【4種の例文あり】自動車工学を研究した人の長所・短所とは

【4種の例文あり】自動車工学を研究した人の長所・短所とは

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

自動車工学を研究した人がエントリーシートや面接で長所・短所を問われた場合、どんな点を答えれば、内定獲得につながるのでしょうか。

長所・短所は人それぞれです。

複数の長所や短所が思い起こされて、迷われる方もいるかもしれません。

もっとも、あくまでも就活の場ですので、企業が採用したいと思わせる長所・短所をアピールすることがポイントです。

自動車工学を研究した人が内定を得るためにおすすめの長所・短所について、紹介していきます。

企業が求める能力とは

長所を述べるには、企業が、どのような能力を求めているかを知ることが大切です。

企業が求める人材に即した長所や自動車工学を研究した人が アピールすべき長所をご紹介します。

自分に当てはまる長所があるか確認していきましょう。

①チャレンジ精神がある

自動車業界は転換期を迎えています。

地球温暖化防止が叫ばれ、世界各地でガソリン車の販売が認められなくなる時代にきています。

電気自動車や水素自動車をはじめ、新たな車を開発していかなくてはなりません。

また、自動運転技術の進歩も求められます。

未来型都市の建設など、自動車だけでない事業へ踏み出すメーカーも出てきました。

転換点にある自動車業界では、常に新しいことを生み出そうという、 チャレンジ精神のある人が求められているのです。

②好奇心旺盛

自動車がとことん好きで、自動車のことだけ常に考えている方もいるかもしれません。

ですが、自動車に限らず、幅広いことに興味を持つ姿勢も欠かせません。

時代の変化が激しく、自動車業界に求められるニーズも多様化しています。

さまざまなことに興味を持ち、仕事に活かせることはないかと アンテナを張っている人が求められています。

消費者のニーズをはじめ、ほかに流行っていることはなんなのか、情報にアンテナを張ってキャッチアップするとともに、それを仕事にどう活かそうかと考える姿勢が大切です。

③学び続ける姿勢

早いスピードで変わっていく時代に合わせて、新しいことを学び続けようとする姿勢が求められています。

自動車業界はもとより、環境の変化が激しい時代には、業界や分野、職種を問わず、 常に新しいことを貪欲に取り入れ、活用していくことが大切です。

時代の変化や多様化する消費者のニーズを捉えて、常に新しい製品を生み出す努力をするためや改良のための努力を重ねるためにも、学び続けることができる人が求められています。

④素直である

先輩や同僚からのアドバイスを素直に聞いて、それを次に活かすことができる人が求められます。

特に自動車製造の現場では、安全性や求められる品質が備わっていることが欠かせません。

万が一のミスがあれば、人の命をも奪ってしまう責任がある業務を担っています。

独りよがりになることや人の意見や助言、注意に耳を貸さずに突っ走ることは、ビジネスパーソンとして許されないことです。

素直に注意や忠告を受け止め、誠実に仕事ができる人が求められます。

自動車工学を研究した人の長所とは?

企業が求める人材に即した能力を長所としてアピールするのも一つですが、 自動車工学を研究したことで得た強みを長所として押し出すのも大切なことです。

学生時代の学びを長所としてアピール材料にしていきましょう。

試行錯誤した経験がある

自動車工学の研究を通じて、設計や開発、実験などを行う中で試行錯誤を繰り返してきた方も多いのではないでしょうか。

成し遂げたい目標や解決したい問題、得たい成果を目指して壁に直面しながらも、分析や工夫を繰り返してきた経験は成長のカギになります。

より良いものを作ろうと、 実験と改善を繰り返してさまざまなことにチャレンジした経験を長所としてアピールしましょう。

就職後も改善のために粘り強く努力し続ける姿勢や結果を出そうと取り組む姿勢を活かせます。

新しいものを取り入れようとする姿勢

自動車業界は転換点にあります。

環境保護の観点から脱ガソリン車が目指され、エンジンからモーターと電池を用いた電気自動車や水素自動車など次世代型の車の開発と量産化へと舵を切らなくてはなりません。

事故のない社会を目指し、自動運転技術の開発が推進されていますが、実用化には至っていません。

これからの時代に活躍するには、 新しいものを果敢に取り入れようとする姿勢が求められます。

より良い自動車を作ることや自動運転を成功させるために新しいものを学び続けて取り入れる姿勢をアピールしましょう。

長所の例文

自動車工学を研究した人が長所をどうアピールすれば良いか、「試行錯誤した経験がある」こと、「新しいものを取り入れようとする姿勢」という長所のそれぞれにつき、例文をご紹介しますので、イメージを膨らませて参考にしてください。

試行錯誤した経験がある長所に関する例文

私の長所は与えられた課題の解決や目標を達成するために、試行錯誤を繰り返して成し遂げることです。

研究室の課題で軽量な車両の試作に取り組んだ経験があります。

計算ソフトで緻密に計算を行い、安全性と走行性、安定性に問題がない軽量車両を試作したつもりでしたが、軽すぎてコーナーを曲がりきれず、横転してしまいました。

そこで、車輪の幅を変える、車体の素材を変えるなど試行錯誤を繰り返し5パターンの改良を重ねていきました。

ようやく、目標に掲げた軽量車両の試作品が完成したのです。

この経験を積み、工夫を重ねていくことの大切さや最後まであきらめずに成し遂げることの大切さを学びました。

試行錯誤ができる長所を武器に、より高性能な車づくりに取り組んでいきたいです。

新しいものを取り入れようとする姿勢長所に関する例文

私の長所は常に新しいものを取り入れようとアンテナを張っていることです。

大学2年の冬休みに高校時代からアルバイトで貯めてきたお金と親からの援助を得てマイカーを購入しました。

迷わず選んだのは水素自動車です。

水素ステーションが少なく不便と言われる水素自動車ですが、現在の状況を、身を以て体験し、将来の自動車開発に活かしたいと考えたためです。

ネットで検索しても水素ステーションの数は極めて限られており、ドライブの計画を立てるところから苦労しなくてはなりません。

次に行きたいスポットまでの距離を考え、速度なども計算しながら走る必要があります。

最新の車に乗って苦労した経験をもとに、次世代型の自動車をより使いやすくなるものに改良していきたいです。

自動車工学を研究した人の短所とは?

エントリーシートや面接で短所を問われると、短所が原因で落とされたらどうしようと心配になる方が少なくありません。

自動車工学を研究した人が短所を伝えても、落ちない短所や伝え方をマスターしましょう。

こだわりが強いことがある

自分の理想のものを作り上げるためには、一切妥協せず、他人の意見には耳を貸さない方もいるのではないでしょうか。

モノづくりにおいて、こだわりの強さは長所のように思えますが、組織の中では自分本位な姿勢は通用しません。

組織においては一定の経営目標や生産目標、成し遂げなくてはならないことがあります。

しかも、期間が限定されている場合や予算にも制限があります。

コストとスケジュールが限られた中で、やるべきことを成し遂げなくてはならないため、常にこだわりを通し抜くことはできません。

組織の中で上司や先輩のアドバイスを受け入れるためやチームで協働して1つのモノを作り上げていくうえでは、 素直さや協調性も必要です。

研究内容の説明が専門的になってしまう

自動車工学を研究した人はもとより、理系の方はどうしても研究内容を説明するときに専門的用語を使いがちです。

そのほうが理解してもらえると感じることや自分の専門性の高さを認めてもらえると思われるかもしれません。

就活の面接でも、実務に詳しい人に自分が専門的な知識や技術があることをアピールしたいかもしれません。

ですが、実際には人事担当者をはじめ、 必ずしも専門性のない面接官や文系出身者もいます。

そのため面接官の知識や経験を問わず、自分の良いところをアピールしなくてはなりません。

ビジネスの現場でも、クライアントや顧客など専門性のない方に納得のいく説明をしなくてはならないこともあります。

そのため、研究内容の説明が専門的にならないように気を付けましょう。

短所の例文

自動車工学を研究した人が短所をどう伝えれば良いのか、「こだわりが強いことがある」という短所と「研究内容の説明が専門的になってしまう」という短所のそれぞれにつき、例文をご紹介しますので、イメージを膨らませて参考にしてください。

こだわりが強いことがある短所に関する例文

私の短所はこだわりが強すぎるところです。

研究室でチームを組んで、エンジンの試作に取り組んだことがあったのですが、私が所属するチームだけ、発表会の場に間に合いませんでした。

私がどうしても譲れない部分があり、徹夜作業までしたのですが、結局思うように動かず、完成しなかったのです。

それまで、こだわりが強いことは良いことだと考えており、妥協せずに高性能なものを作り上げるべきとの思いがありました。

ですが、結果として期日に間に合わず、チームメンバーにも迷惑をかけたうえ、描いていた品質さえ実現することができなかったのです。

チームでモノづくりをするうえでは、互いの英知を結集して協働することが大切だと学びました。

それからは、人の意見やアドバイスに耳を傾け、計画性を持って取り組むようになりました。

この経験を活かし、与えられた課題を着実にこなすためにバランスの取れた仕事をしていきたいと考えています。

研究内容の説明が専門的になってしまう短所に関する例文

私の短所は研究内容の説明が専門的になってしまうことです。

大学の学園祭で、将来エンジニアを夢見る小中学生を対象に車づくりについて説明するイベントを開催しました。

その際に講師役を買って出たのですが、わかりやすく話しているつもりが、専門用語を並べ立てすぎてしまったのです。

日頃、研究室内で当たり前に使っている言葉だったので、日常の挨拶と同じように使ってしまいました。

そのせいで、講義が終わると、「トルクってなんですか?」、「ステアリングの意味がわからない。

」と子供たちから質問攻めに遭いました。

自分の基準で誰もに通用すると考えてはいけないと反省し、それからは相手の状況や話す場面に合わせて、かみ砕いた言葉で説明できるように工夫しています。

就職後もプレゼンなどで車に詳しくない方への説明する機会も多いと思うので、状況に合わせて誰にもわかりやすく伝えられるように努力します。

まとめ

自動車工学を研究した人がアピールするのにおすすめの長所には、「試行錯誤した経験がある」こと、「新しいものを取り入れようとする姿勢」なことが挙げられます。

それぞれ長所を発揮したエピソードを添えて、説得力を持たせましょう。

自動車工学を研究した人の短所としては「こだわりが強いことがある」、「研究内容の説明が専門的になってしまう」ことが代表例です。

改善のための努力を行っていることを具体的に説明しながら、企業が求める人材になるとアピールしていきましょう。

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