【業界研究】映画業界の仕事内容は?大手5社と人材像を紹介!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

華やかで創造的なイメージで就活生に人気の高い映画業界。

「映画が好き」という思いから映画業界を目指す就活生も多いですが、実際にどのような仕事があるのかについて知っている人は少ないです。

この記事では、映画業界を目指す就活生に対して、映画業界の仕事内容や大手企業について解説していきます。

映画業界を研究して内定へ近づこう!

「子どもの頃から映画が好きだった」「多くの人を感動させる映画を作りたい」などの理由から、就活生に人気の高い映画業界ですが、仕事内容や大手企業について知っている学生は多くありません。

しかし、映画業界を目指すならしっかりと業界研究をして業界の動向や仕事内容を理解していないと、ESや面接での質問に答えられないことに加え、納得して就職することは難しくなってしまいます。

この記事で解説する映画業界の概要や大手5社、求められる人材を理解することで、他の就活生より一歩先へ進みましょう。

映画業界とは 映画業界は、映画の制作からお客さんが視聴するまでに関係する全ての仕事を含む業界です。

大きくは「映画制作」「映画配給」「映画館運営」の3つに分けられます。

それぞれの企業によって、全ての業務を行う企業もあれば、他の会社と連携して上映まで進める場合もあるため、映画業界の中でも自分がしたい仕事を行っている会社を選べるようにしっかりと企業研究をしましょう。

映画業界の業界規模は他の業界と比較して大きいとはいえません。

ただし業績は安定していて、近年では「天気の子」や「アナと雪の女王」などのヒット作が連続していることもあり、右肩上がりに推移しています。

また、気になる平均年収ですが、映画業界は企業ごとに収入差が大きく、年収1000万円の企業もあれば、300万円台の企業まであります。

自分が志望する企業がどれほどの平均年収なのかを、しっかりとリサーチしておくことが重要でしょう。

映画業界の仕事

映画は、制作から上映まで多くの人の仕事によって成り立っているものです。

まず 「映画制作」の段階では、映画全体を構成する総監督や映画の脚本を制作するシナリオライター、映画に出演する映画俳優、それを撮影するためのカメラマンや照明などの仕事があります。

次に「映画配給」の仕事は、映画の上映権を制作会社から購入する買い付けや、映画館と上映交渉をするブッキング、そして作品を多くの人に届けるために宣伝するプロモーションなどがあります。

映画業界の仕事は、映画を作成・配給するところだけでは終わりません。

実際に観客が足を運んでくる映画館を運営する「映画館運営」の仕事があってこそです。

映画業界の大手5社

映画業界の仕事を簡単に説明しましたが、映画業界を目指す就活生ならどのような企業があるかを知っておくべきでしょう。

それでは、ここから映画業界の大手5社を紹介します。

東宝株式会社

東宝株式会社は、売上高や業界シェアは日本トップであり、映画業界を代表する大手企業です。

「映画制作」「映画配給」「映画館運営」の全てを手がけており、近年では「君の名は。

」や「シン・ゴジラ」などヒット作を出しています。

1932年に設立された東宝株式会社は「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」を経営理念に掲げており、長年多くの作品を観客に届けてきています。

現在は、従業員数は350人を超え、グループ全体で3,000人を超える大手会社となり、年間興行収入は800億円以上です。

東映株式会社

東映株式会社は、東宝株式会社に次いで日本の売上・業界シェア第2位を誇る日本を代表する映画会社です。

東映株式会社も「映画制作」から「映画館運営」までを手掛けていることも特徴といえます。

映画制作以外にも、テレビ番組の制作や携帯電話、イベント企画・運営など幅広い仕事を行っております。

1949年に設立された東映株式会社は、現在は従業員数320人を超え、今後「総合エンターテイメント企業」として様々な人に感動や喜びを届けることが企業としての目標です。

東映アニメーション株式会社

東宝アニメーション株式会社は、アニメーション分野で日本を代表する会社です。

これまでは「ドラゴンボール」や「ワンピース」などのアニメ制作をおこない、多くのヒット作を世に送り出してきました。

アニメ制作の他にも、作品のキャラクターの使用権をメーカーに与えて商品展開をおこなう版権事業や、キャラクター商品開発やイベント企画などの事業も手掛けています。

現在は、スマートフォンの普及に伴い、映画やテレビだけではなく新たな配信の方法にも注力しています。

松竹株式会社

松竹株式会社は、1920年に設立された日本でも歴史ある映画会社です。

この企業も「映画制作」「映画配給」「映画館運営」までを行っている他、不動産や演劇にも力を入れ、キャラクター商品の企画販売、通販サイト運営なども行っています。

演劇では特に「シネマ歌舞伎」という映画と歌舞伎を組み合わせた歌舞伎のスクリーン上映を2005年から開始し、日本の伝統文化を支えています。

松竹株式会社は「日本文化の伝統の継承・発展・世界文化への貢献をおこなうとともに、時代のニーズを捉えた豊かで多様なコンテンツを全世代に届けること」をミッションに掲げ、歌舞伎などの伝統芸能から最先端の技術を使ったエンターテイメントまで幅広い分野で活躍しています。

株式会社東北新社

株式会社東北新社は、映画制作に加えCM制作などの映像に関する事業をおこなう企業です。

その他にも、映画の劇場用配給や商品販売、放送などの多岐にわたる事業を展開しています。

幅広い職種があり、それによって労働環境も異なるため、映画業界を志望している就活生は詳しく企業研究をする必要があるでしょう。

また、株式会社東北新社はそれぞれの事業で高い専門性を求めているため、高いスキルを持った人たちが集まっている点も強みの一つです。

映画業界で求められる人材像

最後に、映画業界を志望する就活生が気になるのは「映画業界で求められる人材像」です。

ここでは「ニーズを捉えた企画力」と「グローバルな視点」という特徴を紹介します。

もちろん、映画業界に入ってから向上させられるものでもあるので、この人材像に当てはまらないからといって、諦める必要はありません。

ニーズを捉えた企画力

映画館だけで映画を見られた時代は終わり、現在はスマートフォンでの動画配信サービスが定着しています。

人々の映画館離れによって業界の衰退が嘆かれることもありましたが、近年では興行収入や映画館の公開本数も増加している傾向です。

その背景として、X4DやMX4Dなどの新たな技術を取り入れる映画館も増えてきているため、これらの新たな技術や観客のニーズを捉えたアイデアを実現できる企画力が求められるでしょう。

グローバルな視点

映画は日本だけではなく世界中で楽しまれているエンターテイメントです。

日本の映画館でも洋画を扱うことはもちろんあり、日本の映画が反対に海外で上映されることもあります。

そのため「グローバルな視点」を持つ人材が求められています。

就活生は、留学などでの海外経験がある場合はESや面接などでアピールするのもいい手でしょう。

しっかり研究し映画業界を目指そう!

映画業界は、様々な仕事で成り立つ業界です。

この記事では、映画業界の大手5社と求められる人材像について紹介しました。

これらの情報を元に、映画業界を志望する就活生はしっかりと業界研究をした上で就活に臨みましょう。

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