HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
陸上競技の経験を自己PRに活かす事は十分に効果的です。
この記事では、陸上競技をベースにした自己PRのポイントや、その書き方について説明し、自己PRを作成する際の注意点も併せて解説します。
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【陸上の自己PR】人事が自己PRを聞く理由
自己PRでは、応募者がどれだけ自分の強みを理解し、それを企業にどのように活かせるかを示すことが重要です。
読み手の立場に立って、明確に強みを伝えることがポイントとなります。
読み手の考慮した文章で書かれているか知りたい
自己PRでは、誰が読んでも理解しやすい文章を意識することが求められます。
人事担当者は、多くのエントリーシートや履歴書を目にしているため、読みやすい文章に仕上げることが重要です。
専門用語や難しい表現を多用するのではなく、簡潔かつわかりやすい言葉で書くことが大切です。
また、文章の構成も整えることがポイントです。
結論を先に述べ、その後に具体的なエピソードを盛り込み、最後に入社後の展望を伝えることで、論理的かつ説得力のある文章になります。
強みやスキルが自社とマッチしているか知りたい
企業は、応募者の強みやスキルが自社の業務にどれほど役立つかを重視しています。
特に、陸上競技などで培った忍耐力や目標達成能力は、多くの企業で高く評価されるポイントです。
しかし、単にスキルを列挙するのではなく、それが企業の業務にどう貢献できるかを具体的に示すことが重要です。
例えば、目標達成能力を活かして、営業職での目標達成を支援したり、チームリーダーとしての経験を管理職でのリーダーシップに転用するなど、自社にとってのメリットを強調しましょう。
入社後に活躍できる人材なのか知りたい
企業は、応募者が入社後にどのように活躍できるかを見極めたいと考えています。
過去の経験や成功体験を基に、入社後の展望を語ることがポイントです。
陸上競技での目標達成やチーム活動での役割を具体的に説明し、その経験を職場でどう活かせるかを明確に伝えましょう。
例えば、陸上で得た忍耐力や継続力は、営業職やプロジェクト管理など、多くの業務で役立つ能力です。
また、チームプレーでのコミュニケーション力やリーダーシップは、協調性を重視する企業にとって大きな魅力となります。
【陸上の自己PR】陸上は就活に有利?!
陸上競技で得られるスキルや経験は、就職活動において有利に働くことが多いです。
例えば、目標達成のための努力や、競技を通じて培われた忍耐力は、どの業界でも求められる資質です。
以下では、陸上競技で得られる具体的なスキルについて解説していきます。
数字で結果が見えるところ
陸上競技は、タイムや距離、順位といった具体的な数字で結果が示されるスポーツです。
仕事においても、結果を数字で示すことが求められることが多く、陸上で培った結果志向の姿勢は、就職後の業務にも活かされます。
例えば、営業職では売上目標の達成が求められることが多く、陸上で目標を達成するために努力した経験は、売上目標を設定し、達成するために計画を立てる力に繋がります。
また、数字で結果が見えることで、自分の課題を分析しやすくなり、改善点を見つけ出す力が養われます。
【陸上の自己PR】陸上で身につけられるスキル
陸上競技で培われるスキルは多岐にわたります。
忍耐力、ハングリー精神、目標達成能力、継続力など、ビジネスシーンでも重視される要素が含まれています。
これらのスキルをアピールすることで、就職活動において大きな武器となるでしょう。
忍耐力
陸上競技では、厳しいトレーニングを積み重ねて記録更新を目指す必要があり、このプロセスでは、長期的な目標に向かって努力する忍耐力を養います。
仕事でも、目の前の課題やプレッシャーに耐え、結果を出すための粘り強さが求められる場面が多々あります。
陸上競技で培った忍耐力は、こうした場面で非常に役立つスキルです。
特に、営業職やプロジェクト管理など、長期的な視点で結果を追求する職種において、この能力は高く評価されます。
自己PRでは、過去にどのように忍耐力を発揮し、困難を乗り越えてきたかを具体的に述べることで、説得力を持たせることができます。
さらに、忍耐力を持ち続けた結果、どのような成果を得たのかを具体的に数字やエピソードで示すことで、さらに信憑性が高まります。
ハングリー精神
陸上競技では、常に自分の記録を更新し、大会で結果を出すことが求められます。
このため、選手は「絶対に勝つ」というハングリー精神を持って競技に取り組むことが多いです。
このハングリー精神は、就職後にも大きな強みとなります。
特に営業職やビジネスの世界では、結果を追求する姿勢や、困難に立ち向かう意欲が求められます。
自己PRでは、具体的にどのような場面でハングリー精神を発揮し、それが目標達成に繋がったかを示すことで、企業に対して自分の意欲をアピールすることができます。
また、ハングリー精神を持って困難を乗り越えた経験を具体的に述べることで、企業にとって必要な人材であることを示すことができます。
目標達成能力
陸上競技では、明確な目標を設定し、それに向かって計画的にトレーニングを進めることが必要です。
この目標達成能力は、ビジネスの世界でも非常に重要なスキルです。
仕事では、プロジェクトの締め切りや売上目標の達成など、目標に向かって計画的に行動する力が求められます。
自己PRでは、陸上競技でどのように目標を設定し、達成するためにどのような努力をしてきたかを具体的に説明することがポイントです。
さらに、目標達成に向けて工夫した方法や、逆境に立ち向かって成果を出した経験を具体的に述べることで、説得力を持たせることができます。
また、目標達成のプロセスで学んだことや、それが入社後にどのように役立つかも明確に説明することで、企業に対して自分の価値をしっかりとアピールできます。
継続力
陸上競技は、日々のトレーニングを継続して行い、目標に向かって努力を重ねることが求められるスポーツです。
この継続力は、ビジネスの世界でも非常に重要なスキルです。
仕事においても、目標を達成するために継続的な努力は必要であり、日々の業務を怠らずに進めることで成果を上げることが求められます。
陸上競技で培った継続力をビジネスに活かし、プロジェクトの継続や長期的な目標達成に役立てることができるでしょう。
自己PRでは、陸上競技を通じてどのように継続的な努力を行って、成果を上げてきたかを具体的に述べることが大切です。
また、目標を達成するために、どのような工夫や努力をしたのか、逆境に立ち向かってどのように乗り越えたのかも含めると、さらに説得力が増します。
競争心
陸上競技は、個人競技であるため、他の選手と競い合いながら自分の記録を伸ばしていく必要があります。
この競争心は、ビジネスの世界でも大きな武器となります。
営業やマーケティングなど、結果を競う職種では、他者よりも優れた成績を残すために競争心が重要です。
自己PRでは、競争心を持ってどのように目標を達成したか、他の選手との競り合いの中で自分を高めた経験を述べることが有効です。
たとえば、陸上競技でライバルと競り合いながら記録を更新し続けたエピソードや、困難な状況で競争を勝ち抜いた経験を具体的に述べることで、企業に対して自分の強さをアピールすることができます。
さらに、競争心を活かしてどのようにチームを引っ張り、全体の士気を高めたか、リーダーシップを発揮して成果を上げた経験を盛り込むと効果的です。
【陸上の自己PR】書き方
ここからは自己PRの基本的な書き方について解説します。
以下の順番とポイントを守って作成すれば、企業からの印象が悪くなることはないので、しっかりと確認しておきましょう。
結論
自己PRの文章を書く際には、最初に結論を述べることが重要です。
なぜなら、企業の採用担当者は多くのエントリーシートや履歴書を確認するため、最初にインパクトのある結論を提示することで、関心を引くことができるからです。
特に、陸上競技で培ったスキルや経験を活かしていく場合、「忍耐力」「継続力」「目標達成能力」などのキーワードを効果的に使うことで、強みを印象づけることができます。
さらに、企業にどのように貢献できるかを簡潔に述べることがポイントです。
具体的なエピソード
自己PRにおいて、具体的なエピソードを盛り込むことは、説得力を高めるために欠かせません。
たとえば、「100m走で11秒を切るために、どのようなトレーニングを積み、結果としてどのような成果を得たのか」を具体的に説明することで、企業側にリアルなイメージを伝えることができます。
さらに、エピソードの中で、どのような困難に直面し、それをどう克服したのか、具体的な数字や期間を交えて説明することがポイントです。
入社後に貢献できること
自己PRでは、入社後にどのように貢献できるかを明確に伝えることが大切です。
特に、陸上競技で得たスキルや経験をどのように活かして、企業の目標達成や成長に寄与できるかを具体的に説明しましょう。
たとえば、忍耐力や継続力を活かして、長期的なプロジェクトに取り組むことや、営業職で目標を達成するために努力を重ねることが挙げられます。
入社後に具体的にどのような貢献ができるかを述べることで、企業側はあなたの即戦力としての価値を理解しやすくなります。
【陸上の自己PR】競技別例文
ここからは陸上の競技別の例文について3つ紹介します。
同じ陸上でも競技によってアピールする内容もかなり違ってくるので、参考にしてみてください。
短距離
私が自信を持ってアピールできる強みは「継続力」です。
私は中学時代から短距離走に取り組んでおり、100m走で11秒台を記録できるようになるまで、日々努力を積み重ねてきました。
最初は思うようにタイムが伸びず、何度も壁にぶつかりましたが、そこで諦めずに毎日トレーニングを続けることが、最終的には記録を大きく向上させる結果となりました。
地道に筋力トレーニングやフォームの改善を続け、次第に結果が出始めた時の達成感は非常に大きかったです。
この経験から、私は一度決めた目標に対して、たとえどんな困難があっても最後まで粘り強く取り組むことができると自負しています。
貴社に入社した際も、この継続力を活かして、プロジェクトや課題に対して地道に努力を重ね、着実に成果を出していきたいと考えております。
仕事においても、長期的な視点で物事に取り組むことで、会社の発展に貢献できると確信しています。
長距離
私の強みは、目標を見据えたハングリー精神です。
私は大学で長距離走に取り組んでおり、特に体力と持久力を高めるための基礎トレーニングに注力してきました。
姿勢やフォームにも細心の注意を払い、猫背にならないよう意識した結果、長時間の走行でも安定したペースを維持することができるようになりました。
また、大会で目標とするタイムを更新するためには、計画的なトレーニングと強い意志が欠かせません。
途中で疲労や挫折を感じることもありましたが、その度に自分を奮い立たせ、どんな時でも前向きに目標を追求してきました。
このハングリー精神は、仕事においても強力な武器になると信じています。
貴社においても、営業やプロジェクト推進の場面でこの精神を活かし、会社の目標達成に向けて全力で取り組みたいと考えております。
売上や成果に貢献するために、常に向上心を持ち続けることが私の信条です。
ハードル
私は「分析力」を自分の強みとして挙げたいと思います。
高校時代からハードル競技に打ち込み、常にどうすれば最適な走りができるかを考え続けてきました。
特に、ハードル間の歩数をいかに最適化するかを追求し、ビデオ分析やデータ記録を駆使して最適なリズムを見つけ出しました。
その結果、最後の大会では優勝することができ、自分の分析が結果に結びついたことに大きな喜びを感じました。
この分析力は、ビジネスにおいても非常に重要なスキルだと思っています。
貴社においては、業務改善やプロジェクトの最適化に向けて、データをもとに客観的な判断を行い、より効果的な手段を提案できるように貢献したいと考えています。
どんな業務でも、冷静に現状を分析し、問題点を浮き彫りにして解決策を見つける姿勢は、チームに大きな成果をもたらすと確信しています。
【陸上の自己PR】例文
ここからは強み別で分けた自己PRの例文を紹介します。
自分の強みと近いものを参考にして、自己PRのクオリティアップも目指してみてください。
チームで成し遂げた経験
私が強みとしているのは「コミュニケーション能力」です。
大学の陸上部ではキャプテンとして、チームの士気向上に努めていました。
特に大事な大会前、メンバー全員が焦りや不安を抱えていた時期がありました。
その際、私は一人ひとりと対話を重ね、個々の悩みや課題に寄り添い、適切なアドバイスや励ましを送りました。
私が意識したのは、相手の意見を丁寧に聞き取り、共感を示すことで、信頼を高めることでした。
最終的にチームは結束力を取り戻し、これまでにない好成績を収めることができました。
この経験を通じて、他者の意見や感情を尊重し、適切なコミュニケーションを図ることが、信頼関係の構築や目標達成に大きく寄与することを実感しました。
貴社でも、こうしたコミュニケーション能力を活かし、チームの連携を強化し、全体のパフォーマンスを向上させることに貢献していきたいと考えています。
個人で成し遂げた経験
私の強みは「目標達成能力」です。
私は大学で短距離走に取り組み、最終的に100メートル走で自己ベストを更新することができました。
この成果を出すために、日々のトレーニングに全力を尽くし、走りの技術向上に努めました。
特に停滞期には、フォームやスタートダッシュ、筋力トレーニングなどを細かく見直し、弱点を克服するための方法を模索し続けました。
トレーニング中は、同じ目標を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら、互いに励まし合い、競い合うことでモチベーションを保ちました。
また、周囲のアドバイスを積極的に取り入れ、効率的な練習計画を立てることで、長期的な成長を遂げました。
この目標に向かって計画的に努力を重ねる姿勢は、ビジネスの場でも通じると考えています。
貴社においても、この目標達成能力を発揮し、プロジェクトや営業目標の達成に向けて粘り強く取り組み、成果をあげることで貢献したいと考えております。
リーダーとしての経験
私の強みは「協調性」です。
大学の陸上部で副キャプテンを務め、チーム内で異なる意見を持つメンバーをまとめ、団結力を強化する役割を担いました。
ある大会前、練習方針をめぐってメンバー間に対立が生じ、チームの雰囲気が悪化していた時期がありました。
私はまず、各メンバーの意見や不安をしっかり聞き取り、意見のすり合わせを試みました。
その結果、練習計画を再調整し、全員が納得する形で進めることができ、チームは再び一丸となって大会に臨むことができました。
この経験を通じて、対立する意見をまとめ、全員が同じ方向を向いて活動するためのリーダーシップを培うことができました。
また、このプロセスを通して、他者の意見を尊重しながらも、自分の考えを効果的に伝える力を養いました。
貴社でも、異なる意見や立場を調整しながらプロジェクトを成功に導くために、協調性を活かして貢献していきたいと考えています。
【陸上の自己PR】注意点
陸上経験の自己PRを作成する際の注意点についていくつか解説します。
すでに自己PRを作成してしまっている人は自分の文章が以下の観点に当てはまっていないかどうかをしっかり点検するようにしてください。
陸上以外で話せるエピソードを話そう
自己PRにおいて、陸上競技の経験は大きなアピールポイントですが、それだけにとらわれると他の面が見えにくくなります。
例えば、ボランティア活動やアルバイトでの経験も交えることで、多様なスキルや価値観を持っていることを伝えられます。
これにより、陸上の経験を強調しながらも、柔軟性や幅広い適応力を企業に印象付けることができます。
面接官に「多面的な人材」であることを効果的にアピールするため、スポーツ以外の話題も準備しておくことが重要です。
陸上の専門用語を使わないようにしよう
自己PRで陸上競技のエピソードを語る際には、専門用語を避けることがポイントです。
採用担当者がスポーツの知識に詳しいとは限らず、専門用語を多用すると内容が伝わりにくくなる可能性があります。
特に、タイムや練習方法など、競技経験者でなければわかりにくい言葉は避け、誰にでも理解できる表現を心がけるべきです。
具体的な数字やシンプルな言葉を使い、成果や努力の過程を分かりやすく伝えることで、採用担当者に強く印象を与えることができます。
企業に役立つエピソードを語ろう
自己PRでは、陸上競技で培ったスキルをどう入社後に活かせるかを重視してアピールすることが大切です。
競技での結果や経験を自己成長の一環として捉え、企業の求めるスキルに結びつけましょう。
例えば、陸上で培った忍耐力や目標達成能力は、ビジネスでも重要です。
また、自己管理能力や継続力など、日常の業務やプロジェクトの遂行に直結するスキルも強調することで、採用担当者に「実際に役立つ人材」であることを印象付けられます。
まとめ
陸上の自己PRでは、専門用語を避けつつ、競技で培ったスキルを企業にどう活かせるかを伝えることが重要です。
忍耐力や目標達成能力など、競技経験で得た力をビジネスに結びつけ、企業の成長に貢献できる人物像を示しましょう。
具体的な数字や成果を交えて、説得力のある自己PRを心がけることが大切で、企業分析も徹底的にした上で、説得力の高い自己PRをつくりましょう。