簡単にできる通信業界の志望動機!業界研究から志望動機を作る裏技を紹介!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

今回の記事は、通信業界への就職を目指す方に向けて志望動機の書き方を解説します。

志望動機を書くには企業研究をして企業に求められていることを知り、採用担当者に響く正しい文章構成を学ぶことが大切です。

【通信業界の志望動機】志望動機を書けない人は多い

ESを書く際、具体的な志望動機を書くことができない就活生は少なくありません。

その理由は給料が高いことや転勤が少ないこと、将来性があることなどESの志望動機には適さない理由で通信業界を選択しているからです。

企業に評価される志望動機を書くためには、まず業界研究を行い通信業界の特性や魅力を理解することが不可欠です。

また、自分が何に魅力を感じるのかを理解できていないため、志望動機が漠然としている可能性もあります。

そのため、十分な自己分析を通じて価値観を把握し、就活の軸を見つけることが重要です。

【通信業界の志望動機】通信業界の概要

通信業界への就職を望んでいて志望動機を書くことに苦労している人はまず企業分析を行い、その後に自己分析を行うと良いです。

そうすることで、企業が望む人物像に合った志望動機を考えることが可能になります。

通信業界とは?

通信業界は情報通信技術(ICT)を活用して情報やデータの伝送と交換を行う業界です。

これには固定通信と移動体通信、ISP(インターネットサービスプロバイダ)などが含まれます。

固定通信とは、オフィスなどで利用される固定電話やブロードバンド接続のことです。

固定電話の利用数が減りブロードバンド接続の国内の普及率は高く、国内の成長性が高いとは言い難いです。

移動体通信とはスマートフォンなどを通じて行われる通信のことで、5Gの高速モバイル通信規格やIoTの発展により今後の成長が期待されています。

ISPとはインターネット接続サービスを提供する企業のことで、リモートワークの普及などに伴い重要性が増しています。

通信業界の職種

通信業界の職種は、エンジニアと営業、企画の3つに大別が可能です。

それぞれの担当業務は、サービスを作り提供することとサービスを提案し販売すること、戦略を立てサービスを企画することという特徴があります。

エンジニア職

通信業界のエンジニア職は、業務領域により主に3つに分けられます。

ネットワーク関係の役割は、通信ネットワークの設計や構築、運用です。

さまざまな通信ネットワーク設備の選定や配置、ネットワークのパフォーマンスを監視し改善するための工夫やトラブルシューティングなどが含まれます。

このようにネットワーク関係の通信の安定性と品質を確保するための重要な役割を果たします。

システム関係では通信関連のシステムやソフトウェアの開発・設計を担当します。

通信サービスの提供やユーザーインターフェースの開発、システムのテストやエラーの修正などが含まれます。

さらにシステム関係を担当するエンジニアは新しい技術を活用し、ユーザーのニーズを満たすための新しいサービスやアプリケーションの開発も行います。

セキュリティに関する領域では、通信データの保護やセキュリティリスクの評価を行います。

情報の安全性が重要な通信業界において、不正アクセスやサイバー攻撃に対する予防策を立てる役割があります。

また、万が一のセキュリティ侵害が発生した際は、迅速な対応と原因究明、再発防止策の策定などを行います。

営業職

営業職は、提案活動と契約交渉、顧客関係管理という3つの主要な業務があります。

提案活動では顧客のビジネスニーズや要望を深く理解し、その要望に合致した通信サービスや製品を提案します。

最適なソリューションを提供することで顧客のビジネスの生産性を高め、事業効率の最適化を支援します。

契約交渉では価格や納期など契約条件を顧客と交渉して調整を行い、双方にとって良好な関係を保つための契約を取りまとめます。

このとき顧客と企業の双方が利益を享受できるWin-Winの関係を築くことが重要で、そのためには効果的な交渉技術とコミュニケーション能力が求められます。

顧客関係管理では既存顧客との関係を維持することと顧客の新たなニーズや問題を把握するために、定期的に訪問したり電話やメールでコミュニケーションを行います。

これらの活動を通じて顧客に対するサポートやアフターサービスを提供し顧客満足度の向上を目指します。

また、顧客からのフィードバックや市場動向といった新しいサービスや製品の開発につながる情報を企画職に提供し、通信業界におけるイノベーションの一部を担っています。

企画職

企画職は、市場調査やビジネス戦略の立案、新製品やサービスの開発、プロジェクト管理などを担当します。

市場調査では市場の動向を把握し、顧客の需要や競合他社の動きを理解するために行います。

これらの市場トレンドや競合するサービスや商品の情報は、製品開発やマーケティング戦略の立案に活用されます。

ビジネス戦略の立案では、市場調査の情報と企業全体のビジョンや目標に基づいて事業の成長戦略やビジネス戦略の策定が行われます。

これらの事業戦略には、新規事業の立ち上げや業務プロセスの改善、事業投資の戦略などが含まれます。

新しい製品やサービスの開発では、企業の製品ラインアップやサービスを拡充し競争力を高める企画提案を行います。

この業務では、製品の設計と開発プロセスの管理、市場への投入までを担います。

また、具体的なプロジェクトを推進するために、プロジェクトのスケジュール管理や予算管理、チームのコーディネーションなどのマネジメントに関わることも担当します。

【通信業界の志望動機】通信業界の将来性

通信業界は高速通信の5Gの普及を初めとした新技術の進化と、行政や企業が業務のデジタル化を推進していて将来性があります。

また、通信インフラの需要はグローバルな成長市場において需要が高まっています。

技術の進化と需要の拡大

5G(第5世代移動通信システム)はこれまでの4Gに比べて通信速度が大幅に上がり、通信の遅延が少ない特徴があります。

そのため5Gの普及でリアルタイムでの大容量データ通信が容易になり、新たな技術の展開が可能になりました。

その1つが機器などにセンサーやデバイスを取り付けてインターネットにつなげ情報を収集・交換し、自動化や効率化を図るというIoT(モノのインターネット)です。

IoTはスマートファクトリーやスマートファームなど様々な領域でニーズが生まれています。

また、AI技術でも高速で大量のデータを送受信できる通信環境は、機械学習やディープラーニングなどのデータを基にしたAI技術の発展を後押しします。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

DXとはデジタル技術を活用して、ビジネスプロセスやビジネスモデル、企業文化そのものを変革し、企業価値を向上させる取り組みのことです。

政府もDXを推進しており2020年にはデジタルガバメント実行計画を策定し、全国の公共サービスのデジタル化を推進することを目指しています。

さらに、2021年にはデジタル庁が設立され全国的なDXの推進が政策として位置づけられています。

このような公的な推奨もあって多くの企業がDXの推進に力を入れており、通信業界が中心的な役割を果たしています。

グローバル市場の成長

グローバルな規模での技術革新やサービスの普及、国境を越えたビジネスの増加により、データ通信の需要は増大し続けています。

越境ビジネスで行われるビデオ会議やクラウド型ツール、リアルタイムのデータ共有などWebコミュニケーションの増加はデータ転送需要の増加を意味します。

これらの高速で安定したデータ通信を実現するためには、5Gのようなネットワーク接続が必要となります。

これらの需要に対応するための開発途上国における高速インターネットやインフラの整備、デジタル技術の普及が、グローバル市場の成長を推進しています。

【通信業界の志望動機】志望動機の考え方

志望動機を考える際は、仕事を通じて成し遂げたいことを中心に深掘りしていきます。

企業が行う事業の中で自分自身の価値観を満たせる成し遂げたいことが見つかったら、その企業である妥当性を探し志望動機にします。

どんなことを成し遂げたいかイメージする

どんなことを成し遂げたいかを未来志向でイメージすることが、志望動機を考える際の第一歩です。

例えば、IoTを利用したスマートシティやスマートファームなどを通じた省エネルギー社会の実現に寄与するといったことなどです。

その際、出来る限り具体的で実現可能なことをイメージすることが大切です。

成し遂げたいことがない人は... 

成し遂げたいことが具体的にイメージできない人は、企業のホームページなどで紹介されている商品やサービスの導入事例を確認してみると良いでしょう。

導入事例を知ることで自身が何に興味関心があるのかやその企業で成し遂げられることのイメージが具体的に掴めることもあります。

それでもイメージができない人は、注力事業が広く普及し一般的になった世界を想像して成し遂げたいこととして据えると良いでしょう。

step2:どうして成し遂げたいかを考える

どうして成し遂げたいかの理由は、自身の価値観を形成した重要な体験や思い出をもとに説明していくことで考えられます。

そのためには自己分析を行うことで自分のことを深く理解することが大切です。

また、成し遂げることでどのような価値観やモチベーションの源泉を満たせるのかも明確に伝えられます。

企業を選んだ妥当性を見つける

その企業を選んだ理由が曖昧で妥当性に欠けると、通信業界の他の企業でも良いという印象を与えてしまい企業からの評価は低くなります。

そのため、成し遂げたいことを達成するためにその企業が持つ特有の技術や環境が必要であり、その企業の理念や社風とも一致していることを具体的に伝えることが重要です。

【通信業界の志望動機】志望動機の構成

志望動機はまず結論から書き始めて次に結論に至る根拠、そして最後に結論を達成することで実現できる展望を書きます。

この順番にすることで、伝えたいことが明確になり企業に評価される志望動機になるでしょう。

結論

志望動機を書く際は、必ず結論ファーストを守りましょう。

これはビジネス文章の基本で、就活の様々な場面でも重要なことです。

なぜなら、初めに結論を明示することで、話の主旨を早い段階で理解した上で話を聞いてもらえるからです。

そうすることで、結論を探りながら聞く必要がなく内容に集中してもらえます。

その際志望動機の結論部分は、企業選びの基準である就活の軸をもとに説明すると非常に書きやすくなるでしょう。

根拠

結論に至った根拠を自分の過去の経験をもとにして説明します。

その際、自分の就活の軸を形成したエピソードを含めることが重要で、企業はエピソードがいかに具体的で納得感があるか非常に重視しています。

自分史やモチベーショングラフといった過去の出来事に基づく自己分析を活用しましょう。

そうする事で根拠を説明するための具体的なエピソードが明らかになり、より評価される志望動機になります。

展望

入社後に何を成し遂げたいかや企業に貢献できることといった展望を、明確に述べることが重要です。

その際には、企業の強みや求める人物像に沿った内容に言及することで、企業研究が進んでおり理解度が高いことを示し自身の熱意を感じさせることができます。

企業ホームページや会社説明会などを通じ企業理念や社風を調べて、企業研究ノートで同業他社と比較し強みを導き出す企業研究を行うことが大切です。

【通信業界の志望動機】志望動機のポイント

採用担当者の印象に残る内容にするには、なぜをベースに考えることと企業の独自性に言及することがポイントです。

通信業界の将来性を深掘りして、その企業の独自性を加えることでオリジナリティが生まれます。

「なぜ」をベースに考える

企業の導入事例を見て取り組んでいることに興味を持ち通信業界を志望する理由にした人は、理由の深掘りが大切です。

このとき、どの事業に興味を持っているかではなく、なぜその事業に興味があるのかまで深掘りすることで志望動機の説得力が増します。

なぜその事業に興味があるかを明確にするには、自己分析を通じて価値観や性格、生き方とその事業がどのようにマッチしているかを説明しましょう。

企業の独自性に言及する

同じ通信業界の中でも取り組みの内容やアプローチの方法は企業ごとに異なり、企業理念や社風から来る社内の雰囲気と働き方も企業ごとに様々です。

そこで、企業分析を通じてその企業の特徴を掴み企業の特性を明確に反映した内容の志望動機を作成すると、企業から高い評価を受けやすくなります。

また、その企業が注力して差別化を図っている特徴を活かした入社後の展望をアピールするようにしましょう。

【通信業界の志望動機】志望動機の例文

私の貴社への志望理由は、IoT環境の整備に関与し多様なデータを用いた意思決定が可能な世界を創りたいと考えているからです。

この思いは、大学で経営工学を学んだ経験とインターンシップで取り組んだ1つのプロジェクトでの経験から生まれました。

そのプロジェクトでは、ある企業の業績改善のためにSNS運用の複数のデータを解析し事業戦略の策定に活用する役割を担いました。

この経験から、データに基づいた意思決定の重要性とそれがもたらすポテンシャルを身をもって感じることができました。

これらの経験を活かすべく貴社のように豊富なデータを資産として活用し、新たな価値創造に積極的に挑戦している環境で働きたいと考えています。

私の挑戦心と貴社の姿勢はマッチすると感じており、貴社の一員となり様々なデータに基づいて最適な意思決定ができる世の中を創造したいと考えています。

【通信業界の志望動機】志望動機が書けたら

企業研究と自己分析を行い自分なりに志望動機を作成したことで、満足している就活生が多くいます。

しかし、ひとりだけで作成した志望動機は、企業から評価されるにはまだ完成度が低い場合があります。

このとき、第三者に添削してもらうことで自分では気が付かなかった点も分かり、素晴らしい志望動機を作り上げることが可能になります。

その際の添削には、豊富な経験を持つ就活のプロである就活エージェントの利用がおすすめです。

おわりに

今回は、通信業界に将来性を感じている就活生に向けて、通信業界の概要といった業界研究の内容と志望動機を簡単に作成する考え方を解説しました。

例文をもとに構成とポイントを押さえた志望動機を目指しましょう。

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