HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
コンサルのインターンでは実務同様の体験ができたり、企業について詳しく知れたりするだけでなく、内定に直結するケースもあります。
そのためインターンに参加したい学生は情報をチェックと事前の準備が大切です。
この記事ではコンサルのインターンについて詳しくお伝えします。
コンサルのインターンは何するの?
コンサルのインターンは参加することで学べる知識やスキルがあり、多くの就活生から人気があります。
しかし、人気が高いゆえに参加段階で選考が行われるケースも少なくありません。
また、参加後に周囲のレベルの高さに驚く学生も少なくないでしょう。
そこで今回は、インターンに参加する際に注意しておきたいポイントや事前に準備すべきことをご紹介します。
思考力や分析力をあげる方法についてもご紹介するので、コンサル業界を志望している学生はもちろん、まだ志望業界が決まっていない学生もぜひ参考にしてみてください。
コンサル会社が求める人材とは
コンサルティングとは、経営戦略や専門分野の知識とスキルを持つ人材が、企業から依頼を受けて組織や業務上の問題を把握したうえで課題解決を提案、サポートします。
コンサルは契約期間の中で成果を求められ、信頼と実績につなげる仕事。
企業の課題解決や成長に携わることができる、やりがいのある職業です。
コンサル会社の採用では、企業の行く末にもかかわる重要な職務を任せられる優秀な人材を求めています。
コンサル職に求められる資質は、独自の視点で物事を分析し、提案できる思考力を持った人です。
コンサル会社ではこうした人材を発掘するため、長期のインターンを行う企業が少なくありません。
コンサル業界への就職を希望する学生は、希望するコンサル会社のインターン情報を逃さずチェックし、準備する必要があります。
コンサル業界の主なインターン内容とは
インターンに重きを置く傾向が見られるコンサル業界ですが、実際のインターンではどのようなことが行われるのでしょうか。
■グループワーク
コンサル業界のインターンでは、グループワークを行うケースが多くあります。
内容は主に、実務同様に企業の課題に対しグループで改善案を考えて、プレゼンテーションを行うグループワークです。
■業界研究
コンサルが取り組む課題は多岐にわたります。
例えば経営戦略、新規事業立案、M&A戦略などです。
コンサルのインターンでは課題となる業態や企業について、その成り立ちや業績、運営などについて座学があるケースもあるでしょう。
また専門分野が明確な場合は、専門的な知識やスキルに触れることもあります。
コンサルのインターンで得られるものとは
幅広い業態や企業の課題解決を行うコンサル。
コンサルのインターンでは、学生でも実務に近い課題を主体的に参加するプログラムが多くあります。
ではコンサルのインターンに参加すると、どのような知識やスキルが得られるのでしょうか。
■コンサルで働く基礎
インターンで得られる考え方は、実際にコンサルとして働くための基礎です。
選考においてコンサルとしての基礎を理解していることをアピールすることで、選考の評価が期待できます。
■分析能力
コンサルのインターンでは、実務同様に企業が抱える課題解決を行うことがあります。
実務を通して物事の本質を理解するためのプロセスを学べるため、分析能力が身につくでしょう。
■柔軟な思考
コンサルが扱う業態は幅広く存在します。
インターンでは、現在の業界の動向や企業の状況などを考慮したうえで物事を考える姿勢が身につき、柔軟な思考力を得らることが期待できるでしょう。
コンサルのインターンで得られるものは、コンサルへの就職に役立つことはもちろんのこと、その他の業種に就いてからも役立つ「社会人の資質」につながります。
コンサルのインターンへの参加が決まったならば、事前に調べられることは準備して、多くを吸収する機会にしましょう。
コンサル系インターンの選考ポイント
コンサルのインターンは就活生に人気が高く、コンサル会社側は優秀な人材の発掘を期待しているため、インターンへの参加段階で選考が必要なケースがあります。
参加を希望する人は「インターンの選考だから」と気を抜かずに、ポイントをおさえてしっかりと準備をしましょう。
【選考通過のための準備とポイント】
■エントリーシート対策
インターンの選考でも、本選考同様にエントリーシートの提出が求められることがあります。
コンサルを志望する動機やコンサルとしての活躍につながる自己PRを考えておきましょう。
ポイント:「コンサルになりたい」という熱意だけでなく、具体的に3年後、5年後にどのようなコンサルとして活躍したいかを考えておくとよいでしょう。
■テスト対策
筆記テストが課されることがあります。
コンサルの筆記テストは難易度が高く設定されているケースが多いため、事前の準備がカギになるでしょう。
ポイント:コンサルについてだけでなく、一般的な企業の成り立ち(組織構成など)についても勉強しておいてください。
専門分野が明確な場合は、その分野についても研究しておくとよいでしょう。
■グループディスカッション対策
インターンの選考でグループディスカッションをおこなう企業もあります。
問題解決につながる発言をする必要があるため、インターン参加前から問題解決のための考え方や業界について研究しておくとよいでしょう。
ポイント:「周囲の学生と協調しながらオリジナリティを出していく能力」も試されています。
独りよがりにならない、周囲との連携を意識した自己アピールを意識しましょう。
外資系のコンサルはインターン参加が必須の場合も
外資系コンサル会社の場合、採用の選考基準としてインターンへの参加を取り入れている企業は少なくありません。
外資系コンサルを希望する学生は募集要項を隅々までチェックし、インターン情報を逃さないよう注意が必要です。
こうしたコンサル会社の場合、インターンの中で内定が決まるケースがあります。
外資系コンサルへのインターンは大きな自己アピールの場として活かしましょう。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
コンサルに必要な思考力と分析力の磨き方
コンサルのインターン参加が決まったら、物事の見方や考え方の訓練をしておきましょう。
訓練は身の回りの事象やメディアを見ながらでも実践できます。
例えば、CMを見た場合、下記の6項目について考えてみてください。
・目的 |
それは何を目的としたCMか |
・意図 |
目的達成のためにどのような意図で制作されているか |
・工夫 |
効果を上げるためにどのような工夫がされているか |
・評価 |
アプローチは成功しているかしていないか |
・原因 |
していない部分がある場合の理由は何か |
・提案 |
どのようにすればより目標達成に近づけるか |
他にも、身の回りに起こる事象から考えることもできます。
例えば、子ども同士が喧嘩になったシーンで、その原因や解決策や事前の予防策を考えることも有効です。
また、地域の抱える課題を自ら調べて、その改善のためにどのような取り組みが行われているかを考えることもよい訓練になるでしょう。
コンサルは物事の把握・分析・問題点の指摘・改善の提案などが必要です。
日常的に思考する習慣をつけることで、思考力や分析力を養うことができます。
さらに提案はひとつの視点に限定せず、提供者と消費者、加害者と被害者など多方面から考えるようにし、提案は二つ以上考える癖を付けることでさらに能力に磨きをかけられるようになるでしょう。
コンサル業界のインターン選考は6月ごろから
コンサルのインターンには3Daysもありますが、3ヶ月間や6ヶ月間など長期のものも存在します。
長期インターンに参加する際は他のインターンや学業との兼ね合いを考え、早めにスケジュールを立てることが必要です。
特に長期インターンは内定に直結するケースがあるため、参加申込に遅れないように注意しましょう。
インターンは学生の休みに合わせた夏季開催が多く、外資系では6月頃からインターンの選考をスタートする企業が多くあります。
こまめにチェックして、情報を逃さないようにしましょう。