御社?貴社?エントリーシートにはどちらが適切か解説します

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

エントリーシートでは正しい言葉遣いができているかどうかも見られていますので、御社と貴社の違いも知っておきましょう。

御社というのは話し言葉で、貴社というのは書き言葉になります。

ただ例外もあり、官公庁、医療機関、学校法人や各種法人の場合は貴社ではない書き方をするので注意が必要です。

こちらで紹介している使い方を参考にしながら、失礼のないエントリーシートを作成しましょう。

はじめに

就活では企業に対し敬意を表した言葉を多々使用しますが、普段使うような言葉ではないからこそ、その使い分けを完璧にするのは困難です。

エントリーシートと面接で、企業のことを表現する言葉は変わります。

御社や貴社など呼び方がありますが、急にどちらの場合にどっちを使うのか分からなくなってしまうかもしれません。

ここではエントリーシートにはどちらを使うと適切なのか、詳しくご紹介していきます。

エントリーシートとは?

就活を始めると履歴書という文字と一緒に、エントリーシートという文字もよく見るようになるのではないでしょうか。

このエントリーシートとは、企業独自で出しているもので学生をより詳しく知るために提出を求めている用紙です。

書類選考の際の課題となっているもので、最近では多くの企業で履歴書と一緒に提出するよう求めている場合が大半です。

どうしても履歴書から分かる情報というのは限られてくるので、企業はエントリーシートを通して学生をさらに知りたいと思っています。

御社と貴社の違いは?

企業を呼ぶ際にさまざまな言い方がありますが、就活では御社と貴社という使い方をします。

ただこの二つの言葉は、使い方に違いがありますので、使い分けをできるようにしておく必要があります。

どう違うのか分からないままエントリーシートを記入してしまうと、恥ずかしい思いをしてしまいます。

ここからは、詳しく御社と貴社の違いについて紹介していきますのでぜひ参考にしてください。

御社は話し言葉

御社という言葉は、これまで就活する前にもどこかで耳にして聞いたことがあるかもしれません。

よく使われている言葉にもなりますが、こちらは話す時に使用する言葉となります。

そのためエントリーシートに記入する書き言葉とは異なりますので、注意が必要です。

誤ってエントリーシートに御社という言葉を連発させて記入してしまうと、この人は企業を指す言葉の使い分けができない人だと思われてしまいます。

そういった印象を与えないように、エントリーシートでは使わないと覚えておきましょう。

面接で志望動機など企業について話したい時には、御社と話し敬意を伝えるようにしましょう。

貴社は書き言葉

エントリーシートで利用するのはこちらの言葉で、貴社というのが正解です。

文章を書く中で企業のことを言いたい時に使う言葉になり、企業を敬った言い方になるためしっかりと覚えておきましょう。

たとえばこの企業で貢献したいと思ったという時にも、エントリーシートでは貴社で貢献しますと伝えます。

御社と思わず伝えたくなってしまいますが、こちらは面接の時に使うのでここでは貴社という言葉しか出てきません。

エントリーシートを記入していて頭の中では貴社と分かっていても、もしかしたら癖や思い込みで御社と書いてしまうこともあるかもしれません。

提出する前には、企業を指すことがすべて貴社になっているのか確認してから書類を提出するようにしましょう。

例外はある?

ほとんどの場合、御社や貴社と企業を敬って話す場合や書きたい時には利用します。

しかし実は例外もあり、志望している企業によってはこのどちらでもない使い方をしなければならない企業もあります。

それを知らずにそのまま貴社だと思い込んで、エントリーシートも貴社にしてしまうと恥ずかしい思いをしてしまうでしょう。

とくに同じ企業を目指している方も企業を呼ぶ際の適した言葉については調べている場合がほとんどですので、自分だけが違う使い方をしてしまい悪目立ちしてしまいます。

ここではどんな企業の場合例外にあたってしまうのかを紹介していきますので、これからエントリーシートを記入する際の参考にしてください。

官公庁

エントリーシートに書く場合は、貴省、貴庁という書き方になります。

面接などで話す場合は御省や御庁になりますが、実際にはそのまま○○庁と言う場合も多いです。

○○局という場合にエントリーシートへ記入する際は、貴局としましょう。

金融機関

就活では銀行や信用金庫で働きたいと考えている方も多いかもしれませんが、この場合話し言葉では御行となり、エントリーシートに書く場合は貴行となります。

医療機関

医師、看護師、医療事務など、さまざまな医療機関を目指している場合は貴社という書き方をしません。

話し言葉では御院と言い、エントリーシートなどの書き言葉では貴院と伝えるようにします。

学校法人

保育士や専門学校などの教員を目指している場合は、この場合は貴社という書き方はしません。

面接でなどで話す際は御校と言い、エントリーシートに記入する際には貴校と書くようにします。

各種法人

学校ではない各種法人の場合も、そのまま貴社とエントリーシートには書きません。

話し言葉としては御法人、書き言葉としては貴法人と使います。

しかし面接で話す時にあまり御法人と使わずに、そのまま法人名称で伝える場合もありますので覚えておきましょう。

まとめ

御社や貴社など呼び方がさまざまありますので、なんだか難しい印象を始めは受けてしまいます。

しかし紐解いてみると至ってシンプルなため、覚えやすいでしょう。

御社は話し言葉で、貴社はエントリーシートなどに直接記入する書き言葉になります。

ちなみにメールでやりとりする際も、貴社を使うようにします。

覚えると簡単ではありますが、さまざま文章を作っているうちに御社や貴社という言葉が分からなくなってしまうかもしれません。

エントリーシートの文字をチェックする時に、貴社になっているのか確認も必ず行いましょう。

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