HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
理系大学生が就活の際に企業にアピールできることはどのようなことでしょうか。
資格の種類や成績次第では選考をうまく進められることがあるでしょう。
「どのように就活すれば良いかわからない。
これから、就職活動を始めたい」という方に向けて、理系大学生の就活についてどのようなものなのかを紹介していきます。
【理系大学生はこれをやるべき!】勉強編
研究と就職活動の両立で忙しくなる理系大学生。
日々の生活で時間に余裕がない方も多いでしょう。
企業に内定をもらい、いろいろ落ち着いてから資格を取得しようと思う方も多いと言われています。
しかし、いざ就職をして、2~3年は新しいことを覚えることが多く、資格を取得する勉強時間などを作るのは難しいでしょう。
企業によっては、入社してすぐに特定の資格を取らなければいけないこともあります。
資格を取得しておけば、資格級というのが給料に上乗せされます。
そのため、就職したい先に資格が必要であれば、学生のうちに取得を目指すと良いでしょう。
英語(TOEIC)
英語というのは、理系だからといっていらないわけではありません。
今や、ビジネスでは英語力というのは必須です。
英語の資格といえば「TOEIC」 履歴書に書けるレベルはTOEIC600点以上と言われています。
この600点以上というのは、基礎的な日常会話ができ、高校までに習う英単語や文法をわかっているレベルです。
しかし、ビジネスをするうえで求められるレベルというのはTOEIC700点以上と言われています。
700点以上のレベルであれば、企業にもアピールできるレベルとなります。
このTOEICですが、年に10回の頻度で開催されているので、多少忙しくても受験するチャンスがいくらでもあります。
まだ、英語の資格を取得していない人はTOEICの受験をすると良いでしょう。
海外留学
就活をするときに理系に限らず海外への留学経験は有利でしょう。
留学すると、語学力が身につきます。
また、さまざまな海外での体験から視野が広がり、多様な価値観に触れることができるのです。
そのため、海外留学の経験というのは就活に便利の要素の一つと言えます。
研究に集中する
研究に集中すると、数値処理能力、論理的思考力、計画力、プレゼン力、コミュニケーション能力というスキルが身につきます。
これらは企業に採用されるにあたり、非常に重要なポイントとなります。
「学生時代に、どのような研究に勤しみ、どんな能力が身についたのか」というところは企業の人事はよく見ているのです。
「楽しいから研究に没頭していた」という方もいるでしょう。
しかし、楽しいだけではなくさまざまな能力も身についていたのです。
また、一般的に理系大学生は勤勉なイメージがあり、学生時代は研究を熱心に励んできたイメージが大きいと言われています。
出身の大学によって差はありますが、基本的には理系大学生に対して高評価を持っている面接官が多いでしょう。
なぜなら、学生時代に熱心に研究に取り組んでいたのなら、「社会人になってもしっかりと業務に取り組んでくれるだろう」という良い印象を与えることができます。
成績が大事
理系大学生が就職において成績が大切なのでしょうか。
実際には、就職において学校の成績が必要になることはないと言われています。
しかし、上位有名大学の理系大学生が就活を行う場合、多くは「学校推薦」を利用すると言われています。
「学校推薦」というのは、個人で企業にエントリーするよりも採用される確率が上がります。
「理系大学生の就活は簡単だ」とも言われるほど、この「学校推薦」を受ける人は多いのです。
では、この「学校推薦」はどのようにもらえるのでしょうか。
推薦枠が4人だったとして、10人の理系学生が希望すると、当然漏れる人も出てくるわけです。
ここで、推薦をもらえる人は成績が良い人ということになります。
要するに、学校の推薦をもらうために、学生生活の成績が大事だということになります。
また、研究室を選ぶときにも成績が関わってくるそうです。
成績を良くしておくということは、自分の未来に関わってきます。
お金について学ぶ
社会人になると、学生のときと異なり、お金の使い方が変化してくることがあります。
これまで実家で暮らしていた人で、社会人になり一人暮らしを始めたという方はお金の感覚に戸惑うこともあるでしょう。
親の援助で過ごしていた人は今後は、自分の稼ぎのみで生活をしていくことになります。
社会人になっても実家にいる人は家にお金を払わないといけないこともあるでしょう。
社会人になってはじめての給料は、20万円前後が多いと言われています。
月給が20万前後なら、手取りだと16万円〜18万円です。
一人暮らしをしている人であれば生活にゆとりがない範囲でしょう。
そのため、計画的にお金を使うということが大事になります。
将来のために、貯金や投資について学ぶと良いでしょう。
これから、結婚やマイホーム購入などさまざまなことでお金がかかってきます。
投資などの「資産形成」を勉強しておくと良いでしょう。
社会人になると、なかなか投資についての勉強をすることはできません。
学生のうちに勉強しておくと良いでしょう。
理系大学生はこれをやるべき!】私生活編
理系大学生が、学生時代にやっておくべき私生活はどのようなことでしょうか。
学生なので、もちろん学業は1番に優先させるべきことでしょう。
しかし、部活動やサークル活動など学業以外もとても重要です。
これは理系大学生だからというわけではなく、文系生も同じでしょう。
また、学校以外の人との交流も大切になります。
自分と価値観が似た人ばかりではなく、まったく異なる価値観の人などと話すと視野が広がるでしょう。
また、部活動のほかには、映画鑑賞やYouTubeを鑑賞することもおすすめです。
サークル・部活
「理系は研究や学校の勉強だけやっておけばそれで良い」と考えている学生の方は多いかもしれません。
しかし、理系大学生こそサークル・部活動はする方が良いでしょう。
成績優秀な大学生はサークル活動を行っていることが多いのです。
サークル・部活動を経験すると、上下関係を学ぶことやさまざまな価値観の人と触れ合うので視野が広がります。
学部以外のコミュニティーができ、気分転換にもなります。
ほかの学部の人たちと交流することで、成長にもつながるでしょう。
映画・YouTubeなど
一見、映画鑑賞などは娯楽なのでは……と感じることもあるでしょう。
しかし、映画鑑賞というのは大切です。
なぜかというと、映画というのは人間の生き様を描いたものが多く、人というのはどういうものなのかを知ることができるからです。
「人」というのは知るのに、映画というのは最適です。
また、映画を見ることにより、会話のネタが増えるので、人と話すときに便利でしょう。
また、最近ではYouTube鑑賞もおすすめです。
日常生活を紹介しているものから、ビジネス系までさまざまなジャンルの情報を得ることができます。
旅行
就活において、旅行経験はアピールできるポイントになります。
履歴書に書く自己PRというのはこれまでの経験をもとにアピールします。
自己PRにはどのようなエピソードを書けば良いかというと、学生時代の部活動やサークル活動、留学経験などどのようなことについても良いでしょう。
大切なポイントは、こういった経験からどのようなことを習得できたのかということです。
旅行に行くと、さまざまな体験ができ視野が広がります。
このことから自己PRにおいて、旅行はアピールできることであると言えます。
アルバイト
学生時代にアルバイトをしていた経験も面接の際にアピールできます。
アルバイトで身につくことといえば、何かを成し遂げる継続力やさまざまな人間関係。
社会に出てコツコツと何かを成し遂げるというエピソードは、真面目さや勤勉さ、努力できる人だと認識されることになるでしょう。
これから社会人として仕事を任せたいと思ったときにこれらの力は、求められることになります。
正社員になると、アルバイトのときに比べると長い時間取り組んでいくことになるでしょう。
また、その仕事を習得するために、新しいスキルを身につけ、さまざまな経験を重ねなくてはいけません。
そのためには、アルバイト経験から習得した継続力や努力をアピールすることができると、社会経験の基礎があるとみなされ、評価は高いでしょう。
アルバイトの経験をしておくことで、社会に出てからのイメージが多少は身につきます。
自分より目上の人や下の人と交流することでさまざまな人間関係を学べるでしょう。
人間関係の輪を広げる
社会に出ると、人間関係というのは切っても切り離せません。
学生時代に狭いコミュニティーで生活するのではなく、サークル活動やアルバイトをしておけば良かったという人もいます。
このように幅広く人と交流するのは学生時代にやっておくことをおすすめします。
自分と異なる価値観の人ともうまく話せるようになると、コミュニケーション能力が身につくようになり、社会に出ても苦労することはありません。
社会人になると、出会える人というのは限られてしまいます。
また、利害関係があるから交流するという状況も生まれてくるでしょう。
そのため、きらきらと輝ける学生時代において、さまざまな人に出会っておくということは貴重なことです。
社会人になっても学生時代の友達とは長く交流できることもあるでしょう。
学生のうちにさまざまな人と交流しておくことが大切だと言えます。
【理系大学生はこれをやるべき!】自分がやりたいことをやる
大学生活というのは早く過ぎてしまうものです。
そして、卒業すると大半の人が社会人になります。
社会人になると思うように時間が使えなくなるのです。
社会人に学生のうちにしておけば良かったことで多く挙げられるのが、海外旅行や部活・サークルなどです。
学生時代にさまざまな人と交流し、いかにいろんなことを体験をするかどうかで、その後の世界の見え方が大きく変わってきます。
また、社会人になると、長期間の海外旅行やちょっとした国内旅行も自由にはいけなくなってしまうでしょう。
短期間の旅行であっても、行けるのはGWやお盆など費用が高くなってしまう時期になってしまいます。
オフシーズンに人混みに紛れず自由に旅をするなら、学生のうちに旅行へ行っておくべきです。
そのほかには、資格の取得、アルバイトなどもおすすめ。
社会人になると本当に時間がなくなるので、やりたいことはぜひ、学生のうちにやっておきましょう。
【理系大学生はこれをやるべき】 まとめ
理系大学生がやっておきたいことをご紹介しました。
すべてをやる必要はありません。
ここに紹介したのはほんの一部になります。
しかし、理系大学生が学生生活のうちにさまざまな経験を体験しておくことは、就活をするうえでとても有利です。
学生のうちに、今やってみたいことをやってみましょう。