【プロンプトあり】就活における上手なChatGPTの使い方!楽に就活を進める活用法を大公開!  はじめに

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

最近話題のChatGPTですが、リリースから2カ月程度で1億ユーザーを突破するほど人々の興味を集めました。

このため、就活での活用も増えその効率化が話題になっています。

今回は、就活におけるChatGPTの活用方法とその注意点などを解説していきます。

上手に活用して就活を有利に進めましょう。

【就活でChatGPTの使い方】就活でChatGPTはどれくらい活用されているのか?

ChatGPTを始めとする生成AIはその飛躍的な進化と高い精度で最近大きく注目を集めています。

汎用性が高いことから、各方面での使用がすでに行われていますが、最近では就活向けでさまざまな用途で使用されています。

「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(5月)」では、就活生の中でも18.4%はすでに就活でChatGPTを利用したことがあるとの回答です。

また、今後使って行きたいと答えた就活生は34.8%となっています。

これらのデータからも、約半数程度の就活生は使用に対して前向きな見方をしていることが分かります。

AIの特性をしっかりと理解してツールとしてうまく活用することができれば、就活をスムーズに進めることができます。

【就活でChatGPTの使い方】ChatGPTの活用方法

さまざまな場面で使われているChatGPTですが、就活に活用しようと考えたときには、具体的にどういった活用方法があるでしょうか。

使用例とその内容を以下で解説していきます。

ESの作成

ChatGPTを使用してESの作成を行うことについては、すでに一定数の人たちには活用されています。

しっかりとプロンプトを入力してあげることにより、志望動機や自己PR、ガクチカなどは比較的簡単に作ることができ、仕上がりの精度も一定レベル以上のものが作成可能です。

例えば志望動機を作成する際のプロンプトの一例を紹介します。

「あなたは就活アドバイザーです。私の志望動機をもとに、採用されやすくなるように、300字で志望動機の内容を作成してください。」

このように入力するだけで、数十秒で志望動機を反映した文章を完成できます。

志望動機については、「ITにより便利なサービスを創出し、人々の生活をより豊かにしたいから課題解決にやりがいを感じた経験がある」のような形で入力すれば問題ありませんので、実際の自身の経験に合わせた内容で入力すれば良いでしょう。

また、過去の体験として「飲食店のアルバイトでITによる課題解決を行った」といった内容の経験を入れるとかなり精度の高い厚みのある志望動機や自己PRが生成できます。

なお、ChatGPTに文章を生成させる際には、1度で多くの要素を詰め込まないように注意をしましょう。

一度生成された文章に対して、こういった経験を追加して欲しいや、再度できた文章へこのエピソードを追加したいといった形で段階的に作成した方が、より良い文章に仕上がります。

ESの添削

ChatGPTでは文章の添削も可能です。

特に文字数制限のある文章を作成していて、文字数をオーバーしてしまった際などには非常に有効です。

しっかりと指示を与え、推敲を繰り返すことによって洗練されたESを作成できます。

プロンプトの例としては、以下のような内容が良いでしょう。

「あなたは就活生です。志望動機の添削を行います。以下の文章を読みやすくなるように推敲してください。」

その後、どの箇所を修正したかを表形式で教えてください。

この様なプロンプトを入力することにより、文章を分かりやすく簡素化してくれるのと同時に、文字数オーバーも修正が可能です。

これらも同様に、一度ではなく数度の推敲を繰り返すことで、仕上がりはさらに良くなっていきます。

企業研究

就活を行うなかで、自分が受けようと思っている企業の企業研究をしっかりと行うことは定石です。

自分でさまざまな方法を使って調べていくのが良いのですが、情報が多すぎることもあるため、ChatGPTを使って自動で調べることも可能です。

ただし、ChatGPTで調べた情報の中には、間違った情報が含まれている場合もあります。

このためまずは、企業の印象をつかむ程度での意識で使用し、そろったデータの中から自身でさらに深掘りを進めていくのが良い使い方でしょう。

想定質問の確認

ChatGPTでは面接の際に聞かれるであろう想定質問を生成することも可能です。

生成された質問の回答を同時に準備しておくことで、本番でのイレギュラーや緊張からくる失敗を減らすことができます。

具体的なプロンプトとしては、以下のような内容で入力すれば大丈夫です。

「以下の志望動機を面接で話します。採用担当者から、どのような質問がきそうでしょうか。質問のみを挙げてください。」

このような内容を入力することにより、即座にいくつかの想定質問が生成されます。

この次に「懐疑的な質問 3つ」「一般的ではないが、重要な質問 3つ」のように入力すると、さらに具体的で精度の高い質問を生成することが可能です。

何度か質問を重ねることにより、実践的な質問の生成は可能ですが、必ずしも想定質問通りの質問が本番で聞かれるとは限りません。

その際にも慌てることなく、質問の意味をよく理解して、落ち着いて対応することが重要です。

メールの作成

ChatGPTを使えば、ビジネスメールも簡単に作成できます。

今後就活を進めていくにあたり、面接のキャンセルや御礼メールなど、企業へのメール送信が必要な場面が出てくると思います。

普段のメールのやり取りとは違い、ビジネスメールには一定の型がありますので、慣れずに戸惑うこともあるかもしれません。

しかし、プロンプトをしっかりと入力してあげることにより、型どおりのオリジナルのビジネスメールを作成することが可能です。

実際のプロンプトの例をあげていきます。

以下の主旨と条件を満たして、メールの本文を書いて。

【主旨】

・一次面接のお礼

・他社から内定を頂いた

・選考を辞退する

【条件】

 ・ビジネス用の丁寧な文体で

 ・相手が気を悪くしないように 

 ・350文字以内

例えばこのようにプロンプトを入力した場合、ある程度ビジネスメールの型に沿った文体で、選考を辞退する旨の内容のメールを作成できます。

内容的にやや変更したいと思った時には、さらにプロンプトを入力して、推敲を重ねていけば良いでしょう。

2〜3回程度行うことにより、ほぼ納得のいく文章の作成が可能です。

また、全てをそのまま使うのではなく、ベースとして活用し、一部を自分なりの言葉に変更して活用するのも良いでしょう。

【就活でChatGPTの使い方】ChatGPTを使いこなすポイント

最近ではさまざまなチャットツールが登場しており、それぞれに特徴を持っています。

例えば文章作成において、営業メール調など場面に沿った文章トーンを選択できたりなど、機能を選択できるものがあります。

ChatGPTにはこれらの機能は備わっていないため、プロンプトの指定が薄ければ、広く汎用的な回答が導かれます。

このため、ChatGPTで重要なことは、条件の指定と回答者の立場、対話を重ねてブラッシュアップすることが大切になります。

特に条件指定の部分は重要で、しっかりと指示しなければこちらが考えている回答には近づきません。

このためプロンプトには工夫が必要です。

【就活でChatGPTの使い方】生成AIを活用したおすすめ就活サービス

さまざまな場面で使われることが増えてきており、身近になった印象もでてきた生成AIですが、就活サービスでの活用も増え始めており、その種類も多くなってきています。

現在、代表的な2つの生成AIを以下に紹介しますので、参考にしてみてください。

【内定くん】ES添削AI

株式会社内定くんが運営しており、現在約3万人以上がユーザー登録をしています。

大きな特徴としては、LINE公式アカウントから無料で登録、利用することが可能です。

ES添削やES作成、自己分析、企業分析などを行うことができるAIツールで、ESの構成やマッチ度から採点をしてもらうこともできます。

また、企業名や設問を送るだけで、事前登録したエピソードから最適なものを選んで経験にあったESの作成ができます。

その他、企業名を入力することにより、その企業の概要を知ることができる機能も備わっており、便利で簡単にAIを活用し、就活に役立てることができるツールです。

ES Maker

ES MakerはESの見本を一から生成するAIツールです。

設問、文字数、キーワードの3つを指定することにより、自動で数十秒でESの作成ができます。

自己PRやガクチカの内容自体はある程度決まっているが、書き方や構成がわからない等の人には向いているサービスです。

また、自分の強みをどのように表現したら良いかがわからない人に対しても有効なツールで、強みを魅力的に表現してくれることに役立ちます。

【就活でChatGPTの使い方】ChatGPTの懸念点

ここまでの説明でさまざまなメリットがあり、楽にES作成ができそうなChatGPTですが、全てに完ぺきなわけではないため、気をつけるべき点もいくつかあります。

以下に注意しなければならない点をあげますので、使用の際には気をつけてください。

差別化ができない

生成AIは大量のデータが裏付けとなり、文章作成を行い回答をします。

このため、ChatGPTが作成する文章が誰か他の人が作成した文章と類似する可能性は大いにあります。

また、平凡な内容になり他者との差別化ができないといった懸念も起こり得ます。

しかし、これらが発生する要因はプロンプトの指示が甘かったり、平凡であったりするためです。

プロンプトで詳細な指示を出したり、何度も指示を出して推敲を重ねることにより、これらの懸念は回避することが可能です。

企業にばれる可能性

ChatGPTは優秀な文章を作成できますが、全てが完ぺきなわけではありません。

内容によっては、文脈が整っていなく違和感があったり、前後の文章がうまくつながっていないなど、よく読み返してみるとおかしいなと思う点が発見されるケースがあります。

このため、生成した志望動機などをしっかりと確認しないままに提出してしまうと、企業側にばれてしまう可能性もあります。

これらは見直しをして、自身で修正することにより防ぐことが可能ですので、必ず違和感などを意識して見直しを行うようにしてください。

情報が100%正しいとは限らない

ChatGPTが提供する情報は大量のデータをベースにして回答を導き出していますが、必ずしも回答が100%全面的に正しいわけではありません。

なかには、間違いがあったり、多少ずれた内容になっている回答も見受けられます。

このため、出てきた回答を何の疑いもなしに、100%正しいと鵜呑みにしてしまうのは危険です。

企業のHPやその他の1次情報元を確認し、発信された情報に間違いや、訂正点がないかを確認することは必ず必要です。

【就活でChatGPTの使い方】ESを書いたら添削しよう!

ChatGPTにESを作成させると、文章の構成がおかしかったり、前後の脈略が合わないなど人工的に作られたものであることがわかってしまうこともあります。

このため、できあがった文章はまずは自身での添削が必要になります。

そして、これらの精度をさらに高めるためには、第三者に添削してもらうことが重要です。

第三者が見ることによって、自身では気づくことのできなかった部分を指摘してもらい改善することが可能です。

就活エージェントを活用すれば、数々の添削を経験してきた「添削のプロ」に無料でESの添削をしてもらうことが可能です。

経験豊富なプロの目で添削してもらうことで、より良いESを完成させることができます。

ぜひ、ページ内の広告をクリックして、プロの無料添削を受けてみましょう。

おわりに

就活でChatGPTを使うことは可能であり、その数も年々増加しています。

同時に、現状では完ぺきな機能を有しているわけではないため、見直しなど人間の介入もまだ必要です。

上手に活用して、納得のいくESを作成を行いましょう。

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