理系の通信制大学院に進学したい!メリットやデメリットを徹底解説!

理系の通信制大学院に進学したい!メリットやデメリットを徹底解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに 

理系の大学院への進学に通学制大学院ではなく、通信制大学院への進学を考えている方もいるでしょう。

その場合は、在宅学習をメインとした講義を受けることになります。

通信制は時間に縛られず講義を受けられるため、選ぶ方もいますがメリットばかりではありません。

通信制だからこそ起きるデメリットもあります。

「通学制大学院へ進学すれば良かった」と後悔しないためにメリットやデメリットも確認しましょう。

そのほかにも、理系の通信制大学院を卒業するために必要なポイントも説明します。

【理系の通信制大学院】通信制大学院とは

通信制大学院とは直接大学院まで通学せずに、自宅学習をメインとして学べる大学院です。

通学制大学院と違って直接学校に通わないため、自身の住んでいる場所から遠い大学院も選びやすいのが特徴的でしょう。

現在全国で27の理系通信制大学院があり、学べる科目も場所もさまざまです。

基本在宅でパソコンを使って講義を受けられますが、スクーリングについては在宅では行えません。

なぜならスクーリングは直接対面で講義が行われるため、開催場所が決まっているからです。

スクーリングの開催場所は大学院以外にも、全国のさまざまな場所を借りて開かれているケースが多いでしょう。

【理系の通信制大学院】通信制大学院のメリット

通信制大学院は基本通学せず在宅で学習を進めることになります。

在宅学習だからこそのメリットがさまざまあります。

その中でも次の3点のメリットが大きいでしょう。

まず、通信制大学院では直接学校に通わないため、必要な費用が少なく、通学制大学院よりも学費が安いです。

また、毎日大学院に直接通う必要がありません。

一部スクーリングなどで講義を受けに行きますが、基本的には自宅学習になります。

さらに講義の受講は自身が選んだタイミングでできます。

自身の生活スタイルに合わせて講義を受けていきましょう。 

学費が安い

通信制大学院は通学制大学院よりも学費が安いのも特徴的です。

特に入学金の値段は、通信制大学院のほうが支払う金額は少ないでしょう。

授業料には、通常の講義内容だけでなく、スクーリング料も含まれています。

スクーリング料を含めても、授業料は通信制大学院の方が安いです。

そのうえ、単位ごとに費用を設定している通信制大学院もあり、その単位を取らなければさらに費用を抑えられます。

また、単純に学校に直接行かなくて良いため、交通費も必要ありません。

さまざまな面から見て、総額でも通信制大学院のほうが学費も安いでしょう。

毎日通う必要がない

通信制大学院はe-ラーニングを使用し、パソコンで見る動画を利用した講義が多いです。

そして、提出物やレポートは郵送で送ることになるでしょう。

そのため、家でのパソコンを使って講義で受けた内容をレポートに書くことが多くなります。

また講義は動画形式になっているものが多く、講義を受ける日にちは決まっていません。

自身の都合に合わせて動画で講義を受けられます。

ただし直接講義を受けに行く必要のあるスクーリングは、日程がある程度決まっているため、注意をしましょう。

好きなタイミングで受講できる

通信制大学院の講義は選択制で、好きなタイミングで受講ができます。

単位取得もある程度期限はありますが、通信制大学院によっては期限までに取得する順番を自分で決められるのです。

そのうえでカリキュラムを自身で組み合わせて、スケジュールを立てられます。

組み方によっては仕事の始まる前や、終わったあとに講義を受けることも可能です。

そのため社会人として働きつつ同時に通信制大学に通うこともできるでしょう。

また、直接講義を受けるスクーリングもありますが、講義日数は通常のものよりも多くありません。

そのうえ、スクーリングの日もいくつか選べる場合もあるため、自身の都合に合わせて調整ができます。

【理系の通信制大学院】通信制大学院のデメリット 

通信制大学院はメリットばかりではありません。

デメリットとして学べる分野が通学制よりも限られています。

もともと通信制大学院で取り扱っている分野が少ないばかりか、特に理系の大学院では一部の分野しかありません。

学習面では教科書と講義を使った、動画での学習になるため、学生の学習量が多く求められます。

またその中でも、自分でスケジュール管理などすべて行わないといけないため、モチベーションがないと学習が続きません。

また、卒業率も低く、通学制大学院よりも卒業することは難しいでしょう。

学べる分野が限られる

通信制大学院としては、そもそも文系の大学院のほうが扱っている分野は多いです。

数少ない理系の通信制大学院でも、大学院の中で扱っている分野は限られてくるでしょう。

特にIT・プログラミング・情報工学・建築の分野を扱っている大学院が多いです。

自身の学びたい分野が通信制大学院にないのであれば、通信制大学院以外で取得できるか確認をしましょう。

そのため学びたい分野が通信制大学院にあるかどうか、確認をしなければなりません。

それなりの学習量が求められる

通信制大学院では論文や課題を在宅学習で行わなければなりません。

ほかの人と一緒に講義を受ける通学制と違って、基本的には1人で学習をすることになります。

すぐにほかの人に質問ができないため、モチベーションを保つのが難しいでしょう。

そのため、卒業率は通学制の大学院よりも低くなっています。

さらに必須取得単位が多ければ多いほど、その分単位を取らなくてはいけないため、卒業するのが大変です。

また講師にも直接的に質問や確認を取れるわけではないので、返事を待つ時間が発生します。

待っている間は勉強を進めることが難しいでしょう。

【理系の通信制大学院】通信制大学院に進学するポイント

通信制大学院に進学する際のポイントはさまざまです。

まず進学する前に、各通信制大学院の特色を押さえましょう。

大学院ごとに何を重要視しているのか違うため、自身が重要とする分野に特化した大学院を選びます。

また教育課程としては2年間であったとしても、2年で卒業できないことを覚悟して通わなければなりません。

なぜなら、通信制大学院は通学制大学院よりも卒業率が低く、単位取得も時間がかかりやすいからです。

そのため卒業するためには、学業へのモチベーションの意地が大切となるでしょう。

各大学院の特色を押さえる

通信制大学院にはさまざまな種類があり、大学院ごとに卒業率や通いやすさが変わってきます。

そのため、各大学院の特色を押さえることが大切です。

社会人で講義を受ける学生へのサポート体制について調べる際は、卒業率を見ましょう。

卒業率を見ることで、学生へのサポートがどれだけ充実しているかわかります。

また、どの通信制大学院でも、必ず講義にスクーリングがあるでしょう。

直接通う必要があるため、スクーリングの日程は複数選べるのか確認しておきましょう。

またスクーリングの場所が遠い可能性もあるため、場合によっては宿泊しなければいけません。

その際に休みが取れるか、自身の状況と合わせて見ましょう。

また、持っている資格によっては、必須単位や通学年数が変わる場合もあります。

2年で卒業できないことを覚悟しておく

社会人として通信制大学院に通うと、時間の確保の難しさから、通学制の学生よりも単位取得するまでに時間がかかります。

うまくスケジュールやカリキュラムを組んでも、単位取得は必ず合格できるとは限りません。

そのため、通信制大学院は卒業率が低く、2年で卒業できないことも多いです。

それをふまえたうえで、通信制大学院によっては2年以上かかることを見越した、カリキュラムのサポートを行っているでしょう。

通信制大学院へ通う際は、卒業までに2年以上かかることを覚悟するしておかなければなりません。

モチベーションの維持が重要になる

通信制大学院を卒業するためには、勉強のモチベーションを維持し続けることが何よりも大切です。

そのモチベーションを維持するためには、入学する前に大学院へ進学する理由を明確にしなければいけません。

また、卒業後どうなりたいのか目標を決めることも大切です。

明確な理由と目標を決めることで、勉強のモチベーションへの向上が期待できます。

また自分のみではモチベーションを保つのが難しいのであれば、大学院の学生サポート制度などを利用しましょう。

【理系の通信制大学院】通信制大学院を卒業するためのポイント

通信制大学院を卒業するためには、以下の2つのポイントを意識すると卒業しやすくなります。

通信制大学院では自身でスケジュールを作るため、空いた場所にすべて講義を入れてしまうと、余裕がなくなるでしょう。

余裕を作るためにも講義を詰め込まず、無理なスケジュールを作らないことです。

勉強をする場所も家のことが多いため、学校よりも勉強に集中しやすいとは言えません。

自身で勉強に集中できる環境を作ることになるでしょう。

それぞれどのように行えば良いのか、説明します。

無理のないスケジュールにする 

自身で単位や講義などのスケジュールを組むため、早く終わらせたいと講義を詰め込みやすいです。

しかし、科目によっては一度で合格できる物ばかりではありません。

そのため再受験も視野に入れて、余裕のあるスケジュールを作ることが大切です。

また、大学から卒業後すぐに通信制大学院へ入学しようと考えている人は注意です。

社会人として働きながらであれば、仕事の都合でよりスケジュールを組むのが難しくなるでしょう。

そのため仕事とプライベートが安定してから大学院に入学したほうが、余裕をもってスケジュール通りこなしやすくなります。

勉強に集中できる環境を作る 

通信制大学での勉強をするときは、学校という勉強がしやすい環境ではありません。

在宅学習が基本となり家が勉強する環境になるでしょう。

そのために自身が勉強に集中できる環境を作ることが大切です。

家にはさまざまな誘惑があり、一緒に住んでいる家族からの干渉も少なくありません。

自身が勉強しているときは部屋への立ち入りを禁止するなど、家族にも手伝ってもらうことも必要です。

また、勉強をする部屋に大学院卒業に向けた目標を貼って、それを意識するという方法もあります。

それでも家だと遊びの誘惑から、なかなか勉強に集中できないときもあるでしょう。

そういったときのために、外出して勉強ができるカフェなど作っておいても良いかもしれません。

まとめ

通信制大学院にはさまざまなメリットやデメリットがあります、うまく使えば社会人として働きながら学ぶことができるでしょう。

ただし、通信制大学院は学習量が多く、自宅学習が基本のため、卒業が難しい場合もあるかもしれません。

そのため、卒業するために自身で最適な環境を作るだけでなく、サポートの手厚い大学院を選ぶべきです。

また進学の前に自身の環境が不安定であるならば、社会人に慣れてから通いだすなど、柔軟にタイミングを変えられます。

今の自身の状況を見て、理系の通信制大学院への進学を選ぶのか考えると良いでしょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます