HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「理系の実験レポート作成がつらいのだけど、どうすれば楽に提出できる?」
「レポートを提出がつらすぎてどうすればいいかわからない」
大学で理系の学科に進んだ学生の中には、就活以外にもこのような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、理系の実験レポート作成や提出に関して何がつらいのか、レポート作成を少しでも楽にするためのコツについて紹介します。またコツを押さえてもレポートの作成がつらい場合の対策や、レポートを提出しなかった場合にどうなるのかについても解説します。
この記事を読むことで、理系の実験レポートの大変さやつらいと感じる部分を理解することができ、どのように対処することでレポートの作成や提出の負担を軽減できるのかを考えることが可能です。
理系の実験レポートについて悩みを抱えている大学生の方は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
目次[目次を全て表示する]
実験レポートを作成するのがつらい理由
理系の大学生は授業内容の難しさや出席・提出物の多さ、単位の取得の大変さなど、就活以外にも様々な苦労を抱えています。
そしてそんな中で多くの理系の大学生がつらいと感じているもののひとつが、理系ならではの授業ともいえる実験とそれをまとめるためのレポート作成です。
ここからは実験レポートの作成がつらいとされている主な理由について、2つ紹介します。
毎週提出しなければいけないため
理系大学生が行っているいわゆる学生実験と呼ばれる授業は、毎週決められた曜日にスケジュールが組まれています。つまり、毎週実験を行い、その経過や結果について都度レポートにまとめなければいけません。
そして、まとめたものは毎週提出することが求められるので、作成に手間がかかる点や、一度提出をさぼるとどんどんため込んでしまいかねない点がつらいポイントです。
時間がかかるため
毎週提出する実験レポートが手軽に作成できるものであれば、そこまで負担やつらさを感じる学生は少ないかもしれません。ただ実験レポートは実験に出てくる公式や現象の説明、実験中の手順操作の説明、実験結果、考察など様々な内容を含みます。
このため1回の実験レポートの量は多く、エクセルやワードを使っても時間がかかってしまいます。さらに手書きとなるとさらに時間がかかり、文章だけではなく考察なども考えなければならないため、場合によってはレポートの作成に1日以上かかることも珍しくないようです。
理系の実験レポート作成を少しでも楽にするコツ6つ
理系の実験レポートは、毎週提出しなければならない、量が多くて時間がかかるなど、つらいと感じる要素が多く見受けられます。そのため、レポート作成に苦労している大学生もいるのではないでしょうか。
そんなときに参考にしていただきたいのが、実験レポート作成を少しでも楽にするコツです。しっかりコツを掴んでおけば多少なりとも時間を作りやすくなり、就活にも力を入れやすくなります。
ここからは、そんな実験レポートを少しでも楽に作成できるコツを6つ紹介します。
1:Excelの入力欄を先に作成しておく
実験している最中、測定した値を定義式に代入して値を算出することや、測定値を使用してグラフを作成することは珍しくありません。その際にいちいち定義式やグラフを入力していると、手間や時間がかかりがちです。
そのため、あらかじめExcelの入力欄を先に作成しておくと手間や時間を省くことができます。ただ入力欄を作成するだけではなく、数値を入力するだけで計算やグラフが作成できるようにしておくとより便利です。
2:参考文献を早めに用意しておく
実験レポートには参考にした文献を記載する必要があるのですが、実験開始前もしくは開始直後のタイミングで早めに文献となる資料を用意しておくこともコツのひとつです。
実は学生実験は1人ではなく複数の学生が1つの実験に携わるので、レポート作成の際に多くの学生が同じ参考文献を取り合うことがあります。そうなるとレポートの作成に必要な文献が手に入らない可能性も出てきます。
このような事態を避けるためにも、参考文献となる資料は大学または地元の図書館を利用して、早めに準備しておくことをおすすめします。
3:分かるところは先に書いておく
実験を開始する際、わかるところや書けるところはあらかじめ先に書いておきましょう。例えば実験方法や目的、原理に関しては実験をする前から分かっていることですので、先に書いておいても問題ありません。
むしろこれらの情報を先にレポートに入力しておけば、実験方法や目的に関する予習にもつながります。ExcelやWordで入力する場合は後で変更することも容易なので、作成の手間を省くのに効果的です。
4:先輩に過去のレポートを借りる
以前に同じような実験を行っている先輩がいるのであれば、過去のレポートを借りて参考にする方法もあります。同じ実験ではなかったとしても、文章の書き方や構成などは参考にすることが可能です。
文章の切り出し方や結論への導き方、レポートそのもののまとめ方などは、実際に読んでみて良い部分や悪い部分を参考にすると勉強になります。
ただしそのまま丸写しするのでは意味がなく、コピペツールを使うとすぐに発覚してしまうためやめましょう。
5:あまり力を入れないようにする
実験レポートの評価を気にして、作成に力を入れすぎてしまう大学生もいるのではないでしょうか。実は実験レポートの作成に力を入れても、考察が練られていないと他の学生との差は出にくい傾向があります。
このため実験レポートばかりに力を入れるのは非効率的なので、就活などほかのことに時間や力を入れるために、ある程度の形で整えるのもレポート作成の負担を軽減するコツです。
6:コツコツと書くことを習慣化する
ほかにもおすすめのコツとして挙げられるのが、書く習慣を身につけることです。こつこつとレポートを書く習慣を身につけることで、レポート作成のつらさを精神的にも軽減しやすくなります。
少なくとも毎週一夜漬けでレポートを作成するよりも実行しやすく、習慣化すれば自然とできるようになるでしょう。
レポートを提出しないとどうなる?
実験レポートの作成が追い付かず、提出期限を過ぎてしまった、提出できなかったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
通常の学科のレポートであれば、提出期限を過ぎた場合や提出できなかった場合でも教授によっては減点程度で済む可能性があります。ただ理系の学科の実験レポートの場合は、単位が取れないという問題に発展する可能性もあります。
そもそも理系の学科では学生実験は必修単位に設定されている大学がほとんどなので、必修単位を落としてしまうと当然単位をもらえなくなります。それが重なると留年になってしまうリスク、そして就活に悪影響を及ぼすリスクも高くなります。
このため、どんなにつらくてもコツを踏まえてきちんと期限内にレポートを提出しなければなりません。
それでもどうしてもつらいときには
どんなにコツを押さえて実験レポートの作成に取り掛かっていても、あまりにつらすぎて苦しいと感じる方もいます。そのような状態で無理をし続けてしまうと、身体的にも精神的にも耐えられなくなり、自主退学に追い込まれる可能性も低くはありません。
このようにどうしてもつらい時は一度原因から離れてみることが大切です。例えば1週間程度大学を休んで、自分を客観視してみることも必要になります。
それでも気持ちが戻らないほどひどいのであれば、休学も視野に入れて家族や友人、大学の学生相談室などに相談してみるのも選択肢のひとつです。
このように1人で抱え込まず、つらいという気持ちに目を向けてあげましょう。
将来のためにも力を入れすぎず確実にレポート提出ができる方法を考えてみよう
理系の大学生は3年になると、就活以外にも実験やレポートの作成・提出に追われるようになるため、つらいと感じるケースが増えてきます。
ただ実験や実験レポートは自身の評価だけではなく、必修単位であり、卒論を兼ねていることも多いです。そのためレポートを毎週きちんと提出できなければ、最悪留年してしまう可能性も出てきます。
このため今だけではなく将来のことを踏まえて、力を入れすぎない程度に確実なレポート提出ができる方法を、この記事を参考に検討してみましょう。