から正しい名刺交換のマナーを学んでおくとよいでしょう。
名刺を受け取る際のマナー
相手の名刺を受け取るときのマナーを行動順でご紹介します。
基本は、相手が優位で自分がへりくだるということです。
①立ち上がって相手に近づく
名刺を受け取る際は、基本的に立ち上がって相手に近づきます。
相手の顔を見て、相手が名刺を差し出してきたら「頂戴いたします」と両手で受け取りましょう。
相手が自己紹介をしながら名刺を差し出してきた場合は、相手の話が終わるのを待ってから受け取ります。
②もらった名刺をすぐ下げない
名刺をもらったら胸の高さより上で持ち、内容を確認しましょう。
名刺をもらったらすぐ下げてしまうのは、マナー違反です。
また相手の苗字を確認し「〇〇さん、よろしくお願いします」と確認するのも丁寧な印象になります。
③机や名刺入れの上に置く
面談前に名刺をもらった場合は、すぐにしまうのではなく、机の上や名刺入れの上に名前が見えるように置いておくのがマナーです。
相手が複数の場合は、相手が座っている順番で名刺を並べ、名前と顔を確認します。
机上にスペースがない場合は、縦に並べるなど邪魔にならないようにしましょう。
相手の役職などがはっきりとわかる場合は、一番上の方を名刺入れの上に乗せるのがマナーです。
名刺を渡す際のマナー
就活生は基本的に自分の名刺を作る必要はありません。
しかし、これから社会人になる身として、自分の名刺を渡す際のマナーも知っておくとよいでしょう。
①目下の人から先に渡す
名刺交換の際、目下の人から先に名刺を渡すのがマナーです。
相手にもらう前に、まず自分から名刺を渡すようにしましょう。
②相手から読める向きで差し出す
名刺は名刺入れの上に乗せ、相手から見て読める向きで持ちます。
このとき、相手が取りやすいように持つことを意識してください。
③名乗りながら目を見て渡す
相手の顔を見て、自分の所属大学名や学科と氏名を名乗り、「よろしくお願いします」と言いながら名刺を差し出します。
このときの氏名はフルネームです。
渡し終えたら、相手から名刺を受け取る動作に移ります。
新入社員のうちは上司と共に行動することが多く、名刺交換は上司が先に行うものです。
上司の後ろで名刺を渡す準備をしながら、上司の所作を見習うとよいでしょう。
名刺入れはワンランク上の印象を与えるアイテム
就活生は名刺入れを必ずしも持つ必要はありません。
しかし就活生のうちから名刺入れを持っていると、会社説明会やOB訪問などで名刺をもらった際、名刺を丁寧に扱うことができます。
また、正しい名刺交換を行うことができれば、社会人マナーを理解していると好印象を残すことができるでしょう。
名刺入れは、持っておいてもよいワンランク上の印象を与えるアイテムのひとつです。
就活に本気なら、就活向きのベーシックで機能的な名刺入れを探してみてはいかがでしょうか。