【パターン別例文あり】自己PRで吹奏楽部の経験ってどう書くの?注意点から経験例まで徹底解説

【パターン別例文あり】自己PRで吹奏楽部の経験ってどう書くの?注意点から経験例まで徹底解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

学生時代に熱心に吹奏楽に取り組み、その経験を自己PRに盛り込みたいと考えている方は多いでしょう。

そこで、今回は吹奏楽の経験を用いた自己PRの書き方や企業に対して与える印象などについて詳しく紹介していきます。

【吹奏楽の経験を用いた自己PR】与える印象

自己PRに吹奏楽の経験を用いる際に企業に与える印象としては、協調性やチームワークを重視する人物であるということが挙げられます。

吹奏楽はそれぞれの演奏技術だけではなく、アンサンブルとして調和を重要視するため一人ひとりのメンバーが連携し、常に目標に向かって努力する姿勢が重要だからです。

このような経験はビジネスの世界でもチームでプロジェクトに取り組む際に必要とされるスキルと直結しています。

あなたがチームプレーヤーとしての素質を持っているということを説明できるでしょう。

また、吹奏楽においては細部にわたる練習や制度の高い演奏が必要なので、忍耐力や継続的に努力できる部分の細かな注意力なども持っていると評価されることでしょう。

【吹奏楽の経験を用いた自己PR】用いる経験

吹奏楽の経験を用いた自己PRで用いることができる経験にはさまざまなものがあります。

特に多くの方が利用するものには下記の経験があります。

吹奏楽部に熱心に取り組んできた人ならば、下記の中でいずれか詳しく話せる経験があるはずです。

それぞれの項目をしっかりと確認した上で、自分が何について一番詳しく語れるのか確認してみましょう。

コンクール編

吹奏楽に取り組んできた人ならば、ほとんどの人がコンクールに一度は参加したことがあるでしょう。

コンクールにおいては金賞を受賞することだけでなく、次の大会に出場することを目標として練習に取り組んでいた人も多いはずです。

こうした経験から目標達成について自己PRの内容に組み込むことができるでしょう。

また、大会で良い結果を取るために、仲間と協力するという観点からは協調性もアピールすることができるはずです。

その他にも練習を重ねた結果につなげるという観点では継続力も合わせて伝えることができます。

このように複数の能力をアピールできるので、自分がどのスキルに一番自信があるのか考えてみましょう。

演奏会編

演奏会も吹奏楽部であれば多くの人が経験していることの一つです。

演奏会に関しては大会のように結果を追求することはないものの、良い演奏会にするという観点においては仲間と協力する必要があります。

よって、仲間と協力して演奏会の質を演奏の質を向上させるために取り組んだ協調性などの能力をアピールすることができれば良いでしょう。

また、演奏会の構成やパンフレットなどの作成を学生が行う学校も多いです。

よって、あなたがこれらに取り組んだことがある場合は主体性など能動的な側面を伝えることもできるでしょう。

演奏会を通して、どのような能力を演奏会を通してどのような能力を身につけたのか、客観的に振り返ってみて、最も自信のあるスキルを積極的にアピールしていきましょう。

役職者編

吹奏楽に取り組む上で、部長や副部長だけでなく、学生の指揮者やパートリーダーなどさまざまな役職を務めたことがある人も多いでしょう。

特に誰かを率先して引っ張るリーダーを務めた経験がある人もいれば、副部長などの役割を担い、サポートとして裏方に回った人もいるかと思います。

役職によってアピールできる内容は変わってきますが、どのようなスキルを発揮したのかどのようなことを考えながら役割に取り組んでいたのかについて考えることで、あなたがどのような能力を身につけたのかを考えることができます。

役職を果たすことを通じて、あなたがどのような能力を身につけたのか一度考えてみると良いでしょう。

その他

ここまで紹介してきた3つの要素以外にも吹奏楽部内担った役割から伝えられることなども多いです。

吹奏楽部内だけでの取り組みに限らず、他の部活との連携なども吹奏楽部は多いので、橋渡し役として活躍した話などもできるかもしれません。

自己PRはあなたの能力や長所をアピールする部分なので、素晴らしい結果を残した話をしたいかもしれませんが、最も重要なのはあなたが吹奏楽経験を通じて何を身につけたかです。

よって、自分が最も話しやすく、自信を持って説明できるエピソードとそれに基づいた能力についてアピールすることができれば、十分にあなたの魅力が伝わるはずです。

【吹奏楽の経験を用いた自己PR】自己PRを作成する前にすること

では早速、自己PRを書いていきましょうと言いたいところですが、その前に行ってほしい対策がいくつかあるので先に紹介しておきます。  

一見、遠回りに思えるかもしれませんがしっかりと対策を行うことで質の高い自己PRをスムーズに作成できるのでぜひ確認してみてください。

自己分析

就活において最も重要な対策であり、すでにしっかりと行っているという方も多いかもしれませんが、あえて再度強調しておきます。

自己分析は自己PRを作成するにあたっても非常に重要なので徹底的に行っておきましょう。  

吹奏楽部に所属していた経験から自分に身についた能力や発揮できた能力について再度考えてみましょう。  

そしてそれが発揮できた時はどのような状況だったのか、どのような感情を抱いたのかについても掘り下げて考えることが重要です。

これにより、信憑性の高いエピソードを書けるはずです。

企業研究

企業研究をしっかり行うのも、自己PRを作成する上で非常に重要なポイントです。  

自分についてしっかりと掘り下げることができたら、続いては志望する企業についての分析を行っていくのです。  

その企業において自分の能力はどのように発揮できるのかについて考えてみましょう。  

吹奏楽部の経験は集団で行動することが多く、協調性や目標達成能力などのエピソードを書く人が多いです。  

しかし、人と関わらない仕事などでは、黙々と楽器を練習したエピソードの方が好印象となる場合もあります。  

よって、企業に合わせた自己PRの作成をしていきましょう。

入社後にどう活かすかを考える

入社後にその能力をどのように活かすのかも考えるというのも、非常に重要なポイントの一つです。  

自己PRにおいては、エピソードを書いて終わってしまうのはもったいないです。  

入社後にその強みはどのように生かすのかを書くことで、企業の採用担当者は就活生が働く姿を想像しやすくなるため、必ず書くようにしましょう。  

企業研究をしっかり行っている熱心な就活生であることが伝わるような文章を書くことが重要です。

【吹奏楽の経験を用いた自己PR】注意点

自己PRをここまで吹奏楽部の経験を活かした自己PRの作成について詳しく紹介してきました。

ただし、当然ながら自己PRを話す際には注意点というものも存在します。

就活は総合点で判断されるので、良い印象を与えることにばかり躍起になり、マイナスなイメージを与えないことについて配慮できていないと選考に通過できません。

下記の3つの点を念頭に置いた上で作成し、マイナスイメージを避けるようにしましょう。

求める人物像とマッチしているか

企業は求める人物像とマッチしている人材を採用したいと考えているため、相手の企業が何を重視しているのかについて念頭に置いた上で自己PRを作成していきましょう。

例えば、いくらあなたの魅力が協調性であり、それが素晴らしいものであったとしても、協調性を強く伝えすぎると「競うのが苦手な人物である」と思われてしまう可能性があります。

確かに、全員で仲良く業務に取り組み、会社全体で「ゆっくりでいいから成長していこう」という考え方ならば問題ありません。

しかし、ベンチャー企業のように野心を持っている、成長や昇進に対して飢えている人材を採用したいと考えている企業の場合、マイナスのイメージを与えてしまう可能性もあります。

よって、自分の自己PRが求めている企業の求める人物像とマッチしているか再度確認しておく必要があります。

目標が明確かどうか

自己PRを書き終わったら、一度目標について明確に書けているかどうかしっかりと確認しておく必要があります。

例えば、あなたの魅力が練習をやり続ける継続力だったとします。

しかし、その継続力を伝えられたとしても目標を明確にしていない場合、ただやることが得意なだけで、成果を出すことができない人物であると考えられてしまう可能性もあります。

よって、自己PRの部分でも自分のキャリアにおいて何が重要であるのかを明確にしていく必要があります。

目標にから逆算して練習をすること一定のパフォーマンスを保った上で努力を続け、成長していける継続力を持っているということを積極的にアピールしていければ良いでしょう。

エピソードがわかりにくくなっていないか

エピソードを詰め込みすぎて分かりにくくなっていないか、一度客観的に考えてみる必要があります。

吹奏楽を長く経験していればしているほど、さまざまな演奏会や練習のことを思い出し、いろいろとアピールしたいと話を詰め込んでしまうかもしれません。

しかし、あまりにも詰め込みすぎ、具体的な練習内容を伝え過ぎてしまうと、何が言いたいのかわからなくなってしまいます。

文字数の指定が非常に多い企業の場合はあれこれ話しても問題ないかもしれませんが、基本的に多くの企業は400文字から600文字程度で自己PRの作成を課してくるので、複数の話をすると一つひとつのエピソードの話が薄くなってしまいます。

よって、自分が伝えたい内容は一度箇条書きでまとめてから、全て書けているか、余計なことを書いていないか確認してみるのも良いでしょう。

周りと差別化が出来ているか

周りと差別化ができているかも非常に重要なポイントなので、念頭において作成していく必要があります。  

吹奏楽部の経験は部活動をしていた人であれば書く人が非常に多いです。  

よって、多くの人が所属する吹奏楽部という団体の中で自分はどのような立ち回りをしていたのか、自分の能力がどのように発揮されたのかについて詳しく説明していく必要があります。  

多くの人が述べるようなありきたりな自己PRとなっていないか、一度客観的に考えてみましょう。

エピソードは1つに絞る

確かに指定された文字数が1000文字など非常に長い場合は2つ程度説明しても良いかもしれませんが、基本的に自己PRの文字数は300から500文字程度なので、エピソードは1つにしておきましょう。  

アピールしたいことがたくさんある素晴らしい経験をいくつもしたという方は色々と話をしたいかもしれませんが、一つひとつのエピソード詳しく話すには文字数が足りません。  

一番アピールしたいエピソードはどれかを思い出し、詳しく書く方があなたの魅力を伝えられる可能性が高いです。  

一番伝えたいことを重点的に伝えられるよう、優先順位をつけてエピソードを思い出すことが重要です。

【吹奏楽の経験を用いた自己PR】作り方

自身の経験からどのような題材の自己PRを作成するのかある程度方向性が決まってきたら、続いては本記事の主題である自己PRの作り方について詳しく紹介していきます。

自己PRの構成というものは何をアピールする際においても基本的に同じものを使います。

よって、あなたが他の企業を受ける際は自己PRに吹奏楽経験以外を挙げるかもしれませんがその場合でも活用できるので、この記事で覚えてしまいましょう。

①結論

自己PRにおいてはまずは結論を述べることが重要です。

「私は継続力があります。

」など端的に結論を述べ、この後の具体例で詳しく話していくことが重要です。

なぜならば、企業の採用担当者は冗長な文章を嫌うからです。

相手の立場になって考えてみると、就活の時期、大量に送られてくる志望動機や自己PRなどを読むにあたって結局何が言いたいのかわからない文章は流し読みしたくなるものです。

よって、先に結論を述べ、「この人は〇〇の能力をアピールするのだな」と念頭に置いた上で読んでもらうようにしましょう。

②具体例

結論について述べることができたら、続いて具体例について詳しく説明していきます。

結論で述べたことがなぜ言えるのか裏付けとなる部分なので、詳しく書いていきましょう。

この部分においてはエピソードを伝えることが非常に重要です。

あなたの主観的な感想ではなく、分かりやすいエピソードを作成することで説明することで、あなたの自己PRが客観性を持ちます。

あなたがただ自分にその長所があると思い込んでいるのではなく、客観的な評価としてアピールする能力を有していることを説明できるのです。

エピソードの部分は文字数の調整もしやすいので、複数の企業を受けるにあたって文字数の制限が違う場合にもスムーズに対応できる点も魅力です。

③発展

その自己PRの構成の最後は、その自己PRの内容がこれからにどうつながるのか説明していきましょう。

結論と具体例で述べたことを今後どのように活かし、企業に貢献していくのかを説明するのです。

企業にどのように貢献するのか説明するメリットは大きく分けて2つあります。

まず企業の採用担当者があなたを採用した場合に、どのように活躍してくれるのかイメージしやすくなり、評価が高まるということです。

もう一つは、実際に働いてるイメージができているということは、企業研究をしっかり行っているというアピールにもなります。

企業研究をしっかり行っているということは入社への意欲が強く、内定を出した場合、就職してくれる信頼できる人材であると考えてもらえるからです。

【吹奏楽の経験を用いた自己PR】例文4選

ここまで吹奏楽部の経験をアピールしたい人向けに自己PRの作り方や注意点などについて詳しく紹介してきました。

ここからは内容を踏まえた上で本記事の内容を踏まえた上で、作成した4つの例文を紹介していきます。

あなたがアピールしたいと思っている能力について話している例文をメインに参考にし、質の高い自己PRを作成してください。

①継続力

私の最大の強みは「継続力」と「高い目標達成能力」です。

これらは、高校時代に吹奏楽部で培った経験から得られたものです。

私の吹奏楽部では、160人の部員の中からわずか55人のみが大会出場のために選ばれることになっていました。

この厳しい競争を勝ち抜くため、私は毎朝1時間、放課後は学校が閉まるまで、そして週末も練習を怠ることなく取り組みました。

この地道な努力が実を結び、2年生の時にはオーディションにて選出され、チームの一員として過去最高成績の達成に貢献しました。

この経験から、目標達成のためには、継続的な努力と自己研鑽が不可欠であることを学びました。

就職後も、この継続力と目標達成に向けた姿勢を活かし、与えられた業務に対して最適な結果を出し続け、組織の一員として大きな貢献をしていきたいと考えています。

また、困難に直面した際も、諦めずに解決策を見つけ出す柔軟性と忍耐力を持って取り組みます。

②協調性

私は強い協調性を持っており、これは長年の吹奏楽部活動から培われたものです。

私たちの部活では、活動内容や目標を部員主導で決定しており、このプロセスは高いレベルのチームワークと相互理解を必要としました。

特に、幹部とパートリーダーが中心となり、現状の問題点を洗い出し、それに対する解決策を話し合い、実行計画を策定することが常でした。

私たちは自主的にアイデアを出し合い、時には意見の相違を乗り越えながら共通の目標に向かって前進しました。

この経験を通じて、異なる意見を尊重し、効果的なコミュニケーションを取りながら共同で目標達成を目指す能力を身につけました。

困難な状況でも、チーム一丸となって問題解決に取り組むことの重要性を深く理解しています。

私はこの協調性とチームワークを重視する姿勢を、社会人としても活かしていくことができると自負しています。

③人をまとめる力

私には「人をまとめる力」があります。

この能力は高校時代に吹奏楽部の部長を務めた経験から培われました。

部員数が多く、年齢や経験に幅がある中で、全員が一致団結して目標に向かえるよう、私はコミュニケーションを最優先事項としました。

具体的には、部員一人ひとりの意見や悩みを聞き、それを活動計画に反映させることで、部員全員が参加しているという実感を持てるよう努めました。

また、定期的なミーティングを通じて、部活動の進捗や目標に対する共有を行い、透明性を持って運営を行いました。

この結果、部員間の信頼関係が強まり、困難な状況でも一致団結して乗り越えることができました。

この経験から得た「人をまとめる力」を活かし、チームワークが求められるビジネスの現場において、私は異なるバックグラウンドを持つメンバーを結集させ、共通の目標達成に向けて導くことができます。

また、メンバー一人ひとりの声に耳を傾け、それぞれの能力を最大限に引き出すことで、チーム全体の成果を最大化することができると確信しています。

④人をサポートする力

私には「人をサポートする力」があります。

この力は、高校時代に吹奏楽部で副部長を務めた経験から養われました。

副部長として、私の主な役割は部長を支え、部員たちの橋渡し役となることでした。

部員個々の意見や要望を収集し、それを部長や顧問の先生方に伝えることで、より良い部活動環境の構築に努めました。

また、練習中に見えた問題点や改善点を積極的に取り上げ、解決策を提案することで、部活の質の向上に貢献しました。

この経験を通して、チーム内の円滑なコミュニケーションと良好な関係性の構築がいかに重要であるかを学びました。

また、個々のメンバーが抱える小さな悩みや不安を解消することが、最終的にはチーム全体のパフォーマンス向上に繋がることを実感しました。

貴社においても、「人をサポートする力」を活かし、チームの一員として、またチームをサポートする立場として、貢献していきたいと考えています。

⑤行動力

私の最大の強みは「行動力」です。

高校時代、私は吹奏楽部の部長を務めていました。

私たちの部活は6年間、コンクールで金賞獲得を続けていましたが、部長になる前の年に金賞を逃してしまっていました。

そこで私は積極的に顧問や外部の講師と協議し、従来の練習方法を見直すことを提案しました。

さらに、より多くの発表の機会を設けることで、メンバーのモチベーションを高めました。

その結果、次の年のコンクールで見事金賞を取り戻すことができました。

この経験は、私がどのような困難な状況でも前向きに行動し、改善のための具体的なアクションを起こすことができることを教えてくれました。

貴社においても、特に、新たな課題に直面した際や、プロジェクトを推進する過程で、この行動力を活かし、発揮することができると自負しております。

貴社での新たな挑戦を通じてさらなる成長を遂げ、同時に貴社の発展に貢献していけたらと考えています。
 

【吹奏楽の経験を用いた自己PR】悩む場合

今回は吹奏楽部の経験をアピールしたい人向けに自己PRの作成方法を詳しく紹介してきました。

しかし、この記事を全て読んだだけで完璧な自己PRをすぐに作成できる人ばかりならば、就活に悩む人はほとんどいないでしょう。

そこで、就活に悩んでいる人はまず就職エージェントに相談してみることをおすすめします。

ジョブコミットは経験豊富な就活のプロが的確にあなたの自己PRなどのESの作成を手伝ってくれます。

面接対策なども徹底的に行ってくれるため、自己PR以外にも就活において不安がある方はぜひ利用してみてください。

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