関西大学の理系学部ってどんなところ?入試方式や卒業後の進路を徹底解説!

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はじめに

理系の人は、難関の国立大学を目指している方が多くいることでしょう。

国立大学のほうが、学費が安いこともあり「私立より国立を、第一志望に」と考える方が一般的かもしれません。

しかしながら、滑り止めで私立の大学を受けたり第一志望にしたりする人もいると思います。

数ある理系の私立大学の中で、中でも人気がある大学として有名なのが関西大学の理系学部です。

そこで今回は、関西大学の理系学部についてご紹介していきます。

理系で、私立を狙っている人や滑り止めを探している人は、この記事を参考にしてみてください。

【関西大学の理系】関西大学の理系学部

関西大学は、理系の学部と文系学部の両方の学部があります。

今回は、理系の受験生向けに理系の学部をご紹介していきたいと思います。

理系の学部と一口に言っても、関西大学にはさまざまな理系の学部があるでしょう。

本当に、学科の種類が多岐にわたるため、その中から自分に合う学科を選ぶのは大変です。

貴重な大学生活の4年間を、どの学部で過ごすかは人生で大きな選択と言えます。

ここからは、関西大学にある理系の全学部をそれぞれ詳しくご説明していきましょう。

関西大学の理系学部に入りたいという人は、以下を読んでどの学部を志望するかの判断材料にしてみてください。

総合情報学部

情報の理論や機能、人間社会との関係性を学び、情報技術を活用した問題の解決を図ります。

総合情報学部は、メディア情報系、社会情報システム系、コンピューティング系に分かれる学部です。

メディア情報系やインターネットの普及により、多様化するメディアをどのように扱うかなどを専門とします。

社会情報システム系では、企業などの組織において情報をいかに取り扱うかについて学ぶ科目です。

コンピューティング系は、コンピューターの最新技術や人間とコンピューターの共存についてを学びます。

総合情報学部は、このような情報の取り扱いや最新の技術やリテラシーを専門とした学部です。

社会安全学部

現代社会の安全を脅かす問題に対して取り組み、安全で心な社会の構築に貢献します。

社会安全学部で学ぶ学問は、本当に多岐にわたりさまざまなことが幅広く学べる学部です。

法学や政治学、経済、経営についても習得し、また心理学、社会学、情報、工学、社会医学なども習います。

これだけ幅広く学ぶ必要があるのは、すべて社会の安全と安心を守るために必要な科目だからです。

社会安全学部は、主に2つの科目に分けられます。

社会災害マネジメント科目と自然災害マネジメント科目の2つで、人為的な災害と自然災害についての科目という分け方です。

システム理工学部

システム理工学部は、安全で質の高い生活のために、産業技術の発展や社会の発展に貢献する人材を育てる学部です。

数学や物理、機械工、電気電子情報工などの科目を学びます。

数学科は、論理的構造を深く学んでさまざまな社会や技術の問題に内在する本質を発見できるような洞察力を養う科目です。

物理・応用物理学科では、物理学の研究者や技術者として、日本を超え海外でも活躍できる人材を育てます。

基礎・計算物理と応用物理の2つの学科に分かれる学部です。

数学と物理が好きだという人は、この学部がうってつけですので、以下の特徴を参考にしてください。

数学科

数字の論理構造を学問することで、どのような問題に対峙しても本質を見抜くことができるような洞察力を養成します。

数学の構造を専門的に学ぶことは、論理的思考を育むのに有効ですし数学科の学生は洞察力が鋭く問題解決能力も高いでしょう。

高度な技術の進歩や複雑化した情報化社会において、本質を見抜く洞察力はさまざまな場面で必要とされます。

もともと数学が特に得意だった人はもちろん、数学科がおすすめです。

また、数学科を専攻することにより、自分の数学の能力を社会で活かす道が開けるでしょう。

物理・応用物理学科

物理・応用物理学科 は、物理学を研究し、幅広い研究分野に応用できる能力を育成する学科です。

基礎・計算物理コースと応 用物理コースがありますので、自分に合ったコースを選ぶことができます。

応用物理コースを選ぶならば、それなりに物理について人より造詣が深く、応用的な物理の学問を追及する姿勢が必要です。

基礎・計算物理コースは、物理の基礎や計算式から広い範囲で物理を学びます。

基礎から学んでいけるので、物理のプロフェッショナルとしての基盤をしっかりと作りたいという人におすすめです。

機械工学科

機械製作に必要な原理や機械の構成要素など幅広く、そして深く学んでいける学科です。

エネルギー、機械の運動や振動現象などを理解することで、設計や組み立てまでできるようになります。

情報・計測・制御の基礎理論を学び、機械についてのノウハウを専門的に深めていける学科です。

機械工学科は、理系のメカ好きな人なら間違いなく面白く感じる内容の学問ができるでしょう。

将来的に、自動車や製造系のマシンなどの機械工を目指しているという人にもおすすめです。

電気電子情報工学科

数学や物理を基盤として、電気や電子の工学、情報工学についての知識と技術を広く深く学びます。

電気電子工学、情報通信工学、応用情報工学の3コースがあるので、自分がどの分野に強いか見定めてください。

電気や電子に関する知識、情報、通信のハードウェアやソフトウェアの技術を高めます。

そのような専門知識を吸収するとともに、問題の発見と解決能力を持った人材の育成を目的としている学科です。

電気が好きな人、インターネットや通信について関心の強い人は電気電子情報工学科向きでしょう。

環境都市工学部

産業が発達し、都市のあり方も変化した社会。

それにより、環境問題や都市に住む住民たちの安心と安全へのリスクも高まっています。

都市産業社会と言われ、生産活動が活発化する現代で、環境都市工学部は都市の安全に配慮した工学を学ぶ学部です。

環境都市工学部は、建築学科・都市システム工学科・エネルギー環境・化学工学科の3学科に分かれます。

建築、都市システムとマネジメント、エネルギーや環境など、さまざまな分野のスペシャリストを育成するための学部です。

以下で、3つの学科それぞれの特徴を詳しく紹介していきましょう。

建築学科

建築学科は、現代の都市において安心・安全な建築物を造る人材や建造物の課題解決に取り組む人材を育成する学科です。

建築、設計についての知識のみ吸収しても、現代社会において安全な建物を造ることはできません。

自然科学や社会科学を学び、人にとって安全で心地良い空間づくりについての感性を磨いていきます。

また、建築関係の歴史や人文を学ぶことにより理解力や問題解決能力も培うことが必要です。

建築学科では、建築について幅広く学び、そして理解と教養を深めることで建築の世界で活躍できるようになるでしょう。

都市システム工学科

自然環境と都市が調和して存在できることは、産業社会における理想です。

都市システム工学科は、災害を防ぎ、自然環境にも配慮した都市のシステムを創る人材を育成します。

災害による住民の被害は最小限に、自然環境との調和を重点に置いた都市設計を目指すのが都市システム工学科です。

都市システム工学科は、都市インフラ設計、 社会システム計画の2コースに分かれます。

都市のインフラの整備や技術の向上について、または社会のあり方や秩序についてどちらの方面を学びたいか考えてみましょう。

エネルギー環境・化学工学科

省エネルギーや新エネルギーなど、エネルギー問題は現代社会において重要視しなければならない問題です。

再生エネルギーの開発を始めとする、SDGsなどに関する問題もエネルギー環境・化学工学科は専門的に学びます。

環境再生などよる化学システムは、町をより安全に住みやすくすることができるものです。

エネルギーや環境問題のみならず、化学の知識を深めることができるのがエネルギー環境・化学工学科の魅力と言えるでしょう。

エネルギー問題にも配慮して化学の知識と技術を高めることにより、エコと住みやすさを両立した都市を創ることを目指します。

化学生命工学部

時に、人が化学から作り出した物質は、人間をはじめとした多くの生物の生命を脅かします。

化学生命工学部は、人が作り出した「物」と命の共生を目指し化学の発展に貢献できる人材を育てる学部です。

学科は、2コースに分かれており化学・物質工学科と生命・生物工学科の2学科があります。

化学を主にして学ぶか、生命や生物を主にして学ぶかが選ぶ基準にもなるでしょう。

人類や自然環境の保全に貢献するため、独創性のあるものづくりができる人材はいつの時代も求められます。

化学・物質工学科

化学・物質工学科は、化学によって新物質・新素材を作ることができるようになり、科学技術の発展に貢献できる人材を育てます。

化学の知識だけでなく、物理学や生物学も学び多角的な視点から物事を見たものづくりができるようになるでしょう。

化学・物質工学科は、マテリアル化学、応用化学、バイオ分子化学の3コースに分かれます。

人や社会への貢献のために化学を勉強するならば、あなたはどの学科が良いでしょうか。

それぞれ、材料となる物質の研究、それをどのように使うか、またバイオ分子について学ぶことができる学科です。

新しい物質や新素材を作ることができる人材は、科学技術の進歩に大きく貢献することができるでしょう。

生命・生物工学科

食品、医療は、市民の安全な生活を守るのになくてはならない分野です。

また、生命、環境の諸問題を解決するのにもそれなりの幅広い知識と工学の技術は必要になってきます。

DNAやタンパク質についての知識を深める生命科学。

高次生命現象などの高いレベルの研究を行っている生物工学。

生命・生物工学科は、その生命科学と生物工学の2つのコースに分かれています。

自分がどのコースで、学びたいか考えてみましょう。

人や社会にとって安全な未来を叶えるための人材を、生命・生物工学科は育成していきます。

【関西大学の理系】学部ごとの偏差値と入試方式

ここまで、関西大学のさまざまな理系学部についてご紹介してきました。

国立大学などのほかの大学を狙っている人も、学部の内容を知れば「関西大学もいいな」と思ったかもしれません。

関西大学も学部ごとに、偏差値の高さや入試方法の違いがあります。

これから関西大学を受ける予定だという人も、少し興味があるだけという人も改めてチェックしておきましょう。

自分の偏差値とそれぞれの学部の偏差値を比べてみるのも、参考になるかもしれません。

総合情報学部

総合情報学部 の偏差値は、55.0~57.5と言われています。

3教科型、2教科選択型、2教科型英数方式の3つの入試方式で、入試が行われるのです。

3教科型は、古典Bや現代文Bを含む国語、英語に加え、地歴・公民・数学からの1科目を選択する3教科となります。

450点満点で、国語150点満点、英語200点満点、そのほかの選択科目100点満点で採点される入試です。

2教科選択型は、国語と数学、そして英語から2科目選んで入試を受ける方式です。

こちらは、2教科400点満点でそれぞれ1科目200点満点で採点されます。

2教科型英数方式は、数学と英語の2科目のみで採点される学力試験です。

400点満点、数学の200点満点と英語の200点満点で採点されます。

どの入試方式も、英語は200点ということと2教科選択型以外は英語が必須です。

総合情報学部では、英語はそれなりに重要視されていると言えるでしょう。

社会安全学部

社会安全学部の偏差値は52.5です。

3教科型、英数2教科型、2教科型英数方式(数学重視)、2教科英語外部試験型の4 種類があります。

3教科型は、450点満点で国語・外国語(英語)・地歴・公民・数学からの選択科目3教科です。

漢文を除く古典と現代文の総合的な国語問題から150点、コミュニケーション分野、表現からなる英語問題200点。

そして、地理・歴史、公民、数学の3教科は、それぞれ100点満点で採点されます。

2教科型英数方式は、350点満点で数学は150点満点、外国語科目が200点満点です。

2教科型英数方式(数学重視)は400点満点で、数学が300点、外国語が100点満点となります。

2教科英語外部試験利用方式は、250点満点の国語150点、選択科目地歴・公民・数学からそれぞれ1科目100点満点です。

システム理工学部

偏差値は50.0~57.5です。

入試方式は3教科型と3教科理科2科目型、3教科理科設問選択方式、 3教科理科2科目型(理科重視)があります。

どの入試方式も主に、数学、理科、英語で構成され化学と生物、物理から理科科目を選択するものが多いです。

国語科目はどの入試方式も含まれず、古文や現代文読解などの国語が苦手という人には、システム理工学部はおすすめでしょう。

ただ、どの入試方式も550点満点と問題数は多めだと考えられます。

特に、生物や物理をはじめとした理科は200点満点、250点満点とどの入試方式でも重視されているのがポイントです。

理工学部を受ける人は、それなりに理科がもともと得意だとは思いますが生物と物理、得意な方をちゃんと選ぶ必要があります。

環境都市工学部

環境都市工学部 の偏差値は、50.0~57.5です。

偏差値も同じですが、入試方式もシステム理工学部と同じにされています。

そのようなこともありシステム理工学部と環境都市工学部で、迷っているなどという人も多いのかもしれません。

システム理工学部と環境都市工学部、それぞれの特徴や学ぶ内容は前述したので、ぜひそちらを参考にしてください。

環境都市工学部も、物理基礎や物理、化学基礎・化学のどちらかを選択することや6問中3問を選択するなどします。

倍率としては、システム理工学部よりも環境都市工学部のほうが高く、入るのは難しいとされているようです。

理科が得意な人のほうがやはり有利なので、理科の科目は特に時間を割いて勉強しておきましょう。

化学生命工学部

偏差値は50.0~55.0です。

ほかの工学部と比べると、最高偏差値は少し低めとなっています。

化学生命工学部も入試方式は、システム理工学部と同じです。

学部名に、化学と付いていることもあり、選択科目で化学を選ばなければならないかというと決してそうではありません。

理科の選択問題は、ほかの工学部と同じようにあるので自分が得意なほうを選ぶと良いです。

物理を選択して、化学生命工学部に入った人もいますので安心しましょう。

化学生命工学部 の倍率は、おおよそ毎年システム理工学部以上、環境都市工学部以下と言われています。

入試方式は、システム理工学部などと同じではありますが、こちらも特に理数系に力を入れて準備するのが良いでしょう。

【関西大学の理系】理系学部のキャンパス

大学は、学部によってキャンパス の場所が異なることも多いものです。

関西大学の理系学部のキャンパス は、学部別に3つの場所に分かれます。

システム理工、環境都市工、化学生命工学部は、千里山キャンパスです。

総合情報学部は高槻キャンパス、社会安全学部は高槻ミューズキャンパスにあります。

高槻キャンパスと高槻ミューズキャンパスは、少し距離があるので気を付けましょう。

理系学部のキャンパスは、それぞれ理系学部は場所が分かれていることで交通の便について悩む人もいるかもしれません。

また、キャンパスによって立地や建物の個性もあるのでキャンパスは学部を選ぶ際の判断材料の一つでもあるでしょう。

以下で、それぞれのキャンパスの理系学部について詳しくご紹介します。

千里山キャンパス

千里山キャンパスは、関西大学のメインキャンパスとして存在します。

千里山キャンパスにあるのは、システム理工、環境都市工、化学生命工学部の3つの学部です。

最寄駅は、阪急電鉄千里線の「関大前」駅で、南千里国際プラザから車で15分のところにキャンパスがあります。

凜風館という施設もあり、教科書やパソコンなどの物品販売や運転免許や旅行の相談、美容室などのサービスが含まれます。

また、図書館のみならず温水プール、博物館などの施設もあり充実した設備があるでしょう。

高槻キャンパス

高槻キャンパスには総合情報学部があります。

JR京都線「高槻」駅から、高槻市営バスで20分かけてキャンパスに到着します。

大阪と京都のちょうど、中間に位置するキャンパスであり、高台からは生駒山が見えるのも特徴です。

甲子園球場のおよそ11倍とも言われる広さを誇り、高槻市街地を見渡すことができる丘陵地となっています。

キャンパス内にある設備も最新の情報機器が充実しており、総合情報学部は新世代の人材を育む研究拠点です。

最新設備も携えた次世代型のキャンパスとはいえ、周囲は緑に囲まれ自然が豊かなことも高槻キャンパスの魅力でしょう。

高槻ミューズキャンパス

高槻ミューズキャンパスには、社会安全学部があります。

「社会貢献型都市キャンパス」を目指す高槻ミューズキャンパスは、児童図書館や生涯学習センターを設けています。

高槻市の災害時の緊急避難所としても指定されており、高槻市の安全と安心にも貢献している施設です。

また、初等部から高等部や社会安全学部に並び、大学院社会安全研究科も存在するのは個性の一つと言えます。

JR京都線「高槻」駅から、徒歩7分くらいで着くでしょう。

JR京都線「高槻」駅からはアクセスも良いので、立地についても高く評価されています。

【関西大学の理系】卒業後の進路

関西大学について、ここまで詳しく書いてきましたがどのような大学か想像がついたと思います。

理系学部の卒業後の進路について、知りたくなったという人も多いでしょう。

理系学部では、理科や工学の知識のみならず社会的な教養も培うことができます。

関西大学の理系学部で、多くのことを学び高いレベルの知識を身につけたとしたらどのような可能性があるでしょうか。

学部別に、卒業後の進路を紹介するのでキャリアについて考える際の参考にしてください。

総合情報学部

情報という分野から、さまざまなジャンルの進路への可能性が広がります。

過去の卒業生の進路は、情報通信産業、教育、広告、製造業、また公務員など多岐にわたる進路です。

「情報」を取り扱う業界は多く、総合情報学部から出た人材は幅広い職業や企業に求められるでしょう。

総合情報学部は、カリキュラム自体、勉強できる科目の幅が広く一つの学問に縛られることなく学ぶことができます。

文系の科目も理系の科目もカリキュラムに含まれるため、卒業後の進路も千差万別です。

情報という現代社会で重視される一つの視点から、多岐にわたる科目を履修できるのは就活でも強みとなります。

総合情報学部は、さまざまな進路への可能性があり得ますので将来の目標がまだ決まらないという学生にもおすすめです。

社会安全学部

社会安全問題は、多くの業種や企業で専門性の高い人材を求められています。

社会安全学部の卒業生は卒業後、教育・広告サービス、公務員や教員、製造業などに携わることが多いです。

また、国際機関の職員として災害に関する業種に従事する卒業生もおり、日本のみならず世界規模で活躍する進路もあるでしょう。

取得できる資格として、中学校教諭一種免許状(社会)や高等学校教諭一種免許状(公民)も挙げられます。

また、社会安全士や司書、学芸員などの資格を取得することも可能です。

社会安全の分野からのカリキュラムの元、教育や文化的な施設での仕事に必要な知識や技術も学べるのは魅力的でしょう。

社会安全学部と聞くと、卒業後の進路が想像しづらいという人もいるかもしれません。

しかし、実際は多くの業界に優れた人材を輩出する学部と言えます。

システム理工学部

システム理工学部に関しては、やはり情報通信産業、製造業、サービス業が多いと言えるでしょう。

しかしながら、数学科で最も多いのは教員としての進路です。

私立の学校へ、数学の教員などとして採用された人が多くいます。

また、理工学部の中で教員の輩出率が最も高いのが数学科です。

ものづくりや製造業への進路に行く者が多いのは、機械工学科でしょう。

また、電気電子情報工学科、物理・応用物理学科は、通信業、卸売り、教育業界などが進路としてあり得ます。

特に物理・応用物理学科は、広いジャンルに分散し、卒業生が活躍しているようです。

もちろん、大学院に進学し技術者・研究者を目指す者もいるため、システム理工学部の進路は多岐にわたると言えます。

環境都市工学部

建築学科・都市システム工学科からは、建設業界や技術サービス業が多く輩出されています。

大学院生となり、建設業、設計事務所などによる学術研究に従事する者、専門性の高い技術サービスに就く人が多くいるのです。

また、都市システム工学科などであり得るのが、製造業、不動産、技術系のサービス業などの進路です。

エネルギー環境・工学科は、代表的な就職先は製造業ですが、その次に大学院への進学が多いとされています。

公務員として就職する人も多くいますし、学科により業種は分かれるものの進路の幅は広いと言えるでしょう。

環境と都市の両立を目指した視点から考えることのできる人材は、多くの分野で活躍することができます。

環境都市工学部に興味がある人は、どの分野で働きたいかよく考えてみましょう。

化学生命工学部

化学生命工学部で、進路の方向性として多いのはセラミック系と機械系です。

ものづくりに関心がある学生が多いこともあり、製造業などのものづくり企業へ就職する学生も増えています。

そのように製造業への就職が多いほか、大学院に進学する者の多いのが化学生命工学部の特徴です。

化学生命工学部では、ものづくりについての専門知識を深めることによりレベルの高い製造の技術を持つ人材が輩出されます。

ものづくりについて知識があるだけでなく、化学と生命の共存について配慮したものづくりができる人材が現代社会に必要です。

化学生命工学部に興味がある人はぜひ、どのようなものづくりがしたいか、何の製造に関わりたいかなどを考えてみましょう。

【関西大学の理系】関西大学の魅力

ここまでで、関西大学の理系はどのようなことを学ぶのか、また進路について詳しく知れたでしょう。

自分の行くべき学部や目指す進路まで見えてきたという人もいるかもしれません。

関西大学の理系学部について、知識が深まったところで今度は、関西大学全体の魅力をご紹介しましょう。

関西大学は、そもそもどのような大学なのか想像がつきやすくなるかもしれません。

実際に、自分が関西大学でどのようなキャンパスライフを送ることができるか考えてみてください。

スポーツが盛ん

関西大学は、学問のレベルも高いことで有名ですがスポーツも盛んに行われているのです。

数々の大会で受賞などの実績もあり、スポーツ目当てで入学する学生もいるくらいと言われています。

2011年、スポーツメーカーのミズノと提携し人材育成やスポーツ振興に関わることで連帯協定までも結んでいます。

関西大学の高槻キャンパスなどは、緑も多く広い立地でスポーツにも向いているキャンパスです。

スポーツに力を入れている大学はほかにも多くありますが、スポーツメーカーと提携を結べるほどの実力のある大学は少ないでしょう。

高校ではよく文武両道が推奨されますが、大学までスポーツのサークルを熱心にする人もいるものです。

就職でも、サークル活動への取り組みは良いアピールポイントになるでしょう。

国際交流が多い

関西大学では、理系でも入試で英語まで重視する学部が多いのが特徴です。

留学生が多く、卒業後も海外で活躍する人材を輩出する関西大学は国際交流も盛んになされています。

世界各国から、関西大学に留学してきている留学生がたくさんいるので、自然と海外の友達ができるようです。

留学生も、多くの学生とコミュニケーションを取ることでより切磋琢磨することができます。

数学・理科だけではなく英語に力を入れているのも、納得がいくことでしょう。

周りに、留学生がいれば自ずと英語に触れる機会も多くあるので、早く英語が話せるようになる人もいるかもしれません。

国際交流できる機会が身近にあるのも関西大学の数ある魅力の一つと言えるでしょう。

充実した教育環境

関西大学は、最新の技術を取り入れた学習設備や広い敷地、多くの魅力ある文化施設があるのも大きな魅力です。

約236万冊を蔵書していると言われる図書館、博物館があり、最先端のICT環境も整備され教育環境は充実していると言えます。

理系学部のICT環境や高いレベルの技術は、最新のものを取り入れており研究も捗るでしょう。

キャンパスによっては、博物館もあるため実際に貴重な歴史資料を見て学習することもできます。

図書館の蔵書が多いことも、関西大学の魅力の一つです。

大学の蔵書が多い分、必要な資料を探すことが容易になるので蔵書が多いという魅力は大きいと言えます。

最新設備などの教育環境が充実していることは、高いレベルの学問を求める学生にとっては重要事項と言えるでしょう。

おわりに

今回は、関西大学の理系学部について詳しくご紹介してきました。

理系学部には、幅広いジャンルの学部がありまたそこからコースや学科に分岐することがわかったと思います。

学部から、コースまで選択することが多く迷うこともあるかもしれません。

しかし、その分専門性の高い研究や学習をすることができるでしょう。

関西大学は、私立といえどかなり高いレベルの学問が可能な大学と言えます。

第一志望でない人も、理系学部ならばどの学部に入って何を学んでみたいか少し考えてみると面白いかもしれません。

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