知能システム研究を学べる大学や就職先を知ろう!システム研究の将来性などを解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

知能システム研究は、日本のみならず世界を支える研究分野です。

産業革命、情報化社会と大きな進化を続ける現代ですが、その裏側にはすぐれたシステムの存在があります。

多分野で活躍するシステムも、今や知能を備える時代になりました。

システムの知能レベルが上がれば上がるほど、人間の生活は快適で豊かなものになります。

システム研究は、未来の人類生活を担うことと同意義です。

今回は、そんな知能システムを学べる大学や就職先を紹介します。

さまざまな可能性に満ちた知能システム研究で、人類の未来を支えてみませんか。

【システム研究室ってどんなところ?】システム研究の現状

知能システムとは、人工でありながら、生物のような知能や性能をもち合わせたシステムのことです。

稼働範囲は特定の分野に限らず、さまざまな業界で必要不可欠な存在になっています。

知能システムというと難しいように聞こえますが、たとえば簡単なオペレーター業務をおこなう、クレジットの不正利用を検知するなど、意外に身近なところで役に立っていることもあります。

今や知能システムを取り入れている企業は数多く存在しており、その恩恵は計り知れません。

そのため、システム研究は現在急成長しており、ぜひ注目してほしい業界になります。

また、業界の盛り上がりと共に、大学でのシステム研究に関する専門的な学部も増えてきています。

システム研究の業界にチャレンジしたいなら、大学での学びはとても重要でしょう。

【システム研究室ってどんなところ?】よく研究テーマになるシステムの分野

システム研究と一口に言ってもその分野はさまざまです。

大学や学部によって学べる内容は大きく異なります。

なかでも自動運転の制御システム研究や移動ロボットシステム研究、宇宙システム研究などは特に有名で注目されている分野です。

有意義で将来のためになる学習をするためにも、自分が興味のあるシステム分野を深く学べる大学について詳しく調べましょう。

それではそれぞれの分野についてどのような研究がおこなわれているか紹介します。

自動運転研究

近年、高齢者の操作ミスによる自動車事故が多発しています。

そのような背景からも、自動車運転の研究が注目を浴びているのです。

人間による運転は認識、判断、操作によりおこなわれているとされています。

それらをシステムが全自動でおこなえれば、人的ミスによる事故が減るうえ、渋滞が緩和するなど、より快適な交通環境が手に入るのです。

このようにありがたい恩恵が得られる自動運転を制御するためのシステムを設計するのが、自動運転研究です。

自動運転は、SAEというあらゆる乗り物の自動化標準機構が定義した、0〜5のレベル分けがされています。

0はドライバーによる運転、5は完全なシステムによる運転です。

2021年現在は、市販車でレベル3の条件つき自動運転まで進んでおり、レベル5実現に向けての研究がおこなわれています。

移動ロボット研究

移動ロボットは、働き手不足が懸念される日本において、なくてはならないシステムの1つです。

たとえば災害時を想定してみましょう。

危険な場所へと侵入してくれるロボット、介護者の移動を簡単に行ってくれるロボット、広大な敷地のなかで材料を輸送してくれるロボットなどが必要となります。

実際、人の手ではできないことや足りない部分を補ってくれるものが次々と誕生しています。

そんなロボットを制御するためのシステム設計をおこなうのが移動ロボット研究です。

日本であまり見かけることはありませんが、海外では街中を移動ロボットが自動で走行し、デリバリーや荷物配送をしています。

経済産業省でも自動走行ロボットの社会実装に向けての資料を公表しており、ますます研究は盛んになることでしょう。

宇宙システム研究

宇宙システムとは、打ち上げロケット、人工衛星、地上運用管制システムなどのことです。

宇宙構造や衛星システムを宇宙環境で使用する機器の開発をしています。

宇宙は日常生活であまり馴染みのない分野です。

その一方、宇宙システムを学べる大学や学部は増えてきています。

なぜなら、2050年には宇宙エレベーターが開発されるという説もあります。

民間人のみで宇宙へ行った事例も出てきていることから、今後ますます注目される分野といえるでしょう。

宇宙が身近になってきている今、未知の領域で次世代を担う人材になりたい方には、宇宙システムの分野を学ぶのがおすすめです。

宇宙システムにもさまざまな領域があるので、何に興味があるのかしっかりと把握しておきましょう。

【システム研究室ってどんなところ?】おすすめのシステム研究室

上記で触れただけでも、知能システムを扱う分野は多岐にわたっているとわかります。

どれも今後欠かせない分野であり、全国にはたくさんのシステム研究をおこなう研究室があります。

自分の関心のあるテーマについてより詳しく、より実践的に学ぶためには、その研究室がどんな研究をしているのかを知る必要があるのです。

そこで、おすすめのシステム研究室をいくつかご紹介しましょう。

知能システムを大学で学びたいと考えている方は参考にしてください。

東京電機大学

ロボットシステムについて研究したい方へおすすめしたいのは「東京電機大学」です。

こちらの大学では、入学してすぐにものづくりの基礎を体験でき、そこでロボット研究をすることができます。

東京千住キャンパスの未来科学部にはロボットメカトロニクス学科もあり、メカトロニクスの基礎となる機械、電気・電子、情報、制御の4分野を総合的に学べます。

時代の変化に適応してものづくりができる技術者や研究者を養成することが目的とされており、グローバルに活躍できる人材を輩出するためのカリキュラムがそろえられているのです。

大学で4年間学んだあと、修士課程や博士課程に進む方も多く、長きにわたってロボットシステム研究をしたいと考えている方にはぴったりの大学です。

近畿大学

近畿大学の理工学部機械工学科には知能機械システムコースがあります。

まさに、知能システムを専門的に学ぶことのできる大学です。

また、工学部においても、ロボティクス学科、機械工学学科があります。

そのため、専攻したい分野がすでに決まっている場合もおすすめできます。

理工学部では、全国の大学でも珍しく、一人ひとりに3D-CADを完備しているため、設計から製品の完成まで一貫して取り組めるのです。

専門的な学びができるため、就職してからも大学での実習がかなり活かされるといわれています。

その技術力の高さから、あらゆる産業への就職率が高いのです。

「国際的な技術者としての基盤的能力」を学科の掲げる目標にしていることからも、技術力を特に高めたいと考えている方は検討していただきたい大学といえます。

宮崎大学

宮崎大学工学部は令和3年より大幅な改編があり、1学科6プログラムになりました。

それによりロボット工学のみならず、幅広い分野の知識を得られるようになったのです。

「宮崎に根ざし世界に目を向けた工学部」を目標に、問題発見・解決能力を備えた創造性豊かな技術者の育成を目指しています。

どのプログラムにおいても、レベルの高い学習ができるでしょう。

特に機械知能工学プログラムでは、超スマート社会に向けたものづくりをしています。

製造業に限らず、医療や畜産業においても活躍しているシステムの研究ができるのです。

進路として半数が大学院、半数が就職をしています、就職先も大手企業が多く、それだけ必要とされる技術を学べる場であることがわかります。

【システム研究室ってどんなところ?】システム研究の就職先は?

システム研究は自動車や船といった輸送機器から、工場のロボット、身近にある電子機器まで、さまざまな機械系に携わる職業です。

通常、ほかの分野であれば、大学で学んできた研究に関連するメーカーや研究室への就職が一般的です。

しかし、前述している通り、システム研究が活かされている分野は多岐にわたります。

そのため多種多様な就職先から選択することが可能です。

たとえば移動ロボットシステムでも、デリバリー関連から飲食系が就職先になったり、配送の関係からネットショッピング関連の企業が就職先になったりする可能性もあります。

世界的にも注目されている分野なので、グローバルな活躍ができる可能性も大いにあり得ます。

どの業界においても、今後の社会を担う重要な職種であることは間違いありません。

【システム研究室ってどんなところ?】システム研究の将来性

システム研究が今後廃れる可能性については、極めて少ないといえます。

どれだけ有能なシステムを作り出そうと、人間が作り出したものである以上は欠陥が発生しないとは言い切れません。

しかし、定型業務や対人業務などはますます知能システムに代替されていくことでしょう。

今後はさらに多種多様な業種との組み合わせの登場、進出が期待できます。

人間が利便性や効率を求め、進化を続ける生き物である以上、システム研究に終わりは来ません。

そのためシステム研究はあくまでも裏側の設計ですが、市場価値は高く、将来性があるといえるでしょう。

今システム研究を始めることで、将来的には標準化されているような、有能なシステムの開発に携われる可能性も十分にあります。

【システム研究室ってどんなところ?】まとめ

人間の利便性を支える知能システム研究の活躍の場は、今後どんどん増えていく可能性が高いです。

また、将来性の観点からも注目されている分野であるため、就職希望者もどんどん増えていく業界になるでしょう。

そんな社会を担う、専門的な知識を得るために、大学選びはとても重要です。

今回紹介したもの以外にもさまざまな知能システム研究があるため、気になるものは大学のホームページなどで詳しく調べてみることをおすすめします。

未来あるシステム研究の分野で活躍するためにも、興味のあるテーマを専門的に学べる大学を選んでください。

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