総合職と一般職の違いとは?給与や業務内容、勤務体系から徹底解説

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就活をしていると、企業の募集要項に総合職や一般職とよく書いてありますが、総合職と一般職の違いについて理解している就活生は多くありません。

しかし、今後数十年働いていく上で総合職で就職するか、一般職で就職するかで大きな違いがあります。

この記事では総合職と一般職の違いについて給料・転勤・昇進・責任の4つの観点から解説します。

総合職と一般職の違いを理解して就活に臨もう! 企業の募集要項を見ていると、総合職と一般職で募集が分かれていることがあります。

多くの就活生は実際に総合職と一般職で何が違うのかわからないため、一般職で応募するべきか総合職で応募するべきか判断できません。

しかし、総合職と一般職の違いを知らなければ「転勤があるなんて知らなかった」「他の人より給料が低い」「任される仕事がルーティンワークばかりでおもしろくない」などの不都合な事態になる可能性があります。

この記事では、まず総合職と一般職を解説した後、仕事の責任度・給料・転勤・昇進の4つの観点から、総合職と一般職の具体的な違いを紹介します。

総合職とは

総合職とは、その会社の中心となる業務を行う職種です。

将来的に課長や部長などの管理職に就くことを期待されており、会社の様々な職種を経験するためジョブ・ローテーションといって部署間の異動や転勤が多くあるのが一般的です。

総合職は大きく分けて、事務系総合職と技術系総合職があります。

事務系総合職は人事・経理・総務・法務などの管理部門や、営業、経営企画などの職種に就き、技術系総合職では、研究・生産・開発・設計など、一つの製品をアイディアの段階から量産可能な段階まで手がけることが仕事です。

総合職は異動や転勤が多くあり残業もよくありますが、様々な職種を経験できるためスキルアップしやすく、将来的に昇進や昇給が見込めます。

そのため「仕事をバリバリしたい」「いろんなスキルを身につけたい」「仕事で活躍したい」という方は総合職が向いているといえます。

一般職とは

一般職とは総合職のサポートをする職種であり、主な仕事は事務などの定型的な作業になります。

具体的な仕事内容は配属される部署によって変わります。

企画職であればデータ入力やアンケート集計、営業職であれば資料や見積書の作成・電話対応・受発注作業を行います。

一般職は総合職と比べて内勤が多く転勤や異動はないですし、残業もほとんどないですが、その代わりに給料は比較的低めで、昇給や昇進はしづらいです。

そのため、「仕事とプライベートを両立したい」「実家の近くでずっと働きたい」「人のサポートをして縁の下の力持ちとして働きたい」という方は一般職が向いているといえるでしょう。

総合職と一般職の4つの違い

ここからは、総合職と一般職の違いについて、給料・異動や転勤・昇進・仕事の責任の4つの観点から解説していきます。

企業に応募する前に、どちらの働き方が自分には向いているか考えてみましょう。

給料

給与の点においては、基本的に総合職の方が一般職よりも高いです。

統計データによると、大卒で初年度の年収ベースで総合職が平均216万円、一般職が195万円で21万円の差です。

(引用:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00452001&tstat=000001027934&cycle=7&year=20150&month=0&tclass1=000001083575&tclass2=000001083576) 21万円はそこまで変わらないと思う方もいますが、この差は勤続年数が増えるほど大きくなります。

勤続8年、つまり30歳時点で総合職は平均年収323万円に対して、一般職は258万円でその差は65万円にまで広がります。

もちろんこれはあくまでも統計データであるためそこまで差が出ない会社もありますが、一般的には給与の面では一般職よりも総合職が優遇され、その差は年齢が経つに従い大きくなっていくと理解しておくとよいでしょう。

さらに総合職では会社の幹部に昇進する可能性があり、その場合は年収にかなり大きな差がつきます。

そのため、働くことにおいて年収・昇進を重視する方は総合職を選ぶべきです。

異動や転勤

異動や転勤などの勤務体系も、総合職と一般職で大きな差があります。

一般職はデータ入力や資料・見積書作成、伝票の入力、電話・窓口対応など、定型的かつ会社内部でできる仕事が多いため、基本的に異動や転勤は少なくなります。

一方、総合職の場合は様々な経験を積んでほしいため、組織の人事制度としてジョブ・ローテーションが組み込まれていることが多く、必然的に異動や転勤が多くなります。

海外拠点がある会社では、海外転勤となる可能性もあり、会社の幹部へなるための条件の一つとして海外勤務経験が含まれている会社も少なくありません。

まとめると「実家や住み慣れた土地などなるべく同じ地域で働きたい」「プライベートを重視したい」という方には一般職が向いており、「出世したい」「多くの経験を積んでスキルを身につけたい/キャリアアップしたい」という方は総合職が向いています。

昇進スピード

総合職と一般職では、キャリアの点においても違いがあります。

総合職は幹部候補として採用しているので、昇進スピードは一般職よりも早いです。

大きなプロジェクトや案件を任され、結果を出せば大きく出世できる可能性があります。

一方、一般職では事務仕事が業務内容の大半となり、大きな仕事を任されることはなく昇進は望めません。

しかし、一部の企業では能力や勤務態度、評価により一般職から総合職へ昇進できる可能性があります。

早く出世して大きな裁量権を持ちたいと思う方は総合職を志望するとよいでしょう。

仕事の責任度

任される仕事の責任度は総合職のほうが大きくなります。

総合職は幹部候補として採用され、会社の中核を担っていく存在であるため、より意思決定能力や知的能力を要求される仕事を任されることになり、必然的に責任度の大きい仕事が降ってきます。

その代わりに、仕事内容の広さゆえ残業が増える可能性が多いです。

一方、一般職の場合は総合職の補助をする職種として位置づけられているため、業務内容のほとんどがデータ入力や伝票処理、窓口・電話対応といったルーティンワークに属する仕事ですが、業務内容が日々決まっているので残業はほとんどなく定時で退社できる企業が多いです。

そのため「家庭があるので定時であがりたい」「プライベートを重視して働きたい」と思う方は一般職、「仕事で活躍したい」「責任ある仕事を成し遂げたい」と思う方は総合職を選択することがおすすめです。

総合職と一般職との適性を見極めよう!

総合職と一般職では業務内容、給与や昇進スピードが異なってきます。

就活時にエントリーするときには、自分がどのような働き方をしたいのか 総合職で応募するか、一般職で応募するかは自分がどのような働き方をしたいのかで決まるでしょう。

「いっぱい給料がほしい」「仕事をがんばって活躍したい」と思う方は総合職が向いていますし、「住み慣れた場所でのんびり働きたい」と思う方は一般職のほうが向いていると言えます。

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