NTTデータのWebテストはどのようなもの?選考や対策の仕方について解説

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はじめに

コロナ渦で加速したDX(デジタルトランスフォーメーション)需要を背景に、IT業界に学生の人気が集まっています。

その中で大手のシステムエンジニア、いわゆるSIerは、クライアントからの要件をもとに、システムの設計、開発、運用まで行うITのスペシャリストとして知られています。

大手SIerの中でも毎年一定の人気を誇る、NTTデータで内定を取るためには、まずWebテストを突破しなければなりません。

合格するためのコツについてお伝えしていきましょう。

【NTTデータのWebテストはどんなの?】NTTデータの選考フロー

NTTデータを目指すのなら、まず選考フローがどうなっているのかを理解してから対策を練りましょう。

NTTデータでは、エントリーしたらまず適性検査、つまりWebテストがあるのが特徴です。

Webテストとエントリーシートの提出がエントリーの条件となっているのです。

つまり、どんなにエントリーシートの内容が素晴らしくてもwebテストの内容次第では足きりの対象となっていまいます。

応募者の多い人気企業や大企業ではこの方式を導入するケースが多く見受けられます。

以後、より詳しく、どのようなステップで選考が進むかを説明していきましょう。

初期登録

NTTデータを受けるための最初のアクセスです。

初期登録を行うことで、自分のアカウントを作成でき、IDが発行されます。

パスワードを設定したら、マイページにログインしましょう。

パスワードを忘れると、再発行などに時間が取られて肝心な時に気持ちが乱されることやタイムロスになるおそれがあります。

決して忘れない覚えやすいものにするか、スマホに保存しておくことをおすすめします。

マイページでは、説明会などのイベントの通知や選考についての情報が随時更新されるためこまめにチェックしましょう。

また、マイページからセミナー予約やエントリーを行うこともできます。

NTTデータでは選考用のTwitterアカウントもあり、選考の情報が日々更新されるため、あわせて確認することをおすすめします。

エントリー

NTTデータでは、大学3年生の3月頃から、エントリーが開始されます。

3月は本格的な就活の解禁時期です。

大企業をはじめとする多くの日系企業の採用スケジュールが一斉に開始されるため、スケジュールが立て込むことが予想されます。

うっかりエントリー可能時期を逃さないために、リマインドしておくようにしましょう。

また、エントリーはスマートフォンからすると閲覧、提出できないトラブルが稀に見受けられます。

必ずPCで操作し、提出するようにしてください。

NTTデータへエントリーするためには、以下の4つのプロセスが必要となります。

・適性検査A及びBの受検

・顔写真データの提出

・エントリーシートの提出

・職種選択アンケート回答

それぞれについて以下で説明します。

適性検査A及びBの受検

まず、マイページ上で適性検査を行います。

適性検査は、AとBに分かれています。

適性検査Aは一般的なSPIテストで、言語と非言語の2種類の問題で構成されており、言語、非言語合わせて従来では試験の時間は35分でした。

1問ずつ制限時間が設けられており、回答できなければ次の問題へ進みます。

適性検査Bは性格診断を行うTALという種類のテストです。

TALは文章問題形式の性格診断だけでなく、図形配置問題もあわせて出題するのが大きな特徴です。

性格診断が30分、図形配置問題は15分ほどの制限時間と言われています。

つまり、試験時間はトータル1時間強ですので、まとまった時間が取れる日に受講しましょう。

テストは対策をある程度していれば解けると言われており、決して難易度が高いものではありません。

顔写真データの提出

適性検査をしたら、顔写真のデータを提出する必要があります。

顔写真はスマホで撮影するものでも構いません。

最近はアプリでかなり高度な証明写真が撮れるようになりました。

しかし、より高いクオリティを求めるのであれば、写真館で撮影したものを使用しましょう。

Webエントリーの写真のサイズが指定されていないために迷うかもしれません。

一般的な推奨サイズ縦560px×横420pxもしくは、縦600px×横450pxとなっています。

どちらも縦横比は4×3の比率になります。

よくわからない場合は、就活写真パックのように専用のプランを用意している写真館でデータを作ってもらいましょう。

エントリーシートの提出

写真のデータを提出したら、エントリーシートを作成しましょう。

NTTデータのエントリーシートは、基本的には変化球の質問は用意されず、志望動機やガクチカなど定番の質問ばかりです。

しかし、だからこそほかの学生と差別化を図れる内容にしなければなりません。

そのためには、まず自己分析をして就活の軸や自分のモチベーションの源泉などを明確にします。

そのうえで、企業研究をして企業の近年の動向や理念、社風などをあらゆる方向から考えてまとめましょう。

そして、自己分析の中で得た自分の長所とNTTデータの理想の人物像が重なるところをアピールできれば申し分ありません。

自己分析や企業研究は一朝一夕で終わらせられないので、なるべく早めに取り掛かり、スムーズにエントリーシートに取り掛かれる状態にしておきましょう。

職職選択アンケート回答

SIerとひとくくりでまとめられることの多いNTTデータですが、規模が大きい会社であるため社内にはたくさんの業種が存在します。

営業、SE、R&D、コンサルタント、スタッフ、建築系・電力系ファシリティマネジメントなど、さまざまな分野のプロフェッショナルたちが企業を支えています。

「なんとなく向いていそう」などではなく、自分が何にやりがいを感じるのか、どのようなキャリアを進みたいのかを明確にした後、希望する業種を申請しましょう。

また、NTTデータは人事や法務、財務などのそれぞれのスタッフ専用の採用コースがあるのが特徴です。

特有の採用方式ですが、大企業で臨むキャリアを新卒時から選択できるのは非常に希少な機会です。

バックオフィス業務を目指している方はぜひチャレンジしてください。

書類選考

エントリーシート提出後に、書類選考が行われます。

文系と理系で倍率は異なりますが、多くの学生がこの段階で脱落するために、ここを乗り切れるかどうかが最初の関門と言えるでしょう。

中でも文系学生の倍率は高く、相当な競争率を覚悟しなければなりません。

先ほども述べたように、エントリーシートの内容は志望動機やガクチカを書くなど一般的なものです。

だからこそ、ほかの学生と同じような内容にならないように工夫するなどの差別化を試みると良いかもしれません。

たとえば、ガクチカのゼミやアルバイトのエピソードはありふれているから、インターンや趣味に関したものにする、他社と比較したうえでNTTデータを選んだ理由を自らの分析で述べるなど、さまざまなアプローチ法があります。

 面接

書類合格した人には、面接のステップに進みます

NTTデータでは、面接は複数回に分けて実施されるのでそれぞれについて説明していきましょう。

まずはグループディスカッションと集団面接が同日に開催されます。

グループディスカッションでは、集団が1つのテーマについて話し合う過程で、個々の協調性や積極性などが判断されます。

所要時間は30分ほどです。

その後、集団面接がその流れで開催されるためかなりハードなスケジュールとなります。

続いて、個人面接となる2次面接、最終面接と段階が用意されており、所要時間も1時間ほどとグッと長くなる印象があります。

コロナ渦ではオンライン面接も導入されていたため、必要なイヤホンなどの設備は用意してください。

どの段階でもオーソドックスな質問が多いために、しっかりと対策をしていけば冷静に対処できるでしょう。

【NTTデータのWebテストはどんなの】Webテストの機会

NTTデータでは、webテストを受講する機会が2回あります。

1つはサマーインターン、もう1つは本選考です。

それぞれ内容は大きく変わりません。

2つとも近年ではテストセンターではなく、オンライン上で受験する仕組みになっているようです。

しかし、だからこそ2回とも受講することで傾向が把握でき、対策を万全に練られるでしょう。

確実に突破するために、サマーインターンと本選考、それぞれのwebテストについて話していきたいと思います。

サマーインターンのWebテスト

サマーインターンのwebテストは本選考と関係ないのでは?と思う方は多いのではないでしょうか。

しかし、NTTデータの採用ではサマーインターンが非常に重要な役割を担っているのです。

なぜなら、インターンシップに合格した場合、本選考のwebテストが免除される仕組みになっているからです。

インターンはワーク型とプロジェクト型の2つに分かれており、どちらもその例外ではありません。

優秀な学生の申し込みが例年殺到しており、数十倍の倍率が予想される非常に狭き門となっていることも覚えておきましょう。

しかし、仮に不合格になってしまったとしても、webテストを受講してエントリーシートを書く経験は今後の本採用でもきっと役に立ちます。

NTTデータを志望するのであればサマーインターンに申し込むことをおすすめします。

本選考のWebテスト

NTTデータの本選考の採用段階でwebテストは肝と言われています。

なぜなら、どんなに素晴らしいエピソードが エントリーシートに書かれていてもwebテストで不合格になってしまう人が一定数いるからです。

NTTデータは就活生の就職したい企業のランキングに、例年上位にランクインしている人気企業です。

短い選考フローに多くの学生が殺到するためにwebテストである程度振り落とさなければならないので、合格基準は高くなると言われています。

ボーダーラインは公表されていませんが、8割ほど得点できていればまず問題ないと言われています。

8割以上得点するためには、どんなに優秀な方でも参考書やアプリで対策を採らなければ厳しいでしょう。

【NTTデータのwebテストはどんなの?】WebテストA(SPI)対策

NTTデータのwebテストのハードルはかなり高いものとなっています。

しかし、webテストはある程度問題の出題傾向を把握し、勉強をしていれば確実に突破できます。

どんなに優秀で熱意があっても企業とのミスマッチがあれば内定には至らない厳しい就活の世界で、努力が報われるwebテストは絶対に突破したい関門です。

SPIの問題は、先ほど述べた通り、短い試験時間内に多くの問題をスピーディーに解いていかなくてはなりません。

言語、非言語、分けて出題形式を解説します。

言語

SPIの言語問題では日常生活では使わないようなニッチな語彙の問題が出題されます。

たとえば、2つの語句の関係で類似しているものを選ぶ、例題が指す意味に該当する語句を選ぶなど出題形式は非常に単純ですが、馴染みのない単語が選択肢に羅列しているため、漢字の意味からある程度推測するなどのセンスが問われるのです。

その後、文章の空欄補充や文の並び替えなどの長文読解などが続きます。

パターンが決まっているので、自分でしっかり暗記すればある程度高得点は狙えます。

しかし、だからこそ優秀な受験生はほとんどの問題をクリアすることが予想されるため、1問落とせば命取りにつながることを覚悟しなければなりません、

基本的には問題集通りのレベルの問題が出題されるため、発展的な内容は出題されないと考えて良いでしょう。

スピード感を持って解けるよう問題集を繰り返し解いてください。

非言語

SPIの非言語問題は、論理と数学に関することが出題されます。

すべてが中学~高校レベルの基礎的な問題であるために、難易度が高いわけではありませんが、頭の柔らかさを問う傾向があります。

たとえば、限られた情報から問題の答えを選ぶ推論は例年5つは出題されるのです。

また、確率や場合の数の問題など、公式に当てはめるだけでなく、思考力も問われる問題が多いので出題形式を把握しておく必要があります。

言語問題の長文読解は、もともとの字を読むスピードやワーキングメモリが問われるために、苦手な人は対策が難しい傾向にありますが、非言語問題は数学的な考え方を何度か擦りこめば誰でも一定のレベルに引き上げられます。

こちらも8割ほどの正答率を目指し、スムーズに解けるように問題集やアプリ、ネットの模擬問題などで練習しましょう。

【NTTデータのwebテストはどんなの?】WebテストB(TAL)対策

NTTグループでは一貫して、性格検査はSPIではなくTALといテスト方式を採用しています。

先ほども述べましたが、文章問題と図形配置の合わせて45分のテストです。

性格検査に具体的な対策は特に必要ありません。

しかし、いきなり突飛な回答をしないように注意しましょう。

よく見受けられるのが、企業の求める人物像に似せようとするあまり虚偽の回答を続けボロが出てしまうパターンです。

「几帳面な性格」に該当するを選択したのに「物事を進める際は計画を立てたいほうだ」には選択しなければ、回答に一貫性がないために企業に不信感を抱かせます。

難しく感じる図形配置問題も、テーマに沿って図形を自由に配置するいわばゲームのようなものなので、構えずに望んでください。

【NTTデータのwebテストはどんなの?】Webテストの対策のやり方

このように、SPIは基本的な問題がほとんどです。

しかし、近年では受講者の正答率が高いと難易度が上がっていく傾向が見られています。

そのため、高得点を得て確実に合格するためには、最低でも30時間、理想を言えば60時間の勉強時間が必要と言われているのです。

就活がスタートする数ヶ月前から対策をしなければ十分なレベルで受講できません。

スピードと正確さが問われるSPIの効率的な勉強法は、いったいどのようなものなのでしょうか。

参考書学習をする

参考書を用いた学習法はおすすめです。

Webテスト対策の参考書は、書店ではどこにでもあると思います。

年度ごとに傾向やレベルも異なる可能性があるために、最新のものを選ぶようにしましょう。

NTTデータのWebテストは特に突飛な問題はありませんので、このような参考書で対策できます。

あれもこれもと何冊も手を出さず、1冊の参考書をやり込んだほうが実力がつきます。

問題集を一通り解いたら、苦手と思う分野を繰り返し解くようにしましょう。

ある程度出題形式に慣れたら、模擬テストを実際の試験の時間内に解いてみてください。

そこで改めて時間のかかる分野があれば集中して勉強します。

その過程を繰り返すことで、どのような出題にも対応できるようになります。

解答集を覚える

裏ワザにはなりますが、解答集を覚えてしまうという手もあります。

SPIの解答が出回るというのを聞いたことはある方は少なくないでしょう。

Webテストは一定のパターンで出されるので、解答集があればかなりの点数が取れます。

どうしても勉強する時間がければ、解答集をダウンロードできるサイトを使って、答えを覚えてしまうのも一つの方法です。

しかし、解答が合っているという保証はありません。

それに、会場での試験がある場合、会場で受けた試験の結果がWebテストと比べ点数が低くなるとカンニングを疑われてしまいます。

あくまでこれは最後の手段です。

きちんと実力をつけておけば、ほかの企業のSPIでも対応できるので、なるべく正攻法でSPIに臨むようにしましょう。

まとめ

NTTデータはグローバルな基盤を持ちながらも充実した福利厚生と安定感を持つ、IT業界だけではなく国内の企業の中でも絶大な人気を誇る企業です。

人気ランキングのトップになることも珍しくはなく、今後もこの人気は継続すると思われます。

確実に内定を手にするためには、webテストの高得点は絶対に外せない条件です。

対策が早ければ早いほど、苦手分野を克服し確実に実力がつけられます。

「まだ大丈夫」とあぐらをかかず、ぜひ参考書を購入して取り組んでみてください。

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