プログラミングは独学でも可能?学習のポイントやおすすめの学習ツールも紹介

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

「プログラミングって独学でマスターできるの?」 「独学におすすめの学習サイトや書籍、ゲームが知りたい」 「初心者だけど、何からはじめたらいい?」 独学でプログラミングを学びたいと思っている方の中には、このような疑問を持っている方もいるでしょう。

この記事ではプログラミングを自分でマスターするための学習ロードマップや、効率よく学ぶためのポイント、初心者からはじめられる学習サイト・本・アプリ・ゲームなどを紹介しています。

どこから手をつけてよいのかわからない方も、この記事を読めば、自分にとって最適な学習サイクルを見つけられるでしょう。

また、独学のプログラミング学習で陥りやすい挫折ポイントやその対処法も説明していますので、これまでに何度かチャレンジして上手くいかなかった方も、この記事を参考にしっかりとプログラミングをマスターしましょう。

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プログラミングを独学でマスターするには?

初心者がプログラミングを独学でマスターするのは、かなりハードルが高いと感じてしまうのではないでしょうか。確かにひと昔前ならば、プログラミングを独学で学ぶための環境や教材が整っているとは言いがたい状況でした。

しかし、最近は学習サイトやアプリなど、インターネット環境さえあれば自由に学べるようになっています。

ここでは、プログラミング言語の選び方や学習環境の整え方、レベルの見極め方や目的の定め方など、学ぶ準備として必須の内容を説明します。

プログラミング学習がスムーズに進められるように、まずは自分のレベルを把握しつつ、目的達成のためにきちんと準備しましょう。

自分のレベルや目的に合った学習をする

一般に、プログラミングをマスターするには長い期間の学習が必要とされています。スクールならコースを選びカリキュラムに沿った形で学べますが、独学の場合は自分でレベルを判断し、自分で教材を選ばなければなりません。

この最初の段階で誤ると、時間のかかるプログラミング学習のゴールはさらに遠ざかることになるでしょう。

まったくの未経験なのか、基礎的なプログラミングの知識や用語は知っているのか、仕様書があれば簡単なプログラムは書けるのか、それぞれの段階に応じた教材と学び方があります。

また、プログラミングの目的がアプリ制作かサイト制作か、それともゲームやAIを作りたいのかによっても学び方は変わってきます。

ご自身の現状の知識やスキル、そしてプログラミングの目的を正確に把握しましょう。

プログラミング言語は難易度の低いものを選ぶ

プログラミング言語を選ぶのと同時に、HTMLやCSSをある程度使えるようになる必要があります。HTMLやCSSはプログラミング言語の一種と混同されることも多いですが、役割が異なるので注意が必要です。

HTMLやCSSはマークアップ言語という種類の言語で、プログラミング言語が処理や動作をパソコンに指示する言語であるのに対し、HTMLやCSSは構造や見た目をコントロールする言語になっています。

HTMLやCSSの特徴は、簡単で書いた通りに動作し、見た目もわかりやすいという点です。学習サイトや教材によっては、プログラミング言語と一緒に学べるものもあります。

プログラミング学習はとにかく覚えることが多いため、初心者であればなるべく簡単な言語を選びましょう。

また、学習サイトや参考書が充実している言語を選ぶというのも1つの手です。利用者の多い言語の方が、学習サイトや参考書も充実しているケースが多い傾向にあります。

学習環境を整える

目標をどこに設定するかにもよりますが、独学でプログラミングをマスターするにはかなりの学習時間が必要となります。1日のうち何時間を学習時間にあてられるのか、合計何時間で目標までたどりつけるのか、きちんと期限を設けて学習計画を立てましょう。

ハード面で必要なものは、基本的にはインターネットに繋がったパソコンがあれば大丈夫です。必要なソフトウェアなどをインストールし、通常通り動作するなら問題ありません。

参考書などの書籍類は、プログラミングに関する知識が体系的に掲載されているものが多いので、初心者にとっては特に大事な教材です。基本がきちんと学べるものを必要に応じて購入しましょう。

プログラミング学習の目的を明確にする

「○○ができるようになりたい」という一種の初期動機が、プログラミング学習の目的でありゴールです。逆にいえば、この動機がなければプログラミング学習の明確な目的を設定できません。

プログラミングによってできることは多岐に渡り、Webサイトの構築やアプリケーション・ゲームの開発、そしてAIもプログラミングによって作られています。

目的が決まれば言語の選択肢がある程度見えてきます。そして言語が決まればその習得の難易度を把握でき、どれぐらいの学習時間が必要か具体的になるでしょう。

プログラミングの独学が挫折しやすい理由と対処法

インターネット上で数多くの学習サイトの教材や動画素材などが閲覧できる今、独学でプログラミングをマスターすることは決して不可能ではありませんが、残念なことに途中で挫折してしまう方の数は少なくありません。

プログラミングは言語の種類や構築の仕組みなどを考えればわかるように、非常に多様性に富んだスキルです。独学でプログラミング学習に取り組めば必ずエラーの連続に見舞われますが、そのエラーの原因を特定しようとすると、さまざまな問題が立ちはだかります。

ここでは、独学でプログラミングを学習する方が挫折してしまいがちな6つの原因と、その対処法を紹介します。

理由①環境構築でつまずく

プログラミングには、パソコンとインターネット、テキストを書き込んで実行するためのソフトウェアが必要です。

ソフトウェアとしてプログラミングに特化したAtom・Sublime Text・VSCodeなどのコードエディタが必須ですが、総合開発環境(IDE)と呼ばれる統合型のソフトウェアもあります。

IDEはテキストエディタの機能を含みつつ、記述されたプログラムを解析しコンピュータが実行可能な形式のプログラムに変換するコンパイラや、バグと呼ばれるエラーを発見し修正するデバッガなどのツールを統合したソフトウェアです。

IDEはプログラマの作業効率を向上できますが、自分がマスターしたいと考えているプログラミング言語が、どのIDEに対応しているのかを調べる必要があります。

このように環境構築は複雑な要素を含んでおり、初心者がつまずく要素の1つです。まずはわかりやすく解説しているWebの記事やサイトを見つけ、自分のケースとすり合わせてみると良いでしょう。

他の対処法としては、複雑で高度な環境設定が必要な言語ではなく、簡易な設定でプログラミングできる言語からはじめてみるのもおすすめです。

理由②言語が多く何を学べばよいかわからない

プログラミングの目的がたくさんあるのと同様に、世界には数多くのプログラミング言語が存在します。初心者は難易度の低い言語の方が習得しやすいですが、そもそもプログラミング言語の難易度は、何が基準になっているのでしょうか?

先述したように、環境構築で複雑な設定が必要な言語は、それだけでも難易度が高いといえます。ソフトウェアのインストールやその後の設定など、手順が多ければ多いほど失敗のリスクは上がるでしょう。

インターネットや書籍で情報が得にくい言語も、習得が難しい言語です。国内の利用者が少ない言語は、ほとんどの情報が英語圏という場合もあるため注意が必要です。

利用者は多いか、何が作れるか、どのOSで動くか、操作は簡単かなど、言語にはそれぞれの特徴があります。しっかりとリサーチして自分が使いやすい言語を選びましょう。

理由③学習の仕方がわからない

学習内容が広範囲に及ぶプログラミング学習では、全体像をつかみづらく、どうやって学習していけば良いのかわからなくなる場合もあるでしょう。こうした状況を避けるため、一般的なプログラミング学習のサイクルを知っておくことが大切です。

プログラミングにおける一般的なサイクルは、ゴールの設定、インプット(学習)、アウトプット(コーディング)、チェック、調整という流れになっています。

習得までには長い期間が必要ですが、学習しプログラムを書きチェックするという工程を何度も繰り返すことでしかゴールは見えてきません。

理由④何度もつまずくことで自信がなくなる

プログラミングにトライ&エラーはつきものです。そして何度やっても上手くいかなければ、自信がなくなってしまっても不思議ではありません。

もちろん、書籍やインターネットで原因を探すことは必要ですが、それでも問題が解決しないときは、コミュニティやサロンを活用するのがおすすめです。

コミュニティやサロンには、自分よりスキルや経験が上の方が参加していることもあるため、意外と簡単に対処法を教えてくれる可能性があります。

長期的にみても情報交換できる場に参加することは、モチベーションの維持や人脈の面でもメリットが多いです。プログラミング学習がある程度進んだ後でも、ビジネス上の繋がりが生まれることもあるでしょう。

理由⑤学習した後が不透明で不安

プログラミングをマスターできたとしても、その後はどうするのか、どう収益化するのかといった不安を持つ方もいるでしょう。プログラミングは仕事としても需要の多いスキルですが、具体的な活用の仕方がわからないというケースもあります。

このような不安を持つ方は、プログラミング学習の目的が明確になっていないことが多いです。ただ漠然と「エンジニアになりたい」という目的を持っているだけでは、フリーのエンジニアになりたいのか、エンジニアとして企業に就職したいのかさえ明確になっていません。

エンジニアとして企業で働きたいのであれば、その企業が求めるスキルを習得するにはどの言語が適しているか、どういった学習方法が効率的かなどを想定しましょう。

理由⑥自分の現在地がわからなくなり不安になる

目的までの作業工程が多すぎると、自分の学習がきちんと前に進んでいるのかわからなくなるときがあります。いわば現在地を見失ったような状態なので、不安になったり投げ出してしまいたくなったりするでしょう。

こうした状態に陥らないようにするためには、目的や目標を細かく設定することをおすすめします。

大きな目的がWebアプリ開発やゲーム制作の場合は、今日はHTMLを2時間やる、3日間でコードを模写してみる、といった細かい目標を立て、日々それらを実践することが大切です。

学習の記録をメモで残しておくことでモチベーションの維持にも繋がるだけでなく、残りの工程を把握するのにも便利です。

初心者向け|プログラミング学習ロードマップ9つのステップ

これまで説明してきた通り、初心者が独学でプログラミングをマスターすることは、可能ではありますが難しさもあります。

ここでは事前の心構えからキャリアの積み方まで、初心者が無事ゴールするためのロードマップを紹介します。9つのステップでプログラミング学習を完遂しましょう。

  • プログラミングとは何かを知ろう
  • 必要な学習時間の目安を知ろう
  • 学ぶ目的を明確にしよう
  • 学習する言語を決めよう
  • 学習環境を整えよう
  • 学習サイクルを知り実践しよう
  • Webサイトの模写でスキルアップしよう
  • 自分のポートフォリオを作成しよう
  • 案件を受注して経験を積もう

1:プログラミングとは何かを知ろう

まずは初歩的ながら、意外と答えづらい「プログラミングとは何か」という問いです。

コンピューターは機械語に従って行動しています。機械語は単なる数字の列で表記されるため、それをもって人間とコミュニケーションをとることはできません。そこで、人間とコンピューターがコミュニケーションをとるために開発されたのがプログラミング言語です。

プログラミングはコンピューターに動作や順番を指示するスキルのため、このスキルを習得すれば、高速でオートマチック、そして正確という特性を活かした処理を言語感覚に近い形でコンピューターに指示を送ることができます。

2:必要な学習時間の目安を知ろう

どのレベルまで到達したいかで、必要な学習時間は大きく変わります。一般には、入門レベルなら200~250時間、実務をこなせるレベルなら1,000時間以上といわれています。

入門レベルは初心者が学習をスタートさせて、プログラミングに関する用語や基本的な文法を理解できる状態です。

実務をこなせるレベルは、実際に仕事の現場でプログラマとして働ける状態です。さらに自分でシステムを考案してプログラミングできるエンジニアクラスになるには、2,700~7,000時間が必要だといわれています。

3:学ぶ目的を明確にしよう

Webサイトを作りたい、Webアプリを作りたい、ゲームを作りたい、IoTで家電やおもちゃを自動化したいなど、プログラミング学習に興味を持ったときに感じた「○○ができるようになりたい」という思いを、より具体化していきましょう。

目的が具体化し明確になったら必要な言語を選び、適切な環境を整え、何度も繰り返し学習することで、達成までの最短の道のりが見えてきます。

4:学習する言語を決めよう

初心者の場合は、難易度の低い言語を選ぶべきという点は前述した通りです。ただし、プログラミング言語はそれぞれの対応分野が異なるため、自分がやりたいことに適応した言語を選ばなければなりません。

Webサイトの制作にはHTMLやCSS・JavaScript、Webアプリの場合にはこれらに加えてPHPやRuby、ゲーム開発ならC#やC・Java・Scratchといったように、それぞれの目的にはそれぞれに見合ったプログラミング言語が存在します。

しっかりとリサーチして、自分の目的に適う言語を選びましょう。

5:学習環境を整えよう

独学でプログラミングを学習するには、学習環境を整えておく必要があります。プログラミングスクールに通っていれば、疑問やエラーへの対処法についてコーチングを受けられますが、独学では本やインターネットの情報を探すしかありません。

身近なところに相談できる経験者がいれば、質問できる関係性を築くと良いでしょう。相談できる経験者が近くにいなければ、サロンやコミュニティに参加して勉強仲間を作りましょう。

疑問を1人で抱え込まずにすむ学習環境を整えることは、行き詰まりや挫折を避けるための重要な手段です。

6:学習サイクルを知り実践しよう

まず何を作りたいかというゴールを決め、それに必要な教材を選び学習します。次に学習した内容をもとにコードを書き、エラーなどがないかチェックします。チェック結果を踏まえ、不具合解消のための対処法を調べましょう。

教材をもとに学習しているときに気をつけたいのは、その内容を完全に理解してからでないと、コードを書きはじめられないと思いこむことです。不完全な状態でも、教材から得た知識を使ってコードを書いてみることが実践的な学びとなります。

7:Webサイトの模写でスキルアップしよう

模写コーディングは、初心者が独学でプログラミングを学習するのにもってこいの練習方法です。既存のWebサイトのデザインを模写して、自分でそれを再現するようにコーディングしていくだけですが、HTMLやCSSのコーディングの流れや言語のルールなどがつかめます。

最初のうちは、模写するWebサイトは簡単なデザインのものを選んだ方が無難です。また、完全に再現するのは難しいので、自分でルールを決めながら、段階を踏んでスキルアップを目指しましょう。無料でできるというのもうれしいポイントです。

8:自分のポートフォリオを作成しよう

ポートフォリオは自分のスキルの作品集のようなもので、案件の受注やエンジニアの採用面接などで提出を求められることが多いです。

実務経験がなければ、「こんなプログラミングスキルを持っている」ということがわかる内容にしましょう。ブログなど自作のWebサイトもポートフォリオに該当します。

評価されるためのポイントは、ソースコードがわかりやすく書かれているかどうかです。

独学のプログラミング学習でありがちなのは、きちんと機能していない無駄なコードを書いてしまったり、複雑すぎて意味が通じていなかったりするため、わかりやすいコードを書くよう努力しましょう。

9:案件を受注して経験を積もう

プログラミング学習がある程度進み、ポートフォリオができあがったら、実際に案件を受注してみましょう。

副業として案件を受注する場合は、クラウドソーシングサイトの活用が便利です。大小さまざまな募集があるので、自分の使える時間を考えて受注できます。

フリーランスの立場で案件を受注しようと考えている場合は、フリーランスエージェントを使うのも良いでしょう。エージェントがそれぞれのスキルにあう案件を紹介してくれるという点がメリットですが、実績がないとなかなか案件が回ってこないということもあります。

複数のサービスを活用し、まずは最初の案件受注を目指してください。Web制作は案件数も多く、初心者でも受注可能なケースが多いです。ただし、競争率が高いため、自分のストロングポイントをポートフォリオでアピールすることが大切です。

独学でプログラミングを効率よく学ぶためのポイント

マスターするまでに気の遠くなるような学習時間を必要とするプログラミング学習ですが、すべてを学習し終えてから実践するのは効率的ではありません。学びたい言語が決まり学習サイトなどで基礎を理解したら、早速コードを書いてみましょう。

教科書や参考書といった書籍は、わからなくなったときに読んで立ち返るのに便利ですが、ただ文字面をじっと眺めていても成長はありません。

コードを暗記しようとしない

まず、プログラムのコードをすべて暗記しようとしても量が膨大です。また、プログラミング業界では短いスパンで技術革新が起こるため、丸暗記できたとしてもコードが時代遅れになることも少なくありません。

問題が生じたとき、暗記したコードを無理に当てはめるのではなく、類似のケースをインターネットで調べたり本の情報などから見つけ、解決の糸口を探すことが重要です。

こういうときはこういうやり方で解決したという体験の積み重ねが、コードの暗記よりも有用なキャリアとなります。

学習を習慣化させる

プログラミング学習に限ったことではありませんが、学習を習慣化させなければ目標の達成は不可能です。しかも、独学の場合は地道な積み重ねが大切であるため、必ず毎日パソコンを開き、少しの時間だけでも何らかの作業に取り組むというルールを作りましょう。

学習を習慣化させるために大事なのは、非現実的な目標をたてないことです。達成しうる小さな目標を日々クリアしていくことで、学習の習慣化とその先の大きな目標の達成に繋がるでしょう。

繰り返しコードを書く

プログラミングはとにかくコードを書くことが作業のメインになります。自分で考えてプログラムを構築するレベルになれば話は別ですが、初心者はコードを書くことに慣れなければなりません。

模写コーディングもそうですが、最初のうちはコードを書くことによってコーディングのルールに気づくようになります。繰り返しコードを書くことが、習得の近道になるでしょう。

質問・相談できる環境を整える

行き詰ったときに質問や相談できる環境があるかないかで、学習の進行スピードは大きく変わります。身の回りに質問・相談できる経験者がいれば良いですが、そうでない場合は質問サイトの活用も有効です。

教えたい人と学びたい人をオンラインでつなげるマッチングサービスや、さまざまなスキルや経験を売買できるサービス、ビデオチャットでコードを実際に見ながらエンジニアのアドバイスを受けられるサービスなどがあります。

プログラミングの独学におすすめの学習ツール

小学生の必修授業になったことなどからもわかるように、プログラミングへの関心や需要は確実に高まっています。プログラミングスクールに通うのも良いですが、時間や費用などの面から、自分には向いていないと感じる方も多いでしょう。

プログラミング人気の高まりに比例して、学習ツールもさまざまに進化しています。

ここでは学習サイト、教科書や参考書などの書籍、学習アプリ、学習ゲームそれぞれのおすすめを紹介します。自分の目的をよく見極め、上手にツールを使いましょう。

おすすめのプログラミング学習サイト5選

インターネットが繋がる環境であればスマホでも学べる学習サイトは、独学の方にとっては必須の学習ツールといえます。

有料か無料か、テキストタイプか動画視聴タイプ、質問や相談サービスがついているかなど、サイトによって特徴はさまざまです。

学習サイト選びに迷っている方は、ここで紹介する5つを参考にしてください。

Progate

プログラミング学習の初期のハードルともいえる環境構築をせずに学習をスタートさせられるなど、初心者がトラブルなく入れる学習サイトです。

教材はスライドで基礎を学び、その後に確認作業として実際にプログラムの1部を書き込むスタイルです。無料会員は基礎まで、有料会員は応用から実践までを含めた全課程を学習できます。

ドットインストール

約3分の動画を視聴するタイプの学習サイトです。動画は初心者向けの内容が中心で、授業を受けるようにプログラミングを学べます。動画を見ながら同時にコードを入力することで、効率的にスキルを学びましょう。

HTMLやCSS、JavaScriptなど基礎的な部分は無料で学べますが、実践的な部分や各種サポート機能は有料会員のみ利用可能です。

Schoo

生放送の受講と録画授業で学ぶタイプの学習サイトです。さまざまな言語に対応していること、入門から応用まで幅広く学べるのが特徴です。生放送ではタイムラインにコメントが投稿できるので、わからないところがあれば質問も可能です。

無料のオープン会員の場合は生放送も録画授業も参加に制限がありますが、お試し感覚で利用してみるのも良いでしょう。有料のプレミアム会員には制限がないほか、録画授業の倍速再生などの機能も利用できます。

Stack Overflow

プログラミングに特化したQ&Aサイトで、世界中のエンジアが利用しています。無料で利用でき、最近では日本語でも質問できるようになりました。

ただし、日本語版は情報量がまだそれほど多くはないため、英語版と併せて利用するスタイルが良いでしょう。

Qiita

Qiitaはプログラミングに関する情報共有サービスです。利用者による膨大な量の書き込みをキーワードで検索できるシステムになっています。

情報量が多いのがメリットですが誰でも書き込みできるため、必要な情報を見つけるまで苦労する場合もあるでしょう。

プログラミングの独学におすすめの書籍3選

プログラミング学習用の書籍は、ある分野の全体像を捉えるのに役立つものが多いです。全体が見えていれば学習した知識がどういうもので、どう使うのかがわかるようになります。

ここでは、プログラミングの基礎やプログラマの考え方を理解するための書籍を3冊紹介します。

「ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん」

応用が効く基礎力を身につけることを目的に著されたプログラミング学習書です。PHPやJavaScriptを取り上げつつ、他のプログラミング言語にも共通する基本を学んでいく作りになっています。

また、プログラミングだけでなく、関連する技術の基本や仕組みも説明されているので、Webとプログラミングを包括的に学習できます。

「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」

大人気ブログ「Webクリエイターボックス」の管理人、Mana氏によるWebデザインの入門書です。未経験者がHTMLとCSSの基本を体系的に学べるだけではなく、定番のスキルや旬のスキルなど、Webサイトを作る上で必要なことが1冊にまとまっています。

「プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう」

プログラミングを根本から理解して、自らプログラムを考える能力を身につけるための書籍です。株式会社セガのゲームプログラマが、初心者が入門書を読む前に呼んでほしいという思いのもとに書いています。

プログラマがゲームを作るときにどう頭を働かせているのかが説明してあり、初心者はもちろん、基本をもう1度学び直したい方にもおすすめの1冊です。

おすすめのプログラミング学習アプリ4選

ちょっとした空き時間にスマホでササッと学べるのが学習アプリの特徴です。大がかりな準備が必要ないため、長続きしやすい学習法といえるでしょう。プログラミング学習の入り口として、学習アプリを活用してみてください。

プログラミングゼミ

小学生向けの学習アプリで、無料で利用できます。

ビジュアルプログラミングを採用しているため、ブロックをつないでプログラミングをしたり、自分で描いた絵でアニメーションを作ったり、宝あつめをしたりしながらゲーム感覚でプログラミングが学べます。

codebelle

チャット形式でプログラミングが学べる学習アプリで、1レッスンが約3分という手軽さも魅力です。出された問題に対し選択肢の中から選んで答えるというのが基本ですが、答えを入力で求められる場合もあります。

忘れたりわからなくなったりしても何度でも繰り返して学べるので、自分のペースでプログラミング学習を進めたいという方にぴったりでしょう。

アルゴリズム図鑑

幅広い分野のアルゴリズムをアニメーションで可視化して解説してくれる、図鑑スタイルの学習アプリです。実験モードでは実際にアルゴリズムが試せるので、理解の定着に一役買ってくれるでしょう。

暗号化やセキュリティなど、身の回りにあるアルゴリズムもたくさん掲載されています。

Swift Playgrounds

iOSやMACなどのアプリ制作用プログラミング言語Swiftを学習するためのアプリです。パズルを解きながらミッションをクリアし、効率的にコードを学べます。

かわいいキャラクターたちのビジュアルもあるため子ども向けの学習アプリと思いがちですが、ステップを踏めばしっかりとSwiftを学習できます。

おすすめのプログラミング学習ゲーム3選

プログラミング学習用のゲームは、とにかく楽しく学べるのがポイントです。ブロックを組み合わせるような遊びの要素が多い作業を通して、プログラミングに必須のロジカルな考え方を養成できます。

ゲーム感覚で楽しみながら、プログラミングは難しいだけではないことを体感しましょう。

コードクロニクル

プログラミングに関する問題を解くことでストーリーが展開するRPGタイプの学習ゲームです。ゲーム内ではコードが魔法として扱われ、主人公たちを襲うトラブルを魔法の力で解決していくという流れになっています。

対応言語は現在、Python、PHP、Ruby、Java、C言語、C#の6種類。総問題数は約400問で、段階的に難易度が上がる仕組みです。

CodeCombat

RPGタイプのゲームを楽しみながらプログラミングを学べるオープンソースのオンラインサービスです。解答例から正しいものを1つ選び、それを手入力で打ち込むことによって、ゲームが進行します。

キャラクターの行動は打ち込んだコードが反映されるので、視覚的にコードの内容を理解できるのも特徴の1つです。

ブラウザゲームサイトなのでアプリのダウンロードなどは必要なく、ゲームの進行状況を記録しなくて良ければ、ユーザー登録なしでログインしプレイすることもできます。

CodinGame

パズルゲームで遊びながらプログラミングが学べるゲームサイトで、25種類のプログラミング言語に対応しているのが大きな特徴です。

1度解いたパズルを違う言語で解き直すこともできるため、複数の言語を学びたいと思っている方にはうってつけの学習ツールとなっています。

自分に合う独学勉強方法でプログラミングを始めよう

プログラミングの需要は高まっており、今後はエンジニアの人材不足がさらに加速すると予想されています。

独学でプログラミングをマスターするのは簡単なことではありませんが、自分に合う勉強方法を見つけ、それをコツコツと地道に続けていけば目的は叶うでしょう。

自分に合う勉強方法を見つけるには、自分の学習環境や性格なども理解しなければなりません。毎日の学習時間はどれぐらい確保できるのか、飽きっぽい性格なのか集中力は長続きするのか、さまざまの要素を考慮に入れて学習計画を立てる必要があります。

プログラミング学習の第一歩として、自分を知ることからはじめましょう。

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