HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
エントリーシートが書けない…なんて事ありますよね。
刻々と迫ってくる提出期限に気持ちは焦り、ますます何を書いて良いのかわからなくなる…。
一晩寝かせてみたものの、結局やっぱり書けない…なんて事もあるものです。
なぜエントリーシートが書けないのでしょうか?本記事ではエントリーシートが書けない理由と、それぞれの対処方法についてご紹介しています。
気になる情報がきっと見つかるはずです。
そもそもエントリーシートは簡単には書けない
エントリーシートが書けない…コレって私だけ?とお考えの皆様。
そもそもエントリーシートは簡単に書けるものではありません。
ですから、ほとんどの人がもがき苦しみながらなんとか書いているという状況です。
エントリーシートが書けない…というのはあなただけではありません。
エントリーシートが書けない…ありがちな5つの理由と対応方法は?
エントリーシートは簡単に書けるものではないのですが、ではなぜ書けないのでしょう?そこには理由があります。
また理由がわかれば対処のしようもあるものです。
エントリーシートが書けない…ありがちな5つの理由と対処方法についてご紹介していきます。
1. 何を書けばよいのか浮かばない…
エントリーシートが書けない最大の理由が何を書けばよいのか浮かばない…というもの。
志望理由って言われても…自己PRって…。
学生時代に力を入れたことってアルバイトくらいしか…。
そんな状況で全く手が動かない。
そんな時にはどうすれば良いのでしょう?
対処方法はコレ
書くべきことが全く浮かばないというのは、就職活動に対する深掘りが全く足りていないということを意味しています。
この場合、企業研究や自己分析にもう少し時間を書けるのが近道かもしれません。
例えば志望理由が思い浮かばないという場合、本当にその会社を志望していますか?なんとなくで応募していませんか?「なんとなく応募している=本当は志望していない」ですから、志望理由が思いつかないのは当たり前です。
もちろん無理やり書くことはできますが、適当に書いた志望理由は面接で見抜かれますし、それでは内定を手にすることはできません。
自己PRに書くことが浮かばない…というのも、自己分析が足りていない可能性が大です。
あなたが気付いていないだけで、あなたの良い部分は必ずあります。
まずはそれを見つけることが大切です。
いまさら企業研究や自己分析なんて、そんな暇ない…という人もいるかもしれません。
けれど就職活動は急がば回れです。
むりやり前に進んでも沢山のお祈りメールをもらうだけで、内定には繋がりません。
また、内定が取れたとしても、本当に望んでいる企業ではないはずです。
一度立ち止まって、しっかり状態を整えましょう。
2. 書いているうちに何を書きたいのかわからなくなる…
文章を書いているうちにだんだんと「あれっ、何が書きたかったんだっけ…」と自分を見失ってしまうのも、エントリーシートが書けない理由の一つです。
これは何が原因なのでしょう?そしてどう対処すればよいのでしょう?
対処方法はコレ
書いているうちに書きたいことがわからなくなる… これはプロットを立てることで解決します。
例えば自己PRであれば、以下のようなプロットが考えられます。
これはPREP法を用いたプロットです。
①結論「例:私がPRしたいのは〇〇です」 ②理由「例:私はサークルでで〇〇を経験しました」 ③例「例:特に××では、○○が活きました」 ④再度結論「ですから、私は〇〇です」 最初の「結論」で言いたいことはコレ、「理由」はサークル活動を挙げて、「例」では新入生の勧誘を挙げてなどと、あらかじめ考えておけば、文章を書きながら自分を見失うことはありません。
エントリーシート作成において、書くべきネタを考えて、構成を考えるまでが、作業の8割ほどを占めています。
実際に文章を書くのは残りの2割程度とお考えください。
3. 書き出しがわかならい…
書き出しがわからない…どうしても最初の一歩が踏み出せない…。
コレもエントリーシートが書けない理由の一つです。
この場合にはどうすれば良いのでしょう?
対処方法はコレ
最初の一歩が踏み出せない時の対処方法は「とにかく結論を書いてみる」です。
志望理由であれば「私が貴社を志望した理由は〇〇です」でOKです。
自己PRであれば「私の売りは〇〇です」ですし、ガクチカであれば「私は〇〇に力を入れてきました」です。
とにかく結論から書いてしまいましょう。
そして結論を補う情報を書き足していきます。
志望理由であれば「〇〇と考えたのは××だからです」ですし、自己PRであれば「サークル活動では××を担当しており」といった具合です。
書き出しがわからない…という場合には、とにかく結論を書いてしまいましょう。
結論から書くというのは、わかりやすい文書になるというメリットもあります。
4. 文章を書くのが苦手…
そもそも文章を書くのが苦手…なんて人もいますよね。
小学校の時から作文が嫌いで、国語の成績はいっつもイマイチ…。
そんな人にとって、エントリーシートを書くのは苦痛でしかありません。
ではこの場合にはどうすれば良いのでしょう?
対処方法はコレ
エントリーシートは文章力を計るテストではありません。
ですから 「たどたどしい文章でも大丈夫」ということをまずは認識してください。
凝った文章は必要ありませんし、文章力よりも大切なのは中身です。
とりあえず書類選考だけをパスできれば、いったんはエントリーシートの役割は終わります。
あとは面接ですから、そこで自分の想いをしっかりとアピールしてください。
5. 一応書いてはみたものの、これで受かる気がしない…
一応は文章にしてみたけれど、自分で読んでもなんか変だし、これで受かる気がしない…。
コレもエントリーシートあるあるです。
この場合にはどうすれば良いのでしょう?さっそく解決策をチェックしてみましょう。
対処方法はコレ
一応書いてはみたけれど、どうもピンとこない… そんな時に一番の対処方法は他人に添削を頼むことです。
大学では就職課などを設け、学生の就職支援をしています。
そこではエントリーシートの添削なども対応しているはずなので、ぜひ利用してみてください。
他人の目でチェックが入ると、ダメな部分がてきめんに見えてきます。
それを正していけば、より良いエントリーシートの出来上がりです。
エントリーシート作成にはどれくらいの時間がかかる?
そもそもエントリーシート作成にはどれくらい時間がかかるものなのでしょう?そして、どれくらいの時間を書けるのが適切なのでしょう?準備状況にも依りますし、志望度合いによっても異なるため、一概には言えません。
とはいえ、 書くべき内容が決まっているところから、ざっと書き上げるのに数時間はかかります。
書くべき内容を考えるのにも時間はかかりますし、書き上げたエントリーシートを推敲するのにもそれなりに時間はかかるものです。
ササっと書いて終わりなんてことは決してありません。
特に「絶対に入りたい」という企業であれば、時間はいくらあっても足りないと感じられるはずです。
伝わりやすいエントリーシートを作るコツ
同じ内容を書くにしても、伝わりやすい文章と伝わりにくい文章があります。
ではどうすれば伝わりやすい文章を書けるのでしょう?伝わりやすいエントリーシートを書くコツについてご紹介していきます。
結論から書く
伝わりやすいエントリーシートにするためには、構成が重要です。
伝わりやすい構成のポイントは「結論から書く」ということです。
「私は〇〇です!」と最初に宣言しておけば、面接官の頭には「〇〇な人」というイメージが出来上がります。
だからこそ、その後に続くその理由もすんなりと頭に入ってくるものです。
一方で理由から入るとどうなるでしょう?「私は大学で野球サークルに所属してまして、サークルでは広報役を担当しています…」という書き出しですと、この人は何を言いたいんだろう?と悩んでしまいますよね。
広報としての成果をアピールしたいのかもしれませんし、あるいは野球で培った体力をアピールしたいのかもしれません。
面接官の頭には常に「?」が浮かんでいますから、伝わるものも伝わらなくなってしまいます。
文章は短めにする
文章を短くするというのもエントリーシートを書く上でのポイントです。
ビジネスの文書ではサッと読んでサッと理解できる事が求められます。
また誰が読んでも同じ解釈ができるということが重要です。
そこでは簡素な文章というのが求められます。
面接官が日常的に接する文書は簡素な文章で書かれています。
ですから、エントリーシートも簡素に書かれていなくてはいけません。
簡素な文章を書く一番のコツは短い文章にすることです 。
一つの文章には一つの意味しか持たせないという一文一義を心がけてください。
話題を盛り込みすぎない
自己PRやガクチカなど、とにかく色々なことを伝えたいなんて事を思うかもしれませんが、話題は盛り込みすぎないようにしましょう。
例えば自己PRで「コミュニケーション能力があって、リーダーシップがあって、ITに詳しく、英会話もできます!」なんて事を言われても、どれがどれくらいできるのかイマイチピンとこないですよね。
また話題が多すぎて、なんかスゴイけど何を言ってたっけ?となってしまいます。
まとめ:エントリーシートが書けない時も焦らずに!
エントリーシートが書けない…という人に向け、書けない5つの理由とそれぞれの対処方法、伝わりやすいエントリーシートを書くためのコツについて見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか? ご紹介してきた通り、エントリーシートは簡単に書けるものではありません。
書けない…という時も焦らずに、今回ご紹介してきた対処方法を試してみてください。