【例文あり】理系就活生必見!新卒の自己PRの書き方が知りたい!作成前の準備や作成ポイントを解説!

【例文あり】理系就活生必見!新卒の自己PRの書き方が知りたい!作成前の準備や作成ポイントを解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

この記事では、新卒の理系就活生向けに自己PRの書き方を解説します。

また、書く前に準備するべきことや、理系がアピールできる強みなどのポイントも紹介しています。

最後には例文も掲載しているので、ぜひ自分の自己PRの参考にしてください。

【新卒の自己PRの書き方】自己PRとは

そもそも自己PRとは、企業に自分の魅力を伝えるために行うプレゼンのようなものです。

ほかの人と比べて自分が優れている点を挙げ、それが活かされたエピソードなどを交えながらアピールします。

自己PRは、企業が自社で活躍できる人材かどうかを判断する大切な材料です。

このため、単に自分の実績などをアピールするだけでは不十分と言えます。

しっかり企業分析を行い、応募企業に関連した強みをアピールすることが大切です。

また自分の強みをうまくアピールするためには、自己分析も欠かせません。

【新卒の自己PRの書き方】なぜ企業は自己PRを聞くのか

そもそも、企業はなぜ自己PRを聞くのでしょうか。

具体的には、「企業に貢献できそうか知る」「社風に合っているか知る」「採用候補者を深く知る」という3つの目的があります。

評価される自己PRを作成するためにも、これらの目的について理解しておきましょう。

~自己PRを聞く目的~

・企業に貢献できそうか知る
・社風に合っているか知る
・採用候補者を深く知る

企業に貢献できそうかを知るため

まず、あなたが企業に貢献できそうな人材かを知るために自己PRを聞くと考えられます。

どんなに優れた経歴を持っていたとしても、会社に貢献できない人材と判断されれば採用されません。

企業は営利目的の組織であるため、事業を確立して利益を上げなくてはいけません。

そのため、会社の考え方に合った人が採用されるのです。

当然、業界や職種、社風などによって向き・不向きは存在します。

このような候補者の適性を測るのに、自己PRを聞くのは効果的だと言えます。

社風に合っているかを知るため

企業は、候補者が社風に合っている人材か知るという目的で自己PRを聞くことがあります。

社風に合っていない人材を採用すると、早期退職につながるからです。

多くの企業では、理念や大切にされている価値観をもとに社風が作られます。

この理念や価値観に共感できず、社風に合わない人が入社してもつらいだけです。

うまく人間関係を作れず、社内で孤立してしまうかもしれません。

このような事態を防ぐため、自己PRをもとにその人柄を確認しているケースも少なくありません。

採用候補者について深く知るため

単純に、採用候補者について深く知るために企業は自己PRを聞いている可能性もあります。

候補者の情報を多く集めて選考に役立てたり、入社後の配属先の参考にしたりするためです。

自己PRにおいては、その人の強みが活かされたエピソードについての情報が手に入ります。

社内にその強みが活かされる部署があれば、即戦力として期待されることになるでしょう。

また、最終面接の際に採用の決め手のひとつになる可能性もあり、場合によっては深掘りして質問されることも多いです。

【新卒の自己PRの書き方】自己PR作成前に準備しておくべきこと

自己PRを作成する前に準備しておくべきことは、自己分析と業界・企業研究です。

業界・企業研究においては、業界・企業の特徴をつかむ必要があります。

また、ほかの企業との違いや、企業とのマッチ度も知っておくと良いでしょう。

自己分析

就活を始めたとき、一刻も早く手をつけたいのは自己分析でしょう。

自己分析をしておくことで自分の強みを理解し、中身のある自己PRが作成できるからです。

自分と向き合って客観視する機会を作ることで、潜在的な強みや向いていることがわかります。

自己分析のやり方は多岐にわたりますが、自己分析サイトを使うと便利です。

AIが出した結果を把握した後に、自分の経験やエピソードを深掘りしてブラッシュアップさせていきましょう。

業界・企業研究

自己分析が終わったら、次に業界・企業研究をして志望先の企業を見つけましょう。

業界・企業研究を行うと、自分の志望する業界や企業に関する知識が得られます。

企業とのミスマッチが減るほか、自己PRや志望理由をスムーズに書けるようになるなど、選考の際にも役に立つことは多いでしょう。

ただし、漠然と業界・企業研究を行っているだけでは効果は薄いと言えます。

ほかの就活生と差別化するためにも、次に解説する3つのコツを意識して取り組みましょう。

業界・企業の特徴をつかむ

就活では、志望業界・志望企業のリサーチ量が重要になります。

そのため、気になる業界や企業について深く調べ、どんな特徴があるのかをつかむことが大切と言えるでしょう。

これはどの就活生も行っていることであり、怠ってしまうと逆に差をつけられてしまう可能性があります。

具体的には、企業が行っているビジネスの中身や、働き方に関する制度、採用情報などになります。

公開している情報はひと通り目を通し、細かな情報まで把握しておくことが大切です。

ほかの企業との違いを調べる

志望する業界・企業の特徴がつかめたら、競合他社との違いを調べておきましょう。

これによって選考の際に他社との差別化が叶い、その企業独自の良さを採用担当者に伝えられます。

企業の特徴は、その企業だけを調べてもわかりにくく、他社と比較して見てくることも多々あります。

競合他社と比較した際の良さが伝えられれば、志望意欲の高さを企業にアピールしやすくなるでしょう。

選考突破における重要なポイントになるので、競合他社もある程度調べてみることをおすすめします。

志望企業とのマッチ度を知る

他社と比較して志望企業の特徴がつかめたら、自分がどれくらいマッチしているか把握しましょう。

客観的に見て、自分が入社後にうまくやっていけそうか考えてみてください。

まずは、自己分析と企業研究の結果を踏まえ、いくつかの評価項目を設定しましょう。

そして、それぞれの項目について、自分と志望企業がどれくらい合っているかを総合的に判断します。

これを志望する企業ごとに行えば、志望度の高さをランク付けできるようになります。

【新卒の自己PRの書き方】自己PRの構成

次に、採用担当社に伝わりやすい、典型的な自己PRの構成をご紹介します。

企業に適した強みやエピソードを持っていても、それが伝わらなくては意味がありません。

構成の各パートにおけるポイントを解説していきますので、お困りの方は参考にしてみてください。

結論

結論を先に書くことは、エントリーシートのあらゆる文章を書くときに非常に重要なポイントになります。

結論ファーストで書くと、企業の採用担当社に文章の主旨が伝わりやすくなるからです。

読み手は先に結論を提示されると、その先の文章構成や論理展開が予想しやすくなります。

結論を先に書くことを普段あまりやらない人は、違和感やためらいもあるかもしれません。

しかしビジネスで結論ファーストは当たり前のことなので、ぜひ慣れるようにしましょう。

エピソード・経験

結論部分に自分の強みを提示したら、次にエピソードや経験を述べるようにしましょう。

強みが活かされたエピソードや経験は結論の根拠となり、文章全体に説得力が出ます。

また、エピソードを述べる際は、自分の強みがどのように活かされたのかをきちんと説明するようにしてください。

単に実績を語るのではなく、結果を出すために自分がどのような行動をしたのかアピールする必要があります。

リアリティが出るように、具体的なデータやシチュエーションもしっかり説明しましょう。

仕事でどのように活かせるか

自分の長所や志望理由、経験を述べたら、それを仕事でどのように活かしていけるか具体的に述べましょう。

これによって入社後のビジョンが描けていることがわかり、企業にも自身の志望意欲が伝わります。

学生時代の強みが活かされたシチュエーションと、会社での業務で活かせるシチュエーションは違います。

具体的にどんな業務で活かせるのかを述べるには、綿密な企業研究が必要です。

事前に企業のホームページを調べるほか、それでも足りない場合はOB訪問を検討しましょう。

【新卒の自己PRの書き方】自己PRのエピソードの深掘り方

ここからは、自己PRで特に重要と言えるエピソードの深掘り方を見ていきましょう。

面接やESの自己PRでは、印象的なエピソードが話せるかどうかが大切になります。

単に経験談を話すだけでは不十分で、自分の強みについてきちんと理解してもらうように説明する必要があるでしょう。

自分がこれまでにどのような経験をして、どのように解決してきたのかを伝えることが大切です。

以下に紹介する手順を踏んで、採用担当者に評価される自己PRを作りましょう。

印象に残る経験を一つピックアップする

まずはこれまでの人生の中で、印象に残っている経験を一つピックアップしてみましょう。

ここからその経験を深掘りしていくので、時間をかけて悩む必要はありません。

可能であれば、自分が主体的にやってみようと思ってチャレンジした経験を選ぶと良いでしょう。

基本的に、サークル活動やアルバイトなどの課外活動を挙げることになるでしょう。

また、理系学生、特に大学院生の場合は研究や実験などの学業をピックアップするのがおすすめです。

なぜ行動を起こしたのかを考える

次に、なぜその行動を起こしたのかを考えてみましょう。

印象に残る出来事を経験したのであれば、自分から何か行動を起こしたはずです。

その行動をなぜ起こしたのかを考えることで、自分がどんな価値観を持っているのかが明らかになります。

たとえば接客業のアルバイトの場合、「お店のためにクレームの処理を率先して行った」などが挙げられます。

この場合、「困っている人や不満に思っている人の課題解決のために尽力するのが好き」などの価値観を持っていると言えるでしょう。

これが自身の強みであり、企業にアピールできるポイントになります。

課題をどのように解決したか

行動を起こした動機の次は、その経験の中で生じた課題をどのように解決したかを考えましょう。

その経験が印象に残っているのは、何らかの壁にぶつかったからではないでしょうか。

まずはどのような課題にぶつかったのかを述べ、その後その課題をどのように解決したかを説明しましょう。

これは企業にとって、応募者の課題発見能力、問題解決能力の高さを知る手がかりにもなります。

どのような課題を解決したかによって、アピールできる強みも違ってくるでしょう。

どのような成果を上げたかを述べる

続いて、最終的にどのような成果を上げたかを述べましょう。

自分が出した成果を明確に示すことで、企業に貢献できることのアピールにつながるからです。

この成果は、できるだけ客観的で、わかりやすいデータで示せると良いでしょう。

具体的な数字がない成果の場合は、その成果がどんな意味を持つのか説明する必要があります。

どちらにせよ、採用担当者が企業に貢献できそうだと判断できるような成果を述べるのがベターと言えます。

経験から自分が何を得たかを述べる

成果を示すだけに留まらず、その経験から何を得られたかについても考えてみましょう。

経験を経て得たことがわかれば、それを今後どのように企業に還元していけるかが明確になります。

挫折した経験ならばわかりやすいかもしれませんが、単に楽しかった経験でも必ず得るものはあります。

その経験をする前と後で、自分の考え方や行動で変わったところはないか考えてみましょう。

どんな経験からも新たな学びを得て成長できる人材なら、採用担当者の心に深く残ることになるでしょう。

【新卒の自己PRの書き方】理系学生がアピールすべきこと

理系学生は、自己PRにおいてどのようなことをアピールすると良いのでしょうか。

代表的なものは、情報スキル・専門性・論理的思考力の3つです。

自己分析や業界・企業研究の結果を見て、自分がアピールしやすく企業からの受けが良いものを選びましょう。

情報スキル

まず理系学生がアピールしやすいスキルとして、データなどの情報を処理するスキルが挙げられます。

理系学生は、実験で扱ったデータをExcelなどのソフトを使って整理、編集する機会が多いからです。

このことを活かし、情報処理能力や情報分析力、情報収集力などをアピールできます。

実践的で役立つスキルであるため、企業担当者からの評価も高くなるはずです。

また、相対的にデータや情報を扱う機会の少ない文系学生との差別化も図れるでしょう。

専門性

情報スキルでは差がつかない場合、専門性をアピールすると良いでしょう。

企業は、理系学生に大学などで研究してきた専門分野の知識やスキルを求めています。

専門的な分野を扱う企業であれば、基礎知識を備えた学生は即戦力として期待されることも少なくありません。

また、最先端の分野で最新の知識やスキルを身に付けている学生も重宝されます。

自分にアピールできる専門性があるかどうか、自己分析を再度行って確認しておきましょう。

論理的思考力

理系学生であれば、授業や研究で鍛えられる論理的思考力もアピールできます。

仮説をもとに実験を行い、その結果を考察して再び仮説を立てる機会が多くあるからです。

ビジネスにおいても、事業を立ち上げて成長させるために、PDCAサイクルを回す姿勢は常に求められています。

そのため、理系学生は論理的思考力をアピールすると、文系学生との差別化を図れるでしょう。

しかし、単に論理的思考力と伝えてもわかりにくいので、具体的なエピソードなどを交えて説明する必要があります。

【新卒の自己PRの書き方】新卒の自己PRの例文

最後に、新卒の理系学生向けの自己PRの例文を3つ紹介します。

例文では、情報スキル、専門性、論理的思考力をそれぞれアピールしています。

自分の強みをどのようにアピールするか、文章の構成を考える際の参考にしてください。

情報スキル

私の強みは、データの収集・整理などで得た情報スキルです。

私は生命医科学の研究室に所属しています。

しかし、過去の膨大な実験データから必要な情報を取り出すのに手間や時間がかかっていました。

そこで私は皆が研究を進めやすいように、実験データやレポートの整理を行いました。

主に行ったのは、ファイル名の統一やフォルダ分け、新しいSSDドライブや検索用データベースの整備などです。

情報が整理された結果、過去のデータを参照して次々と新しい研究成果が生まれるようになりました。

教授やほかのメンバーからも使いやすいと褒められ、今でもデータの整理方法などにおいて頼られています。

この強みは、貴社に入社後に行うデータの整理、また使いやすくするように加工するときに活かすことができると考えています。

専門性

私の強みは、情報科学の研究において身に付けた専門性です。

私の所属する研究室では、年2回研究会で発表を行う機会がありました。

学会発表は、最前線で活躍する研究者の方々から最新の情報が得られる貴重な場所です。

吸収した情報や知識などから、その分野に対する見識も深められます。

最初は教授に言われた通りに研究を進めていましたが、徐々に自分で考えて手を動かせるようになりました。

また、発表時に受けた質問や意見、他者の発表などが新たな研究のヒントにもなりました。

修士1年時に研究内容を高く評価され、最優秀賞をいただけたのも専門性を磨いてきたからと考えています。

貴社に入社後も、これまで培ってきた専門性を活かし、新たなサービスの開発に貢献したいと考えています。

論理的思考力

私の強みは、材料工学の研究を通じて身に付けた論理的思考力です。

私の所属する研究室では金属材料を研究しており、まだ発見されていない新しい素材を見つけられるよう努めています。

実験について報告するときは、常に予測を立て、それを実験によって検証する姿勢が求められました。

どの材料を組み合わせるのか、それによってどんな結果になるのかを考えないと、効果的な実験とは言えません。

最初はうまくいきませんでしたが、常に考え続けたことで徐々に論理的思考力が高まったと感じています。

また、仮説と検証を繰り返す中で、徐々に実験の精度も上がっていきました。

最終的には新しい金属素材の性質を実験によって明らかにし、論文として発表できました。

貴社に入社後も、持ち前の論理的思考力を活かして新素材の発見に貢献したいと考えています。

【新卒の自己PRの書き方】新卒で自己PRの書き方に不安があるならエージェントを利用してみよう

自己PRの書き方に不安がある方は、就活エージェントを利用してみましょう。

専任のエージェントに相談すると、就活で大事なポイントになる自己PRの添削を受けることができます。

一人で自己PRを作成していると、どうしても行き詰まってしまうこともあるでしょう。

数多くの就職相談に乗ってきたエージェントに相談することで、自分の悩みが解消できるかもしれません。

また、面接対策や志望動機の作成の手ほどきなども行っているので、気になる方はぜひ利用を検討してみてください。

まとめ

今回は、新卒の理系就活生が自己PRのために準備することや、書くときのポイントなどについてご紹介しました。

自己PRを書くときには、自己分析や業界・企業研究を行い、全体の構成に気をつけながら仕上げるのがコツです。

今回ご紹介した例文も参考にして、ぜひあなたの魅力が伝わる自己PRを考えてみてください。

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