新卒でベンチャー企業で働くのはやめといた方がいいとよく言われています。
それには理由があり、多くの学生が間違えた捉え方をしていて、切磋琢磨しながら同年代と楽しく働けると思っているからです。
実際にはそのような雰囲気ではなく、殺伐としていたり、結果が思うように出なくて気まずかったりすることもあります。
ベンチャー企業には最先端で働けるなどのメリットもあります。
新卒で働く際にベンチャーにするか迷った時には、プロのエージェントに相談してみてください。
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【新卒ベンチャーはやめとけ?】はじめに
企業の中でもベンチャー企業はまだできたばかりの、比較的新しい企業のことを言います。
まだ成長過程の企業でもあり、ほとんどがそれほど規模が大きくないところばかりです。
ベンチャー企業に憧れを抱く学生も多いのですが、実際はあまりベンチャー企業をおすすめしない人もいてやめた方がいいとも言われています。
なんでそう言われてしまうのか、ベンチャー企業のメリットは何かなど紹介していきます。
【新卒ベンチャーはやめとけ?】なぜそういわれるの?
世の中にさまざまな企業がある中で、なぜ新卒の場合はベンチャーはやめた方がいいと言われるのでしょうか。
中には思っていたのと違うと感じる方も多く、実は離職する方も多数います。
どのようにベンチャー企業を捉えているかで、実力もつかない前に辞めてしまい次の転職先を探すのも大変だからです。
ここでは、新卒ではベンチャー企業では働かない方がいいと言われてしまう理由紹介します。
多くの新卒の人がベンチャーを捉え違えてるから
ベンチャーと聞くと、新しい企業というイメージもあり古いところに比べて気を遣わずに働けると思っている方も多いです。
確かに大企業には長く勤務し、40年、50年と働いている方もいます。
ある程度上下関係もあり、気を遣う面があるとは言えるでしょう。
しかしベンチャー企業で働いている年代も20代、30代が多い職場だからと言って、自由に働けるわけではありません。
毎日をキラキラと楽しく働けると思っている方は、いざベンチャーで働いた時にギャップを感じてしまいます。
確かに若い年代が自分の実力を出して働いているというのはありますが、大変なことも多々あります。
捉え方を間違えていると、すぐに辞めたくなるしょう。
若いうちの裁量権は危険
裁量権があることが偉いことだと思っていて、自分に力がありできる人間として他からも見られると思っていないでしょうか。
責任のある仕事をしてやり甲斐を感じたいと思うかもしれませんが、まだ何も知識がない状態で急に裁量権をもっても失敗する方がほとんどです。
決して簡単なことではないですし、何かあった時には自分が裁量権をもっていますので責任をもたなければなりません。
実際には困ったことに遭遇してもどのように対処したらいいのか分からず、何もできずに悲惨な結果を見てしまうということになります。
大企業に入ると裁量権は始めからもらえませんが、働きながら上司の動きや人の上に立った時の行動なども学べます。
切磋琢磨したいから
自分と似たような年代の方と、一緒に切磋琢磨しながら働きたいと思っている方もいるかもしれません。
大企業などよりもベンチャー企業の方が若い方も多く、一緒に切磋琢磨できそうな気持ちになっている方もいるでしょう。
他にも優秀な人が、ベンチャー企業を興して働いていると思っている方もいます。
優秀な人であればベンチャー企業ではなく大企業にも多数いますし、同年代の優秀な社員もいます。
このような気持ちだけで働くと、実際に働いてから大企業などでもよかったのではないかと思ってしまうのです。
なんとなくお友達気分で同年代と切磋琢磨したいと思っているのであれば、実際にはまったく違う雰囲気なので考えた方がいいでしょう。
雰囲気に憧れているだけ
一流の大企業という響きもかっこいいですが、横文字でベンチャーというのも素敵な雰囲気を感じる方は多いのではないでしょうか。
そして働いている風景や社風を見ると自由な感じがして、若い時から実力を出し活躍できるような感じがしている方もいるでしょう。
なんとなくキラキラしていて、毎日が充実していそうな雰囲気に憧れているだけの場合は注意が必要です。
実際は思った以上にさまざまな問題が起こり、寝る間も惜しんで身を粉にしながら働く時もあります。
確かに60代や50代の方なども働いている企業で、20代が意見をするというのは難しい空気があるかもしれません。
しかし長年培ってきた経験があり、知らない知識を覚えられます。
会社の目的は、あなたの成長ではない
頭の中では毎日キラキラしながら、皆と切磋琢磨してバリバリ自分も成長しながら働きたいと思っているかもしれません。
しかし実際には、会社としては従業員が成長するしないというところは目的ではないのです。
会社としての目的は会社が成長することであり、いかにそのために貢献できるかという部分を求められています。
ですので成長というよりも、会社の中で結果を出していなければなりません。
どんなに成長したと感じても、まったく売上がなければ会社としてお給料も払えなくなり存続も危機に直面します。
営業をしたのであれば必ず契約を取り付けて利益を上げなければなりません。
そこを理解した上で、ベンチャー企業にするか考えましょう。
その人はたまたま合わなかったから
ベンチャー企業は新卒で働くのは辞めた方がいいと言っている人の中には、自分の経験があるからこその方もいます。
実際に働いてみたものの、キラキラした雰囲気はなくシビアな空気の中毎日働かなければいけなかったり、思ったより売上が伸びずに挫折してしまったりする例も多いです。
世の中でお金をいただくということは、それほど甘い話ではありません。
年功序列は嫌だと感じる場合や実力に自信がある方もいますが、この理由だけでベンチャー企業を選んでしまうと思っていたものと違うと感じるようになってしまいます。
失敗した話を聞いてもその人はその人、自分はまた別だからと感じてしまうかもしれませんが今一度ベンチャー企業でいいのか考えてみましょう。
【新卒ベンチャーはやめとけ?】メリットももちろんある
先程までは新卒でベンチャーでは働かない方がいいという内容について紹介していきましたが、もちろんメリットとなる面もあります。
物事には必ず悪い面といい面がありますので、メリット面についても見ておきましょう。
ここから新卒でベンチャー企業を選んでおくとどんないいことがあるのか、詳しく紹介していきますのでぜひ参考にして検討してみてください。
働く環境は常に新しくなり、最先端で働ける
どんどんとこれから成長していくのがベンチャー企業ですので、まだ見たことのない新たな領域で働くことができます。
他にもこれまで行ってこなかった方面で新規開拓をしていく場合や、最新技術を使って開発を行います。
もう既にほぼ決まっている枠の中で働くよりも、新しいサービスや物事を常に考えて最先端で頑張りたい方にはピッタリな職場です。
ゴールはないので、どんどんさまざまなアイデアを考えてさらに会社が成長できるようにと仕事を進めていきます。
ベンチャー企業の求人の中でも多いのが、IT企業になっています。
これまでも何かにトライする際に新しいことをすることが抵抗なく、むしろ好きという方は合っているでしょう。
ちゃんと根気があれば、さまざまなことに挑戦できる
本来大企業で働いた時にはすぐに任せられないような責任のある仕事などもお願いされることがあり、若いうちからさまざまなことに挑戦できるメリットがあります。
ただいつもことがうまく進むわけではないので、途中で逃げ出したくなる時もあるかもしれません。
そのような辛い時でも根気強く取り組めるという方は、十分新卒でもベンチャー企業で活躍できる可能性があります。
簡単なことではないですが、自分の実力が発揮でき形になった時の喜びは大きいでしょう。
自分のアイデアでさまざまなことに挑戦できる環境があり、昔からの決まった枠のようなものがないのでそういった意味では新しい仕事も進めやすいです。
自分が向いてるか確かめるにはどうすればいい
果たして自分にベンチャー企業は合っているのか、急に分からなくなってきたという方もいるかもしれません。
あまり新卒では働かない方がいいのかと感じる一方、メリットを見るとやっぱりやりがいがありそうにも見えてきたという方もいるでしょう。
迷ってしまった時には、自分だけで悩まずに誰かに相談をしてみましょう。
自分とは違った視点で見てくれて、自分に向いているかどうかが見えてくるかもしれません。
就活のプロであるエージェントに相談しよう
できれば相談するのは、就活に詳しい人からアドバイスしてほしいと思っている方も多いでしょう。
その際にはプロのエージェントに相談し、ベンチャー企業にするかどうか悩んでいることを伝えましょう。
しっかりとヒアリングをしてくれたあとに、どのようなことを求めているのか適性としてどんな仕事がピッタリなのか見てくれます。
しかもなんとなくで判断してのアドバイスではなく、さまざまな角度から見た上で総合的に判断し教えてくれます。
これまでモヤモヤしていても、エージェントと一緒に話すことで方向性が見えてくることはよくあるのです。
就職が決まるまで困ったことがあった時も相談できますし、エージェントは頼れる存在です。
【新卒ベンチャーはやめとけ?】まとめ
何がなんでも新卒でのベンチャーはやめとけというわけではなく、根気強く大変なことがあっても粘り強く頑張れるのであれば問題ありません。
しかしキラキラと同年代で楽しく笑って働けると思っていたら、やめておいた方が無難です。
実際には結果を出さないといけないですし、若い頃から責任のある仕事を任されるのでプレッシャーも感じます。
自分にベンチャー企業が合っているか悩んだ時には、エージェントに相談をしましょう。