HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「理系で三浪してしまうと、就職するのは難しい？」 「浪人経験を就職活動で活かすことはできる？」 「三浪して不安だけど、頑張れば就職できるの？」 現在、就職活動をしているという人の中には、このような疑問や悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、三浪している理系学生の就活の実態や就職の難しさをはじめ、就活を成功させるためのポイントなどについて紹介しています。
この記事を読むことで、就職の成功のために学生時代に頑張っておきたいことが把握できるほか、就活市場での浪人生への注目度や、就活で心がけることについても理解できます。
それをもとにすれば、どのように学生生活を送ればよいかや、どのように進路を選べばよいかが検討しやすくなるでしょう。
理系学生で三浪して悩んでいる人や就活に不安を抱えている人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
目次［目次を全て表示する］
三浪していると理系は就職が難しいのか
理系学生で、三浪している人の中には、「就職できるかどうか」という不安を抱えている人もいるでしょう。しかし、三浪していても努力次第で就職することは可能です。
浪人したことをマイナスに考えすぎると、就活へのモチベーション低下にもつながります。努力次第で就職できることを自覚し、ネガティブになりすぎないように心がけましょう。
三浪の理系学生における就活の実態とは？
三浪していても、努力次第で就職可能なことは前述の通りですが、三浪の理系学生における就活の実態については、気になることも多いでしょう。
三浪していることがマイナスになる場合もありますが、決してマイナスな面ばかりではありません。
ここでは、三浪の理系学生における就活の実態を見ていきましょう。
就職への影響が「ゼロ」ではない
三浪していることをエントリーシートに書く場合、企業によっては新卒扱いされない可能性があります。
そのため、三浪していることによる就職への影響が全くないとは言えないことを理解しておきましょう。ただし、三浪しているから絶対に就職できないというわけではありません。
たとえば、難関大学に入学しているのであれば、浪人していても有利になることがあります。大学受験のために勉強している人は、難関大学への受験も選択肢に入れた方が良いでしょう。
就活市場での浪人生への注目
浪人した理由によっては、企業にプラスな印象を与える場合があります。プラスな印象を与えるのは、難関大学を目指して浪人した学生です。
浪人して必死に勉強することは、「目標に向かって努力できる人」「行動するためのやる気を持っている人」といった評価につながります。
大学受験でつまずいても、次の大学受験に向けて再度努力できる人は、企業にとって就職してほしいと思える人材です。
浪人生が思っているほど、企業側は浪人したことをマイナスに思っていないこともあるため、自分の努力をしっかりと言葉にできるようにしましょう。
大手企業からの内定をもらう人もいる
三浪はマイナスなことと考えられがちですが、実際に大手企業から内定をもらう人もいます。大手企業から内定をもらうためには、学生時代に頑張ったことや功績を企業に評価されることが大切です。
しかしながら、浪人して入学した学生と、現役で入学した学生で比較される可能性があることは否めません。比較されてしまうのは仕方ないことと割り切り、現役で入学した学生に負けない功績を作れるよう、日ごろから努力することを心がけましょう。
年齢相応の落ち着きが評価されることもある
三浪したのであれば、現役で入学した学生よりも3歳年上になるため、「年齢相応の落ち着きがある人」と企業から評価される可能性があります。
面接などの振る舞いで、落ち着いた態度や社会人としての自覚が身についていることを見せられれば、企業からの好印象が得られるでしょう。
現役生よりも3歳年上だからこそ持っている良さがあります。そういった良さを就活で活かしましょう。
三浪の理系学生が就活を成功させるポイント
ここまで、三浪していることのプラス面とマイナス面を見てきました。三浪したことが就職に全く影響を与えないとは言えませんが、就職するのが不可能なわけではありません。
三浪の理系学生が就活を成功させるためには、ポイントが4つあります。以下で1つずつ見ていきましょう。
- 浪人経験をプラスにするストーリーを考える
- 三浪であることを気にし過ぎない
- 就職先は妥協せず希望する企業を志望する
- 学生時代の頑張りが評価されることを忘れない
浪人経験をプラスにするストーリーを考える
浪人したことにマイナスイメージを持っている学生の場合、面接時にその自信のなさが面接官に伝わってしまう可能性があります。自信が持てないままの状態では、就活自体が嫌になってしまうでしょう。
浪人したことで自信をなくすのではなく、浪人した経験をプラスにするストーリーを考えることが大切です。なぜ浪人したのか、浪人したことでどう変わったのかを考え、その経験を言葉にできるようにしましょう。
三浪であることを気にし過ぎない
「三浪したことが就活に不利に働くケースがある」ということは事実です。しかし、それを気にし過ぎるのは良くありません。必要以上に気にしていると、どうしても顔や態度に出てしまい、相手に伝わってしまう可能性があります。
マイナスに考えてしまうこともあるでしょうが、浪人した経験はプラスにも変えられます。ネガティブな面があることを理解したうえで、浪人の経験の中から得たポジティブになれる要素も考えてみてください。
就職先は妥協せず希望する企業を選ぶ
浪人したことで就職を焦るあまり、とりあえず内定をもらった企業に就職するというのは危険です。
入社したいという気持ちがあまりない企業に入り、相性が悪くすぐに退職してしまえば、それこそ企業に悪い印象を持たれる可能性があります。
入って辞めてを繰り返すと、ただひたすら時間を使ってしまうことにもなるため、就職する際は慎重に判断しましょう。焦って入社するのではなく、自分の気持ちに妥協せず、希望する企業を選ぶことが大切です。
学生時代の頑張りが評価されることを忘れない
浪人したことをプラスに伝えるためには、学生時代の努力が不可欠です。学生時代に努力したことは、面接のときに良い評価につながります。
逆に、学生時代に努力したことがなければ、面接のときに質問されても上手く返答することはできません。学生時代に努力を怠らず、その努力したことを面接でしっかりと話せるように準備しましょう。
就職の成功のために学生時代に頑張っておきたいこと
就職を成功させるために、学生時代に努力することは不可欠です。では、具体的にどのようなことを学生時代に頑張れば良いのでしょうか。
ここでは、学生時代に取り組んでおきたいことを2つ見ていきましょう。
サークル・部活動
学生時代に部活動やサークル活動を頑張っていると、たくさんの人と関わる機会が多くなります。そうした機会が増えれば、コミュニケーション能力が上達し、人間関係を良好にするための協調性などが自然と身につくでしょう。
円滑なコミュニケーションができることや、人間関係を良好に維持できることは、社会人にとって非常に重要なスキルです。そういった能力を磨くためにも、部活動やサークル活動に積極的に参加してみましょう。
長期インターンシップ
長期インターンシップに参加することには、さまざまなメリットがあります。長期インターンシップの主なメリットは、学生時代から社会人としての経験を得られることや、今までとは違う価値観を知れることなどです。
学生時代から社会人経験を積むことで、他の学生と差をつけることができます。また、学生時代は周りが学生ばかりですが、長期インターンシップに参加すると、周りは社会人ばかりです。早くから社会人の視点や価値観を学べるため、とても貴重な経験になるでしょう。
他の学生との差別化を図りたいと考えているのであれば、長期インターンシップを1つの選択肢にしてみてください。
理系の三浪であっても努力次第で就職できることを心得ておきましょう
本記事では、三浪している理系学生の就活の実態や就活を成功させるポイントなどについて見てきました。
就職活動において、三浪していることが与える影響が全くないわけではありませんが、努力次第で就職は可能です。
「浪人したから就職できない」とネガティブになるのではなく、浪人したからこそ得た経験に目を向けてください。その経験をプラスに考え、面接で上手く言葉にできるようにしましょう。
