【大学院には進学するべき?】大学院進学のメリットや就活への影響を解説!

【大学院には進学するべき?】大学院進学のメリットや就活への影響を解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

大学2~3年生になってくると、就職するか大学院に進学するか考えなければなりません。

しかし卒業まで時間があり、専攻分野の勉強もまだ十分でない段階から、この決定を下すのは難しいです。

この記事では、大学院に進学するメリット・デメリットについて簡潔に紹介しています。

ぜひ参考にしてください。

多くの方が大学院進学に際して気にされるのは、就職活動への影響です。

記事の中ほどで、文系・理系それぞれ大学院に進学した方の就職についても解説しています。

【大学院には進学するべき?】大学院とは?

大学を卒業すると、学士という学位を得られます。

それだけでも専門的な学問をおさめた・高等教育を受けた証しと世間で見なされるでしょう。

しかし、アカデミックな世界で活躍する方の多くは、学位を取得後も修士・博士という学位を取得しています。

この学位を得るための大学院はどういう場所か見ていきましょう。

進学率の高い理系学部の進学状況についても紹介します。

文系学部の進学率はあまりくわしく触れませんが、文系だからといって、大学院に進学する価値が低いわけではありません。

目的がはっきりしていれば、文系の方にも大学院は非常に魅力的な場所です。

修士課程と博士課程

大学院は修士課程・博士課程に分かれています。

修士課程は2年で修了・博士課程は5年で修了となり、博士課程まで終えるときはどうしても30歳前後の年齢になってしまうでしょう。

大学内で研究職・教職に就けない場合、どうしても就職に不利になる可能性は否めません。

そのため、特に博士課程まで進むかどうかはかなり慎重な判断が求められます。

ただ、博士課程は前半の2年を博士前期課程・後半の3年を博士後期課程と区切っている大学院が多いです。

研究に携わる方などは、博士前期課程まで修了してから社会人となり、ある程度年数が経ってから博士課程後期に進む場合もあります。

一口に大学院と言ってもいろいろな学び方があるので、自分に合った学び方を見つけるのが大切です。

進学率

大学院への進学率は、2022年度のデータでは11.3%となっています。

そのうち多くは理学部・工学部・農学部であり、文系学部生は5%程度の進学率です。

ただ、これは大学によって差があります。

上位国公立大学だと、文系学部の学生でもかなりの割合で大学院進学に進んでいます。

一方私立大学は、理系の学生でも大学で4年間学び、すぐ就職を選ぶ方が非常に多いです。

大学のほうで就職に力を入れている事情もあり、私立で大学院まで進むとなれば、相当なお金が必要なことも理由と考えられます。

学費だけでなく、学生でいる間の生活費や奨学金の返済といったお金についても考える必要があります。

経済的な事情などもふまえると、今後もこの進学率が急激に跳ね上がる可能性は低いです。

理系学部の進学状況

理系学部から大学院に進学する割合はおよそ40%というデータがあり、文系学部に比べて圧倒的に多いことがわかります。

理系の研究は、結果を出すまでにかなり時間の掛かるものが多いです。

何度も試行錯誤を繰り返し、10年以上掛けて開発された新素材なども決して珍しくありません。

そうした事情を考えると、理系のほうが1つの学問を突き詰めるために、大学院進学率が高くなるのも理解できます。

特に工学部では進学を選ぶ割合は高いですが、IT系(システム工学科など)といった学部は実務的なスキルが身につくため、4年で就職を選ぶ方が多いです。

大学・学科ごとに進学率の傾向はかなりはっきりあらわれるため、気になる方は自分が在籍する学部・学科の進学率を調べてみましょう。

【大学院には進学するべき?】大学院に進学するメリット

続いて、大学院に進学するメリットを3点紹介します。

修士課程を修了するだけでもかなり金銭的負担が大きいため、進学を選ぶからには、それに見合うだけのメリットが必要です。

以下の見出しで紹介するメリットをそこまで魅力的に感じない方は、4年で就職するほうが現実的な選択肢と言えるでしょう。

文系でも理系でも、はっきり追究したい学問があるのなら、大学院に進む価値が大いにあります。

進学を決めたのなら、しっかり学問に集中して取り組みましょう。

自分の興味がある分野を集中的に学ぶことができる

大学院に進学する最大のメリットは、自分が研究したい分野を集中して学べる点です。

自分の専攻分野について、大変興味深く、一生研究を続けたいほどと感じる方は多くいらっしゃいます。

そのような方は研究職などを目指し大学院に進学するほうが、自分の目標に近づけるでしょう。

卒業論文・卒業制作を完成させる中で、大学の4年だけではまだ不完全なものしかできなかったと感じる方も多いです。

そういった方も、大学院に進んで自分の研究テーマをさらに深く学べます。

多くの学部では3年生頃から学生がゼミ・研究室などに所属となり、専門性の高い分野を学び始めるでしょう。

そこでどれだけ自分が追究し続けたいテーマに出会えるかが、進学するかを考える大切なポイントです。

教授との距離が近い

大学の教員は、中学・高校の担任ほどは学生と深く関わらないことが多いでしょう。

しかし大学院に進むと、自分が所属するゼミ・研究室の教授との距離が非常に近くなります。

学問の師弟関係に近い間柄となるので、研究で行き詰まったとき・どのように学べば良いかわからないときは親身になって、相談に応じてくれます。

教授にわからないことがあればすぐ相談できる・研究テーマについて時間を掛けて議論できるのは、学問に熱心な方にとっては非常に魅力的な環境です。

教授の学会出張などに随行できるチャンスも増えます。

社会人から大学院に編入する方の中には、その教授に師事して学びたいと試験を受けに来る方もいるほどです。

学部のゼミ生でいる間は、なかなかここまで教授と距離を縮められることがありません。

初任給が高い

2022年度に厚生労働省が調査した結果では、4年制大学学部卒の初任給は22.6万円ほどというデータがありました。

一方大学院卒は25.5万円ほどで、初任給の差は歴然です。

これは大きなメリットと考えることもできますが、そこまで重要な差ではないと感じる方もいるでしょう。

大学卒業後の数年で結果を出し昇給すれば、大学院卒の初任給よりも多くの給料を得られる可能性もあります。

初任給が高くても、社会人のスタートが遅れるために、生涯賃金で学部卒の方に追いつかない可能性も残るでしょう。

この初任給の差は、職種や就職できた企業のランクに影響を受けていることも忘れてはなりません。

大学院卒だと研究職など専門性の高い職種での採用率が高く、初任給が高めになるのも当然です。

【大学院には進学するべき?】大学院のデメリット

次に、大学院へ進学するデメリットについて考えてみましょう。

大学卒でも世間的には十分高学歴と見られることが多く、学歴を得る目的だけで大学院に進学するケースはあまりありません。

あるとすれば、偏差値が高い大学の大学院に編入をねらえるケースが考えられます。

研究面で大きな目的がないのなら、大学院に進学しないほうが就職で有利になる学生はかなり多いです。

進学のデメリットが大きいと感じたら、早めに就職準備を進めてください。

社会人になるのが最低でも2年遅くなり、金銭的負担が大きい

大学院進学をためらう方の多くは、社会人になるのが2年遅れ、金銭的な負担もかなり大きくなることを理由にあげます。

修士課程修了でも2年間遅れるところ、博士課程まで修了するにはさらに5年間学問に身を投じなければいけません。

学部卒の方が7年間正社員として働いて得られる給与を計算すると、確実に数千万円にはなるでしょう。

一方、進学する方は給与を得られないだけでなく自分が学費を払う必要もあります。

家庭の経済事情や将来に奨学金の借金を残すことに不安がある方は、なかなか進学がきびしいです。

アルバイトやTAでお金を稼ぎながら学ぶ方もいますが、正社員の給与ほど稼げるわけではないため、金銭的負担を完全にカバーできるわけではありません。

研究が忙しい

大学院に進むと、当然学部生のとこよりも、さらに学問へ貪欲に取り組む姿勢が求められます。

ゼミ・実習といった講義では、そのコマの時間だけでなく発表準備など、膨大な時間を割かなければいけない研究室も珍しくありません。

大学院で教授の求める水準をクリアするためには、授業以外でも毎日数時間を学問に費やす必要があると考えてください。

高偏差値の大学院では、夜遅くまで研究室の明かりがついているところも非常に多いです。

アルバイトをしている方は学問を両立させるのはかなりきびしく、就職活動も加わるとなれば、多忙を極めるのは間違いないでしょう。

就職はそのまま大学に残る方・教授の紹介であまり就職活動せずに決まる方もいますが、一般コースで就職活動する方は苦労します。

【大学院には進学するべき?】理系文系別就活への影響

大学院に進学するかを決めるうえで、就活への影響を考慮するのは当然です。

博士課程修了後になかなか助教授などの地位が空かない「ポスドク問題」などを耳にすると、不安を感じる方も多いでしょう。

次からの見出しでは、理系文系別の大学院進学と就活への影響について解説します。

もちろん、進学が就活でプラス要素となるためには、しっかり学問をおさめることが前提です。

院試をクリアしてからも気を抜かず、大学院進学後に困らないようしっかり勉強を続けましょう。

【理系の場合】

基本的に、理系の方は進学するほうが就活で有利になる可能性が高いです。

専門的な知識・スキルや論理的思考力など、大学院で身につけたことがプラスに評価されるでしょう。

特に研究・開発職などで、大学院で学ぶ学問の内容と仕事内容がリンクしていれば、内定を得やすくなります。

企業と担当教授の間に信頼関係・コネがあれば、優秀な学生は教授の推薦で就職できることも珍しくありません。

学部生の段階で教授推薦の就職を得ることはほとんどないため、教授が就職に強いと評判の研究室では、就職目的で進学する方も多いです。

教授推薦のない研究室でも、決して就職で不利になるわけではありません。

研究職など研究分野が活かせる就職をしたい方は、大学院に進む意味が大きいです。

就活で有利に活かすためのポイント

学部卒よりも有利に就活を進められる理系大学院生が、さらにそのアドバンテージを活かすためのポイントを見ていきましょう。

大学院卒のほうが有利になるということは、それだけ理系の院卒は学部卒より能力が高いと評価されていることも意味します。

面接などでは、自分が学部卒の方よりも優れた知識・スキルがあることをアピールしなければなりません。

もし学部卒と大差ないレベルと判断されてしまうと、就活が難しくなってしまうこともあります。

有利だからといって就活を楽観視しない

理系の大学院生は就職市場で有利だからといって、就活を楽観視してはいけません。

同じ理系大学院卒のライバルは非常にたくさんいます。

就活を軽く見ず、何社も落ちて当たり前と思って活動しましょう。

特にやるべきでないのは、有利だからといって就活の準備を送らせてしまうことです。

就活は早くから準備を進めるほど有利になります。

早期から企業研究や自己分析に取り組め、面接も場数を踏んでいる方のほうがうまく答えられる可能性は高いです。

志望度の高い企業に応募する前に模擬面接などでしっかり練習できているかも、合否を左右してしまうことがあります。

就活を始める前に、TOEICなど語学のアピール材料を作っておくのもおすすめです。

文系・理系問わず英語ができることは大きな武器になります。

院卒ならでは特徴を活かす

院卒の方は能力を期待されている分、多くの企業で学部卒より高い初任給を受け取れます。

そのため、大学院で培った経験をアピールし学部卒の方にはない強み・プラスアルファを伝えなければ、高い初任給に見合う人材と思ってもらえません。

特に理系の方は、自分の研究内容をわかりやすく述べる必要があります。

いくら大学院の中で研究が評価されていても、その強みを面接官に理解してもらえなければ意味がありません。

研究内容に加え、その研究で自分がどんな点を苦労してきたか・どのように成長できたかも述べられるとベストです。

この勝負は、面接前の履歴書・エントリーシートの段階から始まっています。

不安な方は、就活エージェントの方などに添削してもらいましょう。

就活と研究のバランスを考える

就活と卒業研究は、どうしても忙しい時期に重なってしまいます。

そのため、卒業研究に重きを置きすぎると就活のピークに乗り遅れてしまうおそれがあるのでご注意ください。

もちろん、卒業研究をしっかり提出できなければ、修了要件を満たせず留年してしまうリスクがあります。

バランスの取れたスケジュール管理が大切です。

忙しい時期にスケジュール管理をすることは、社会人になってからも、しばしば求められます。

研究に没頭するだけでは仕事で評価されないため、学生のうちから計画を立てながら行動する習慣は身につけておきましょう。

多忙な時期をうまく立ち回れる方は、忙しくなる前にできることをしっかり片付けています。

本格的な就活のピークが来る前に、就活に関係ない予定をこなしておきましょう。

【文系の場合】

文系の学生は、理系に比べかなり大学院進学率が低いです。

理系よりも進学するメリットが少ない中、なぜ院に進んだかを明確に採用担当者へ伝えなければ、就活で有利にならないでしょう。

もしうまく説明できない場合「大学4年で就職活動がうまくいかず、仕方なしに大学院へ進学したのでは」と思われることもあります。

実際、そのような事情で大学院に進学を選ぶ学生も珍しくありません。

進学理由によりいっそうの説得力を求められる文系大学院生は、理系の方以上に面接の練習をこなしておく必要があります。

多くの文系大学生は、研究分野と直接は関係ない業種・職種で就職試験を受けるでしょう。

そのような場合も、大学院での研究が決して無駄ではなかったことを示せるかが勝負です。

【大学院には進学するべき?】大学院に進学して後悔する人の特徴

残念ながら、一部の方は大学院に進学して後悔してしまうことがあります。

次の見出しからは、大学院進学を後悔する方の特徴を3つまとめました。

以下で示すポイントに当てはまる方は、大学に進学しても就職で有利にならない・有意義な学生生活が送れない可能性もあります。

しかし院に入ってから気持ちを入れ替えて勉学に励み、就活準備をすれば、進学に大きな意味をもたせることも可能です。

大切なのは進学後の過ごし方であるため、なんとなく進学してしまったと感じる方も、これからの日々を充実させましょう。

やりたいことを見つけるために大学院進学

大学4年間でやりたいことが残念ながら見つけられず、まだ学生生活を続けたいために大学院へ進む方もいらっしゃいます。

しかし大学院の勉強はかなりハードで、学部生と同じように考えていると忙しさに追われ、まったくやりたいことを見つけられないこともあるため注意してください。

勉学に追われるだけで、あっという間に2年間・5年間が過ぎてしまう可能性もあります。

やりたいことが見つからないなら、一度休学してアルバイトでお金を貯め留学などをしてみたり、大学3年後期あたりから本気で就活に励んだりするほうがおすすめです。

大学院に進むのを、単なる先延ばしにしないよう注意してください。

特に博士課程まで進学となれば、学部卒で就職した方とキャリアで大きく差をつけられてしまいます。

就活で有利になるために大学院進学

就活を有利になるため、大学院進学をする方は多いですが、進学すれば無条件で有利になるわけではありません。

就職で有利になる専攻分野は限られており、就職する業種・職種によっても進学が有利に働かないことがあります。

たとえばメーカーなどの営業職は、大学院で学んできた専門的知識が多いからといって、仕事で圧倒的なアドバンテージを得られません。

むしろ普段の生活やアルバイトで身につけてきた、コミュニケーション能力・プレゼン能力などが問われます。

特に専門性の高い職業を志望していない方は、学部卒の段階で就職してしまうほうが、社会人の経験を早くから積める分、有利になる可能性が高いです。

最終的に大学に残らず就職を目指す方は、よく考えて進路を決めましょう。

周りに流されて大学院に進学

特に理系の学生で多く見られる失敗が「周りの人が進学するので自分も進学しよう」とするケースです。

金銭的に苦労し、アルバイトと勉強に追われる生活に陥ってしまう方もいらっしゃいます。

「周りが進学するから自分も進学したほうが有利なのでは」と、安易な考えで進学を決めるのはやめましょう。

もし周りが進学するのに不安になったときは、OBや他学部の友人の意見を参考にすることをおすすめします。

特にOBの方に、なぜ就職ではなく進学の道を選んだのかたずねてみましょう。

充実した大学院生活を送っている方は、研究などはっきりした目的で進学を決めています。

自分の大学院進学に同じような目的があるか、一度しっかり振り返ってから進路を考えても遅くはありません。

【大学院には進学するべき?】就職か大学院進学で迷っている人がやるべきこと

次に、就職か大学院進学かで迷っている方がやるべきことを3点紹介します。

あれこれ悩んで気持ちがまとまらない場合は、とりあえず行動してみましょう。

かといって、ずっと悩んでいては、就活や院試の時期があっという間にやってきてしまいます。

とりあえず行動してみるのは学部生3年生のうちがタイムリミットで、早ければ早いほどやれることが増えるでしょう。

できれば大学1~2年生のうちから、サークルの先輩などと話をして進学・就職のイメージを持っておくようにしてください。

とりあえず就活を始める

就活を始めても、必ずしもそのまま就職しなければいけないわけではありません。

とりあえず就活をスタートさせてみて、社会人としてやっていける自信があれば、そのまま就職を決めるのも手です。

逆に就活をしてみて、自分は民間企業と合わないので研究職を目指したい・さらに知識やスキルを増やしてから就職したいと思うなら進学を考えれば良いでしょう。

就職活動の最初の一歩として、インターンに申し込むのもおすすめです。

最初はセミナー型など倍率の低いところから応募し、企業分析を進めましょう。

興味深い企業や業界が見つかれば、就業型などより本格的なインターンに申し込んでみてください。

まず会社で働くのがどういうことか、身をもって体験してみるのが大切です。

研究室を訪問する

就職活動を始めるのと並行して、進学の可能性も探ってみましょう。

具体的には、自分が進学先として検討している大学院の研究室を訪問してみることです。

ほとんどの大学では学部の研究室・ゼミと大学院はつながっていて、大学院生と学部生の間にも交流があります。

大学院生に研究室が割り当てられている大学だと、研究室の雰囲気をリサーチしてみるのがおすすめです。

勉強に集中すると、研究室で缶詰になる日々が続くこともあります。

自宅で勉強する方もいらっしゃいますが、多くの大学院生は大学構内で勉強する時間が多いです。

理系の方は特に、実験装置が必要といった理由から大学構内でなければ、勉強が進まない場合もあります。

研究室が居心地の良い環境か・先輩後輩の人間関係が良好かどうかも、大学院に進学するかを考える材料になるでしょう。

先輩にくわしく大学院の情報を聞く

大学院の先輩にくわしく話を聞き、自分の思っている大学院生活の理想と現実にギャップがないかも確認しておきましょう。

大学院のくわしい研究内容はもちろん、就活の状況も聞いておくことをおすすめします。

人数の多い研究室では、先輩がどんな企業から内定を得られたかの情報も自然と耳に入ってくるでしょう。

しかし専門分野がかなり細かく細分された学部では、人数の少ない研究室も出てきます。

そういう研究室に進学を検討する方は、自分から先輩に積極的に話しかけて情報を引き出さなければいけません。

もちろん、可能なら教授に相談するのもおすすめです。

大学3~4年ともなれば卒業研究・卒業論文に向けて教授と話をする機会も増えるはずなので、進路について迷っている方はぜひ話を聞いてみましょう。

おわりに

大学院でやりたいことが明確になっているのなら、文系理系問わず進学するのがおすすめです。

大学の4年間だけでは研究に掛ける時間が足りないと感じるなら、よりいっそう勉学に力を入れましょう。

しかし、就活で有利になりそう・周りの人がみんな院に進んでいるからといった軽い理由で大学院進学を決めるのはおすすめしません。

大学院の勉強はかなりハードで、やりたいことが定まっていなければ、充実感や手ごたえを得られないまますぐに時間が過ぎてしまいます。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます