
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
就活を控えた大学生の中には、自分が所属する学部と目指す業界の分野・系統が異なるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に理系の学生といえば、就職先は研究職に就ける会社や業界を思い浮かべがちですが、文系の仕事に就くことも十分可能です。
そこで、この記事では理系学生でもマーケティングの仕事に就けるかどうかについて解説します。
マーケティングの仕事に興味がある、学部的に専門外の職種に就けるかどうかについて見ていきましょう。
【理系でマーケティング職に就職!?】マーケティングとは
マーケティングとはいわゆるビジネスの道筋を立てる仕事です。
市場調査からターゲットとなる顧客層を選定しニーズを読み取り、世の中全体の流れ、つまりトレンドを踏まえた販売戦略の立案が主な仕事となります。
自分の考えや直感を信じるというより、客観的な事実やデータをもとに判断を下して仕事を進めていくことが大きな特徴と言えるでしょう。
具体的な業務内容としては、市場調査・企画の立案・販売促進などが挙げられます。
文系の職種ながら数字と向き合い分析を重ね、販売計画についてもトライアンドエラーを繰り返して最適解を見出していくことが大きな特徴です。
効率化がキーワードとなるため、文系の学生が就くと言われている職種ながらも、理系の学生にも適性があることが大きなポイントです。
マーケティング職が携わる仕事の具体的な例を見ていきましょう。
市場調査
マーケティングが業務として携わる市場調査とは、売りたい商品やサービスを効率良くさばくための最適な戦略を考える調査活動です。
現在の市場にどのようなニーズが眠っているのか、競合他社との勢力分布図がどのように展開しているのかをデータから読み取ります。
また、時には消費者と対面で直接、商品やサービスを使ってもらって感想を募るというような調査方法を採る場合もあります。
自社の商品やサービスについて分析を進める、類似した商品やサービスについて調査を進めることが主な業務です。
企画の立案
マーケティングは、市場調査で得た情報やデータを参考にして、販売戦略に通ずる企画も立案します。
たとえば、自社が設定したターゲットと実際の購買層に相違がないか、売上を継続的に伸ばすためにどういった施策が必要かを考えるのもマーケティングの仕事です。
また、新商品を新しく考えるだけではなく、既存の商品の改善・改良についても考えを巡らせるようなテコ入れ作業もマーケッターが担っています。
多くの商品やサービスをブラッシュアップしながら会社の継続的な発展を支えることもマーケティングの大切な仕事の一つです。
販売促進
マーケティングはより多くの消費者に商品やサービスが認知されるよう、効率的な営業手法や販売方法についても考えを巡らせます。
多くの場合、会社の広報部や宣伝部といった別部門と手を取り合いながら広告やプロモーション戦略を立てていきます。
広報や宣伝部が会社のイメージを追求するのに対し、マーケティング部はデータを根拠にさまざまな販売戦略を立てていくのが大きな違いです。
すべての戦略の根拠にデータがあることで、販売戦略が思ったように伸びなかった・失敗に終わった際のリカバリーも利くでしょう。
【理系でマーケティング職に就職!?】理系でもマーケティング職に就けるのか?
結論からお伝えすると、理系学部出身者でもマーケティング職に就くことは可能です。
マーケティング職は学部不問であるため「大学時代は研究しかしてこなかった。」というような学生でも働ける職種だからです。
むしろ、マーケティング職が携わる業務には理系学生が日常的に行っている研究と通ずるものがあるため、文系学生よりも適性があるとも言えます。
理系学生こそ、大学時代に培った能力や強みを活かしてマーケティング職で活躍することは容易でしょう。
理系ならではの強み
マーケティング職に対する適性を考えると、理系学生には文系学生にない強みがあります。
まず、日頃から勉強している分野から考えても研究や分析に精通している理系学生は、数字の扱いに慣れていて仮説検証能力があります。
結論から次の改善策を導き出すために、文系学生よりも論理的思考力にも長けていると言えるでしょう。
このように、マーケティング職といえば、文系の学生が就く職業というイメージはあるものの、実際の業務内容は理系学生に向いたものばかりです。
理系学生ならではの強みがマーケティングの仕事にどう活かせるのかを考えておきましょう。
数字の扱いに慣れている
理系出身の学生がマーケティングの仕事に向いていると言われる理由の一つは、数字に対する親和性・扱い慣れているという点が挙げられます。
理系は学部によって異なるものの、基本的に研究や実験を行いデータを取りながら日常的に分析を行っています。
さらに、分析結果から次の研究や実験の仮説を立てているため、文系の学生と比べても数字に触れる機会が非常に多く扱いにも慣れていると言えるのです。
同様に、マーケティングの仕事も日常的に数字を活用しながら業務を進めていきます。
数字の扱いに慣れていることは職業適性があるとして強くアピールできるでしょう。
仮説検証能力
理系の学生が日常的に携わっている実験や研究には、仮説立てと検証といったマーケティングの仕事に欠かせない要素が含まれています。
データの分析には多角的な視点から仮説を考えられる柔軟な発想力や自分の主観にとらわれずにしっかりと事実を見極められる検証能力が欠かせません。
仮説で打ち立てた結果と、実際に出てきた結果が違えば、そこから新たな仮説と検証方法を考えるのもマーケティングの重要な仕事です。
このように、シーンや対象は異なるとはいえ、理系の学生が携わる作業にはマーケティングの基礎とも言える要素が詰まっています。
論理的思考力
マーケティングには何よりも論理的な思考力が欠かせません。
なぜなら、携わる業務には数字やデータが密接に関係しているため、自分に都合の良い情報だけを取り上げるわけにはいかないからです。
理系学生は分析から得られたデータや情報をきちんと正確に読み取り、次の改善策や検証方法について考えることに慣れています。
こうした日頃からの学問の傾向を考えても、理系学生は文系学生と比べて客観的な事実や情報をもとに理論を組み立てることに秀でているのです。
データサイエンス需要の高まり
近年のマーケティング業界では、消費者の行動ログや購買データ、SNSのトレンドなど、膨大なデータを扱う「データドリブン・マーケティング」が主流となっています。
これに伴い、単なる勘や経験則ではなく、統計モデルを用いて予測や最適化を行うデータサイエンスの知識を持つ人材の需要が急増しています。
特にデジタルマーケティングの領域では、機械学習を用いた広告配信の最適化や、ユーザーの離脱予測など、高度な数理的アプローチが不可欠です。
理系学生が大学の研究で培ったデータの扱い方や、複雑な数式を理解する素養は、まさに現在の市場が最も欲しているスキルセットと言えます。
PythonやRなどの言語に触れた経験があれば、エンジニアとマーケターの架け橋となる希少な存在として、就職活動において圧倒的な優位性を築くことができるでしょう。
理系採用枠を設ける企業の増加
かつてマーケティング職は文系学生の独壇場と思われていましたが、現在は外資系消費財メーカーや大手IT企業を中心に、明確に「理系学生」をターゲットとした採用枠やインターンシップが増加しています。
これは、製品の機能が高度化し、技術的な裏付けを持って顧客に価値を伝える必要があるためです。
また、経営戦略に直結するマーケティング判断において、エビデンスベースで議論できる人材を確保したいという企業の意図もあります。
ITコンサルティングファームや広告代理店のデータ解析部門などでは、専門的なバックグラウンドを持つ理系学生を即戦力の候補として評価する傾向が強まっています。
文系学生と同じ土俵で競うのではなく、「理系ならではの論理的アプローチ」を期待されていることを理解して選考に臨むことで、内定獲得の可能性は大きく高まるはずです。
理系学生がマーケティング職で高く評価される理由
マーケティングの本質は、不確実な市場の中から正解を導き出すことにあります。
理系学生が日々の研究や実験を通じて当たり前のように行っている「観察、仮説、検証」のプロセスは、ビジネスの世界では非常に価値の高いスキルです。
複雑な事象を細分化して課題を特定し、数値的な根拠を持って解決策を提示する能力は、多くの企業が課題としている「再現性のあるマーケティング」を実現するために欠かせません。
仮説検証のプロセスが身についている
理系学生の最大の武器は、研究生活で磨かれた「仮説検証サイクル」の徹底です。
実験が予想外の結果に終わった際、何が原因だったのかを特定し、条件を変えて再試行するプロセスは、マーケティングにおける「PDCAサイクル」そのものです。
例えば、広告のクリック率が低い原因を「デザイン」なのか「ターゲット設定」なのか「キャッチコピー」なのかという変数に分解し、一つずつ検証していく作業は、理系の実験手法と高い親和性があります。
多くのマーケターが感覚的な判断に頼りがちな中で、「なぜこの施策が成功(または失敗)したのか」を論理的な因果関係で説明できる能力は、組織内での信頼を勝ち取る大きな要因となります。
研究を通じて培った、安易な結論に飛びつかず、事実に基づいて真実を追求する姿勢は、変化の激しい現代の市場において非常に高く評価されるポイントです。
統計学や数学的スキルの応用
マーケティングの現場では、A/Bテストの結果判定や、重回帰分析を用いた売上予測など、統計学的な知識が日常的に求められます。
文系出身者が社会人になってから苦労して習得するこれらの概念を、理系学生は既に基礎教養や専門課程で習得している場合が多く、これが大きなアドバンテージとなります。
例えば、標準偏差や相関係数の意味を直感的に理解し、データの外れ値が結果に与える影響を考慮できる能力は、精度の高い意思決定に直結します。
また、数式を用いて事象をモデル化する思考に慣れているため、マーケティングオートメーションツールやBIツールのロジックを理解するスピードも格段に早いです。
数学を「道具」として使いこなし、ビジネスの課題を数理的に解決できる人材は、DXが進む現代の企業にとって、プロジェクトの成否を分ける重要なキーマンとして迎え入れられるでしょう。
複雑な事象を構造化する思考力
マーケティングにおける課題は、競合の動き、消費者の心理変化、流通網の制約など、多様な要素が複雑に絡み合っています。
理系学生が得意とする「系(システム)」として物事を捉える考え方は、これらの複雑な事象を解きほぐし、構造化するのに非常に役立ちます。
具体的には、大きな問題を解決可能な小さな要素に分解し、それぞれの相関関係を整理する「ロジカルシンキング」の能力です。
物理現象のモデル化やプログラムのデバッグ作業で行っているような、全体像を把握しながらボトルネックを特定するアプローチは、マーケティング戦略の立案においてそのまま応用できます。
議論が散逸しがちな会議の場でも、要点を整理し、論理的な筋道を示すことができる理系学生の思考習慣は、周囲を納得させる力強い武器となります。
この「構造化能力」があるからこそ、一見無関係に見えるデータから価値あるインサイトを抽出できるのです。
最新テクノロジーへの適応力
現代のマーケティングは、AIやブロックチェーン、AR/VRといった最新テクノロジーと切り離せません。
理系学生は、これらの技術的な背景や基礎理論を理解する土壌があるため、新しい手法が登場した際もその本質を素早くキャッチアップできます。
例えば、生成AIをマーケティングに活用する際も、単にツールとして使うだけでなく、どのようなプロンプトエンジニアリングが有効か、裏側でどのような処理が行われているかを推測できるため、より高度な活用方法を考案できます。
また、エンジニアリングチームと連携する際にも、技術的な制約や工数の見積もりを肌感覚で理解できるため、スムーズなコミュニケーションが可能です。
テクノロジーを恐れず、むしろ好奇心を持って実務に取り入れようとする姿勢は、企業のイノベーションを加速させる存在として、採用担当者の目に非常に魅力的に映ります。
【理系でマーケティング職に就職!?】マーケティング職に向いている人
理系学生が備えていると考えられる特徴・気質のようなものは、マーケティング職の適性とも一致しています。
まず、日常的に大学の講義で数字を扱うことに慣れているため、数字に強い人物像というものが想定されます。
また、実験や研究を通じて仮説を立てて結果を検証する癖がついているため、感覚で話を進めるよりもデータに依拠した論理的な思考力も養われているはずなのです。
検証結果が思うように出なければ同じ実験を繰り返すことになるので、粘り強く働ける人とも言えるでしょう。
数字に強い人
マーケティング職は常に数字との関わり合いを持つ職種の一つです。
ただ数字を眺めるだけではなく、解析ツールや統計手法を駆使して分析を行っているというのも大きな特徴と言えるでしょう。
数字の扱いに慣れていて、なおかつ数字の意味まで理解できる人に向いている仕事です。
感覚やフィーリングよりも、数字やデータを根拠にした論理的思考で物事に対峙する人こそマーケティングの仕事に向いていると言えます。
理系の学生であることから数字に強いことをアピールできれば、マーケティング職に向けたまたとないアピールができるのです。
論理的に考えられる人
マーケティング職は結果を出すためにデータを客観視し、仮説を立てて検証結果から再び次の分析ができるような論理的思考を駆使して向き合う必要があります。
マーケティングという仕事は世の中の動向やトレンドを読み取り、商品やサービスを効率的に売り込む仕事です。
データを抽出して仮説立てと検証の繰り返すことが、マーケティングの仕事のルーティンワークになります。
つまり、感覚やフィーリングとは無縁の仕事であることはもちろん、戦略的かつ効率的に業務を進めるためにも論理的思考力が何よりも求められる仕事なのです。
粘り強く働ける人
マーケティングの仕事は常にPDCAといって、Plan(計画)・Do(実行)・Check(検証)・Action(改善)を繰り返して成立しています。
しかし、実際の仕事では立てた計画が検証内容に合っていないこともあれば、思うような結果が出ない場面もあるでしょう。
そのため、同じ事象に対して何度もPDCAを繰り返すことも多いため、とにかく粘り強くコツコツと働ける人が向いています。
うまくいかなかった時でもあきらめずに解決策を探れるような忍耐力が必要という意味では、ルーティンワークよりも粘り強く仕事と向き合う必要があるでしょう。
理系特化型のエージェントを活用する
理系学生がマーケティング職を目指すなら、一般的な就職エージェントだけでなく、理系に特化したエージェントを併用するのが賢明です。
理系特化型のエージェントは、「研究と就活の両立」という理系特有の悩みに理解が深く、研究スケジュールの隙間を縫った効率的な選考対策を提案してくれます。
さらに重要なのは、彼らが「理系の素養をマーケティングに活かしたい」という企業のニーズを具体的に把握している点です。
通常のルートでは見つけにくい「データ分析職」や「技術広報」に近いマーケティングポジションを紹介してもらえることもあります。
キャリアアドバイザー自身が理系出身であるケースも多く、自身の専門性がビジネスの現場でどう価値転換されるのか、具体的なアドバイスを受けられるのが魅力です。
自分の強みを言語化し、文系優位に見えるフィールドでどう戦うべきかの戦略を一緒に練ってくれるパートナーを持つことは、自信にも繋がります。
自身の研究内容をビジネス言語に変換する
面接で研究内容を話す際、専門用語を並べるだけではマーケティング職への適性は伝わりません。
重要なのは、研究のプロセスを「ビジネス言語」に翻訳して伝えることです。
例えば、「〇〇という物質の合成に成功した」という結果よりも、「先行研究の課題を特定し、効率を〇%向上させるために、どのような仮説を立て、どのような実験計画を組んだか」というプロセスに焦点を当てましょう。
これはビジネスにおける「市場調査→戦略立案→実行」の流れと同じです。
また、自身の研究が社会や企業にどのようなインパクトを与える可能性があるのか、マクロな視点で語ることもマーケターとしての素養を示す機会になります。
難解な技術を、門外漢である面接官に分かりやすく、かつその価値が伝わるように説明する「伝える工夫」自体が、顧客に価値を伝えるマーケティングの訓練であると捉えて取り組んでみてください。
【理系でマーケティング職に就職!?】理系のマーケティング志望の就活に向けた準備
理系学生がマーケティング職を志すなら、自身の強みやマーケッターとして働くことを意識した就活の準備を進めておくことをおすすめします。
具体的にはマーケティングの仕事が経験できるインターンに参加し、マーケティングの知識を身につけることから始めてみましょう。
また、マーケティング職に必要とされる資格を取得しておけば、入社してからもいち早く仕事を覚え、即戦力として活躍できる可能性も高まります。
マーケティング職志望の理系学生におすすめしたい就活に向けた準備というものを見ていきましょう。
インターンに参加する
理系学生でマーケティング職を志すのであれば、まずは企業主催のインターンに参加してマーケティング職に対する理解を深めましょう。
職業研究にネットや書籍を活用する学生は多くいますが、やはり、実際の現場で見て学べる情報には遠く及びません。
つまり、マーケティング職を志す学生こそマーケティング会社やマーケッターとして活躍できそうな企業のインターンに参加すべきなのです。
就職後に「思っていたのと違う。」と感じるようなミスマッチが起こるのを防ぐ役割もあるので、積極的に参加するようにしましょう。
マーケティングの知識をつける
マーケティング職を志すなら、マーケティング業界や仕事に対する知識を身につけるようにしましょう。
そもそも、マーケティング志望者について学部の制限というものは存在しません。
ただ、商学部や経済・経営学部といった文系の学部では講義の中でマーケティングに関する知識を学んでいるケースも多いため、理系学生と比較して有利と言えます。
面接でそこまで深くマーケティングに対する知識が問われることもありませんが、志望動機を語ることを考えてもマーケティングがどのような仕事をしているかについては理解が必要です。
どのような質問にも正確に答えられるというより、興味関心があり、マーケティングについてきちんと勉強してきたと面接官に伝わることが何よりも重要なのです。
資格を取得する
専門職と違い、マーケティング職には働くために必須の資格というものが存在しません。
しかし、マーケティング関連の資格を取得していれば、新卒の学生であっても専門知識があることが容易にアピールできます。
知識が備わっているといえることはほかの学生との差別化ポイントとなるのです。
また、マーケティング職に対する志望度の高さや仕事に対する熱意もアピールできるため、資格は取っておいて損はないと言えるでしょう。
マーケティング・ビジネス資格検定、Webアナリスト検定の2つについては要チェックです。
マーケティング・ビジネス資格検定
マーケティング志望の学生で、どの資格を取得すべきか迷っているという人はマーケティング・ビジネス資格検定をおすすめします。
この資格は難易度ごとに級が分かれているので難易度も低いため、就活の傍ら取得を目指す資格としては比較的取りやすいというのもポイントです。
こちらの資格については以下のサイトで取得に向けた勉強・試験が受けられるのでぜひ参考にしてください。
Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、Googleアナリティクスといって実務でも頻繁に用いる解析ツールにまつわる資格です。
マーケティング職に欠かせないデータ分析に関する知識が身につくため、本格的にマーケッターとして活躍したいと考える人におすすめです。
こちらの資格も検定スケジュールや講座の申し込みが以下のサイトでできるので、ぜひ参考にしてください。
【理系でマーケティング職に就職!?】マーケティングの勉強方法
理系学生がマーケティング職に就くためにおすすめの勉強方法は以下の2つです。
まず、参考書を活用してどのような資格取得を目指すか、勉強方法そのものを学びましょう。
そこから可能な限りインターンに参加し、マーケティングの仕事に関する実務経験を積みましょう。
この2つができていれば、知識と実務経験が補えるため就活を有利に進めやすくなります。
自分が理系学部出身者だからとあきらめることなく、しっかりと準備をして就活に備えれば内定に近づけるでしょう。
参考書を利用する
マーケティング職は面接を受けるまでに資格が取得できていると有利なので、参考書を活用した勉強をおすすめします。
初心者にもわかりやすく用語や仕組みを解説してくれる参考書はいくつも販売されています。
理系でもマーケッターを志すならぜひともマーケティングにまつわる勉強をして知識を身につけておきましょう。
実務経験を積む
長期インターンの中には実際の実務のようにマーケティングの仕事に携われるものがあります。
マーケティング職に対する職業適性がある理系学生であっても、可能な限りこういったインターンに参加すると良いでしょう。
ガクチカのエピソードにも使えるので、長期インターンはぜひとも活用してください。
プログラミングやSQLを習得する
理系の強みを最大化するために、PythonやSQLといったデータ操作スキルの習得を強くおすすめします。
現代のマーケティング現場では、自社データベースから直接必要なデータを抽出し、分析する能力が求められています。
Excelだけでは扱いきれない膨大なデータをSQLで叩き、Pythonで可視化や統計解析ができるようになれば、それだけで他の候補者と一線を画すことができます。
特にSQLは、一度習得すればマーケティングのみならず、あらゆるビジネスシーンで重宝される一生モノのスキルです。
プログラミングを通じて「論理的な順序で命令を出す」経験は、マーケティングオートメーションの設定や、エンジニアへの的確な指示出しにも直結します。
研究で既に利用している人はその実績をアピールし、未経験の人は基礎を学ぶ姿勢を見せるだけで、「デジタルに強いマーケター候補」としての評価を確実なものにできるでしょう。
SNS運用やブログで個人開発を行う
座学で得た知識を「実践」に変えるために、SNS運用やブログ運営に挑戦してみることは非常に有益です。
これは、自分自身を商品に見立てた最小単位のマーケティング活動と言えます。
例えば、Twitter(X)でターゲットを定め、インプレッション数やエンゲージメント率を日々計測し、どのような投稿が伸びるのかをA/Bテスト的に検証する経験は、実務そのものです。
また、ブログを運営してGoogle Analyticsでトラフィック解析を行い、SEO(検索エンジン最適化)を意識した記事執筆を行うことで、ユーザーニーズの把握から集客までの流れを体感できます。
理系学生が得意とする「数値測定」と「改善」を、個人の発信活動に適用してみるのです。
面接の際に「自分で目標数値を設定し、分析と改善を繰り返した結果、〇〇という成果を出した」という具体的なエピソードがあれば、実務への適応力の高さを強烈に印象付けられます。
理系学生が志望動機を伝えるべきアピールポイント
志望動機では、「なぜ理系なのにマーケティングなのか」という問いに対し、自身のバックグラウンドと職務内容の整合性を強調することが重要です。
「研究で培った論理的思考を、より変化の大きいビジネスの場で活かしたい」といった、前向きな動機を構成しましょう。
また、理系特有の「数値へのこだわり」や「技術への理解」が、具体的に企業の利益にどう貢献できるのかを言語化することで、説得力が増します。
研究で培った分析手法の再現性
「再現性」という言葉は、ビジネスの世界で非常に好まれるキーワードです。
理系学生が研究で行っている、条件を統制して結果の因果関係を明確にするアプローチは、マーケティング施策の成功率を高めるために不可欠です。
志望動機では、「たまたま当たった」という偶然を排除し、論理的な根拠に基づいて成果を再現できる強みをアピールしましょう。
研究において、失敗から何を学び、どのように次のアクションへ繋げたかというエピソードを交えることで、「この学生なら、配属後もPDCAを回して成果を積み上げてくれそうだ」という安心感を面接官に与えられます。
自身の専門分野そのものではなく、その専門分野に向き合う「手法」や「姿勢」にこそ、マーケティング職で通用する汎用的な価値があることを強調するのがコツです。
数値に基づいた意思決定の習慣
「感覚ではなく数字で語る」習慣は、理系学生が長年の教育で身につけてきた最大の美徳です。
マーケティングの議論では、時に声の大きい人の意見や曖昧なイメージが優先されがちですが、企業が求めているのは客観的なデータに基づいた正しい判断です。
志望動機には、「主観を排除し、常に定量的な指標(KPI)に基づいて現状を把握し、次の施策を決定できる」という強みを盛り込みましょう。
数値のわずかな変化から予兆を感じ取り、重大なリスクを回避したりチャンスを掴んだりした経験があれば、それは大きな武器になります。
また、グラフや表を用いて多角的にデータを解釈する能力は、上司やクライアントを説得するための強力な資料作成能力にも直結します。
「数字を味方につけて、確実性の高い戦略を立案したい」という姿勢は、マーケティング部門において即戦力として期待されるポイントです。
技術的な背景を理解した商品理解力
メーカーやIT企業のマーケティング職において、製品の技術的メカニズムを深く理解できることは、大きな差別化要因になります。
文系出身のマーケターが表面的なキャッチコピーに終始しがちな場面でも、理系学生なら「なぜこの製品が優れているのか」を技術的根拠から理解し、それを消費者に分かりやすい言葉で咀嚼して伝えることができます。
これは「プロダクト・マーケティング」において極めて重要な能力です。
志望動機では、「技術と市場を繋ぐ架け橋になりたい」というビジョンを伝えると良いでしょう。
開発チームの意図を汲み取りつつ、それを顧客のメリット(ベネフィット)に変換できる人材は、企業にとって製品の競争力を最大化してくれる貴重な存在です。
自身の専門知識が応募企業の製品と関連がある場合はもちろん、直接関係がなくても「技術的な複雑さを紐解くプロセスを楽しめる」という適性を伝えることが効果的です。
おわりに
専門外と思われがちですが、理系学生でもマーケティングの仕事に就くことは十分に可能です。
むしろ、業務内容や求められる素質を見ていくと、理系の学生にこそマーケティングの仕事はおすすめです。
ただ、自分が理系出身者だからということだけを武器に就活を戦っていくのは難しいでしょう。
可能な限りマーケティング職に関する知識を身につけ、勉強してきたことを面接でうまくアピールできるよう準備してください。
きちんとした準備さえやっておけば、理系学部であってもマーケティングの仕事に就くチャンスはいくらでもあります。