【例文あり】リーダーシップを発揮した経験をESで書くには?ポイントや構成を徹底解説

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はじめに

就活を始めたばかりの人が最初にぶつかる壁がESではないでしょうか?

今回はリーダーシップを発揮した経験をESで書くポイントを紹介したいと思います。

最後には、リーダーシップを発揮した経験の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【リーダーシップを発揮した経験をESで】企業がESの提出を求める理由

企業が就活生にESの提出を求めるのには理由があります。

この理由をしっかりと理解しなければ、企業が求めるESを作ることはできません。

まずは、企業がESの提出を求める理由を理解し、そこに合わせてESを作成することが重要です。

人柄・価値観を知るため

企業が人材を採用する上で、重視している中のひとつに人柄や価値観があります。

粗野で乱暴な人よりも、真面目で温和な人を採用したいと考えますし、できるだけ価値観を共有できる人を採用したいと言った考えは当然です。

また、企業には目には見えませんが、それぞれの会社に社風があります。

ESからこれにぴったりとマッチした人を見つけることは難しいでしょうが、大幅に逸脱した人を避けることは可能です。

企業はESの内容から、その人の人柄や価値観を読み取ろうと考えていることを意識しておく必要があります。

入社後に活躍できる人材かを確かめるため

企業は当たり前ですが、入社後に活躍してくれる人材を採用したいと考えています。

また、大きな企業ほどスタンドプレーではなく、組織の中での協調性を大切にします。

周りの人びとと協力しながら、業務を遂行し成果を出すことが求められ、その際にどのような行動を行い、立ち回れるかが重要です。

企業は単純に有能な人材を求めているわけではありません。

協調性があることも重要な要素であることを理解しておきましょう。

【リーダーシップを発揮した経験をESで】リーダーシップとは

ESでリーダーシップを発揮した経験を書いていきますが、具体的にリーダーシップとはどのようなことを指しているでしょうか?

しっかりとリーダーシップの意味を理解しておくことは、ESを書いていく上でも重要です。

リーダーシップの意味としては「指導力」や「統率力」を持って行動したことを指しています。

自ら主体的となり、目標を達成するためにモチベーションを保ちながら周囲と協力して行動できることが重要です。

単に周りを引っ張る力や巻き込む力だけがリーダーシップではありません。

周囲を管理しながら、目標に向かって先に立ち、目標達成や成果を上げることができてから、リーダーシップが発揮されると言われますので、理解しておきましょう。

【リーダーシップを発揮した経験をESで】企業が求めるリーダーシップとは

リーダーシップの意味については理解できたと思います。

では、企業では具体的にどのようなリーダーシップを求めているのでしょうか。

次に具体的に4つに分けて解説していきますので、自分にどの部分が当てはまるかを考えながら見ていきましょう。

目標達成能力がある人

企業では、毎年毎年利益を上げ続けていかなければなりません。

これには目標達成能力が必須であり、しっかりと目標を達成できる人材を求めています。

状況に合わせて、適切な目標を設定し、確実に実行する姿勢が重要です。

例えば、新たなプロジェクトを始める場合には、目指すべきゴールを設定し、道筋を立てる必要があります。

仲間を巻き込み、どのように動けば効率が良く、目標を達成できるのかを考えて実行する能力が重要です。

統率力がある人

統率力もリーダーシップには重要な要素です。

企業で行う業務やプロジェクトはだいたい複数の人と協力をしながら進めることがほとんどです。

統率力を持って目標の進捗を見ながら進めることも大切ですし、仕事を進める上では多くのトラブルや失敗などの障害も起こります。

これらの発生するトラブルなどにも、決してネガティブになったり、投げやりになったりすることなく、チームをまとめ前向きに鼓舞しながら取り組む姿勢が重要です。

課題解決力がある人

仕事を行っていく上では、多くの場面でさまざまな課題が発生します。

また、明らかに発生している課題だけではなく、今後問題になり得る課題などが生じている場合もあります。

このような課題に対して、自ら率先して見つけて対応していく姿勢が企業では必要です。

課題に対して、どのような対応を行うことで解決できるのか。

そのためには何から始めたら良いのかを順序立てて考え、実行し課題を1つずつ解決する能力が求められます。

精神力が強い人

精神力が強く、タフな人材でなければリーダーは務まりません。

企業では、業務やプロジェクトを進行していくなかで、さまざまな問題やトラブルが必ず生じるでしょう。

この際に、的確な指示を与えずメンバーと一緒に右往左往しているようではリーダーシップを発揮しているとは言えないでしょう。

例えプロジェクトがうまく行かなかったとしても、ネガティブにならずに、しっかりと切り替えて次につなげ、活かしていける強い精神力を持った人材がリーダーシップを持っていると言えます。

【リーダーシップを発揮した経験をESで】リーダーシップを発揮した経験を伝える際のポイント

リーダーシップを発揮した経験をESでうまく伝えるためにはいくつかのポイントがあります。

何も考えずにESに書き込んでも、うまく伝わらないことや、他の人と表現が被ることが多くあります。

ポイントをしっかりと押さえ、最大限のアピールをしましょう。

「リーダーシップを発揮した経験」を言い換える

ひとつ目のポイントはリーダーシップを発揮した経験を別の言葉を使って言い換えることです。

例えば「チーム全体のモチベーションを維持することができる人間である」と言った表現や「リーダーとして的確な意思決定をすることができる」といった表現です。

このような表現で言い換えることにより、リーダーシップという言葉を使わずに、シンプルにまとめることができる上に、他の人と被らないESを作成できます。

また、リーダーシップの中にもいくつかの種類があります。

モチベーション管理なのか、積極性なのか、統率力なのか、リーダーシップという広義の中でもどれを得意としているかを示すためにも、具体的に伝えると良いでしょう。

役職を意識し過ぎない

あまり役職を意識し過ぎて、役職を全面にアピールするのは良くありません。

リーダーシップと聞くと、部活やサークルの部長であったり、ゼミ長などの何らかの役職をイメージする人が多くいます。

しかし、企業が求めているリーダーシップは全く違うもので、特に役職の重さはあまり関係がありません。

企業は働く上で重要になってくる要素を求めており「目標達成能力のある人」や「課題解決能力がある人」が求めている人材であり、重要視する部分です。

役職はあまり関係なく、自身の内面や兼ね備えているリーダーシップをしっかりとアピールすることが重要です。

あまり役職を前面に押し出してアピールすると、逆にマイナスのイメージを与える可能性もあるため、注意が必要でしょう。

自己PRの内容と一貫性があるようにする

同じタイミングまたは、その後に自己PRの提出を求められます。

自己PRで記載する内容とESで記載する内容には一貫性があるように注意を払わなければなりません。

これらの内容があまりにも違っていると、企業は人物像を見定めることができなくなります。

これでは評価もマイナスになりますし、その人物の信用性も疑わしくなってしまいます。

仮に経験した内容が違っていても、アピールしたいポイントや企業で活かしたいことなどは一貫性のある内容にしなければなりません。

チームの成長や変化を伝える

リーダーシップを発揮したエピソードは、個人で発揮されることはなく、チームやメンバーなどの集団でしか発揮できません。

そのため、自分が集団の中で行動を起こし発揮したリーダーシップで、チームがどのように変化したのかや、成長した内容を具体的に示すことでリーダーシップを伝えることができます。

特に比べられるものや、成長した度合いを示すものがない場合には「前年度は」や「前回の大会に比べて」などの過去やその業界の基準などと比べるとわかりやすく伝えることができます。

また、自分がリーダーシップを発揮した結果、チームが成長したことを伝えなければ、アピールにはつながらないため、注意が必要です。

【リーダーシップを発揮した経験をESで】ESにリーダーシップを発揮した経験を書く際の構成

ポイントをいくつか紹介してきましたが、ESを書く際には、文章の構成も必要です。

構成をしっかりと行うことで、伝わりやすい文章を作成できるため、企業の担当者にも分かりやすく、理解されやすい文章を作ることができます。

結論

まず最初に結論を書くことが重要です。

初めに結論を持ってくることで、その後の文章が理解しやすく、分かりやすくなります。

ここでは、リーダーシップを発揮した経験を簡潔に書くと良いでしょう。

大切なことは、ここで書く結論は簡潔に短く書くことです。

長々と述べると内容が分かりにくく、伝わらないおそれがあります。

そのため、できるだけ簡潔に書き、最初の1文を見ただけでも文章全体が理解できるように書きましょう。

動機

結論を最初に書くことができたら、次は動機を書きます。

動機は、なぜ結論に対してなぜそう思ったのかと言ったことや、リーダーシップを発揮できた動機を書きます。

ここもあまり長く書くと分かりにくくなったり、文章が間延びするため良くありません。

結論同様に簡潔で短く書くことが重要です。

また、動機がいくつかある場合には、一番結論に近いひとつに絞って書きましょう。

いくつもの動機があると分かりにくい上に、印象が悪くなる可能性もあります。

課題

次に書くのは課題です。

動機になるきっかけが起こった課題や困難、問題点などを書きます。

ここもそれ程長く書く必要はありませんが、どのようなことが起こっていたのかや、どのような課題があったかを具体的に分かりやすく書く必要があります。

あまり簡潔に書きすぎると内容が伝わらないこともありますので、注意が必要です。

また、課題や困難がない場合には目標などでも良いでしょう。

例えば「県大会で優勝する目標を掲げていた」などのように書くのも良いです。

行動

課題の次には行動を書きます。

発生した課題や困難に対して、どのように行動したのか、何を行ったのかなどを書きます。

ここでは、自分の行動したことをできるだけ、詳しく書くようにしましょう。

また、実際の情景やその時の感情の変化なども書けるとさらに分かりやすくなります。

できるだけ詳しく書くことで信ぴょう性が増します。

このため、一度行動したことを振り返り、詳しく深掘りしておくと良いでしょう。

思い出したことを整理し、心情の変化も含めて分かりやすくまとめることが重要です。

結果

行動の次には結果を書きます。

その行動を起こしたことで得られた結果を書きます。

リーダーシップを発揮したことで何を得ることができたのか、どのような目標を達成できたのかなどを詳しく書きましょう。

その際に、数値であらわせるものについては、定量的に書いた方がイメージもしやすく、分かりやすいため、相手にも伝わりやすくなります。

また、結果は得られた価値の大きさではなく、リーダーシップを発揮したことで、どのような結果につながったかが重要です。

企業で活かせること

最後には、企業で活かせることを書くと良いでしょう。

これまでアピールしてきた、自身が持っているリーダーシップを企業の中でどのように活かすかを述べます。

具体的に述べられるのが一番良いのですが、仕事内容も詳細には分からないため、リーダーシップを活かしてこのようになりたいとの思いを述べるのもいいでしょう。

仕事に対しての向き合い方などをアピールすることで、企業担当者に良い印象を与えることができます。

【リーダーシップを発揮した経験をESで】リーダーシップ経験を書く際の例文

ここまでリーダーシップを発揮した経験をESで書くための書き方や、ポイントについてを解説してきました。

理解できたでしょうか?

ここからは、実際のESの例文を紹介していきます。

どのような場面でリーダーシップを発揮してきたかによって、全部で5つの例文を紹介します。

自分に合う内容を参考にしたり、書き方や構成などを参考にするなどして、自分自身のESの作成を始めましょう。

まずは、自身の経験を深掘りして何をアピールするのかを決めるところから始めてください。

ゼミでリーダーシップを発揮した経験

私はメンバー間のさまざまな意見をまとめ、1つの目標に向かって進めていくことができます。

大学のゼミ活動で研究成果を発表する大会が行われたときのことでした。

発表内容をめぐりメンバー間で、それぞれの意見が食い違い対立が起こりました。

私は、両者が対立しないよう、お互いが納得の行く意見を考えまとめ上げたところ、両者に納得してもらうことができ、最後まで団結力を持ってグループ活動を行うことができました。

そして、その大会では準優勝をもらうことができ、見事結果を出すこともできました。

このような経験を活かし、貴社に入社した際には周囲の意見をまとめる役割を担い、全員で協力しながら目標達成をして、会社に貢献していきたいと考えています。

サークルでリーダーシップを発揮した経験

私はリーダーシップを持っており、積極的に考えて行動できる人間だと思っています。

大学入学時には、バレーサークルがなかったため、活動ができるよう、サークルの創設に取り組みました。

コロナ禍でもあったため、メンバーを集める作業は非常に大変でした。

それでも徐々に集まったメンバーと協力しながら、SNSやポスターの掲示などでサークルに必要な規定人数を集めることができました。

また、私が大学2年生になる頃には、約20名を超えるメンバーが集まり、立派なサークルとして活動することが可能になりました。

この経験から、積極的に行動し、リーダーシップを持ってチームを活かすことができると考えています。

入社した際にはこの能力を活かし、いずれはチームを引っ張り、会社へ貢献できる人材になりたいと思います。

部活動でリーダーシップを発揮した経験

私は目標を達成するために、冷静な判断ができる人材だと自分のことを考えています。

高校時代には、野球部で主将を務めていました。

最後の夏の大会では、甲子園出場をかけた決勝まで勝ち進むことができました。

この試合前には、3年生が不調であったことに気づき、思い切って1年生のエースと交代することを決め、見事試合には勝利し、甲子園出場を決めました。

この経験から、私はどのような場面でも冷静に状況を見極め、情に流されることなく目標達成のための最適な判断を行うことができます。

貴社に入社した際には、このスキルを活かし、慌てることなく冷静な判断を心がけ、最適な手段で利益貢献できる存在になっていきたいと考えています。

部活動でリーダーシップを発揮した経験

私はサッカーで学んだ経験から、粘り強く目標に向かって尽力できます。

中学時代からサッカーを始め、大学にはサッカー推薦で入学しました。

しかし、入学してからはスタメン出場することができずに苦しみました。

どうすれば試合に出られるかを考えた結果、練習メニューを変更する計画を立てて実行しました。

そうすることで、スタメン出場ができたと同時に、メンバーとも積極的に話し合うことができるようになりました。

チーム全体の士気も上がり、大会では3位入賞することができました。

この経験から、目標に向かって粘り強く努力する姿勢は、他者にも影響を与えることが分かり、自身が必要とされることを学びました。

入社した際にも、努力を継続することで、会社への貢献をしていきたいと思います。

アルバイトでリーダーシップを発揮した経験

私は人をまとめて目標に向かって進む指導力を持っています。

大学時代はアルバイトで飲食店のホール担当をしていました。

忙しい時間帯は周囲との協力が不可欠なのですが、店員同士での衝突もよく発生していました。

そこで、詳しく話を聞いてみると双方ですれ違っていることに気づき、話し合いの場を設け誤解を解くことができました。

それ以降には、衝突はなくなりお互いに協力しながら仕事を行い、店舗運営もスムーズに進むようになりました。

また、回転が早くなったことで以前よりも売上が30%程あげることができました。

この経験から、人に正しく指導することで、1つの目標を達成することができることを学びました。

入社後も、この能力を活かして貴社への貢献をしていきたいと思います。

まとめ

ESでリーダーシップの経験を書く方法について解説しました。

いまの就活ではESの提出は必須ですが、それだけにしっかりと作成しなければなりません。

ESで他者と差別化することができれば、就活を優位に進めることもできます。

本文を参考に、差別化のできるESを作成しましょう。

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