近畿大学の理系学部ってどんなところ?入試方式や卒業後の進路を徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

近畿大学は、年々知名度と人気が高まっており、大きな注目を集めています。

専門性の高い研究や勉強ができる学部が数多く存在し、キャンパスも西日本の複数の地域にあります。

規模が大きいため、大学のHPや紹介サイトでの情報量も多いです。

そのため、多くの学部学科を検討したり、特徴を掴んだりするのは難しいかもしれません。

そこで当サイトでは、近畿大学に興味を持った受験生に分かりやすいよう、それぞれの学部や入試、卒業後の進路についてまとめています。

【近畿大学の理系】近畿大学の理系学部

近畿大学には、理系の学部がたくさんあります。

似ている名前の学部も多い中、馴染みがないと、どのような研究や勉強を行っているのか分かりにくいものです。

とくに3、4年生では、学部ごとに専門的な内容に特化していくので、興味を持って積極的に取り組んでいくためにも学部選びは重要となります。

就活やその後の人生でも大きな武器になる専門知識、技術を得られる場所なので、入りたい学部とその環境についてなるべく詳しく調べておくことが大切です。

情報学部

情報学部で主に学べるのは、情報技術です。

現代社会では、どの分野においてもIT関連技術が必要不可欠になっています。

各方面で人手不足が叫ばれる中、情報技術者のニーズはこれからも確実に高まっていくことが予測されています。

AIやビックデータの活用、サイバーセキュリティ対策などができるような情報技術者を育成している学部です。

情報技術について総合的に学ぶことができ、興味のある分野に特化して研究し、専門性を身につけることができます。

理工学部

理工学部は、学科によって扱う内容が異なります。

とはいえ、似ている部分があり、共通した内容を扱うことも多いです。

所属した学科のこと以外も、学ぶことができます。

入学後に他学科の授業を受けることもできますし、図書や論文も充実しています。

自分が学びたいことや興味を持ったことに対して、とことん追求できる環境があるのです。

理学と工学の双方の側面から、自然科学について理解を深め研究を行います。

それぞれの学科について、詳しく紹介します。

理学科

理学科は大きく、数学・物理・科学の3つのコースに分かれています。

さまざまな自然現象について、数式などを用いて論理的に解明していくことを目指しています。

素粒子からの物質や生命、宇宙まで扱う領域は、広範囲にわたるのが特徴です。

さまざまな自然現象の原因を調べたり、現象そのものについて解明したりすることで、災害対策や最先端技術の発展などにつながるのではないかと期待されています。

高い論理的思考力や数理的思考力を磨き、自然科学の科学者にとって必要である基本的な知識を学べます。

生命科学科

主にヒトを中心に、生命現象やその環境について学んでいきます。

細胞同士で、どのように情報交換や物質伝達を行って生命環境を維持しているのかや、1つの細胞が分裂をくり返すうちにそれぞれ別の種類の細胞に分かれていく仕組みなどに迫ります。

ほかにも、生命活動に関するさまざまなことを探求していきます。

仕組みを解明することで、病気の治療やアンチエイジングなどを実現するための研究開発につながっていくのです。

バイオテクノロジーの発展に貢献できるような研究が期待されています。

応用化学科

主に、農学や薬学、食品化学などを扱います。

合成化学と材料化学の2つの面から学び、実用化に向けた研究開発を行っています。

日本は他国に比べて農薬使用量が多いという事実があったり、食品添加物に対する不安の声が上がったりしているのが現状です。

自然環境を考慮した農薬開発や、副作用の少ない高性能な薬の需要が世界中で高まっています。

化学物質の良い効果と悪い影響の両方に興味を持って調べたり、この分野で社会貢献したいと考えたりしている人におすすめの学科です。

機械工学科

ロボットやマイクロマシンなど、あらゆる機械を作るための技術全般を学べるのが機械工学科です。

機械を作るための基礎学問となるので、流体力学や熱力学など物理と数学の深い知識を身につけ、応用力を磨きます。

製図から3次元デジタル設計技法まで、設計についても幅広く学べます。

機械の仕組みに興味を持っていたり、ロボットを作りたいと考えたりしている人におすすめの学科です。

伝統的な手法から、最先端の技術にまで触れることができます。

電気電子通信工学科

主に、基盤技術を学びます。

基盤は、現代の産業において欠かすことのできない存在になっています。

電気や電子、通信分野の産業の根幹を担っているのが電気電子通信工学です。

基本的なことから、最先端の技術に関することまで学べます。

電子機器の小型化、軽量化が求められる一方で、扱うデータ量はどんどん増えており、よりハイパワーで高性能のものが求められています。

そんな基盤技術を生みだし、扱うことのできるエンジニアとしての素質を育てることが可能です。

社会環境工学科

ヒトが暮らしている社会の生活環境について理解を深め、検討していく学科です。

自然環境や資源、住居地や健康など、社会環境に関するあらゆることを専門に扱っていきます。

具体的なものとして、道路や橋、トンネル、水道など、人が生活していくうえで必要なインフラを整えるために、必要な知識や技術を身につけます。

ほかにも、環境保全と人が住みやすい環境を両立するための道を模索したり、環境災害への対策を考えたりするのも社会環境工学の分野です。

エネルギー物質学科

化学、電気電子工学、機械工学、生命科学などの分野について詳しく学び、持続可能エネルギーや高効率エネルギーなどについて探求していきます。

地球温暖化対策など、世界中で環境保全に向けての取り組みが注目される中、クリーンなエネルギーへの実質的な移行は非常にゆるやかです。

国際情勢の変化によって、エネルギー価格が急に上がることもあります。

環境へ負荷をかけにくく、安定した次世代のインフラエネルギーが求められる中、それを実現するための技術や物質を開発することを目指します。

建築学部

工学、デザイン、住宅建築、企画マネジメントの4つの専攻に分かれています。

建築について多角的に学ぶことができ、都市開発に関わる仕事やデザイナー、設計士や現場監督など、将来選択できる職種の幅は広いです。

1年生は基礎知識をつけることを目指し、それぞれの分野について体系的に学べるような演習が数多く用意されています。

学年が上がるにつれて自身の適性を見極め、どの専門分野に進むかを選択して学んでいくことになります。

薬学部

薬学部には、医療薬学科と創薬科学科があります。

卒業までに要する年数は、創薬科学科が4年、医療薬学科は6年です。

近畿大学の薬学部は、充実した設備が整っているのも特徴です。

実際の病院と同じ調剤機器や臨床施設が学内にあり、本格的な練習ができます。

調剤はもちろん、患者への薬剤管理指導の練習も、ベッドサイドやカウンターなどより本物の現場に近い環境で試すことが可能です。

薬学の知識だけでなく、社会人としてのマナーやコミュニケーション能力も身につけていきます。

医療薬学科

主に、薬剤師を目指す人が学ぶ学科です。

6年間のカリキュラムを修了した後、薬剤師国家試験の受験資格が得られます。

学年ごとに丁寧なカリキュラムが組まれており、基礎知識や調剤などを学んでいきます。

高度な知識を身につけることはもちろん、目指しているのは薬剤師として医療に携わっていく責任感も養うことです。

4年生以降は実務や実習をこなしていき、最終学年では大学教授の対策講義が追加され、国家試験突破に向けての対策をしていきます。

創薬科学科

医薬品を作るための知識や技術を学びます。

医薬品開発の仕事や、研究者を目指す人が在籍する学科です。

研究志向型のカリキュラムが組まれており、4年間で創薬への探求心と実践力を高めていきます。

生物学、化学、物理化学など、幅広い視点から生命科学を扱います。

放射線取扱主任者やバイオ技術者など多くの資格取得を目指せるほか、学校教諭の資格取得も可能です。

国際性を養う環境も整っているので、国内だけでなく、海外でも薬学研究者や技術者としての活躍を目指せます。

農学部

近畿大学の農学部は、世界で初めてのクロマグロの完全養殖に成功したことでも話題になりました。

農業生産化学科、水産学科、応用生命科学科、食品栄養学科、環境管理学科、生物機能科学科の6つの学科に分かれています。

人体や環境にやさしい食や農業を追及するとともに、気候変動対策のために環境把握を正確にする方法を模索したり、最先端の遺伝子研究や医薬品開発に挑んだりするなど研究の幅は広いです。

持続可能な社会を目指すSDGsと、共通する理念を持っています。

農業生産科学科

農業生産科学科の研究で目指しているのは、環境と健康に配慮した食料生産です。

植物学や生物学のほかにも、農薬が環境と人体に与える影響や土地活用、カビや細菌などの植物病原体についてなど、農業に関する専門的な知識を学びます。

災害や気候変動、国際情勢の変化に伴う食糧問題についても、解決策を模索しています。

付属農場での農業実習は、学生同士でたくさんのコミュニケーションが取れるため、新しい友人を作る良い機会です。

国家公務員や、地方公務員の試験対策も用意されています。

水産学科

主に、養殖や漁業について学ぶ学科です。

環境に考慮した養殖や漁業を行うため、水域生態系の把握や地域環境の把握、使用するエサや道具が魚に与える影響を調査するなど、自然との調和を重視した水産業を行うための研究をしています。

海や川などに生息している生き物を調査し、生態系の観察や絶滅危惧種の保護などにも取り組んでいます。

また、加工業や流通など水産物の活用方法についても、より安全で効率的な方法を模索して研究が行われています。

応用生命科学科

応用生命科学科では、微生物の生態や働きに着目し、食糧問題や環境問題、健康問題などの解決につなげるための研究を行っています。

食糧危機や環境破壊など地球上で人類が抱える問題に、植物や微生物を有効利用することで解決できるのではないかと、科学的視点から実用的実験を試みています。

農薬や医薬品の製作だけでなく、機能性食品の開発やマツタケの人工栽培、柿ワイン作りなど、モノ作りに積極的に挑戦しているのも特徴的です。

食品栄養学科

食と栄養のスペシャリストとして、社会で活躍できる人材になるためのカリキュラムが用意されています。

主に、管理栄養士を目指す学生が在籍しています。

栄養や健康に関する専門的な知識を身につけるだけでなく、大学病院で実践的な栄養カウンセリングの実習を行ったり、基礎的な調理スキルを身につけるための調理学実習を行ったりしているのが特徴的です。

大学病院が身近なため、卒業生は臨床系に強い管理栄養士が多いですが、福祉や教育、産業など幅広い分野で活躍しています。

環境管理学科

環境管理学科は、生態学や生物学を中心に学び、自然と人間社会のより良い共生の仕方を模索しています。

絶滅危惧種や生物多様性の保全、緑化活動や発展途上国の環境保全などについても尽力しています。

国内の森林管理や、環境の修繕などができる人材になれるカリキュラムや、樹木医師の資格が取得できるのが特徴です。

国内だけでなく、世界の森林や生態系なども詳しく学ぶことができ、国際性を養って海外で活躍する道を目指せます。

生物機能科学科

動物、植物、微生物、物質の4分野において、遺伝子工学やたんぱく質工学などを学んでいきます。

主に、植物を病害から守るための研究を行っています。

目指しているのは、環境への悪影響を最小限に押さえたうえでの食糧問題の解決です。

害虫や病気への対策を考案しています。

植物が病原菌と戦う様子を遺伝子レベルやたんぱく質レベルで観察し、ゲノム編集技術を用いるなどして植物の免疫力向上の方法を模索したり、農薬開発に取り組んだりしています。

医学部

医者を目指す学生が在籍しています。

医療に関する知識や技能、倫理観を養い、医師としての能力に加えて国際性も身につけ、世界でも通用する人材を目指すことができます。

カリキュラムの終了予定は6年です。

薬学部や理工学部とも交流しながら、実習や開発を行っているのが特徴的です。

少人数制で細やかな指導を受けることができ、病気や怪我主体ではなく、患者の心に寄り添った医療方針を学べます。

大学病院での実習では、最先端の医学・医療を学べる環境が整っています。

生物理工学部

食糧、医療・福祉、人間生活の環境の中で発生している問題を自ら見つけ出し、解決していける知識と技術、思考力などを養うことを目指しています。

少人数のアクティブラーニングを取り入れた授業や、周囲の学生同士が刺激し合って意欲を高められる環境があるのが魅力です。

1年生で基礎をしっかりと学んでから、学年が上がるごとにより自らの興味関心がある分野について、さらに専門的な内容を扱い、自ら課題を設定して研究に励んでいきます。

生物工学科

主に、植物や微生物を対象とした研究を行います。

有機化学や生化学、分子生物学などの基礎をしっかりと学び、生命科学や情報科学、情報工学なども合わせて、植物や微生物が持つ機能を詳しく調べていきます。

分子や細胞レベルで解析を行い、食糧生産や環境保全に活かす方法を探っていく取り組みです。

食糧やエネルギー、環境、医療と研究が活かせる領域は広く、卒業生は自身の学びや研究の経験を活かしてさまざまな業界で活躍しています。

遺伝子工学科

主に、ゲノム解明や遺伝子組み換えなど、遺伝子工学技術を学びます。

目指すのは、ES細胞操作や遺伝子組み換え動物作製、体外受精などの生殖工学技術を修得した、遺伝子操作や胚操作技術のスペシャリストです。

食物生産や環境保全、創薬、医療など、さまざまな分野で即戦力となれるような知識や技術を獲得できます。

知識だけでは操作が難しいため、数多くの演習や実験ができる充実した環境が用意されています。

大学院への進学率が高いのも特徴です。

食品安全工学科

食品安全工学科では、食の安全に関する数多くの研究が行われています。

現代社会の人々の食は、多様化とグローバル化によって種類が豊富になりましたが、問題視されているのが病原体や添加物、残留物の存在です。

食の安全を脅かすこれらの存在を対処するために、分子生化学や機能性タンパク質工学を学び、衛生管理システムを構築したり、食品機能性素材を開発したりしています。

食品衛生や食品生産、製造加工などの分野で活躍できる知識と技術の獲得を目指します。

生命情報工学科

DNAやたんぱく質の情報、脳機能などを解析するためには、大量の情報を一度に処理できるコンピューター技術が必要不可欠です。

生命情報工学科では、生命や生体に関する大量の情報を処理できるIT技術を修得し、最先端の生命科学研究の発展に貢献しようという試みがなされています。

卒業生は医療分野のみならず、IT企業や電子系企業など多彩な分野での活躍が見られます。

中学や高校の教員免許を取得したり、大学院へ進学したりする人も多いです。

人間環境デザイン工学科

人間にとって快適な環境や機器のデザインを追及していくのが、人間環境デザイン工学科です。

人間科学で人体構造や心理構造について深く学び、機械科学や住環境科学から機械システムの設計やデザイン技術を養います。

ユニバーサルデザインの住宅設計や医療・福祉機器のほかにも、家電や健康器具、スポーツ用品への応用もできるため、さまざまな分野で設計エンジニアやデザイナーとして活躍できる道が開けるのです。

指定科目の単位を修得することで、二級建築士国家試験の受験資格が得られます。

医用工学科

医療・福祉機器の設計や開発ができる知識と技術を獲得するために、医学と工学の両方の専門知識を学びます。

多く在籍しているのは、医療機器の設計、開発、操作、管理などが行えるエンジニアを目指す学生です。

医療の現場で働く人間としての高い倫理観も養うことができます。

指定科目の単位を修得することで、臨床工学技士国家試験の受験資格が得られます。

医学部教員が講義を担当したり、大学病院で臨床実習があったりと臨床工学技師を目指すには好条件の環境です。

工学部

工学部には、化学生命工学科、機械工学科、ロボティクス工学科、電子情報工学科、情報学科、建築学科の6つの学科があります。

専門的な知識と技術の獲得を目指すのはもちろん、国際性とコミュニケーション力を養うことにも重点を置いているのが特徴的です。

サークルや課外活動、海外での語学研修などに参加する学生も多いです。

JABEE認定の教育プログラムを終了すると、技術士第一次試験が免除され、就職や進学の際に強みとなる修習技術者資格を取得できます。

化学生命工学科

化学や生命科学、生物工学、環境工学などを詳しく学んでいきます。

研究内容は、健康や環境問題の解決につながるものづくりに関連したことが中心です。

化学や資源工学、生物工学などの分野において、技術士を目指す学生が集まっています。

幅広く基礎的なことを学んだ後、生物化学コース、環境化学コース、食品科学コースの3つの中からやりたいものを選択し、専門性を深めていきます。

取得した資格を活かして、就職する卒業生が多いです。

機械工学科

流体力学、熱力学、機械力学、材料化学などの機械工学の基礎的な教科に加えて、制御工学、材料工学についても詳しく学んでいきます。

学生の興味に合わせて、それぞれが取り組みたい内容を深く追及していける環境が整っています。

目指すのは、機械設計や製図、機械工作法などの知識と技術の取得です。

介護ロボットなど、作りたいものの使用対象や目的を明確に設定し、実現に向けて研究していきます。

機械設計コースとエネルギー機械コースの2つのコースが設けられています。

ロボティクス工学科

ロボットに関する技術全般を研究しているのが、ロボティクス工学科です。

学べることは、用途に合わせて、性能設計やモーターについて、電気回路や制御プログラムの作成などです。

機械工学や電気電子工学、情報工学に精通し、応用力をつけることを目指します。

1学年でしっかりと基礎を身につけ、2学年から設計コースと制御コースのどちらかを選択し、専門性の高い内容を扱っていきます。

設計コースでは、主に組み立てや設計などの知識を深め、制御コースではプログラム作成や知能化について学ぶことが可能です。

電子情報工学科

ハードウェアやソフトウェア、情報通信技術などについて詳しく学びます。

現代の社会で即戦力になれるような、ITエンジニアに必要な知識と技術を身につけられるのが魅力です。

設けられているコース2つともが、JABEE認定されています。

電気電子コースで主に学べるのは、ハードウェアについてです。

エネルギー変換工学や集積回路などの専門性を深めていきます。

情報通信コースでは、ソフトウェア開発、ネットワーク開発や運用のプロフェッショナルを目指します。

情報学科

工学部の情報学科は、情報システムと情報メディアのスペシャリストになって、高度情報化社会を支えて社会を豊かにすることを目指します。

基礎を学んだ後、情報システムコースと情報メディアコースのどちらかへ進みます。

情報システムコースで学ぶのは、具体的な用途に合わせて、情報システムを企画、設計、構築、運用するための知識と技術です。

情報メディアコースでは、画像、動画、音楽、音声やWeb、アプリケーションにおける情報処理技術について、専門的な内容を取り扱っています。

建築学科

建築物全般について、歴史や込められた意味などにも触れつつ、設計、構造、環境、インテリアなどについて詳しく学びます。

1学年のうちから、模型製作や実測など実践的なことにも取り組めます。

一級建築士を目指す学生も多いです。

2つのコースが設定されており、建築学コースでは建築物に関わる実践的な内容を扱い、インテリアデザインコースでは建築に関する内容に加えてインテリアについても詳しく学べます。

建築学に精通したインテリアプランナーを目指せます。

産業理工学部

近畿大学の産業理工学部の特徴は、一般教養科目や基礎科目が充実していることと、文系理系の分断を超えて研究に打ち込めることです。

少人数で細やかな指導を受けられることや、教員と学生の距離が近いことも魅力です。

自分のやりたいことを深く追求していける環境が整っており、教員やほかの学生とのコミュニケーションを密にして、より高度な学びが実現できます。

指定科目を修得することで「食品衛生管理者」や「上級バイオ技術者」など就職に強い資格も取得できます。

生物環境化学科

バイオサイエンスや遺伝子、エネルギー、環境、機能性素材、食品などのスペシャリストを目指せます。

生命科学や薬学、化学、環境学、食品などについて、深く学んでいきます。

設備は、微生物や細胞の培養検査、遺伝子操作、化学物質の合成などの実験ができる最先端のものです。

毎年半数以上の学生が食品衛生に関連する国家資格を取得しています。

新薬やサプリメント、燃料電池やバッテリーなど、人体や地球にやさしく、より高性能なものを開発するための研究も行われています。

電気電子工学科

1学年から、専門的な内容を扱うカリキュラムが組まれているのが特徴です。

電気工学、電子工学、情報通信工学などを学びます。

モーター技術や電力制御技術、電子回路やセンサ技術、コンピューターの構成と作動原理、プログラミングなどに精通することを目指します。

スマホなどの電子機器や家電、自動車などの企画開発、製造などに欠かせない専門知識と技術を修得することが可能です。

用意されているコースは、応用エレクトロニクス、エネルギー・環境、情報通信の3つです。

建築・デザイン学科

2学年までに基礎的な内容を修得し、3学年以降は各コースに分かれて専門的な内容を扱っていきます。

耐久性や耐震性を追及していく建築工学コースと、家具やインテリアまで幅広く扱う建築・デザインコースの2つがあります。

一部の演習では、現在も第一線で活躍しているプロから直接指導を受けることも可能です。

木工室、金工室などの設備も整っているため、積極的にものづくりに挑戦できる環境があります。

社会貢献を目指して、ものづくりに励む学生が集まっています。

情報学科

産業理工学部の情報学科では、情報エンジニアリング、メディア情報、データサイエンスの3つのコースが設定されています。

それぞれ取り組んでいる内容としては、人工知能を活用した新しいサービスの企画開発をしたり、映像や音楽などの情報表現を追及したり、人間の行動や心の動きをデータ化したりするなどさまざまな情報技術を応用した高度な研究です。

CGを使ったアニメーションや、ゲームの作成に熱心な学生もいます。

高度情報社会で活躍できる情報エンジニアになるための知識と技術を学んでいきます。

経営ビジネス学科

組織をマネジメントできる人材になるために、経営課題を発見しチームで解決していける能力を養うことを目指します。

コミュニケーション能力や、チームワーク能力を重要視しているのが特徴です。

授業の多くは、フィールドワークやグループワークを多く取り入れた実践的な内容です。

経営マネジメントとグローバル経営の2つのコースがあります。

国際競争力にこだわったり、地球資源の有効活用に興味があったりとさまざまな価値観を持つ学生が集まっています。

【近畿大学の理系】学部ごとの偏差値と入試方法

気になる学部があったら、偏差値と入試方法を必ずチェックしておきましょう。

受験対策が間に合わなくなる可能性もあるため、早めの情報収集が大切です。

また、志望学部に近い偏差値と入試方法を実施している学部も、チェックしておくと良いでしょう。

必要科目や入試方法があまりにも違う学部を複数志望すると、受験対策が大変になってしまいます。

しかし、似ている場合は受験対策に負荷をかけず、選択肢を広げることができるでしょう。

情報学部

情報学部の偏差値は、52.5~57.5です。

入試科目は数学・理科・外国語、または数学・国語・外国語の3教科です。

理系科目が得意であれば、理科をおすすめします。

なぜならば、国語は得点に大きな差がつきにくいからです。

仮に理科と国語の平均点が同じでも、国語の方が平均点に近い点数をとる人数が多いです。

理科は低得点の人数も多いですが、高得点の人数も多いため、選択すれば勝負に出られる可能性が高くなります。

逆に、数学と外国語で勝負できるなら、国語を選択するのが安全かもしれません。

理工学部

理工学部の偏差値は、45.0~52.5と近畿大学の中では比較的入りやすい状況です。

ただし、こうした偏差値は例年の受験生から算出されたもので、次の入試に適用できる絶対的なものではないことを念頭に置いておきましょう。

その年の状況によって変動するので、注意が必要です。

模試などの偏差値が45.0を超えているからと言って、油断してはいけません。

しっかりと受験対策を行い、安全圏を目指しましょう。

入試科目は、数学・理科・外国語の3教科です。

建築学部

建築学部の偏差値は、52.5~55.0です。

受験生はやや男子が多いようです。

定員は280名と多いですが、難易度は決して低くないため、基準の偏差値内にいるからと言って油断はできません。

入試科目は、前期A日程では数学・理科・外国語の3教科前期B日程と後期日程は国語と数学から1科目選択、理科と地歴から1科目選択、外国語の3科目です。

ほかの大学を受ける場合などは、日程や入試科目に注意して予定を組んでいく必要があります。

選択科目では、勝負できる得意科目を作っておきましょう。

薬学部

薬学部の偏差値は、50.0~55.0です。

医療薬学科は150人の枠がありますが、創薬学科は40人と少なめです。

定員が少ない場合は、偏差値のほかにも倍率が大きく、難易度を左右します。

入試に挑む際には、倍率もチェックすることが大切です。

2022年における新卒の薬剤師国家試験合格率は90%を上回っており、確かな教育実績を出していることが証明されています。

入試科目は、数学・理科・外国語の3科目です。

苦手科目を含まないよう、早い段階からしっかりと対策することが大切です。

農学部

農学部の偏差値は45.0~52.5です。

定員も全学科合わせて680名と多いため、ほかの学部に比べて難易度は低くなっています。

そのため、地元だけでなく、県外からもたくさんの受験生が集まります。

応用生命科学科と食品栄養学科の入試科目は、国語と数学から1科目選択、理科、外国語の計3科目です。

そのほかの学科は、国語と数学から1科目選択、理科と地歴から1科目選択、外国語の計3科目です。

文系の学生も挑戦しやすい科目設定になっています。

医学部

医学部の偏差値は65.0となっており、難関です。

入試科目は数学、理科、外国語の3科目と合わせて、小論文と面接もあります。

小論文と面接で高い評価を得るためには、それぞれ独自の対策が必須です。

論理的思考力や表現力が試されるとともに、医師に必要な高い倫理観を身につけられる素質があるかどうかも見られます。

参考になる書籍を読んだり、学校の先生など周囲の人の協力を得て小論文の添削や面接の練習をしたりして、十分に対策する必要があります。

生物理工学部

生物理工学部の偏差値は、42.5~47.5です。

学部全体での定員は485名ですが、学科が6つあるため、それぞれの定員は90名などと少なくなります。

受験する場合は、倍率も要チェックです。

入試科目は国語と数学から1科目選択、理科、外国語の計3科目です。

平均点が同じだったとしても、国語で高得点を取る人数よりも、数学で高得点を取る人数の方が多い傾向があります。

数学に苦手意識がないのであれば、早い時期から数学の対策をしっかりと行い、高得点を取れるようにしておくのがおすすめです。

工学部

工学部の偏差値は40.0~50.0と決して高くなく、幅もあります。

受験生は、男子が大半を占めているのが特徴的です。

入試科目は数学、理科、外国語の3科目となっており、文系の学生は挑戦しづらい科目となっています。

国公立志望者の併願者が多くなると偏差値も上がってくるため、模試で40.0を超えていたとしても油断してはいけません。

この辺りの偏差値の学生は努力次第で成績を伸ばせる可能性が高いので、早い段階から受験対策を行い、余裕を持てるようにしておくことが大切です。

産業理工学部

産業理工学部の偏差値は42.5~47.5となっており、近畿大学の中では入りやすい学部と言えます。

定員は計420名ですが、それぞれの学科で若干のバラつきがあるので、確認してから検討しましょう。

入試科目は、国語と数学から1科目、理科と地歴から1科目選択、外国語の計3科目です。

国語と地歴を選択できるので、文系の学生も勝負しやすい科目になっています。

理系の学生は、得意科目で攻めてくる文系の学生とも競うことを見越して、高得点が取れるよう科目選択をし、対策をしていく必要があります。

【近畿大学の理系】卒業後の進路

志望する大学や学部を選ぶ際には、卒業生がどのような進路に進んでいるのかを見ておくと良いでしょう。

自分が大学で学びたいことや、将来やりたいことが定まっていない場合、先輩の活躍は参考になりますし、自身の方向性を決めるきっかけにもなります。

明確にやりたいことがある場合は、その大学のその学部で本当に大丈夫なのかという確認にもなります。

いずれにしろ自分の将来像を掴めれば、受験勉強や入学後の取り組みにも熱が入りやすくなるので、卒業生の進路は要チェックです。

情報学部

近畿大学の情報学部が設立されたのは、2022年の4月です。

新設されたばかりのため、進路に関する実績はまだありません。

しかし情報通信だけでなく、現在学んでいる学生は、ICTを活用するさまざまな業種で活躍できるのではないかと大きな期待が寄せられています。

建設業や製造業、運輸業、卸売り小売業、金融業、サービス業など、幅広い業種へ進める見込みがあります。

入学すれば、後の受験生の参考になるような実績をあなたが作っていくことになるかもしれません。

理工学部

理工学部の卒業生の就職先を業種別で見ると、製造業やサービス業、情報通信業が多いのが現状です。

2021年の就職決定率は97.8%、大企業への就職率は69.7%となっており、就職に非常に強い学部であることが証明されています。

大学院への進学率が高いのも特徴と言えます。

同じ志を持つ仲間がいると励みになり、切磋琢磨して高め合うことができるため、大学院進学を検討しているのなら近畿大学の理工学部がおすすめです。

建築学部

建築学部では、建設業に進む卒業生が半数以上を占めています。

ほかの学部では取得できない資格を得て仕事に活かしたり、修得した高度な知識と技術を存分に発揮できたりするため、建設業は人気なのでしょう。

積水ハウスや大東建託、三井住友林業など、大手企業の名前も目立ちます。

建築の専門知識を活かすことができるため、不動産業やサービス業もほかの業種に比べると選択する人が多いようです。

大学院への進学率は、20.6%です。

薬学部

薬学部の卒業生のほとんどは、薬剤師として仕事をします。

主な勤務地は、病院や薬局、製薬会社です。

医療薬学科は、薬剤師の国家試験合格率を高い水準で維持しています。

そのうえ、病院や薬局だけでなく、製薬会社で研究開発、品質管理、営業などを行い活躍する人材も排出しています。

学部で公務員試験対策も丁寧に行っているため、国家公務員一種の合格者も出ているのです。

厚生労働省や農林水産省への入省にも、実績があります。

農学部

農学部では、製造業と卸売業、小売業、サービス業が大半を占めています。

令和2年度における大学院進学率は24.7%、令和3年度では26.7%となっており、進学する学生も多いです。

食に関する製造や販売の業界では、豊富な専門知識を活かすことができます。

人体や環境への影響に配慮した農薬や添加物への社会の関心が高まっている中、社会のニーズに応えようとする食品業界の企業と、より良い方法やものづくりを模索し研究してきた農学部の学生は相性が良いのでしょう。

生物理工学部

製造業やサービス業、小売業、卸売業が大半を占めていますが、運送業や通信業、建設業、医療などさまざまな分野に進んでいます。

医薬品業界や医療品業界、情報通信業界、食品業界など、活躍できる選択肢の幅が広いです。

学科ごとに高い専門性を得られ、最先端の技術にも触れているため、さまざまな企業から大きな期待が寄せられているようです。

OBやOGとのつながりも大切にされているため、就活時には強いバックアップが得られる可能性もあります。

大学進学率は17.7%程度です。

工学部

製造業と建設業が、半分近くを占めています。

いずれも、工学部で身につけた専門知識と技術を活かし、ものづくりに関わっていける業種が人気です。

学部では、充実した設備を利用して積極的にものづくりに取り組む学生が多いため、製造業や建設業などものづくりに関わる企業の就職に強い傾向があります。

サービス業や、情報通信業へ進む人も多いです。

少数ですが、自営業に挑戦している人も見られます。

大学進学率は15%程度です。

産業理工学部

産業理工学部の卒業生が活躍している業種の幅は広いです。

建設業やサービス業、製造業などに進む学生が多いですが、金融関係や自営業の仕事をする人も少なくありません。

学部には理系だけでなく、文系の学生も多く在籍しています。

それが、このような幅広い進路選択として表れているのかもしれません。

高校時代の文系、理系にとらわれず、選択する学科や学部生の頃の取り組み方によって、色々な進路へ進める可能性に満ちています。

令和3年度の大学院進学率は、11%となっています。

【近畿大学の理系】近畿大学理系学部のキャンパス

近畿大学の規模は、国内有数の大きなものとなっており、キャンパスは6つあります。

県をまたいで幅広い地域に存在しているため、キャンパスごとに特色が違います。

キャンパスのある土地特有の環境を、研究に上手く活かしている学部も多いです。

入学すれば、キャンパスのある土地で生活し、研究に励んでいくことになります。

どのような環境かを事前に調べておくことは、とても大切です。

大学生活をイメージできるようになれば、受験勉強にも身が入りやすくなるはずです。

東大阪キャンパス

東大阪キャンパスには、理系学部は理工学部、建築学部、薬学部、情報学部が設置されています。

レンガ造りの巨大な門がシンボルとなっており、大きな存在感を放っています。

敷地は広く、それぞれの学部に棟があり、気軽に英語のトレーニングができる場所や、学術発表や音楽公演ができるホールも備えています。

複数の学部と豊富な施設があるため、さまざまな分野の学生と交流を持ち、刺激し合える環境です。

最寄り駅は、近鉄大阪線「長瀬」駅です。

大阪狭山キャンパス

大阪狭山キャンパスには、医学部が置かれています。

南海高野線「金剛」駅から、バスに乗って15分程度のところにあります。

医学について、集中して学べる環境が整っているのが特徴です。

現場で必要な技術を修得するためのシミュレーションセンターや、臨床実習の際に必要なCTBの対策などができるIT教室などの設備も充実しています。

キャンパスは緑に囲まれており、体を動かせる道場や豊富な蔵書を備えた図書館を完備しているなど、気持ちよく学生生活を送るための要素がそろっています。

奈良キャンパス

奈良キャンパスは、農学部が設置されています。

キャンパスまでのアクセスは、近鉄「富雄」駅からバスで10分程度です。

自然豊かな緑に囲まれており、生態調査などフィールドワークをするのに恵まれた環境です。

第二共同研究棟では、実験ゾーンや飼育ゾーンなど、学生が演習や研究に専念できる施設を完備しています。

栽培や養殖だけでなく、柿ワインの製造や遺伝子研究などさまざまな活動が行われています。

ログハウスの食堂や、PCを自由に使用して自習が行える情報処理実習室が学生に人気です。

和歌山キャンパス

和歌山キャンパスには、生物理工学部が設置されています。

豊かな自然が身近にあり、落ちついた学習環境があります。

学生の憩いの場となっているカフェテリアには、美味しいメニューがたくさんあり、広い体育館ではクラブ活動などで存分に体を動かすことが可能です。

学生同士がコミュニケーションを取り、楽しく学生生活を送れる設備があるのも魅力です。

先進医工学センターでは、医用工学や生命科学に関する研究に集中して取り組むことができます。

広島キャンパス

広島キャンパスに設置されているのは工学部です。

広島県のJR「西高屋」駅から、バスに乗って5分ほどで行くことができます。

落ちついた雰囲気の図書館や、自習などでも自由に利用できる共同学習スペースは便利で、多くの学生が利用しています。

チームで活動する際にも、利用しやすいのが特徴です。

2020年度にリニューアルオープンしたばかりの「杜cafe+ku」は、高級感のある美しい内装が魅力で、モーニングメニューや夜メニューがあるなど一人暮らしの学生にうれしい存在となっています。

福岡キャンパス

福岡キャンパスには、産業理工学部が設置されています。

福岡県のJR「新飯塚」駅から、バスに乗って5分ほどで到着します。

福岡キャンパスでは、学業だけでなく、硬式野球部などスポーツ活動も盛んに行われているのが特徴です。

学科を超えた学生同士の交流がしやすい環境です。

理系学生はもちろん、文系の知識と思考力を見つけている学生など、さまざまな背景や興味関心を持った学生と関われるので、刺激があり自身の価値観の再構成や研究に活かせます。

【近畿大学の理系】近畿大学の魅力

大学選びの基準は、人によって違うことは間違いありません。

将来やりたい仕事が決まっていれば、それに必要な知識やスキルを身につけられる場所を選びます。

学びたい内容がはっきりと決まっておらず、知名度やキャンパスの場所、設備などで決める人もいます。

近畿大学は年々人気を増しているのですが、多くの受験生に選ばれている理由は何があるのでしょう。

近畿大学に興味を持ち受験を検討している人のために、近畿大学の魅力を紹介します。

注目度が高い

関西の有名大学として名前が挙がりやすいのは、関関同立と言われる関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の4つです。

確かに歴史や難易度などを見ても、マスコミや学生の間で話題になりやすい代表的な4大学と言えるでしょう。

しかし、近畿大学が最近の関西での大学知名度で1位となっており、志願者数も9年連続日本一になっているなど、高い注目を集めているのが現状です。

知名度や人気は人を集め、実績を生み、未来を作ってきます。

高い注目を集めて人の集まる状態が続けば、近い将来に優秀な人材を輩出したり、研究が高い評価を得たりする可能性が高いです。

現時点の偏差値を見ると難易度が決して高くない学部も多いため、大学の将来性を考慮すると受験するにはチャンスの時期かもしれません。

就職支援に注力している

『大学探しランキングブック2022』で、就職に力を入れている西日本の私立大学において、第2位と評価されました。

各学部では国家試験への対策を丁寧に行っていたり、社会に出て即戦力になれるような、確かな技術を身につけられる設備や演習が充実していたりします。

そのため、学生は就職に非常に有利な武器を得て、就活に挑めるというわけです。

実際に、96.4%という高い就職決定率を出しています。

受験時や入学時には「就活はまだ先のこと」と判断して考えるのを先延ばしにしがちですが、就職を目指す学生にとって就活は大きな負担になることがあります。

就職浪人する人も多い時代です。

楽観的に先延ばしにするのではなく、国家資格を得るための指定科目を押さえておくなど、早い段階から準備することが大切です。

研究と教育が充実している

研究と教育の水準として、西日本の私立総合大学では1位と評価されています。

世界大学ランキングでも、801~1000位にランクインしました。

世界の中で見るとまだまだ低いと感じる人もいるかもしれませんが、数多くの国と大学がある中で、1000位以内に入るのは容易なことではありません。

留学生受け入れなどを積極的に行っていけば、ますます知名度や研究水準の高まりが期待できるでしょう。

仕事で使える実践的な内容を重視しているため、専門性を持った確かな人材を輩出できる体制が高い評価を得ています。

学生の主体的な取り組みを大切にし、興味に合わせて深く追及できる研究サポート体制も整っています。

とくに、企画開発やものづくりに取り組む学生の熱は高いです。

おわりに

近畿大学は、現在大きな注目を集めており、将来性が期待されている大学です。

理系学部は高水準の研究と教育が特徴で、社会で専門性を発揮し、即戦力になれるような人材の育成に力を入れています。

キャンパスは県を超えて西日本の6ヶ所に存在しており、それぞれ大学内外の環境を活かした取り組みがなされています。

難易度が決して高くない学部も多いため、現在の充実した体制と将来性を考慮すると、受験することで大きなチャンスが掴めるかもしれません。

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