【コートを脱ぐ際のマナー】就活でのコートを脱ぐタイミングは?脱いだ後のマナーも!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就活は雪の日などのような天候は関係なく実施されるものです。

そのため、寒い時期はコートを羽織って採用試験に出かけることも少なくありません。

その中でコートの扱い方は意外にも重要なポイントになります。

まず一つ目に重要なのは、コートを脱ぐタイミングです。

基本的にはビジネスシーンでは建物外で着脱を行わなければなりません。

これは日本人らしい配慮や気配りからくるものです。

また、脱いだコートをおく際の場所にも気を付けます。

必ず邪魔にならないカバンの上に折り畳んでおきましょう。

【コートを脱ぐ際のマナー】はじめに

就活は、寒い時期真っ只中でも雪が降ろうがどんなに極寒の日であろうが開催されます。

その時期に必須となるのが、スーツの上に羽織るコートです。

基本的にコートは外で寒さをしのぐために羽織るものですから、室内で着用しているものではありません。

どのタイミングで、就活の際コートを脱げばいいのかご存じでしょうか。

面接会場外なのか、会場内のドアを開け中に入ってからなのか、今回は正しいビジネスマナーの観点からコートを脱ぐタイミングをご紹介します。

【コートを脱ぐ際のマナー】コートを脱ぐタイミングは?

ではどのタイミングでコートを脱ぐのでしょうか。

通常は室内に入るまではどうしても気温が寒いので、ついつい屋内に入ってから脱ぐ方が多いのではないでしょうか。

家に帰ってからも玄関前で脱いでから入るという方はほとんどいらっしゃらないでしょう。

しかし、コートは通常屋外で着用するものなので常識的に考えても脱いだ方が失礼にあたらないのではという考え方もあります。

脱ぐと言えばこの2択なりますが、いつのタイミングが正しいでしょうか。

会社訪問する前に脱ごう

通常は、会社訪問する際は会社に入る前にコートを脱ぐのが正しいビジネスマナーです。

では、どうして脱ぐことが一般的なマナーとなるのでしょうか。

コートは外で使用するものであり、屋外には車の排気ガスなどといった塵やホコリ、汚れ、そして花粉が飛び始める時期は花粉などが付着しやすいものです。

そのため、社内でコートを着脱することでコートの表面に付いた汚れやホコリ、塵などをまき散らすことになります。

面接会場や、会社には汚れを中に入れないという配慮をすることが日本人としてのマナーです。

これは、ビジネスシーンだけでなく目上の方のお宅を訪問する際もコートは敷地内に入る前に脱ぐというのが日本のマナーとなっています。

ビルの前で脱ぐのがベスト

会社の中には、大きなビルの中にテナントをもっている企業がいくつもあります。

いくら社屋に入る前には脱ぐべきとはいえ、会社のテナントの手前に行くまでコートを着続けるのはビジネスマナーとしてふさわしくありません。

たとえビルであっても、ビルの敷地外で必ず脱いでからエントランスに入るのが適切なタイミングです。

もちろん面接などの採用試験が終わって、退社する場合も同様です。

必ずビルのエントランスを出てから屋外で着用するようにしましょう。

いくら雪が降っている日も極寒の日も同様です。

脱いだらすぐに暖かな室内にすぐ入ることができるのですから、必ずビルの前で着脱する、会社の玄関前で着脱するということが重要です。

【コートを脱ぐ際のマナー】脱いだあとのあつかいは?

また、コートを脱いだらどのようにしていればよいのでしょうか。

そのまま無造作にもっているとだらしのない印象を与えることがあります。

たとえばどれだけ清潔感あふれる身だしなみを心がけていても、コートをぐちゃぐちゃにしてそのまま無造作にもっていては、そのちょっとした所作のせいで人物像を勝手に想像されてしまうことがあります。

では、コートを脱いだらどのようにして持ち歩けばいいのでしょうか。

持ち歩く際の正しいコートのたたみ方をご紹介しましょう。

裏返して二つ折りにして持ち歩こう

脱いだコートは皆さんどのように普段持ち歩きますか?恐らく多くの方はコートの表面から折り畳んで手もするのではないでしょうか。

脱いだコートは表面を出すようにするのではなく、必ずコートの裏地を見せるようにして裏返して畳むのがマナーです。

折り畳み方としたは、コートの裏側を外側にして縦半分に折り畳み、さらに横半分にして折り畳んでこれを片腕にかけます。

コートの表面にはどうしても塵やホコリが付いているために、裏地を外側にすることで塵やホコリを社内に持ち込まないという意味があり、ちょっとした配慮から裏地を表面にして持ち運ぶという考え方があるのです。

この畳み方ですと袖の部分も一緒に中に織り込まれていることから見た目もスッキリとして見えます。

入室後はカバンの上におこう

たとえばレストランなどの飲食店に入ったりなどした時、皆さんはどこにコートをおくことが多いですか?隣の席に畳んでおいたり、おくスペースがあればそこへ畳んで入れたり、ソファーではなく椅子であれば、背もたれにかけるという方も多いと思います。

面接の際はさすがに隣の席におくことはないので、椅子の背もたれにかける人が多いようですが、実はこれはマナーとしてはNGです。

ではおく場所がないと思われている方、皆さんはカバンを持参されると思います。

通常面接などでは椅子の横にカバンを床へ直置きしますので、そのカバンの上にコートを折り畳んでおくとされています。

つい緊張してしまうので、面接時はカバンの上にコートをおく所作でさえもてこずることがあります。

実際に練習しておくといいでしょう。

再び着る際はビルを出てからにしよう

すでにお伝えしてはいますが、面接が終わって退社する際も、コートは必ずオフィスやビルを出てから着用するようにしましょう。

面接が終わって一段落したことで緊張がほどけてすっかりそれさえも忘れてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、面接は、終わってからも面接は続いています。

どこで誰がチェックしているか分かりません。

採用試験は面接する、筆記試験をこなせばよいということではなく、全社員が特に意識していなくても何気ない所作などをチェックしていることがあります。

社内で会社を出る前にコート来ていた応募者がいたと言われるのは残念なことではないですか。

ぜひ建物外でコートの着脱は行い、そして会社を出て帰宅するまでが面接だという緊張感をもって当日の試験に臨みましょう。

【コートを脱ぐ際のマナー】まとめ

就活用のコートは、どこでも脱いでよいわけではありません。

失礼のないように建物の外で着脱を行うように心がけましょう。

また、面接会場に入ってからもついやってしまいがちな椅子の背もたれに欠けるなどのNG行為は、マナー違反ですので避けるようにしましょう。

椅子の横のカバンの上にそっと畳んでおいて面接に臨むことが大切です。

また、コートをおく際や畳む際はてこずらないように、事前に入退室の練習を重ねてそつなくこなせるようにしておくといいでしょう。

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