【例文9選】ガクチカは何がいい?おすすめのエピソードや書く際の注意点も徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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【ガクチカは何がいい?】ズバリ!ガクチカのおすすめ題材はこれ!

ガクチカの題材のおすすめはさまざまなものがありますが、とりあえず迷ったら選んでおけば良いと言えるものには、長期インターンやアルバイト部活サークルが当てはまると言えるでしょう。

エピソードになる内容や特徴においてはここから紹介していくので、それぞれ確認してみてください。

おすすめ①:長期インターン

ガクチカのエピソードで非常におすすめのものとして長期インターンが挙げられます。

特に3ヶ月以上の長期インターンは最強であるとも言えます。

長期インターンを経験している人は、実務経験はもちろんのこと、業界や職種に関しての深い理解もあり、即戦力になる可能性も非常に高いからです。

業務への理解があるからこそ、離職にもつながりにくいと評価される可能性があります。

アルバイトも実務の面では同じですが、その質や社員への近さにおいて差別化を図ることができるでしょう。

長期インターンについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ確認してみてください

おすすめ②:アルバイト

アルバイトも、長期インターンほどではありませんが、非常におすすめのガクチカの1つなので、経験がある方は積極的にアピールすることができれば良いでしょう。

半年以上続けているアルバイト経験は十分ガクチカとしてアピールできるものの一つです。

多くの就活生が経験しているものなので、差別化をすることこそは難しいかもしれませんが、実務経験があるので、即戦力になれると考えてもらえる可能性も高いです。

アルバイトについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ併せて確認してみてください。

おすすめ③:部活

部活もガクチカの題材として非常におすすめなものの一つなので、積極的に取り組んでいた方はアピールすることができれば良いでしょう。

大学4年間所属し、また活動していた場合は、継続力や所属意識の高さを積極的にアピールすることができると良いでしょう。

体育会系であれば、体育会系の就活生のみを採用していたり、募集に力を入れていたりすることもあるため、その点でも有利になる可能性があるのです。

おすすめ④:サークル

サークルも、場合によってはガクチカとしてアピールできるものなので、自分のサークル経験がどのようなものであったのかについて一度振り返ってみましょう。

サークルにおいては役職につけることなども多いので、特にこうした経験のある人はリーダーシップなどをアピールできる可能性があります。

代表や会計の業務を行っていた人は、自分がどのような経験をしてきたのか、どのような能力を身につけたのかについて一度考えてみると良いでしょう。

【ガクチカは何がいい?】ガクチカとは

まずガクチカとは、学生時代に力を入れたことになります。学生なら、学生時代に何か力を入れたことが一つや二つはあるはずで、これは就活において、よく聞かれることなのです。

また、注意が必要なのは、学生の目線と人事の目線にはズレがあるというものです。人事というのは、ガクチカを通じて、会社に貢献できるような人材を探しています。そのため、この意図を理解することができなければ、なかなか目線のズレを解消することができません。

この点を意識して、ガクチカを考えるようにするといいでしょう。

学生目線

学生目線でのガクチカとは、どんなものなのかを考えてみると、まず学生の場合は自分自身が話したいエピソードを伝えようとする傾向があります。そして、自分自身が話したいエピソードというのは、楽しい想いをしたエピソードであることが多いです。

しかし、人事は楽しい思い出を共有するためにガクチカを聞いているわけではありませんので、楽しい思い出をエピソードとして伝えようとすると、人事の意図を理解していないと思われてしまいます。

さらに、楽しい思い出をチョイスしてしまうと、平坦なエピソードになってしまう可能性があり、どちらかといえば人事が求めているエピソードというのは、起伏のある物語なのです。

人事目線

次にガクチカに関する人事の目線を確認してみると、人事というのはガクチカに対して、学生が何を目的に学生生活を過ごしてきたかを見出します。また、目標に対して、どのように努力するような人間なのかも計っていると言えるでしょう。

さらに、成功体験をした時の変化や失敗体験をした時の変化を求めているとも言えるので、単純に楽しい平坦なエピソードを紹介してしまうと、まったく人事の目的に沿った回答をしていないことになってしまいます。

このことから分かるのは、本来、就活生は自分が伝えたいことではなく、相手に伝えるべきエピソードを見据えて、ガクチカを作成する必要があるということが分かるのではないでしょうか。

そうすれば、相手に評価されやすいガクチカを作り上げることができます。

【ガクチカは何がいい?】企業側の意図4つを理解しよう!

企業は、自分達が求めている人材を見つけるためにガクチカを聞きます。就活生が取り組んできたことを聞き、その人間性や目標達成能力、努力の仕方が職場にマッチするかを判断しているのでしょう。

1.どんな経験をしたか知るため

企業は、就活生がどんな経験をしてきたのかを知るためにガクチカを問います。その経験から何を得て、何が自分の糧になったのかを簡潔に述べるといいでしょう。

また、その企業や業種に関連性のある経験などのエピソードを取り入れることで、いい印象を与えられる可能性があります。

2.経験から何を考え行動したかを知るため

企業は、思考力や行動力のある人材を求めているため、経験から得たものをどのように次に活かしたのか、活かしているのかを知りたいのです。

このことから、その企業でも活かすことができる内容を書くといいでしょう。

3.伝える力を知るため

人に何かを伝える時は、分かりやすく説明することが重要で、ガクチカはその能力を測るのに最適でしょう。

職場では、人に何かを聞く時も説明する時も、分かりやすく端的に伝える力が必要になります。

4.会社にあった人材か知るため

ガクチカを通して、就活生が会社の雰囲気や文化にあった人材かを知ります。マッチしない人材を採用した場合、早期離職などの問題が浮上することになるでしょう。

企業の雰囲気や文化をリサーチし、それにあったエピソードを用意することが大切です。

【ガクチカは何がいい?】ガクチカがなくて不安

人によっては、ガクチカがまったくないというパターンもあるかもしれません

例えば、学生時代を振り返ってみても、特にこれといって熱中できたものがない人は少なくないでしょう。

また、アルバイトには一応挑戦したけど、周りもそれは経験してるからガクチカにしても良いのかどうか迷っているかもしれません。

【ガクチカは何がいい?】ガクチカがないと感じる理由

では、そもそもなぜガクチカがないと感じてしまうのでしょうか?

その具体的な理由として、考えられるものをここで3つ紹介します。

もしかしたら、あなたにも心当たりがあるかもしれません。

アルバイト・ゼミ・サークルを両立させていたため

学生時代に、何か1つのことだけに集中していた人だけではないでしょう。

人によっては、学業に加えてアルバイトやサークル活動など、さまざまなことを並行しながら頑張っていた人もいるはずです

そのような場合は、どうしてもガクチカといえるようなものが、あまり思いつかないかもしれません。

もちろんそれぞれ頑張っていたという事実はあると思いますが、あれもこれも努力していたことを伝えても、全部中途半端だと企業に捉えられてしまうおそれもあるため、何かをアピールする場合は、その中から1つに絞った方が良いでしょう。

輝かしい経験が必須であると感じている

企業にガクチカをアピールする際に、どうしても人一倍に自慢できるような内容を伝えなければいけないと思いがちかもしれません

もちろん、何かすごいことを経験していたり、大きな実績を積んでいたりする場合は、それで良いでしょう。

しかし、必ずしも輝かしい経験が必須なわけではありません。

企業はガクチカを通じて、その人が「なぜそれを経験したのか?」「なぜ頑張ってきたのか?」といった、プロセスを知りたがっています。

そのため、あまりハードルを上げて考える必要はありません。

自分にしかできないことを見つけられていない

ガクチカが何も思いつかない人は、そもそも自己分析が足りていない可能性もあります

つまり、自分にしかできないことを、まだ見つけられていないのかもしれません。

だからこそ、まずは好きなことを1つずつ書き出してみてください

そこからヒントが出てくることも、決して珍しくありません。

あるいは、周りの人から褒められた経験を思い出してみるのも良いでしょう。

そうすれば、きっと何かしら答えが出てくるはずです。

【ガクチカは何がいい?】アルバイト・ゼミ・サークルでも戦える

何か大きなことを成し遂げていないと、ガクチカとして成立しないんじゃないかと悩んでいる人もいるかもしれません

しかし、世の中にいるすべての人が、そういう経験をしているとは限りません。

むしろそんな人の方が、一般的な少ないといえるでしょう。

だからこそ、キラキラしたエピソードじゃなくて、些細なことから自分が経験したことを、素直に伝えるようにしてみてください。

そこで自分がどんな努力をしてきたのか?何を勉強できたのか?などを知ってもらうことで、きっと企業は評価してくれるでしょう

【ガクチカは何を書く?】どんなエピソードがいいの?

ガクチカはどんなエピソードがいいのかを考えてみましょう。ガクチカを通じて人事に何かを伝える必要がありますので、実は使えるエピソードの幅というのは意外に狭まってくるのです。

それを踏まえたうえで、使えるエピソードを紹介しますので、これを参考にして、自分なりのガクチカを作り上げてみてはいかがでしょうか。

目的や目標が設定されていたもの

ガクチカにいいエピソードのなかには、目的や目標に関する話があります。なんらかの目的を持っている場合やなんらかの目標に向かって努力したというようなエピソードなら、ひとまず正解と言えるでしょう。

また、その目的や目標が誰かに与えられたというだけではなく、自発的に目標を設定するエピソードなら、さらに評価される可能性があるでしょう。

自分で必要なことを探し出して、それを目標に突き進むことができる人材というのは、会社にとっては重要な人材になってくれます。

そのような意味では、目標や目的に突き進める人、自ら正しい目標を設定できる人ということをアピールすることを前提にエピソードを組み上げてみてはいかがでしょうか。そうすれば、評価してもらえる可能性は高いです。

例1:接客のアルバイト

ガクチカとして接客のアルバイトをしたエピソードもいいでしょう。接客のアルバイトでガクチカを作成する場合は、店舗の目標や売上に貢献したエピソードがあるといいでしょう。

店舗の売上や目標に貢献するということは、それを達成するためになんらかの試行錯誤や努力をすることができます。その過程を人事は知りたいと思っていますので、この部分をエピソードにするといいでしょう。

また、自分から積極的に接客やサービスに対して意見して、改善したようなエピソードがあるなら、そちらもおすすめのガクチカとなります。

これは正しい努力をできるというアピールにもなりますし、何か提案して売上に貢献したということは、企画力をアピールすることにもなります。

会社がほしい人材を見極めるための要素が沢山入っていますので、そこを上手くアピールすることができれば、人事にささるエピソードを紹介できるのではないでしょうか。

例2:部活のリーダー

ガクチカの定番とも言えるのが部活やサークルです。部活やサークルのガクチカを作成する場合には、目的を設定して、それに向かってどのような努力をしたのかというガクチカにするのがおすすめです。

たとえば、自分がリーダーになって、部員の練習メニューを考えたというようなエピソードもいいでしょう。その結果、競技の質が高まり、なんらかの成績を収めることができたというのもいいです。

しかし、部活やサークルのガクチカは、どうしても範囲が狭く、どの学生も同じようなエピソードになってしまいがちなのは注意してください。そのため、自分だからこそのオリジナリティを入れるという点が重要になってくるでしょう。

また、イベント系サークルは、自分でいろいろと企画することができるので、企業にアピールのしやすいガクチカだと言えます。

部活やサークルをガクチカに使う場合、大前提としてどのくらい広がりのあるエピソードを作れるかを考えることが重要です。

努力量が推せるもの

ガクチカには単純に努力量を推す方法もあります。努力できるというのはある意味では才能で、企業で働くうえでは絶対に必要になってくることだと言えるでしょう。

単純に努力量で推していくつもりなら、誰が聞いても頑張ったと言えるようなものがおすすめで、徹底的に頑張ったと分かるものに突き詰めてください。

努力は報われるというエピソードは少し古臭いと思うかもしれませんが、普遍的な価値観のあるエピソードでもありますので、古臭いとは思わず、徹底的に努力は報われる路線でガクチカを考えてみるのもいいでしょう。

これは体育会系の色が強い会社の場合には、とてもささるエピソードになってくれる可能性があります。

会社の体質によって、上手く使い分けることができれば、高い効果を得られるはずです。

例1:チーム競技

単純に努力の量を推すエピソードといっても、努力してだけでは、物足りないエピソードになってしまいます。そこで重要になってくるのが、努力の結果に待っているものです。

そのため、高い目標を設定して努力をして、その結果、全国大会に優勝したエピソードでもいいでしょう。

また、全国大会優勝という大それたものではなくとも、弱小チームが常勝チームに勝ったエピソードなどもいいかもしれません。

また、努力を推すためには、なぜ努力をすることになったのかという話も重要です。チームが弱すぎて、勝利の味を知りたいからといったものも、努力をするための原動力としては十分なものがあるでしょう。

このように努力をすることになった過程をエピソードに加えることによって、努力をして目標を達成した時の感動を相手にも分かってもらいやすくなります。

ただ、努力して全国大会に優勝したことを伝えられるよりも、ずっと印象深いエピソードになってくれるはずです。

例2:時間量

努力をアピールする方法には、目標を設定して、それを達成するというもののほかにも、単純に努力をした期間や時間の長さをアピールする方法もあるでしょう。

毎日12時間、365日努力したというようなエピソードがあるとすれば、それはすさまじい努力のエピソードになるでしょう。

しかし、そのようなエピソードであっても、真実味がなければ、相手に理解してもらうことができません。それだけ長い期間努力をするので、必ずなんらかの結果が伴っているはずです。

そして、ガクチカのエピソードとして、努力量を推す場合には、その結果も一緒に提出しなければ、人事に納得してもらうのは難しいと言えます。

【ガクチカは何がいい?】基本的な書き方

ガクチカを書く際には、有効的な方法があります。

それは以下の3つの内容を、しっかり盛り込むことです。

有効的な方法

1.結論
2.具体的なエピソード
3.企業に貢献できること

それぞれ詳しく解説しましょう。

1.結論

まず物事を伝える際に覚えておいてほしいのが、結論を始めに持ってくることです

特に話の内容が長くなる場合は、最初に結論からスタートすることによって、相手に話を理解してもらいやすくなります。

何が言いたいのかわからないまま読み進めるのは、どんな人にとっても大変なことです。

だからこそ、読み手のことを考えた構成で作らなければいけません。

ちなみに、普段の何気ない会話においても、この方法は非常に使えるので頭に入れておいてください。

2.具体的なエピソード

結果も大切ですが、企業はそこだけを評価するわけではありません。

むしろ大事なのは、その結果までにどんなことを経験して、何を得たのか?これからはどうしようと思ったのか?などを、きちんと伝えることです

そのため、エピソードを伝える際には、できる限り深掘りするようにしましょう。

内容が濃ければ濃いほど、話の内容に真実味が出たり、説得力も出てきます

相手がもっとあなたに興味を持てるように、意識しながら書いてみてください。

3.企業に貢献できること

ガクチカでは自分のことをアピールしなければいけないため、最後は必ず企業目線になった上で、話を終わらせるようにしましょう。

そのためには、自分が実際に入社した際に、どんなことができるのかを明確に伝えることです

ここまで伝えることができれば、相手はあなたを採用した時のイメージがしやすくなります。

つまり、採用する価値のある人材だと認識してくれる可能性が高まるわけです。

どんな企業も、最終的には自社に利益をもたらせてくれる人を欲しがっているため、これは忘れないようにしましょう。

【ガクチカは何がいい?】エピソードの掘り出し方

これからガクチカを書く際に、どのような形でエピソードを掘り出せば良いのかわからない人もいるでしょう。

特にアルバイトやサークルばかりしていて、大したエピソードがないと思い込んでいる人もいるはずです。

そんな人に向けて、探し方のコツを3つ紹介します。

失敗を見つける

まずガクチカのエピソードは、必ずしもうまくいったことだけを伝えなければいけないわけではありません。

つまり、失敗経験を含めてもまったく問題ないのがポイントです

むしろとんとん拍子でうまくいっただけの話よりもエピソードに深みが出るため、積極的に失敗経験は伝えていきましょう。

なぜ失敗したのかを考える

自分が失敗したことについて、そもそもなぜ失敗したのかまで考えることが大切です

そこまで伝えることができれば、読み手も「この人はきちんと分析できているんだな」と、理解してくれるでしょう。

そして、そんな経験を踏まえた上で、これからどのように改善していくのかも伝えるようにしてください。

今後の人生で何を活かしたいか

数々の失敗経験の中から、これからの人生でどう活かしていくのかも、すべて書くようにしましょう。

そこまで話すことによって、読み手は内省ができる人だと認識してくれる可能性があります

つまり、成長できる人材だと評価してくれるわけです。

失敗経験を失敗したという結論で終わらせるのではなく、必ずポジティブな結論になるように書いていきましょう。

【ガクチカは何がいい?】例文9選|アピールポイントも紹介

ガクチカで大切なのは、経験のインパクト、思考力、人柄、行動力です。どんなエピソードでもこれらを意識することが重要です。企業の求めていることにあわせて、自身のエピソードと文章を組み立てて行きましょう。

いくつか具体的なエピソードと例文を用意しました。参考にしてみてください。

アルバイト

アルバイトで得られる経験や能力、学びは多いです。そのため、非常に使い勝手のいいエピソードと言えるでしょう。

例文

私は学生時代、飲食店の厨房アルバイトで、今後の社会生活の糧となるようなことを得ることができました。

大学進学を機に、一人暮らしをはじめました。しかし、今まで料理らしい料理を作ったことがなかったので、飲食店の厨房アルバイトでお金を稼ぎながら料理も少しやってみようと思い立ちました。

そして、「友人がアパートに遊びにきた時にちょっと見栄えのいい料理を作れるようになれたら嬉しい」と思い、実際に働きはじめましたが、当初は厨房の作業に慣れず、社員の方や先輩アルバイトの方に沢山怒られました。

しかし、徐々に厨房での仕事にも慣れ、ホールの仕事までやらせてもらうことも増えました。怒られたり迷惑をかけたりしないように、自身の作業効率の改善を模索しました。料理の腕も以前より上がりました。

厨房もホールもコミュニケーション能力と段取り力が不可欠です。人見知りをしない性格と気配りしがちな性格のおかげで、アルバイト先の人間関係も良好なものを築くことができ、仕事も楽しく順調でした。

このアルバイトでは料理だけでなく、仕事や作業の段取りの立て方、社会生活における良好な人間関係の重要性を学び、得ることができました。この経験を入社してからも活かしていきたいです。

学業

学業は学生の本分です。学業にいかに真面目に取り組んでいたかをガクチカに書くのもいいでしょう。

例文

私は学生時代に英語の授業に力を入れて取り組みました。その理由は、私は貴社で海外事業に関わり、円滑に仕事を行いたいからです。

大学の授業には毎日出席し、疑問点は積極的に教授に質問しました。また、授業に加えて毎日2時間ほどスマートフォンの語学アプリと参考書を使って勉強したり、オンライン英会話のネイティブスピーカーの先生に英作文の添削や発音矯正をしてもらったりしました。

その結果、学内のスピーチコンテストで最優秀賞を獲得することができました。そして、コツコツと粘り強く努力を続けることの大切さと必要性を学びました。課題解決や目標達成に向けて、この継続力と粘り強さが発揮できると考えています。

サークル

サークル活動は、ガクチカで多く用いられるエピソードです。体育会系の会社や営業職などでは、目標や目的を達成するための行動力や努力が評価されやすいです。

例文

私は学生時代にゴルフサークルで活動していました。それまでまったく素人だったので、ゴルフクラブも触ったことがないような状態でした。

しかし、どうせゴルフをやるなら、それなりに楽しめるレベルになりたいと思ったので、目標スコアは80台前半を出すことにしたのです。

幸い、ゴルフの上手い先輩が多数おりましたので、その先輩にいろいろアドバイスをもらうことによって、少しずつ上達することができました。ただ、最初の頃は、100を切ることもできず、自分が設定した目標の難しさに恐怖することもあったのです。

そんな大きな目標を達成するために、私が取り組んだのが、実家の近くにあったゴルフの打ちっぱなしでほぼ毎日300球のゴルフボールを打つことでした。

先輩方のアドバイスや日々の練習のおかげで、時間はかかりましたが、一度だけ83というスコアを出すことができました。

この豆だらけの手は、自分の努力の証ということで、誇りに思っています。

インターンシップ

実際に企業で働いたという経験は、他の就活生に差をつけることができます。長期インターンシップでの経験は、職種や業界の理解度が高いことや、行動力や主体性の高さをアピールできます。

例文

私が学生時代に力を入れたことは、飲食系メディアを運営するベンチャー企業での長期インターンシップです。1年以上参画しています。

企業に入社する前に、ある程度のビジネスマナーと実務経験をしておき、入社後は即戦力になれるようにしたいと思い、長期インターンシップに参加しました。

この長期インターンシップでは、飲食店や農家へ取材に行き、記事を執筆して投稿する業務を行いました。

業務を通して、コミュニケーション能力、文章構成の仕方、ビジネスマナーが身につきました。また、飲食店や農家の方々の話を聞き、仕事を見させてもらうことで自分の世界も広がりました。

この経験を活かして、利益を上げる人材になりたいと思います。

部活

部活では、組織内の自分の立ち振る舞いやマネージメント能力、努力、体力などをアピールできます。

例文

私は学生時代に、バレーボール部での活動に精を出しました。中学、高校とバレーボールを続けてきたので、大学でもバレーボールをやろうと思い入部しました。

入部してはじめに感じたことは、チーム内のモチベーションのズレでした。私はバレーボールの推薦で入部したわけではなかったので、推薦組とそうでない人達とのズレを顕著に感じ、これが最初に解決すべき課題だと考えました。

そこで、ウォーミングアップをレギュラーも補欠も皆で一緒にやることを提案しました。レギュラーと補欠では実力に差がありますが、ウォーミングアップならばそういうことを気にする必要もなく、チームが結束するのに効果的な方法だと思いました。

そして、このウォーミングアップを通してチーム内の会話が増え、皆で話し合いを行える雰囲気を作ることに成功し、また試合でも以前より多く得点を獲得することができるようになりました。

私自身は優秀な選手ではありませんでしたが、バレーボール部での活動を通して、組織における雰囲気作りの大切さを学びました。さらに、自分から提案や行動することで、周りの意識も変えることができるのだということが分かりました。

入社後でも積極性と協調性を忘れずに、同じビジョンを目指して働いていきたいと考えています。

ボランティア

ボランティアでの経験は、自身のホスピタリティ精神をアピールできます。対価を求めずに相手の立場に立ち、相手を思いやり、もてなすことができる人柄だと印象付けることができるでしょう。

例文

私は学生時代はボランティアに精を出しました。家庭がボランティアに興味のある一家だったので、母を中心に積極的にボランティアをすることが多かったです。

そして、大学生になって、少し時間もありましたので、以前から興味のあった地域のボランティアに参加することになりました。私の住んでいる地域は、とても老人の多い地域で、最近問題になっている独居老人も多かったです。

そして、私が携わったボランティアでは、そういった人たちを集めて、なんらかのイベントをするというものです。

最初はどこか不満そうな顔で参加するお年寄りたちも、同年代の仲間と出会うことによって、少しずつ豊かな表情になっていき、この笑顔を見ていると、社会貢献をしているという気持ちになることができました。

趣味

趣味はガクチカには適さないと思われがちですが、そんなことはありません。趣味で得られる知識や経験も幅広いものがあります。

企業がガクチカを通して知りたいことは、就活生の人間性や主体性、思考力です。論理立てて文章を作成すれば趣味もガクチカに書けるでしょう。

例文

私は学生時代に、趣味の登山をすることに力を入れていました。幼い頃から山好きの父親に連れられて登山をしていたので、そのせいか私も登山好きになりました。

登頂するには日々のトレーニングが欠かせません。また、事故・遭難防止のために山について沢山のことを調べ、勉強もしました。天候や自分のコンディションのせいで登頂を諦めることも多々ありましたが、それでも諦めずに挑戦し続けました。

登山では、事前準備とリサーチの大切さ、継続力と忍耐力を得ることができました。これは、社会生活をしていくなかで活かしていけると思っています。

資格

資格勉強も目標や具体的な努力の期間の長さをアピールできます。

例文

私は学生時代に、TOEICスコアを450点から900点に上げることに力を入れました。昨今のグローバル化社会では、英語力が重要であるにもかかわらず、日常生活で英語に触れる機会を増やさずにいたため英語力が伸びずにいました。

そこで英語に触れる機会を増やすために学生時代の4年間、スマートフォンの言語を英語に、隙間時間ではリスニングとシャドーイング、週1回オンライン英会話に参加し続けました。

その結果、TOEICで900点を取得する目標を達成でき、「継続力」と「英語力」を得られました。この経験と能力をこれからも活かしていきたいです。

その他の課外活動

サークル活動やアルバイト以外にも、留学や習い事なども素敵な課外活動です。コミュニケーション力や行動力、チャレンジ精神をアピールできます。

例文

私はオーストラリアでの3年間の留学経験で、異文化理解と相手を尊重する重要さを学びました。

留学先のオーストラリアは移民国家です。大学にも街にも様々な人種、国籍の人達が沢山いました。私は多国籍なシェアハウスに住んでいたので、文化・習慣・宗教の違いで戸惑うことが沢山ありました。

しばらく経つとシェアメイト達とも打ち解け、お互いの国や習慣についても話すようになりました。ただ、時には価値観の違いを理解できずに少し言い合いになってしまうこともありました。

そこで、相手のバックグラウンドを理解し、尊重する必要があると感じました。その気付きを経て、より一層シェアメイトとのコミュニケーションを取るようになり、文化や考え方の違いにも注目できるようになりました。

今後仕事をするうえでも、留学経験で得た語学力やコミュニケーション能力とともに、異文化理解の姿勢も活かせると思っています。

【ガクチカは何がいい?】ガクチカを書く際の注意点4つ

ガクチカを書く際の注意点を理解し、企業が求めている正しいガクチカに近づきましょう。注意点を知ることで、企業の求めている回答がどんなものなのかより具体的に想像できるようになります。

1.エピソードはなるべく一つにしぼる

ガクチカでは、複数のエピソードをあれこれ盛り込むのは避けましょう。面接官は、就活生の経験だけではなく、思考力や論理性もガクチカで評価します。

エピソードが多いと散漫とした文章に感じられ、何を伝えたいのか分からなくなるでしょう。エピソードを一つにしぼることで、内容がすっきりとして分かりやすくなります。

2.企業ごとにエピソードを変える

企業の特色や業種ごとにエピソードを変える必要があります。企業リサーチをしっかりと行い、各企業のニーズにあうエピソードを用意しましょう。

同業でも企業ごとの色が違うため、その企業の雰囲気やイメージに合わせてエピソードも変えるといいでしょう。エピソードの選び方が重要になります。

3.偽装や盗用はしない

偽装や盗用はしないことを念頭におきましょう。倫理的に駄目ですし、インターネットの文章などはバレる可能性が高いです。

自分自身の経験をもとに、あなたのガクチカを論理的に分かりやすく書きましょう。

4.深堀りを想定して作る

ESのみでなく、面接でのガクチカの質問についても対策するようにしましょう。面接では、ガクチカの深掘り質問をされる場合が多いです。

どの部分でどんな質問をされるか想定してエピソードを構成すると、面接で上手く質問に答えられます。

何を求められているかを意識してガクチカのエピソードを考えよう

ガクチカの重要性が分かったのではないでしょうか。ガクチカは企業が何を求めているかを知って、作成する必要があります。

また、企業によって求めていることが違いますので、それに応じたガクチカを作成するようにしましょう。

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