HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
インターネットが必要不可欠な今の世の中。その土台を作ることがWebエンジニアの仕事です。
最近は趣味でプログラミングなどをしている学生も多く、Webエンジニアを志望する人が増えています。
しかし、なんとなくでは志望動機が書けない!という問題にぶち当たっている人が多くいるのではないでしょうか。
この記事ではそんなあなたのために、志望動機を作る際のコツや注意点をご紹介します。
是非、参考にして下さいね。
- webエンジニアとは
- webエンジニアで求められる資質
- webエンジニアの志望動機を書くポイント
- 志望動機の構成
- webエンジニアの志望動機の例文
- webエンジニアを志望している人
- 志望動機の書き方が分からない人
- 選考を通過する志望動機を作成したい人
【Webエンジニアの志望動機】評価ポイント
志望動機とは、なぜその会社に入りたいのかをアピールする重要な項目です。
その志望動機の中でも特に採用担当者に見られているポイントを3点ご紹介します。
必ず確認してあなたの志望動機に取り入れて下さい。
熱意
志望動機は入社への熱意や意欲を反映していると多くの採用担当者は考えています。
業界研究や企業研究を通した上で「なぜ他社ではなく当社に入社したいのか」、ここが一番志望する会社へ熱意をアピールできる項目です。
「御社のホームページを拝見し、〇〇業界向けに特化している所に惹かれました」
「業界紙で今一番勢いのあると紹介されていた御社に入社し、一緒に仕事がしたいと思いました。」
「なぜその会社に入社したいのか」を端的に、かつ熱意と意欲を持って志望動機を書く必要があります。
熱意が伝わらないと、採用担当者もただの応募者の1人としての認識しかしてくれません。
人柄
仕事をしていく上で人柄は重要な要素の一つです。
どんなに勉強ができて優秀だったとしても、ネガティブでコミュニケーション能力に欠けた学生は採用担当者からすると「惜しい!」で終わってしまいます。
志望動機にも「熱意」と同様に「人柄」を盛り込み書く必要があります。
「私はポジティブな性格で、どんな難しい課題があっても社内外の人と連携を取って解決したいと思います」など。
前向きな姿勢とコミュニケーション能力、入社後の高い目標設定ができていることをメインにアピールしましょう。
そして面接の受け答えから「笑顔」「清潔感」「人当たりの良さ」「コミュニケーション能力の有無」などが見られています。
ハキハキとしっかりした受け答えで、採用担当者からの第一印象を良いものにしておきましょう!
マッチ度
どんなに有名で大手の会社に入社できたとしても、会社との方向性が合わないと早期退職してしまうなど、正直もったいないことになります。
これはWebエンジニアだけではなく全ての業種に共通して言えることです。
そうならないためにも、入社前の企業研究は念入りに行いましょう。
経営理念や経営方針、中長期的なビジネスの見通しや、社風など確認するポイントは様々です。
逆に企業研究した結果、学生と企業のマッチ度が非常に高いと、入社後の仕事もスムーズに行うことができますし、理想と現実のアンマッチも起こりにくいでしょう。
自分とマッチした企業であることを自己分析し、志望動機に絡めると採用担当者の目に留まりやすいですし、大きなアピールポイントになることは間違いありません。
【Webエンジニアの志望動機】Webエンジニアとは
文字通りWeb業界で働くエンジニアのことをいいます。その中でも「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の2種類に分類することができます。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
インフラエンジニアは、Webサービスやアプリケーションを支える基盤となるサーバーやネットワークを管理・運用する職種です。
具体的には、システムが安定して稼働するためのサーバー構成やネットワーク環境の設計、構築、保守を担当します。
また、障害やトラブルが発生した際には迅速に原因を特定し、問題を解決する役割も担います。
この職種には、安定した通信やデータ処理が求められるため、システム全体のパフォーマンスやセキュリティを最適化するスキルが必要です。
フロントエンドエンジニアとは企業のホームページなどで実際に私たちが目にすることができる、ページの配色、ボタンの色や配置などを担当しているエンジニアのことを言います。
直接消費者が目にする部分を担当するので必要不可欠な役割になります。
Webデザイナーのデザインを元に、HTMLやCSS、JavaScript、PHPの設計や実装、WordPressなどのCMS構築やカスタマイズを行います。
企業によってはWebデザインの一部も担当したり、直接デザインを手掛けなくてもデザイナーとの連携を取って仕事をする可能性もあります。
フロントエンドエンジニアは、デザインに関する知識も必要な職種と言えるでしょう。
フロントエンドエンジニアの逆で、目に見えないサーバの構築やプログラム開発、場合によっては保守や運用までと幅広い役割を担当しています。
縁の下の力持ちのような存在で、目立ちはしないですがバックエンドエンジニアがいなければ、システム自体が成り立たない可能性もあるくらいかなり重要な役割です。
業務は幅広いですが主に「サーバ構築」「プログラム開発」「保守・運用」の3つがメイン業務になり、扱うのはPHP、Python、Javaなどです。
とにかく幅広い知識が必要で、Webサービスの開発全般の知識と責任感を必要とします。
目には見えない仕事ですが、世の中の需要は増えるばかりです。
また最新の技術などに興味がないと世の中から取り残される可能性もあり、常に向上心を持ち、仕事に取り組む姿勢が必要となります。
【Webエンジニアの志望動機】求められる資質
1人で黙々と仕事をするイメージのあるWebエンジニアですが、現実はそうではありません。
得意先、Webデザイナーとのやりとりも多く、求められる能力はプログラミング能力だけの時代は終わりました。
ここでは特に必要な資質をご紹介していきます。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは論理的思考のことです。
Webエンジニアがロジカルシンキングを必要とする場面は多くあり、社内では上司へ業務内容の説明やシステムの設計、スケジュール管理、システム障害発生後の対応などです。
ロジカルシンキングの資質がない人に任せてしまうと、どれもスムーズに対応できない場合が多く、この論理的思考は必要不可欠な資質と言えます。
また得意先やクライアントとの打ち合わせの際も、筋道が通っていない説明をしてしまったり、物事が矛盾だらけだったりと、信用を失う可能性もあります。
日々の生活からこのロジカルシンキングを意識的に鍛えることがWebエンジニアにとって非常に重要です。
是非、今日から意識してみましょう!
コミュニケーション能力
一昔前まではWebエンジニアとは「1人で黙々とパソコンに向かってする仕事」というイメージがありましたが、実際はそうではありません。
数名でチームを作り、協力しながらプロジェクトを達成することが多く、コミュニケーション能力は今や必須の資質になりつつあります。
フロントエンドエンジニアであればWebデザイナーとの連携が不可欠ですし、バックエンドエンジニアも得意先からの要望を聞き取る能力が求められます。
このコミュニケーション能力は、社会人になって意識し始めても急激に伸びるような能力ではありません。
学生時代に意識的に友達やバイト先の人とコミュニケーションを取るように心がけるだけで、かなり鍛えることができますので、実践してみて下さい。
新しいことへの感度の高さ
Web業界で使われるプログラミング言語や開発全般の知識は日々進化しており、新しい情報への感度を高めておかないと時代に置いていかれます。
自分を常にアップデートさせるための感度の高さと、自分の市場価値を高めるための日々の勉強が仕事にダイレクトに現れます。
得意先からも日々新しい要望や、新しい知識を使った依頼が飛んできます。
それに的確に答えることができれば、Webエンジニアとしての信用度は上がり、社内からの信用も増すに違いありません。
逆に感度が低く、市場価値が下がる一方の人には仕事は回ってきませんし、社内からの評価もそれに比例して下がるのは当然の話です。
そうならないためにも、新しい知識への感度は高く保ち、自分をアップデートできる資質が必要不可欠です。
臨機応変な対応
Webエンジニアの仕事は、常に納期を気にしながら動くことが求められるのが特徴です。
プロジェクトの途中で何らかの予想外の出来事があっても、なんとか納期に間に合わせる意識が必要になります。
そのためには想定外のことに対する臨機応変な対応力や柔軟な考え方などが重要といえるでしょう。
マニュアルに縛られず、物事の状況に応じて対応を変えていくといったスキルが重視されます。
これまでの部活動やサークル活動、アルバイト、ゼミでの研究活動などで臨機応変な対応力を養ってきた方は、エンジニアの志望動機でその素質が活かせることをアピールしたいところです。
【webエンジニアの志望動機】未経験でもwebエンジニアとして就職できる?
結論として、未経験でもWebエンジニアとして活躍することは十分に可能です。
インターンなどでWebエンジニアとして働いていた経験がある人はもちろんのこと、未経験でWebエンジニアを目指している人も少なくありません。
未経験でも就職すること自体は全く不可能ではないと言えるでしょう。
しかし、未経験の場合は、十分なスキルを身につけておく必要があり、何も勉強していない、就職してから色々と教えてもらうという受け身な姿勢で臨んでしまっては、どの企業も採用してくれないことでしょう。
【webエンジニアの志望動機】webエンジニアを志望するのにあった方がいい資格
Webエンジニアを志望するにあたってあった方が良い資格について詳しく紹介していきます。
これらの資格は、いずれも必須ではありませんし、優れたプログラミングのスキルなどがある場合は全く受験する必要はありません。
しかし、スキルに自信がない、ポートフォリオを持っていない、何かしら資格を持っておかないと不安という方はぜひ、取得を目指していきましょう。
IT業界を目指す人にとって最も一般的な資格として基本情報技術者試験が挙げられます。
これは日本の情報処理技術者試験の一つであり、情報技術に関する基本的な知識はもちろんのこと、技術を持つものを対象とした資格試験です。
一言で言うならば、「最低限のITに関する知識は持っています」とアピールすることができる資格なので、IT業界を受ける人で未経験ならばぜひとも取得しておきたいものであると言えるでしょう。
Webエンジニアを目指す人が真っ先に受ける資格といえばITパスポートが挙げられるでしょう。
ITに関する基本的な知識が問われていて、IT業界を目指す人にとっての登竜門と言える資格だからです。
出題範囲は基本的なものばかりで、ITに関する知識がある人ならばそこまで難しいものではないでしょう。
持っておくことで能力があることを積極的にアピールできるものではありませんが、「最低限、ITの知識がありますよ」とアピールすることができる資格ではあります。
応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位の資格として位置付けられている資格です。
基本情報技術者試験よりも出題範囲が広く、応用力を試されるので難易度は高くなります。
エンジニアに必要とされる数学的な知識はもちろんのこと、アルゴリズムやハードウェア、ソフトウェアに関する知識が必要とされています。
その他にもITストラテジーや経営戦略など幅広い知識が問われることが多いです。
午前と午後の部に分かれており、午後は実践的な問題が出題されるので、エンジニアとしての応用力が問われます。
エンジニアの中でも、この資格を取得している人は意外と少ないので、段階を踏んできちんと勉強していることをアピールすることができるでしょう。
Linux技術者認定試験はLinuxの運用や管理、開発に関する技術を持っていることを証明するための資格試験です。
システムの構築から運用管理までの技術領域を広くカバーしており、4つのレベルの認定取得を通じて、一歩ずつ確実に求められるスキルを習得することができるので、Linuxに関するスキルを持っていることを積極的にアピールすることができる資格であると言えるでしょう。
Javaは汎用性が非常に高いプログラミング言語なので、Javaプログラミング能力認定試験を取得しておけば、多くの企業があなたを魅力的に思ってくれることでしょう。
Webアプリはもちろんのこと、エンベデッドシステムといった様々な場面で用いられるからです。
Webエンジニアの現場では、バックエンド開発に携わる際に必要なケースが多い言語であるJavaは、ある程度扱うことができるだけでも重宝される言語です。
アプリを作成できる能力を有していることをアピールできるので、即戦力としても期待される資格であると言えるでしょう。
【webエンジニアの志望動機】準備事項
Webエンジニアの志望動機を作成するには、事前の準備が欠かせません。
業界や企業について深く理解し、自分自身の強みや過去の経験を整理することで、説得力のある志望動機を作ることができます。
ここでは、Webエンジニアを目指す際に重要な3つの準備事項について解説します。
web業界について研究
Webエンジニアを目指す上で、業界全体の研究を行うことは非常に重要です。
Web業界は、日々進化する技術と共に変化し続けており、仕事内容や最新動向、将来性についての知識を深めることが求められます。
さらに、Web業界が社会に与える意義についても理解することが必要です。
例えば、Web技術がどのように人々の生活や企業活動を支えているかを知ることで、志望動機に具体性を持たせることができます。
また、競争の激しい業界であるため、成功している企業の特徴やトレンドも押さえておくべきです。
志望する企業の研究
企業研究をすることで、その企業の強みや独自性を把握でき、なぜその企業で働きたいのかを明確に説明することができます。
他社との比較を行い、自分がその企業を選ぶ理由を具体的に示すことも重要です。
例えば、提供するサービスや技術、企業文化、将来性などを調べ、自分の価値観や目標と一致する点を見つけ出しましょう。
また、公式サイトやIR情報、口コミサイトなどの情報源を活用して、企業の理念やビジョン、働く環境についても確認してください。
自己分析を行う
自己分析は、志望動機を作成する上で欠かせないステップです。
自分のこれまでの経験や強みを整理することで、仕事にどう活かせるかを具体的に示すことができます。
過去に頑張ったことや成功体験を振り返り、そこから得たスキルや学びを明確にすることで、Webエンジニアとしての適性をアピールできます。
また、自分がどのような働き方をしたいのか、どんな環境で能力を発揮できるのかを考えることも大切です。
【Webエンジニアの志望動機】志望動機の構成
今までは「志望動機のどこが見られているのか?」「Webエンジニアに必要な資質」に関してご紹介してきましたが、ここからは志望動機の書き方について見ていきましょう。
この基本を知っているのと知らないのでは、志望動機の完成度に大きな差が生じます。
しっかりと確認しながら、志望動機を完成させましょうね。
結論
ここで言う結論とは「なぜ貴社を志望しているのか」です。
この結論を先に述べることで志望動機を簡潔に採用担当者に伝えることができます。
さらにWebエンジニアに必須の資質である、ロジカルシンキングの能力があるとアピールすることができます。
「私は建築業界に特化した御社のサービス提供に、他社にはない魅力と伸び代を感じ志望いたしました。」
「私はスポーツが好きで、チーム強化や収益確保のためにWebエンジニアがシステムを構築し運用していることを知りました。自分もその一員となってスポーツを盛り上げたいと考え貴社を志望しました」
など、この結論で他社ではなくここの会社でWebエンジニアをしたい!という熱意を伝えましょう。
根拠となるエピソード
志望理由と結論が結びつくような実体験のエピソードがあるとベストです。
先ほどの建築業界に特化した所が良いと感じた学生の場合ですと、
父が建築業界で会社をしており、ホームページの作成や新しいプログラムの開発に苦労していた。
そんな状況を目の当たりにし、日本の建築業界には多くのWebエンジニアを求める会社が多くあると考えているからです。
となり、採用担当者も筋道が通っているので納得でき、この学生はロジカルシンキングの能力があるな!とアピールに成功します。
しかしこの根拠が、テレビで建築業界はまだ伸びるでしょうと言っていた。
そうすればWebエンジニアの仕事も増えるチャンスだと思い志望しました。
このエピソードは実体験でなく、根拠も薄く、自分がやりたい仕事でもないと伝わりアピールはできません。
他の学生と差別化を図るためにも、実体験かつ結論に結びつくエピソードが必要です。
入社後のビジョン
ここまでは「なぜこの会社に入社したいのか」「その根拠は何か」を重視していましたが、採用担当者はもう一歩踏み込んだ「入社後どう活躍してくれそうか」も大切にしています。
ここでも建築業界に言及した学生を例にご説明していきます。
根拠として「日本の建築業界には多くのWebエンジニアを求める会社があるとしており、この場合はそれを入社後に一つ一つ解決していく」流れが自然です。
「入社後に勉強し、多くの経験を通して建築業界にプログラムの開発で困っている会社を無くしたいです。」
ここではあえて高い目標設定をして、志望動機と共に溢れる熱意・意欲を伝えましょう。
最初から入社後のビジョンが低い学生には、採用担当者も大きな期待を持てないですからね。
【Webエンジニアの志望動機】志望動機に書くべき内容
Webエンジニアの志望動機を作成する際は、どのようなことをアピールすると効果的なのか気になるところです。
志望動機だからといって、単純にその業界・企業を選択した理由を伝えるのみでは、採用担当者から見てもインパクトに欠けるでしょう。
同じようなスキル・経歴を持った候補者がいれば、より志望動機で熱意や適性などのアピールポイントが伝わってくるほうを採用するはずです。
そういった状況で少しでもほかの学生に対して差をつけるためにも、Webエンジニアを目指す就活では、Webエンジニアならではのアピールポイントを学んでおきたいところです。
Webエンジニアの志望動機では、具体的には以下のような内容を盛り込むのがおすすめです。
・なぜwebエンジニアを選択したのか
・なぜその企業を選択したのか
・自己PR
・将来ビジョン
上記の内容を盛り込んだうえで、自分が入社することで会社に与えられるメリット・ベネフィットなどをしっかりとアピールしていきましょう。
では、それぞれの盛り込む内容について詳細を解説していきます。
なぜwebエンジニアになりたいのか
まずは、なぜWebエンジニアを選択したのか、志望する理由を詳しく書きましょう。
世の中には数多くの業種・職種があり、さらにいえばエンジニアだけでもその種類は多岐にわたります。
いろいろな種類があるエンジニアの中でなぜWebエンジニアなのか、理由・動機・背景などを丁寧に説明できれば、志望動機として説得力は増すでしょう。
そのためほかのエンジニアや別の業界でもいえるような内容は、基本的に避けるようにしてください。
また「Web関係の仕事に興味がある」などの漠然とした志望動機もNGです。
「普段からたくさんのWebサービスを利用していて、時代の変化とともに近年どんどんサービスが便利になっていることに感動したと同時に興味を覚え、自分も携わりたいと思った。」などの具体的な動機が望ましいです。
なぜその企業を選択したのか
Webエンジニアを募集する企業は数多くあるため、なぜその企業を選択したのか明確に伝えることも重要といえます。
企業によって特化しているポイントや具体的な事業内容、携われる仕事の内容などは異なるため、それらを詳しく研究して述べると良いでしょう。
ほかの企業にも当てはまる内容ではなく、その企業ならではのこと、その企業でなければならないことに触れることが大切です。
採用担当者からしても、スキルから見た仕事への適性はもちろんのこと、企業に対するマッチ度は重視しているポイントです。
そのため学生側の分析も、マッチ度を見極めるうえで判断材料にしていると考えられます。
志望動機を作成するときは企業研究を怠らず、その企業だからこそあてはまる魅力的な志望動機を作成しましょう。
自己PR
志望動機は確かに志望する動機を伝えるためのものですが、動機だけで終わらせてしまうと、内容として物足りない印象になります。
そのため動機を明確に伝えたあとは、入社後にどのように貢献していけるのか、具体的に自己PRすることが望ましいでしょう。」
前述のWebエンジニアに求められる資質をメインに、働くうえで活かせる自分の強みやスキル、長所などを見つけましょう。
事前準備として、説明会などで社員にどのような人材・人柄が求められるのか質問しておくことも大切です。
実際に企業にとっての採用活動は、自社にメリットのある人材を見つけることです。
だからこそアピールポイントとして伝えられることは、積極的に伝えたほうが効果的といえます。
将来ビジョン
Webエンジニアの志望動機を作成するときは、内容に動機・自己PRを入れたうえで、最終的に将来ビジョンを述べて締めくくるのが望ましいでしょう。
まず、企業にとっては、将来ビジョンがしっかりしている方のほうが入社後の活躍イメージがわきやすいといえます。
「この人はこういう場面で活躍してくれそう」「今後展開する予定の新事業にも、たくさん貢献してくれそう」などのイメージを持ってもらえると、内定にはつながりやすくなります。
また、ビジョンが明確であればあるほど、入社後の成長スピードも早い傾向にあります。
目標やなりたい自分のイメージが定まっているからこそ、やるべきこともはっきりしているからです。
将来的にやりたいことと企業が用意できるキャリアパスが一致していることも、企業への適性の高さにつながります。
【Webエンジニアの志望動機】志望動機を書く上での注意点
ここではWebエンジニアの志望動機を書く上で注意しなければならない点を3つご紹介します。
自分の作った志望動機と見比べて、問題ないか確認して下さい!
では、詳しく見ていきましょう。
福利厚生に言及
平均給与が同じ業界の他社と比べて多いから志望しました。
年間休日が他社に比べて多く、ライフワークバランスが取れそうだと思い志望しました。
福利厚生で家賃保証が充実しているのが良いと思いました。
企業研究しているとこのような福利厚生に目が行きがちですが、志望動機に書いてはいけません。
正直な話、給与と休日が多いと嬉しいですし、志望する学生は増えます。
しかし、これは学生全員が思っていることで、そこで差別化を図ることは難しいです。
企業は福利厚生に魅力を感じる学生よりも、社会と会社に貢献できる学生を欲しいと思っています。
自分にとっての利益よりも、会社の利益のために私は役に立てることをアピールしましょう。
エピソードが抽象的
先ほどの志望理由の根拠の部分でも触れましたが、実体験に基づいていないエピソードはどうしても抽象的になりがちで、採用担当者は納得し辛い傾向にあります。
エピソードに説得力がなく、書いている自分でも話の着地地点がわからなくなってしまうこともあるかと思います。
そういった時は、「将来こんな風になりたいから御社を志望しました」としてしまいましょう。
これは目標設定と同じことですが、入社後のビジョンを明確に採用担当者に伝えることで、説得力と熱意を感じてもらえる方法です。
入社後こんなことしたい!入社後こんな仕事をしている自分になりたい!など入社後の大きな目標を掲げることで、他の人との差別化を図りつつ、意欲を伝えましょう。
受身な姿勢
社会人は学生と違い、先生がなんでも教えてくれる訳ではありません。
つまり会社から与えられることを志望動機に組み込んでいると、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。
「御社の教育制度・研修制度などが充実していることで、自己成長に繋げることができると思い志望しました」
これでは自己成長のきっかけが会社から与えられた教育・研修制度しかなく、受身な印象を抱かれます。
社会に出ると先生はいませんので「教えていただく」の精神では成長は難しいのです。
自分から積極的に学ぶ意欲があり、自分から行動できる学生を企業は求めています。
自己成長のために周りを巻き込み、会社全体を成長させるような学生であることをアピールしましょう。
抽象的な内容
Webエンジニアの志望動機を書くときは、どのような業界・企業でも当てはまってしまうような抽象的な内容は避けましょう。
内容のはっきりしていない志望動機は、志望度や自社に対する熱意が低いとみなされてしまいます。
ほかにも「その企業がどうしても良い!」とアピールしてくる学生はたくさんいるでしょうから、志望度の高さがわかる学生と比べたときには、どうしても不利になります。
また内容が抽象的だと、業界・企業研究の深度の低さから、「将来に対してそこまで真剣でないのかな」と思われてしまう可能性もあります。
したがってWebエンジニアの志望動機を作成する際は、企業研究を欠かさないようにし、志望先企業ならではの理由を示しましょう。
【Webエンジニアの志望動機】例文
ここまでは書き方についてコツや注意点についてご説明してきました。
最後は端的な例文を2つご紹介します。
是非、自分の志望動機を作る参考にして下さいね。
新しい技術への興味関心
AIなどの新しい技術領域に興味関心があり、プログラム開発などの経験がある学生を想定した例文です。
私は貴社が掲げる「AIで世の中を便利に」の想いに共感し志望いたしました。
私は最新のAI技術がもっと世の中に浸透するための挑戦をしたいと思っております。
AI技術の発展により一部の人々は便利になったとは思いますが、高齢者や体の不自由な人、身体障害者など、もっとAi技術を必要としている人がたくさんいると私は考えています。
しかし、AI技術はまだ全員が扱えるような一般的で使いやすい技術にはなっていません。
私は学生時代に学んだ機械学習や深層学習の領域を用いて、個人個人が本当に必要なことを導き出せるAI技術の開発と、その普及に全力を投じたいと考えております。
もっと世の中がAI技術で便利になり、国民全員が気軽に使うことができるシステムを構築することが私の目標です。
フロントエンド領域に興味がある
経験者の学生を想定した例文です。
私は貴社の「デザインで意志を伝える」という企業理念に強く共感しましたので志望させていただきました。
学生の時、Web広告企業のインターンシップに参加し、フロントエンドエンジニアとして実際の現場を体験しました。
その際、同じ内容の広告でも見せ方によって、クリック率や離脱率が全く違い、本当に伝えたいことが伝わらないことも多く難しさを実感しました。
と同時に、本当に伝えたいことがそのままユーザーに伝わった時の達成感に心が躍りました。
私は貴社に入社後は、さらにフロントエンド領域の知識、経験をもっと磨き「デザインで意志を伝える」ことができるエンジニアになり世の中に発信していきたいと思っております。
フロントエンドエンジニア
私がフロントエンドエンジニアを志望する理由は、ユーザーに直接触れる部分を通じて、使いやすさやデザイン性を提供する仕事に魅力を感じたからです。
大学時代、ゼミ活動で地域イベントの告知サイトを作成した際、操作性とビジュアルが利用者の満足度に大きく影響することを学びました。
特に、誰でも簡単に操作できるデザインを目指して、配色やボタン配置に工夫を凝らしたところ、利用者から「直感的に操作できる」と高評価を得ました。
この経験を通じて、細部へのこだわりがユーザー体験を向上させることを実感しました。
貴社はフロントエンド開発において高い評価を得ており、最新の技術を駆使して顧客満足を追求していると伺っています。
私もこの環境でさらにスキルを磨き、多くの人々に愛されるサービスを提供するエンジニアになりたいです。
バックエンドエンジニア
私がバックエンドエンジニアを目指す理由は、システムの根幹を支える設計や構築の重要性に魅了されたからです。
大学のプロジェクトでEコマースサイトの開発を担当し、バックエンドを一手に引き受けました。
特に、データベース設計やサーバー構築の段階では、効率性と安全性を両立させる難しさに直面しましたが、その分、完成時の達成感は格別でした。
ユーザーの動きを支える裏側の仕組みが、いかにサービス全体の質を左右するかを学び、バックエンドエンジニアの役割の大切さを実感しました。
貴社では、多種多様なサービスを支える堅牢なバックエンドシステムを手掛けていると聞いています。
このような環境でなら、私の技術力をさらに伸ばし、安定性とパフォーマンスに優れたシステム開発に貢献できると考えています。
インフラエンジニア
私がインフラエンジニアを志望する理由は、Webサービスの基盤を支え、安定した運用を実現するという責任感のある役割に惹かれたからです。
大学時代、クラウドコンピューティングに関する研究に取り組み、サーバー構築の実習を通じて、システムのパフォーマンスが直接的にサービスの品質に影響を与えることを学びました。また、仲間と協力してネットワーク構成を設計し、トラブルシューティングを行う中で、問題解決能力とチームワークの大切さを痛感しました。
貴社が提供するインフラサービスは、最新技術を活用し高い信頼性を誇ると伺っています。
このような環境で働くことで、私の知識をさらに深化させ、社会に不可欠なインフラを支えるエンジニアとして成長していきたいと考えています。
【webエンジニアの志望動機】選考対策をしよう!
選考を通過し内定を得るためには、選考対策を怠らず徹底的に準備を行うことが非常に重要です。
選考の初期段階で行われるWebテストは、パソコンを使って受験する適性検査です。
エンジニア職では、SPIや玉手箱といった一般的なテスト形式だけでなく、技術的なスキルを問う独自のテストが課される場合があります。
そのため、Webテストを突破するためには、問題形式や出題傾向を事前に調査し、適切な練習を行うことが不可欠です。
また、面接対策は特に重点的に行う必要があります。
面接では、自己PRや志望動機のような基本的な質問だけでなく、面接官からの深掘り質問に対する準備も必要です。
これらの質問には、自身の過去の経験やスキルを具体的に説明できるよう、エピソードを整理しておくことが大切です。
また、受け答えの練習や、基本的なマナーの確認も重要なポイントです。
印象が大きく影響する場面だからこそ、姿勢や言葉遣いに注意を払う必要があります。
Webテストや面接は、それぞれ異なるスキルや準備を必要としますが、両方を効果的に対策することで、選考を有利に進めることができます。
特にエンジニア職を志望する場合には、一般的な選考プロセスとは異なる部分を理解し、しっかりと対応できるよう準備を進めましょう。
エンジニア選考のWebテストについては以下の記事を参考にしてください。
まとめ
志望動機とは「学生の時に力を入れて取り組んだこと「自己PR」と並んで重要な項目です。
どんなに優秀な学生でも会社に入りたい理由が明確でないと、採用担当者は「内定を出しても大丈夫だろうか」「入社後、しっかりと仕事してくれるのかな」と不安になります。
結論→根拠→ビジョンの方程式はもちろん、実体験を盛り込むこと、志望動機を書く時の注意点にも気をつけて「他者とは違う差別化された志望動機」を作成して下さいね。
就活は準備が一番大切です。是非、最高の志望動機を完成させて、最高の就活にして下さいね。