【例文あり】自己PRに短所は書くべき?面接で言っても良い?短所の活かし方を紹介!

【例文あり】自己PRに短所は書くべき?面接で言っても良い?短所の活かし方を紹介!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

自己PR欄に短所を書くことに不安を感じる人もいるかもしれません。

しかし、短所は長所の裏返しになる場合もあります。そのため、短所を書くことで、問題解決能力や逆境を乗り越える力などの強い印象を与えることができます。

この記事では、短所を活かして良い自己PRを書くためのコツや例文を紹介しますので、参考にして、自分をアピールしましょう。

【自己PRでの短所の活かし方とは?】短所を書くと強い印象を与えることができる

​​短所を書くことは、悪い印象を与えてしまうと考え、自己PR欄に短所を書くことを悩む人は多いと思います。

しかし、実際には短所は長所の裏返しになる場合も多いため、適切な書き方をすれば、採用担当者に強い印象を与えることができます。また、短所の内容や伝え方を見直すことで、自己PRをより良いものにすることもできます。

この記事を通して、短所を書くことについて学び、より良い自己PRをかけるようにしましょう。

【自己PRでの短所の活かし方とは?】短所を書くことでアピールできる事とは?

短所はネガティブな印象を与えやすいですが、採用担当者に人間性を伝えやすいという利点があります。

そのため、短所に関するエピソードなどを見ることで自社と合うかの判断材料にしています。

では、実際に短所を書く事でどのような印象を与えることができるのでしょうか。

逆境を乗り越える力がある

短所が原因で失敗したことがある人は多いのではないでしょうか。

しかし、失敗を乗り越えることは、成功に近づく上で重要なステップとなります。

そのため、面接などで失敗を話す際には、失敗したことを書くのではなく、どう乗り越えたかをアピールすることが重要です。

短所を乗り越えた際に行った対策や、新しいスキルを身につけたことをアピールすることで、問題解決能力や学習能力、逆境を乗り越える力があるという印象を与えることができます。

また、その経験から学んだことを紹介することで、今後も同じような問題に対処する能力を示すことができます。

自己分析ができている

自分の短所に向き合うことは辛いことであり、目を背けたいと考える人は多いと思います。

しかし、長所だけでなく短所と向き合う事で、自己分析がしっかりとできているという印象を与えることができます。

自己分析ができていると面接官に対して面接官に対して、自分がどのような人間であるかを正確にアピールすることができ、深い印象を与えることができます。

自分との相性を伝える事ができる

人事担当者は、自社に合った人材を見つけるために、就活生の人柄にも注目しています。

そのため、長所や短所は重要な判断材料になります。

企業が求めている人物像を研究した上で、自己分析を行い、自分の短所を理解して活かし、乗り越えたエピソードを書く事で、企業に合った人材であるというアピールをすることができます。

また、自分自身についての自己PRを行うことで、自分自身のスキルや能力をアピールし、企業に合った人材であることを伝えることができます。

【自己PRでの短所の活かし方とは?】短所を聞く企業側の意図

「短所って何のために聞かれるの?」

「短所についてどう答えれば印象が良いの?」

こういったことを思われる方は多いのではないでしょうか。

企業側は良い人材が欲しいから長所しか評価されないのでは?と思われがちですが、そんなことはありません。

長所はもちろんですが、短所も高評価の対象となります。

企業側が短所を知りたいと思う理由は下記の通りです。

・自己分析ができているか判断するため

・課題解決力を測るため

・応募者の性格を知るため

順番に詳しく説明していきます。

自己分析ができているか判断するため

まずは「自己分析」ができているかどうか判断するためです。

十分な自己分析ができていて短所も含め自分をしっかり理解している人の方が、弱点を克服しようとする傾向があり、成長しやすいのです。

誰でも自分の短所を指摘されたり、短所に向き合うことはしんどいと感じるでしょう。

自分の短所を企業側に伝えるというのは気が引けるという方も多いと思います。

しかし、自分の短所に向き合い理解するということは悪いことばかりではありません。

自分の性格だけにとどまらず、仕事の場面でもメリットとデメリットを把握することで、進むべき道を正しく判断することができます。

その入口として、自己分析が有効な手段であり、企業側が短所を質問することは自分に向き合っているかの確認です。

課題解決力を測るため

「課題解決力」を見極めることも企業側の判断基準としてあります。

自己分析ができている人は弱点を克服しようとする傾向にあると前述しましたが、短所を述べるだけにとどまらずに、実際に改善するために取った行動も一緒に述べることで課題解決力をアピールできます。

例えば、忘れ物が多いという短所はスマホのリマインド機能などを使うことで弱点を補えます。

企業側が短所を質問する理由は「短所をなおしなさい」ということではなく、いかに短所を補って課題解決できるかどうかが問われます。

仕事に課題はつきもので臨機応変な対応で素早くPDCAを回して課題を解決できることが会社としての成長につながるため、課題解決力のある人は高く評価されます。

応募者の性格を知るため

3つ目は、「応募者の性格」を知るためです。

人間、誰しも完璧ではありません。

ただ就活時は完璧に見せようとして長所ばかりアピールしがちなので、本当はどんな人物なのかわかりにくいものです。

そこで、その人の短所を聞くことで人間らしさが表れて、性格を知りやすいのです。

採用担当者や面接官も本音の部分では人間くささを知りたいと思っています。

採用の決め手は、企業側から「この人と一緒に仕事がしたいな」と思ってもらえるかどうかです。

ポテンシャルの高さや優秀さも大事ですが、それだけでは決してありません。

スキのある人に周囲の人は何か魅力を感じて寄っていきます。

短所をアピールすることは「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうための大事な要素なのです。

【自己PRでの短所の活かし方とは?】自己PRに書く短所の探し方

どのように自分の短所を企業側にアピールすれば良いのか気になる方も多いと思います。

次にアピールポイントに変換できるような自己PRを探すのにぴったりな方法をご紹介します。

具体的には下記の3点です

・企業の求める人材を確認する

・自己分析する

・長所の裏を返す

すでにやっていることもあると思いますが、効果的だと思うものはぜひ活用して少しでもゴールに近づいていってください。

企業の求める人材を確認する

まずは、企業の求める人材を確認することです。

前述しましたが、採用の決め手は「この人と一緒に仕事したいか」「自社とマッチしているか」を見極めるためです。

ESやガクチカ、自己PRと色々取り組まれていると思いますが、全てはお互いがマッチするかどうかを判断するための手段です。

まずは企業研究をして求める人材はどんな人かを理解しましょう。

求める人物像とそもそもマッチしていなければ、いくら良いことでも評価してもらえません。

短所からアピールしようとしていることが企業の雰囲気や求めるものとマッチしていなければ、取り組んでいる作業がムダになってしまいます。

まずは企業のHPや説明会で求める人材をチェックしましょう。

自己分析

就活をするうえで何度も出てきますが「自己分析」も重要です。

自己分析は一度で終わらず何度も繰り返しおこなうことでブラッシュアップされていきます。

日常生活で認識していること以外にも、ツール等を活用して自己分析してみると自分の特徴がわかることもあります。

友人や家族など身近な人に自分の印象を聞くと客観的な意見も取り入れられて分析に深みが増します。

特に家族は自分の記憶が曖昧な幼い頃のことも聞けるので、幼少期の意外な経験に気づくこともあります。

今の自分との比較もしやすいので、自分の特徴も見つかりやすいです。

まだ自己分析ツールを使ったことがない、ツールを使ってみたいという方はこちらをクリックしてみてください。

https://digmee.jp/lp/31

長所の裏を返す

長所と短所は表裏一体です。

長所の方が書く機会が多いので短所よりも認識していることが多いでしょう。

例えば慎重派という長所の裏を返すと優柔不断という短所に言い換えられます。

他にも好奇心があるという長所は飽き性という短所があり、フットワークが軽い人は計画性が無いという短所に言い換えられます。

このように長所から言い換えた短所だと長所に戻すことでポジティブに伝えられます。

この考え方は、営業やマーケティングの仕事でよく使われます。

強み(長所)を知るヒントは弱み(短所)に隠されていることが多いのです。

「山しかない施設」が「大自然の冒険テーマパーク」として生まれ変わった「ネスタリゾート神戸」は短所が長所に変換された良い例です。

長所・短所を考える習慣は様々な場面で役立ちますので覚えておくと便利です。

【自己PRでの短所の活かし方とは?】自己PRでの短所の伝え方

短所をそのまま書いてしまうとネガティブな印象を与えてしまう場合があります。

ここでは短所の伝え方を確認します。

自己PRで短所を書く際は以下の点に注意しましょう。

ネガティブな言葉を使わない

短所を表す際、ネガティブな言葉を使うのは避けましょう。

それらの言葉は、自分自身を限定し、長所までも隠してしまう場合があります。

実際、短所は長所に言い換えることができることが多いです。

例えば「マイペース」を短所として捉える場合、これは「こだわりが強い」という長所に言い換えることができます。

このように、短所を長所に変えることで、自分自身をより良い面からアピールすることができます。

短所を改善しようとする姿勢を伝える

短所を単に伝えるだけでは、良い印象を与えることはできません。

短所を克服するためには、その短所に対して具体的にどのように向き合って改善しようとしているかを伝えることが重要です。

その際には、再現性があることが求められます。

具体的な短所を克服するための仕組みや手法を伝えることが大切です。

チームで取り組むことで乗り越えるなどの具体的な克服方法を伝えると良いでしょう。

客観性のある内容にする

短所を、自分自身の主観だけで考えるだけでは、説得力を高めることはできません。

説得力を高めるためには、他人からも短所を指摘されるエピソードを入れることが大切です。

例えば、家族や友人などの親しい人から言われたことを入れることで、より多角的に自分自身の短所を見ることができます。

また、自分にとって距離感の遠い人にも聞いてみることで、新たな短所を見つけることができるかもしれません。

さらに、自分自身が気づいていなかった短所を発見し、それを克服することで、自己成長につながることでしょう。

一般常識から逸脱した短所はあげない

短所を書く際には、「時間を守れない」「約束を守れない」「嘘をつく」「ミスが多い」などのような、社会人として信用がおけないものを挙げるのは避けましょう。

これらの短所は、長所に言い換えることはできず、社会人としてのルールやマナーを持っていない印象を与えるため、仕事をする上でも支障が出ると思われ敬遠されてしまいます。

そのため、短所を書く際には、具体的な克服方法や改善に向けた取り組みを記載することのできる内容を書きましょう。

外面的な短所はあげない

「体が弱い」「病気がちである」「持病がある」などの外面的な要素を短所として書くことは、必ずしも良い印象を与えるものではありません。

短所を書く場合は、性格や行動など、内面的な要素を取り上げましょう。

特に、仕事に影響があるような疾患がある場合は、自己PRにおいて短所として記載するのではなく、別途企業に報告することが重要です。

【自己PRでの短所の活かし方とは?】短所を活かした例文

これまで、短所を使ったアピールの仕方や注意点を説明しました。

今回は、それらを活かした例文を紹介します。

自己PRに短所を取り入れる際に参考にしてください。

計画性がない

私は学生団体での活動を通じて、自分が目先のことしか考えられなくなり、周りの人達に悪い影響を及ぼす可能性があるということに気づきました。
学生団体が開催した留学生との交流イベントにおいて、参加者が予想外に多く集まり、座席数の不足が生じた際に、予備計画を立てておらず、当日になってから対応したため、スムーズに進めることができませんでした。
この反省を活かし、前もって計画を立てることを意識することで、学生団体の活動だけでなく、他のことについても、何かをする前に計画を立て、柔軟に対応できるようになりました。

心配性を責任感が強いに言い換える

私の強みは責任感が強いことです。
その強みは、大学での写真サークルでの活動で発揮されました。
写真サークルでは部内で写真を募集し、地域の公民館と連携し毎年展示会を開いています。
しかし、例年、締切に間に合わない人がいたり、フォーマットを守れない人が一定数おり、協力して下さってる公民館の人に迷惑をかけてしまっておりました。
私はその状況を改善するために、心配性な性格を活かし、連絡を徹底し、一点一点作品を確認することで、トラブルなくスムーズに展示会を運営する事ができました。

マイペースを落ち着いて物事をこなせるに言い換える

私の強みは、落ち着いて物事をこなせる事です。
私は、国際交流サークルに所属し、多様な文化や価値観を持ったメンバーの中でサークルの幹事として活動を行いました。
活動では、言語や文化の違いから思うように打ち解けることができず、活動がスムーズに進まない事がありました。
そのため、私のマイペースな性格を活かし、一人一人と面談をし、それぞれの特徴を理解し、勉強をしました。
その知識を活かし、部内での交流の場を増やすことで、コミュニケーションを促進させることに成功しました。

優柔不断を慎重に言い換える

私の長所は、慎重に物事を進めることができる事です。
その長所は、大学の化学のゼミにおいて計画を立てたり、実験データの解析を行う際に発揮されました。
私は実験前に念入りに準備を行い必要な機材や試薬が全て用意されているかの確認を行い、実験中においても繰り返し手順を確認しながら進めました。
その結果、実験結果を正確かつ信頼性が高いものにする事ができ、仲間や教授から高い評価を得る事ができました。

せっかちを対応が早いに言い換える

私の長所は対応が早いことです。
私は、大学で学園祭実行委員の代表を務めておりました。
学園祭当日、ステージ準備の段階において、備品が不足するといったトラブルが起きてしまいました。
その際に、協力して下さった業者様とすぐ連絡をとり、早急な調達を行うことで遅延を最小限に抑える事ができ、リハーサルまでに無事間に合わせる事ができました。

まとめ

ここまで、短所の活かし方について説明しました。

短所も言い換えることで、長所としてアピールすることができたり、強い印象を与える事ができるという事がお分かりいただけたと思います。

実際に例文を参考に取り入れてみましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます