理系の大学生活って楽しいの?メリットや忙しいと言われる理由について解説

理系の大学生活って楽しいの?メリットや忙しいと言われる理由について解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

「理系の学部に進む予定だけど、楽しい大学生活を送れるのかな?」
「理系大学って楽しくないところなんでしょ?」

理系の大学生活について、このように疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

この記事では、理系の大学生活が楽しいと言える理由や、文系と理系の大学生活の共通点、理系の大学生活が忙しいと言われる理由などについてお伝えしていきます。また、大学選びの際に理系の大学を選ぶメリットも紹介していきます。

理系の大学生活が楽しい理由や忙しい理由について知ることで、理系に進みたいと考えている方は安心して進学を決断することができるでしょう。

これから理系の大学に進もうと考えている方は、記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

理系の大学生活って楽しいの?

理系の大学生は勉強に多くの時間を割かれます。そのため「理系はつまらないのではないか」などと思う方も多いのではないでしょうか。

結論から述べると、理系の大学生活は楽しいものです。

意識の高い仲間に囲まれ、専門性の高い勉強や研究に思う存分打ち込むことができます。また、就職活動の役に立つ経験ができるといった、理系ならではのメリットを享受することも可能です。

勉強が苦ではないという方や、気になる理系分野をとことん突き詰めたいという方にとっては、理系の大学生活はこの上なく楽しいものと言えるでしょう。

理系の大学生活が楽しい理由

理系の大学は勉強が忙しいイメージがありますが、そんな中でも学生生活を楽しんでいる方は多くいます。

まずは、理系の大学生活が楽しい理由を解説していきましょう。理系の大学を目指している方は、以下の内容を参考にしてみてください。

高度な学習が可能であるため

高校では経験できないような実験や研究などに心ゆくまで打ち込むことができ、刺激的な毎日を送ることができるでしょう。また、周囲にいる同級生も同じように学問に対する意識が高く、モチベーションを維持しながら勉強を楽しむことができます。

企業と共同で研究を行うことができる

企業との共同研究では就職後の研究活動の体験をすることができ、研究の成果が出しやすいというメリットもあります。このような刺激的な経験ができるのも、理系の大学生活が楽しい理由の1つです。

深い趣味の話ができる友人が作れる

理系に進む学生は専門的な分野を突き詰めたいタイプが多く、今まで出会えなかったような趣味が合う友人にも出会えるでしょう。このように、深い趣味の話ができる友人を作ることができるのも、理系の大学生活が楽しい理由の1つです。

文系と理系の大学生活に共通する3つのこと

ハードルが高いと思われがちな理系の大学ですが、実は文系の大学と共通していることもあります。ここからは、文系と理系の大学生活に共通する3つのことを紹介していきます。以下の内容を参考にして、理系の大学生活をイメージしてみましょう。

1:長期休暇の長さ

理系と文系の学生は、長期休暇の長さは同じです。夏休みの場合、試験が終了した後の7月下旬~8月上旬・9月上旬~9月下旬までの約1ヶ月半が休みとなります。

大学生ならではの長い休暇を活用して、運転免許の取得にチャレンジしたり、旅行に出かけてみたりしてはいかがでしょうか。社会人になる前に、貴重な経験をたくさん積むことができます。

ただし、理系の大学生は休み期間中に課題が課される場合や、学年が上がるにつれて休暇中でも研究室に通うことが必要な場合もあります。「遊べる時は遊ぶ」というように、メリハリをつけるよう心がけましょう。

2:必要な単位数

ほとんどの大学では、文系・理系共に125単位前後の取得が卒業までに必要といわれています。

しかし、理系の学生は学年が上がるごとに研究室や実験が忙しくなる傾向があるため、1年生、2年生の間にできるだけ多く単位を取得しておくことが望ましいでしょう。

また、文系と理系では単位取得の難易度が異なるという点も注意が必要です。単位を取得するために試験だけパスすれば良いというわけでなく、理系の学部では講義に毎週出席することやレポートの提出などが必要になることも多いでしょう。

3:基本的な講義と単位の仕組み

基本的な講義や単位の仕組みも、理系と文系に違いはありません。講義への出席とテストの結果から、単位の取得の可否が決まります。

ただ、理系の講義や試験は難易度が高いということや、出席を毎回取る講義が多いという点から単位取得が困難になる場合もあるでしょう。

理系の大学生活が忙しいと言われる6つの理由

理系の大学生活は、その忙しさから「大変」「楽しくない」と思われがちです。では、理系の大学生活が忙しいと言われるのはなぜなのでしょうか。

ここからは、理系の大学生活が忙しいと言われる6つの理由を解説していきます。

1:講義が難しくテスト勉強が大変

講義が難しく、しっかり聞いておかないと内容を理解することができないため、普段から講義への出席が欠かせません。また、講義で取り扱う内容が難しいことから、テスト勉強にも時間を多く割かれるでしょう。

2:実験とレポートが大変

理系の大学生活の醍醐味とも言える実験やレポートは、理系の大学生活を充実したものにしてくれる一方で、大きな負担になります。

理系の必修科目の中には実験を行うものが多く、実験はその内容が終了するまで帰宅することができないこともあるため、授業の終了時間を過ぎても実験を続けることがあるでしょう。

また、実験が終わったらその結果をレポートでまとめなければなりません。このレポートというのも難易度が高く、書くために多くの準備やデータ収集が必要となります。実験を行っただけでは単位取得とならないため、レポートの完成にも時間を必要とするでしょう。

このように、講義以外に多くの時間を実験やレポートに割かなければならないことも、理系の大学生活が忙しい理由の1つと言えるでしょう。

3:2年生までは必修科目で忙しい

文系に比べ、理系は必修科目が多いとされています。2年生まではこの必修科目で忙しいという面も、理系の大学生活が忙しい理由と言えるでしょう。

必修科目は毎週出席を取るものが多く、講義を欠席するわけにはいきません。また、内容的にも休むとついていけないような難しいものが多いため、緊張感を持って講義に臨む必要があります。さらに、必修科目は単位を落とすと留年の決定打にもなるため、注意が必要です。

4:4年生での卒業研究が忙しい

理系の大学4年生は、基本的に毎日のように研究室に通い、夜遅くまで研究に勤しむため、忙しくなるといわれています。

研究室に入らなくても卒業できる大学もありますが、「せっかく理系の大学に入ったのだから」と研究室に入る人が多い傾向にあります。

5:単位を落としやすい

理系は講義の内容が難かしいことから、単位を落とさないよう、勉強に費やす時間も多くなるといえます。また、落とした単位が原因で次のステップに進むことができず、講義を取り直すこともあるため、その分さらに忙しくなるでしょう。

6:教職課程を取ろうとすると履修単位が増えて大変

忙しい理系の大学生が教職課程を取ろうとすると、さらに履修単位が増えて大変になります。また、教職課程の単位は卒業単位に含まれない場合も多いため、生半可な気持ちでチャレンジすることはやめた方が良いでしょう。

大学で理系の学部を選ぶ4つのメリット

ここまで、理系の大学生活が忙しいということについてお伝えしてきましたが、理系の学部を選ぶことにはメリットもあります。ここからは、大学で理系の学部を選ぶメリットを3つ紹介していきます。理系を選ぶか迷っている方は、以下の内容を参考にしてみてください。

  • 社会に出ても役立つスキルが身につく
  • バランスの取れた充実した生活を送れる
  • 学校推薦で就職が有利になる場合がある
  • 就職できる業種が多い

1:社会に出ても役立つスキルが身につく

忙しい理系の大学生活をこなすことで、効率の良い時間の使い方や集中力を養うことができるでしょう。

また、理系の大学では企業との共同研究に参加できる場合もあります。共同研究に参加することで、就職後に役立つスキルを習得することが可能です。

このように、理系の学部を選ぶことで社会に出ても役立つスキルが身につくといったメリットがあるでしょう。

2:バランスの取れた充実した生活を送れる

大学生になるとその自由時間の多さから、自己管理ができなくなってしまう学生もいるでしょう。

しかし理系の学部は勉強が難しく、講義の出席も必須であるため生活態度を整える必要があります。他学部の学生に比べて、バランスの取れた充実した生活を送れるというのも、理系の学部を選ぶメリットと言えるでしょう。

3:学校推薦で就職が有利になる場合がある

理系の学部は就職活動において、「学校推薦」という枠を用意しているところが多くあります。このような学校推薦を使うことで、就職が有利になる場合があるというのも理系の学部を選ぶメリットと言えるでしょう。

学校推薦は、一定の成績を満たしていることが条件となるため、合格率が高いのが特徴です。推薦枠を使えば就活を早々に終えることができるため、精神的にも時間にも余裕が生まれます。

4:就職できる業種が多い

就職できる業種が多いというのも、理系の学部を選ぶ大きなメリットです。理系の学部から就職できる業種には、以下のようなものがあります。

・研究職
・技術開発
・生産・製造業
・品質管理
・SE(システムエンジニア)
・薬剤師

自身が大学で学んだ知識やスキルが直結する職業であるため、就職活動に迷いが出ず、また、就職後もやりがいを感じることができるでしょう。

理系の学部に進んでも楽しい大学生活は可能

理系の学部に進むことで多くのメリットがあることは分かりましたが、それでも忙しさなどが気になって、理系の学部に進むことが決断できないという方もいるのではないでしょうか。

ここからは理系の学部に進んでも楽しい大学生活を送ることは可能なのかをお伝えしていきます。以下の内容を踏まえて、理系の大学生が自由時間をどう過ごしているのかをイメージしてみてください。

4年生以外は意外にゆとりがある

「理系は勉強が忙しい」と覚悟していたにもかかわらず、実際に理系の学部に入ってみたら「そこまで忙しくなかった」という方もいるのではないでしょうか。

実は多くの場合、研究室での活動が本格化する4年生以外は意外にゆとりがあるといわれています。留年を回避するために必修科目の講義を頑張る必要はありますが、空き時間もあるため自分のペースで時間を使うことができます。

また、忙しさの度合いは学科によって様々です。実験が少ない学科なら、自由時間をある程度確保することができるでしょう。

アルバイトやサークルもできる

理系の学部に進むと、「忙しいからアルバイトやサークルはできない」と思う方も多いことでしょう。しかし、理系の学部に進んでも、場合によってはアルバイトをしたりサークルに参加したりすることも可能です。

まず、アルバイトについては理系の知識やスキルを活かして、プログラミング教室の講師や塾講師といった高時給のアルバイトをこなすことができます。

また、研究室の補助のアルバイトをするといった選択肢もあります。研究室のアルバイトであれば新しく業務を覚えたり人間関係を構築したりする必要がないため、負担が少なくて済むというのもメリットでしょう。

時間の確保が難しい場合には、短期アルバイトを選ぶのもおすすめです。短期間で様々な職業を体験できるため、人生経験にもなるでしょう。

サークルは自由時間の少ない理系の大学生にぴったりです。サークルは部活と違って出席日数や遅刻に関する規則が緩いため、都合の合う時だけ参加することができます。

サークルに参加することで趣味の合う友人を得ることができ、忙しい勉強の息抜きにもなるでしょう。

勉強が好きなら理系でも楽しい大学生活を送れる

ここまで、理系の大学生活が楽しいのかについて解説してきました。

理系の大学生活は実験やレポートが大変であり、2年生までの必修科目、4年生での卒業研究などで忙しい日々となりますが、メリットとしては、社会人になってからも役立つスキルが身に付くという点や、学校推薦で就職が有利になるという点がありました。

さらに、時間を上手にやりくりすれば、ゆとりのある大学生活を送ることも可能です。アルバイトやサークルいった、学生ならではの楽しみ方もできるでしょう。

理系に進もうと思っている方は、記事を参考にしながら理系の学部に進んだ場合の大学生活をイメージしてみてください。

大学生活を楽しみつつも就活を有利に進めるためたい方は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます