HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
今回は人気のIT業界について分野別でどんな特徴があるのか詳しく解説していきます。
一口でIT業界と言っても、その業務や職種はかなり多岐にわたります。
是非この記事を参考にして効率的に就活を進めてくださいね。
【IT業界をわかりやすく解説】IT業界とは？
情報技術(IT)業界は、インターネットをはじめとした技術を使用してビジネスを展開する分野です。
そして今や私たちの日常生活に欠かせず、インフラとしての側面も強く持つ重要な産業と言っていいでしょう。
ただITの知識は一部の職種では必要ですが、就職するために必ずしも必要というわけではありません。
例えば、マネージメントやマーケティング、人事などの役割もIT企業内には存在します。
また、IT業界は進行中のデジタル化や情報化の波により、絶えず成長を続けています。
そのため、新卒就活生からも注目され、人気の業界となっています。
この業界の特性を理解し、自身のスキルや志向を考慮に入れたうえで、就職活動を進めることが求められます。
【IT業界をわかりやすく解説】IT業界の種類
ここからはIT業界を特徴や分野別に分けて解説していきます。
主にIT業界は6つに分類することができます。
なんとなく分かってると思っていても、意外と知らないこともあると思うので、是非チェックしてみてください。
通信業界
通信業界は電話、光ファイバー、Wi-Fiなどの通信インフラの設定、維持、改善に関連する一連のサービスを提供する業界です。
これには、ハードウェアのインストール、通信ネットワークの設計と管理、各種の通信技術の研究と開発も含まれます。
またこの業界は、企業向け（toB）と一般消費者向け（toC）の両方のサービスを提供しています。
そして、その役割はIT業界全体の基盤を支えるものです。
通信技術は急速に進化しており、5Gなどの新しい技術の導入は、さらなる市場の拡大を予想しています。
しかし、日本では大手企業が市場を独占しており、新規参入者にとっては大きな障壁となっていることが特徴です。
何故なら、インフラの設置とメンテナンスのための広範なリソースと専門知識は簡単には真似できないからです。
しかしそれに甘んじることなく、通信業界は今後も技術革新と市場の成長により、絶えず変化し進化していくことでしょう。
通信業界の主要企業
通信業界は、KDDI、docomo、ソフトバンク等の巨大企業が中心となって展開しています。
docomoはNTTグループの一部で、日本の携帯電話市場で先駆的な役割を果たしてきました。
モバイルインフラストラクチャの開発とデータサービスの提供に力を入れています。
KDDIはauブランドで知られ、通信サービスだけでなく、ITソリューションやエンターテイメントへも進出しています。
一方、ソフトバンクはモバイル通信サービスの他、技術投資を行う親会社のSoftBank Group Corpの一部でもあります。
そして、AIやロボットなど先端技術の開発にも注力しています。
これら3社は競争を通じて、技術革新やサービス改善を推進し、日本の通信業界を牽引しています。
通信業界の職種
通信業界には様々な職種が存在しますが、その中でも主要なものとしては「開発職」と「ビジネス職」が挙げられます。
開発職は、高度な通信ネットワークを設計し、構築する役割を担います。
これには深い専門知識と技術力が求められます。
一方、ビジネス職は、その通信技術を基にした商品やサービスの企画や営業、そしてカスタマーサポートといった役割を果たします。
これには、顧客のニーズを理解し、それに応じた提案ができる能力が求められます。
これらの職種は通信業界が提供する価値の創造と実現に欠かせない存在です。
それぞれが密接に連携しながら働くことで、業界全体が進化していくのです。
通信業界に向いている人
IT業界は技術的なスキルだけでなく、社会的なインフラを維持・改善したいという意欲が求められます。
また、高度な問題解決能力、自己学習能力、創造性も求められます。
そしてテクノロジーの迅速な進歩に対応するために、変化への適応力と責任感が強い人が特に向いています。
アプリ開発業界
アプリ開発業界は、デジタル化が進む現代社会での需要が増大する一方の業界です。
また一般消費者向け(BtoC)のアプリを開発し、自社のプロダクトから収益を得ている企業が多数存在します。
開発されるアプリはエンターテイメント、ソーシャルネットワーキング、教育、ビジネス、健康管理、通信など。
人々の生活のあらゆる面をカバーし、様々な目的で利用されます。
アプリ開発はユーザーのニーズの把握が必要であり、技術だけでなく、マーケティングやビジネス視点も必要とされます。
また、競争力を維持するためには新しいテクノロジーやトレンドに対応し続ける柔軟性が求められます。
AI、VR/ARなどの新技術は、ユーザーエクスペリエンスを一新し、アプリが提供できる価値を拡大しています。
業界内での成功は、最先端の技術を理解し活用する能力、それを支える優秀なエンジニアとの協働が必要です。
そして市場の変化に対応しながら革新的なアプリを開発する能力によって決まります。
アプリ開発業界には、技術革新とビジネスイノベーションを一手に担うやりがいがあると言っていいでしょう。
このようにアプリ開発業界は、消費者のニーズを満たすための様々なアプリを開発し、新しいテクノロジーやトレンドを追求します。
その結果、社会のデジタルトランスフォーメーションをリードし、人々の生活に革新をもたらす重要な役割を果たしています。
アプリ開発業界の主要企業
アプリ開発業界における主要企業には、日本と海外の両方から様々な企業が含まれます。
日本では、LINEは通信アプリを中心に、サイバーエージェントは広告とゲーム開発。
メルカリはフリーマーケットプラットフォーム、Yahooは情報サービスとオンラインショッピング等を展開しています。
海外では、Twitterは短文投稿SNS、Meta（旧Facebook）はSNSとVR。
テンセントはソーシャルネットワーキングとゲーム開発をリードしています。
これらの企業は、各々の領域で巨大なユーザーベースと影響力を持ち、世界のアプリ開発業界を牽引しています。
アプリ開発業界の職種
アプリ開発業界は主にエンジニア職とビジネス職に分けられます。
エンジニア職はプログラミング技術を用いて自社アプリケーションを開発します。
彼らは最新のIT技術を駆使し、新しい価値を生み出すソフトウェアを設計し、実装します。
さらに、バグの修正や、アプリケーションのパフォーマンス向上など、品質を保つための作業も行います。
一方、ビジネス職は市場調査やマーケティング戦略の立案などを行います。
彼らは顧客のニーズを把握し、それを元に新しいアプリの企画や既存のアプリの改善を行います。
また、ビジネス職には営業も含まれ、アプリの販売やパートナーシップの構築を行います。
両職種はそれぞれのスキルを持つ専門家が協力し合うことで、アプリ開発とその普及・販売を行っています。
アプリ開発業界に向いている人
アプリ開発業界に向いている人はどんな人か解説します。
それはBtoCビジネスへの興味や積極性があり、最新のテクノロジーを活用して新たな価値を創出することにやりがいを感じる人です。
裁量権を持ち、自分の意見やアイデアを直接製品に反映できる自由さを求めている人にも向いているでしょう。
また、プログラミングのスキルはもちろん、ユーザー目線を理解し、それを改善するための洞察力も重要です。
新しい技術を学び続ける柔軟性と、厳しい期限や急速な変化に対応できる忍耐力も求められます。
web制作業界
web制作業界はBtoBのビジネスモデルで、企業のウェブサイト制作やECサイト構築などを主な業務としています。
ただ納期へのプレッシャーは大きく、プロジェクトの進行により残業が必要となる場合もあります。
また、正直に言うとこの業界では最先端の技術を使う機会は思った以上に少ないです。
エンジニアとしての技術力向上を重視する場合は、テクノロジーを積極的に取り入れている企業を選ぶことを推奨します。
さまざまな要望に対応するクリエイティビティと、納期を守るための高い実行力が求められる業界です。
一方で、市場のニーズに応じたサービス提供が可能です。
このような特性から、web制作業界は時代の変化とともに進化し続けています。
web制作業界の主要企業
web制作業界の主要企業としては、LIG、カヤック、チームラボ、グッドパッチが挙げられます。
LIGは企画からデザイン、コーディングまで一貫して手がけるweb制作企業です。
デザインの質の高さと斬新な発想で業界をリードしています。
カヤックは、webサイトやスマホアプリの企画・設計・制作を手掛ける会社です。
ユーザー体験を重視したデザインが特徴で、自社サービスを持つなど、新しいビジネスモデルの開発にも積極的です。
チームラボはデジタルを用いたアートや実験的なプロジェクトで知られる会社です。
web制作だけでなく、インタラクティブな展示やイベントも多く手がけています。
グッドパッチは、webやアプリのUI/UXデザインを中心に活動し、その品質と利便性は国内外から高く評価されています。
さらに、自社のプロトタイピングツールの開発も手掛けるなど、ユーザー体験向上のための新たな取り組みを行っています。
web制作業界の職種
web制作業界には、様々な役割が存在します。
エンジニアはプログラミングの専門家で、webサイトやwebアプリケーションの機能性を担当します。
主な仕事はコードを書き、テストし、修正することで、webサイトが正確に機能するようにします。
ビジネス職はプロジェクト管理やマーケティング戦略など、ビジネス面を担当します。
これらの役割は通常、スケジュール管理、予算管理、クライアントとの交渉などを含みます。
webデザイナーはwebサイトやwebアプリケーションの視覚的な側面を担当します。
デザイナーはユーザーにとって魅力的で使いやすいインターフェースを作ります。
それぞれの役割は異なりますが、全ては一つの目標、ユーザーにとって最高のweb体験を提供することに向けて協力しています。
web制作業界に向いている人
web制作業界に向いている人は、テクニカルなスキル（HTML, CSS, JavaScriptなど）を持つ人は当然該当します。
加えて、デザイン感覚とクリエイティビティを持ち、ユーザー体験を重視する思考も必要となります。
新技術の迅速な習得や問題解決能力も求められます。
また、フリーランスとして働くためには、自己管理能力やコミュニケーション能力が必要です。
よって、プロジェクト管理やクライアントとの調整も適切にこなせるとベターです。
情報処理サービス（SIer）業界
次に情報処理サービス(SIer)業界です。
主な業務としては企業向けのシステム開発を担当することが多くなっています。
これは金融や製造など多様な産業に対応したソフトウェアやハードウェアの設計、実装、テスト、導入、そして維持管理を含みます。
SIer業界は多重下請け構造を特徴とし、下請けレベルが深まるほど、厳しい労働条件が問題となるブラック企業が増えます。
しかし、元請けとしての地位を維持できる大手企業では、比較的良好な待遇や高い年収が見込まれます。
このような業界構造は、技術力、信頼性、人材の流動性などを考慮した結果と言っていいでしょう。
情報処理サービスの主要企業
日本の情報処理サービス業界は、ユーザー系、メーカー系、そして独立系という三つの大きなカテゴリーに分けられます。
カテゴリー別に、具体的な企業とあわせて紹介していきます
ユーザー系では、NTTデータがリーディングカンパニーとして役割
を果たしており、ビジネスとITの融合を追求しています。
SCSKはITソリューションの提供に注力しており、NRIは金融ITに特化しています。
ISIDはデジタルイノベーションを推進しています。
次に、メーカー系では日立が多角的なビジネスモデルで社会イノベーション事業を展開しています。
富士通は情報通信技術（ICT）を活用したソリューション提供で知られます。
NECは社会価値創造を通じて世界に貢献する企業を目指しています。
独立系では、TISが幅広いITサービスを提供し、企業のDXを支援しています。
大塚商会はオフィス機器からITインフラまで幅広いサポートを提供。
富士ソフトはソフトウェア開発とシステムインテグレーションに強みを持っています。
これらの企業は、それぞれが持つ強みと特性を活かしながら、情報処理サービス業界をリードしています。
情報処理サービスの職種
情報処理サービス業界は、幅広い職種で構成されています。
主要な役割として、営業、システムエンジニア（SE）、プログラマー（PG）、テスター、保守運用スタッフが存在します。
営業担当者はクライアントとの関係を築き、ビジネスニーズを理解し、適切なソリューションを提案する役割を担います。
また、彼らはコンサルタントのような立場で、事業戦略や技術的な課題についての助言を行うことがあります。
次に、SEはシステムの設計と要件定義を担当し、システムの設計書を作成します。
これによりプログラマーが、設計書に基づいてシステムの開発を行います。
開発が終了したら、テスターはシステムが正しく機能するかを確認し、不具合を見つけ出します。
最終的に、保守運用スタッフはシステムの継続的な動作を保証し、必要に応じてアップデートや修正を行います。
このように、情報処理サービス業界の職種は、ソフトウェアのライフサイクル全体をカバーしあう多様なスキルを必要とします。
情報処理サービスに向いている人
情報処理サービス業界に向いている人は、新たな知識への探求心と柔軟性を持ち、文系出身でもIT業界への意欲がある人です。
プログラミングスキルが必要ですが、自身で学べる自己啓発の意識も大切となります。
規模の大きな開発に携わり、社会貢献を通じて満足感を得たいという人に最適です。
この業界では、技術的な問題解決だけでなく、複雑な課題に対する創造的なアプローチが求められます。
チームで働く能力も必須で、コミュニケーションスキルと協調性も必要とされます。
ハードウェア業界
ハードウェア業界は、iPhoneやPC、モニターなどの電子機器の開発を行うセクターです。
クライアントからのカスタム要求（toB）と、大衆向けの商品開発（toC）の二つの面を持ち合わせています。
この業界は、モノがインターネットと連携するIoT（Internet of Things）技術により、大きな進展と可能性が見込まれています。
しかし、市場の大部分は大手企業が支配しており、新規参入は難しいとされています。
したがって、この業界は革新と競争のバランスを保つ挑戦が常に存在します。
そしてその一方で、新たな技術進展による大きな機会を提供しています。
ハードウェア業界の主要企業
ハードウェア業界は多岐にわたるテクノロジー企業によって構成されています。
日本では、Sonyが電子部品やゲーム機等のエンタメ機器を提供しています。
日立は産業機器から家電まで広範なハードウェアを手がけています。
富士通はITハードウェアとソリューションを提供しており、特にデータセンター向けのサーバやストレージ製品が特筆されます。
NECはパソコンやサーバ、通信ネットワーク機器などを供給しています。
東芝はエレクトロニクスとエネルギーシステムの製造で知られています。
海外では、サムスンが記憶体やディスプレイ、モバイルデバイスを中心に広範なハードウェアを製造しています。
Appleは高品質なパソコン、スマートフォン、タブレットといった消費者向け製品を提供しています。
レノボはPCとデータセンター製品を幅広く提供しています。
ハーウェイは通信機器とスマートデバイス、特に5G通信ネットワーク技術において強い地位を築いています。
これらの企業はハードウェア業界の主要な競争力を持つ大手企業です。
それぞれが独自の専門分野を持ち、製品ラインと革新力で市場を牽引しています。
ハードウェア業界の職種
ハードウェア業界の職種は大きく営業職と開発職に分けられます。
営業職はクライアントや一般消費者に向けてハードウェア製品の販売やマーケティングを行います。
彼らは顧客のニーズを理解し、適切な製品やソリューションを提案する役割を果たします。
一方、開発職は新しいハードウェアやシステムの設計、構築、テストを行います。
これには電子回路の設計、ファームウェアの開発、組み込みシステムの設計などが含まれます。
彼らの仕事は製品が正常に機能し、消費者の期待に応えることを確認することです。
ハードウェア業界に向いている人
ハードウェア業界には、ものづくりを愛し、挑戦と創造のスリルを追い求める人々が最適です。
大規模プロジェクトに興味があり、協力して問題を解決することを楽しむ方。
そして大企業で働くことに興味のある方には特に適しています。
ハードウェア開発は、技術的スキルだけでなく、創造性と持続力も必要とします。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界とは、コンピュータやデジタルデバイスで動作するソフトウェアの開発、販売、サポートを行う分野です。
操作システム（OS）のような基本的なソフトウェアから、AdobeのIllustratorのようなアプリケーションソフトウェアまで。
多岐にわたる製品・サービスを提供しています。
また、業務用（toB）と個人向け（toC）の両方の市場に対応し、多種多様なニーズを満たします。
この業界は、自社製品を持つ企業が強い立場を占めている一方、技術の進歩や開発環境の普及により新規参入しやすくなっています。
これにより、新しいアイデアや技術を持つスタートアップ企業が次々と現れ、競争とイノベーションを促進しています。
ソフトウェア業界の主要企業
ソフトウェア業界は、世界中で多数の企業によって形成されています。
日本国内ではサイボウズがクラウド型グループウェアやプロジェクト管理ツールなどを提供し、企業の業務効率化を推進しています。
日本オラクルは、オラクル社の日本法人で、データベースシステムやクラウドサービスを幅広く提供しています。
オービックは、企業の会計や人事労務管理などに役立つソフトウェアを展開しています。
また、SkyはITソリューションの開発と提供を行う企業です。
一方、海外のソフトウェア企業としては、マイクロソフトが有名です。
Windows OSやOfficeソフトウェア、Azureなどのクラウドサービスを提供しています。
Googleは、検索エンジンやメールサービスのほか、Android OSやクラウドプラットフォームなどを開発・提供しています。
Appleは、iPhoneやMacなどのハードウェア製品だけでなく、iOSやmacOSといったOS等も手がけています。
これらの企業はそれぞれが特色と強みを持っています。
そして各々の分野でイノベーションを推進し、ソフトウェア業界の成長を牽引しています。
ソフトウェア業界の職種
ソフトウェア業界には多様な職種が存在しますが、大きく分けて営業職と開発職の二つがあります。
営業職は、クライアントと会社の間のコミュニケーションを担当し、製品やサービスの販売等。
また、クライアントのニーズの理解と解決、新たなビジネスチャンスの発掘などが主な役割です。
一方、開発職は、ソフトウェアの設計、開発、テスト、保守などを担当します。
これにはソフトウェアエンジニア、プログラマ、システムアーキテクトなどが含まれます。
彼らは技術的なスキルを使って、クライアントの問題を解決するためのソフトウェアソリューションを開発します。
これら二つの職種が協力しながら、ソフトウェア業界は顧客に価値を提供し続けます。
ソフトウェア業界に向いている人
ソフトウェア業界には、創造的な発想と技術的スキルを持つ人が最適です。
ものづくりが好きな人は、新しいソフトウェアの設計や開発に力を発揮します。
また、ビジネス課題をITで解決したいという思考は、顧客のニーズに合わせたソリューションを提供するのに適しています。
この産業では問題解決能力、学習意欲、柔軟性も重要です。
さらに、チームワークとコミュニケーション能力が求められるため、他のメンバーと協働できる人が適任です。
このように、ソフトウェア業界は様々なスキルと情熱を持つ人々にとって魅力的な場所です。
【IT業界をわかりやすく解説】IT業界の将来性
ここからは今後のIT業界の将来性を解説していきます。
結論から言うと、3つの観点でIT業界の未来はまだまだ明るいと言っていいです。
技術進歩と活用
まず技術進歩と活用の観点です。
AI、ブロックチェーン、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの最先端技術が飛躍的に発展を続けるでしょう。
そしてこれらのテクノロジーを用いた新規サービスや製品の市場需要が高まっています。
AIは産業全体の自動化と効率化を推進し、ブロックチェーンは金融や契約、所有権の記録といった領域を変革しています。
ビッグデータは意思決定を科学的かつ予測可能にします。
またクラウドコンピューティングは企業が複雑なITインフラを保持せずに高度なコンピューティング能力を活用可能にしました。
これらのテクノロジーは、人類の生活をさらに便利にし、ビジネスの新たな機会を創出します。
この進歩は止まらず、むしろ加速し続けることが予想されています。
デジタル技術の普及
デジタル技術の普及と受容が急速に進んでいることも大きな理由です。
スマートフォンやインターネットの使用が一般化するにつれ、人々の生活はますますデジタル化されています。
その結果、オンラインショッピングやSNSなどのデジタルプラットフォームやアプリケーションの需要が高まっています。
このようなプラットフォームは、人々が情報を得る方法、商品を購入する方法、他の人々と交流する方法を根本的に変えています。
デジタル技術は既に多くの産業に深く浸透しており、その影響力はますます増しています。
これらの傾向は、IT業界における進歩と革新の必要性を後押ししています。
グローバルな市場
グローバル市場への対応力も大きいです。
IT技術は、地域や国境を問わずに、あらゆるビジネスに対応できる汎用性と拡張性を持っています。
これにより、IT企業は地域を越えて成長し、グローバルなビジネスチャンスを捉えることが可能です。
さらに、デジタル化が進行する現代社会において、ITの需要は増大し続けています。
これらの要因が組み合わさることで、IT業界は将来に向けて充分な可能性とビジネスの機会を持っているといえます。
国境を超えた活躍が可能なITは、新たな市場や機会を常に見つけ出し、そのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
【IT業界をわかりやすく解説】これからのIT業界のキーワード
ここからはIT業界でキャリアを歩んでいくために必要不可欠なキーワードを3つご紹介します。
これ以外にも沢山ありますが、まずは最低限の意味合いでもこれらの意味は完全にマスターしておきましょう。
AI
人工知能（AI）とは、人間の知能を模倣する技術や理論のことで、機械学習やディープラーニングなどの手法を使用します。
これらの技術は、コンピューターが膨大なデータからパターンを学び、予測を行い、自己改善する能力を持たせます。
AIはビジネスや社会全般で広範に適用可能であり、例えば、生産性の向上、業務の自動化、新製品の設計などが挙げられます。
このように非常に多岐にわたる用途があります。
AIの進歩は、データドリブンな意思決定を可能にし、予測分析を強化し、効率的なプロセスを構築します。
産業構造の変化を促進し、社会全体の成長と進歩を推進する可能性を秘めているのです。
クラウド
クラウドとは、インターネットを通じて提供される情報技術の一種であり、柔軟性や拡張性が非常に高い特徴を持っています。
クラウドのサービスでは、個別のコンピューターやサーバーに依存しません。
誰でもデータの保存、処理、そしてアプリケーションの実行が可能となります。
具体的には、ハードウェアやソフトウェアリソースを必要に応じて拡張や縮小することが可能となります。
結果としてコスト削減や効率化を実現することができます。
これらの特性により、クラウドはビジネスから科学研究、教育まで多岐にわたる分野で活用されています。
そして今後もその利用範囲はさらに広がっていくと予想されています。
セキュリティ
セキュリティとは、情報やシステム、施設などを外部からの攻撃や不正アクセス、災害などのリスクから保護するための総称です。
特にインターネットの普及とデジタル化が進行する中で、サイバーセキュリティの重要性は高まっています。
サイバーセキュリティは、個人のプライバシーや企業の重要情報、国家のセキュリティまで、幅広い範囲をカバーしています。
そのためには、セキュリティ技術を用いた防御策の設計・実施や、不正アクセスやウイルス攻撃などの検出対応などが含まれます。
加えて、人間の誤操作や無意識の安全性無視行為も重大なリスクを引き起こすと考えられます。
そのため、人々のセキュリティ意識の向上や教育も必要とされています。
企業にとって、これらの対策は業務継続と情報資産保護の観点から重要です。
したがって、セキュリティ技術や専門家への需要は高まり続けていると考えられます。
【IT業界をわかりやすく解説】IT業界の就職事情
IT業界は他の分野に比べ早期からの就職活動が一般的です。
特にSIerの企業では内定者の大部分がインターン経由であると言われています。
インターンシップは夏と冬に主に行われ、これに参加することで就職活動を有利に進めることができます。
これはIT業界への就職を検討している学生にとって重要な情報で、早い段階でのインターン参加を計画することが推奨されます。
おわりに
今回は意外とわかりにくいIT業界について、分野別に細かく解説してみました。
人気のIT業界ですが、その中でも自分がどの分野に興味があるのか明確にしてから対策をすると効果的です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
