HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「尊敬する人」近年はタブーな質問
日本の厚生労働省は「公正な採用選考の基本」を設けており、その中の「採用選考時に配慮すべき事項」において、個人の思想や信条に関わる質問は控えるべきであると定めています。
この基準に対して、「尊敬する人は誰ですか?」という質問はこの指針に反しています。
この理由は、尊敬する人物を通じて応募者の私生活や個人的な価値観を推測し、それが選考に影響を与える可能性があるからです。
面接でこのような質問をすることは、候補者の思想や信条を不当に評価の材料とすることにつながり、不公平な選考につながる恐れがあるため、避けるべきとされています。
しかし、多くの面接官がこの指針に気づかずに質問してしまうケースも少なくないため、回答の準備をしておく必要があります。
上記の情報はこちらの厚生労働省のHPを参照しております。
※公正な採用選考の基本|厚生労働省
面接で尊敬する人を質問する理由
面接で「尊敬する人物」について聞かれる理由について、深く理解しておく必要があります。
この質問に限らずですが、面接官が質問をする理由や背景を意識しながら回答をすることで、他の就活生とも差別化することも可能で、好印象を与えることも出来ます。
よって、以下で説明する観点にそった回答の準備をしておいて下さい。
価値観を知るため
就活の面接で「尊敬する人は誰ですか?」という質問がされる理由として、応募者の価値観や優先順位を理解するためということがあります。
何故なら、尊敬する人物から、その人が何を重要視し、どのような特質や行動を評価するのかを推測することが可能になるからです。
例えば、技術者や科学者を尊敬する応募者は、革新性や精密さを重視する傾向にあるかもしれません。
また、社会運動家を尊敬する人は、倫理的な価値観や社会正義を大切にしている可能性があるというわけです。
指標を知るため
また、将来のビジョン、入社後の意気込みを聞く意図と同じように、働く際の重要視している「指標」を理解するためという理由も、企業が意識している重要な観点です。
面接官はこの質問を通じて、応募者が目指す理想や価値観を把握し、それが自社の文化や目標とどれだけ合致しているかを見ています。
例えば、革新的な思考を持つ起業家を尊敬する応募者は、創造的で挑戦的な環境で活躍する意向があると推測されます。
一貫性を知るため
同じく面接の頻出質問である「将来のビジョンを教えてください」や「キャリアビジョンを教えてください」などの回答との一貫性を評価するために、面接で「尊敬する人は誰ですか?」と聞いていることもあります。
というのも、「尊敬する人」は「自分自身がなりたい像」であることが多く、将来のビジョンとなりたい姿が一致していることで、より志望動機や自己PRに説得性が出てきます。
他にも、事前に企業に提出している履歴書やESにも面接官は目を通しているため、その内容との一貫性も見られています。
矛盾が生まれないように、深い自己分析を行いましょう。
尊敬する人の定義とは?
尊敬する人とは、前提としてその人物の人格や知識が素晴らしく、自然とその人の後を追いたくなるような感情を呼び起こす存在を指します。
例えば、ビジョン、能力、行動力、倫理的または道徳的な行為、人道的な取り組み、社会への貢献等が尊敬の対象として挙げられます。
これらの資質や才能は、自然と敬意を表し、何か大きな影響を受けることが多い理由です。
また、あくまで自分が尊敬していればいいので、知名度や客観的な評価はあまり気にする必要はありません。
尊敬に値する感情を抱いた人
定義されても見つからない!難しい!となってしまいますよね、、、。
「尊敬」という単語自体、若干ハードルの高い単語になりますが、この尊敬する人を言い換えると「影響を受けた人」「自分が目指そうと思ってる人」などと考えた方が見つけやすでしょう。
特に家族や身近な先輩、仲の良い友達などです。
何も思い浮かばないまま、偉人などの遠すぎる人を考えると、ウワベの回答になってしまう恐れもあるので、何も思いつかない!という方は身近なところから考えてみましょう。
尊敬する人が思いつかない
もし自分が尊敬している人がいない、思いつかない、または本当にこの人物を挙げて問題ないのかという点を感じた人のために対処法を解説します。
具体的には、以下で記載している3つの選定方法で尊敬する人を効率的に選定することが可能なので、少しでも不安に思っている人は、是非参考にしてみて下さい。
1. 過去経験の振り返り
尊敬する人を思いつけない場合、自身の過去を振り返り、人生にポジティブな影響を与えてくれた人物を考えてみることが有効です。
例えば、自分の姉が常に前向きに物事を捉え、ネガティブな自分を受け入れつつ肯定してくれる場合等は、姉を尊敬する大きな理由となります。
また、父親を尊敬する理由として、堅実な決断力と危機管理能力にフォーカスしてみます。
このスキルを発揮し、困難な状況でも冷静に対処し、家族を守るその姿勢に影響を受けたこと等は良い理由となります。
母親に対する尊敬ポイントとしては、例えば包容力等が想定されます。
誰に対しても平等に優しく接し、家族を支え続けるその力は、自らも人に優しくすることの大切さを教えてくれたという意見等は魅力的です。
最後に祖父の場合を考えてみると、その生涯を通じての学び続ける姿勢が尊敬の対象になったという事等が考えられます。
例えば、高齢になっても新しい知識や技術に挑戦し続けることで、常に進化し続ける重要性を示してくれた、等の説明は説得力があります。
このように特に自分の関わりの深い家族から、ポジティブな影響を受けたということは企業から見ても納得感があり、有効だと思われます。
尊敬する人がいないと感じたら、この視点から考えてみると、意外な発見があるかもしれません。
2. 社員の情報を確認
家族等の自分の身の回り以外にも、面接対象の企業のホームページや社員の情報を活用する方法もおすすめです。
多くの企業はウェブサイトに「実際に働く社員の声」や「社員紹介」「社長紹介」などのセクションを設けています。
これらの情報から、その企業の社員や経営者の趣味、影響を受けた人物などの詳細を調査し、尊敬する人物として挙げることができます。
例えば、その企業の社長など、その業界や企業文化を形作ってきた人物を尊敬する人物として紹介し、企業への理解と関心を示すことが可能です。
3. 志望業界のビジネスマン
就活の面接で「尊敬する人」を聞かれ、すぐに浮かばない場合は、志望する業界や職種に関連する著名なビジネスマンを選ぶことが効果的です。
例えば、その人物が書いた本を読んだり、インタビュー記事を調べたりすることで、その業界特有のビジネス哲学や成功の秘訣を学び、自身の理解を深めることができます。
これは面接で尊敬する人物として紹介する際に、自分が業界にどれだけ興味を持ち、情報を得ているかを示す有効な手段となります。
たとえば、テクノロジー業界であればスティーブ・ジョブズやイーロン・マスクのような革新者を挙げることができます。
この創造性やリーダーシップは多くの人に影響を与えており、面接での話題としても非常に豊富ですし、志望する業界への理解と熱意をアピールするのに役立ちます。
こちらの「世界で最も優れたCEO トップ35 [2019年版] 」の記事では、世界を舞台に活躍されているCEOが紹介されています。
自分が志望している業界などから探してみると、いい刺激になるはずです。
参考人物一覧
尊敬する人物の直接的な回答が思い浮かばない場合は、以下のような幅広い選択肢から抽出してみるのも一つの方法です。
例文として「尊敬する部分」の1文も掲載したので参考にしてみてください。
【家族】
例:父
ー 父は多忙な仕事の中でも家族を支え続ける姿勢が印象的で、彼の粘り強さと責任感から多くを学びました。
【教授】
例:岸博幸教授(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)
ー 革新的な教育手法と、学生一人一人の可能性を引き出す熱意には、常に刺激を受けています。
【偉人/歴史上の人物】
例:マザーテレサ
ー 彼女の無償の愛と貧しい人々への奉仕は、世界中の多くの人々に影響を与え、私の価値観にも深い影響を与えてくれました。
【友人】
例:大学の友人
ー ゲームで世界大会に進出した友人は、最初努力の方向性が違って最初は尊敬できなかったが、結果を見た瞬間に尊敬できました。人の努力は絶対に尊重しなければならないと思いました。
【スポーツ選手】
例:イチロー
ー 彼の非凡な才能と、常に最高を追求する姿勢は、私の目標設定と努力の重要性を教えてくれました。
【部活の顧問/恩師】
例:高校の野球部顧問
ー 厳しさと公平性を兼ね備え、部員一人ひとりの長所を見抜き、それを伸ばす指導は、リーダーシップの模範です。
【先輩/後輩】
例:大学の研究室の先輩
ー 先輩の研究に対する情熱と、周囲を助ける姿勢は、私にとって学問における姿勢の理想像です。
【インターン先の同期】
例:インターンシップの同僚
ー 同期の一人が示した協調性とプロジェクトへの献身は、チームワークの重要性を教えてくれました。
面接でのポイント
ここからは、自分が尊敬している人を面接で伝える際に意識すべきポイントや観点について解説します。
これらの点を踏まえて回答をすることで、面接官からの評価も高まり、面接通過や内定への可能性がぐっと高まります。
あくまで就活生と企業のマッチングの場なので、相手が求めている回答を提供する意識を持って下さい。
こちらの「面接でのトリッキーな質問への返し方 」の記事では、実際の面接で使用された、聞かれたら少しドキッとする質問30選を取り上げています。
面接を徹底的に対策したい方はご活用ください!
ビジネスに関連づける
面接で尊敬する人について回答する場合、その人の尊敬する部分を具体的に述べ、それを自分がどう業務に活かすかをリンクさせることが重要です。
たとえば、あるリーダーの決断力やチームをまとめ上げる能力を尊敬する場合、その特性を自分が入社後に真似し、組織に貢献する意志があることを明確に伝えます。
これにより面接官には、応募者が具体的にどのような価値を持ち込み、どのように会社に貢献できるかのビジョンを想像しやすくなります。
分かりやすい文章を意識する
また、分かりやすい説明を心掛けることが重要です。
たとえば、尊敬する人物が偉人や有名なスポーツ選手であっても、面接官が必ずしもその人物を詳しく知っているとは限りません。
そのため、その人物の「名言」を引用したり、代表的な「発明物」、「活動」、「あだ名」を用いて説明すると効果的です。
例として「スポーツ選手のイチローは『継続は力なり』という言葉を残しており、私もこの精神を持って業務に取り組みたい」と述べることで、尊敬する理由を明確に伝えられます。
尊敬する人を答える時の注意点
「尊敬する人は誰か?」という面接官の質問に対し、回答内容によって面接の合否が決まるようなことはあってはなりませんが、仮に聞かれたら加点を狙いたい所です。
よって以下に面接で尊敬する人を示す際に注意しておくべき視点について解説します。
準備をせずにうっかりマイナス評価になる回答をしないように注意して下さい。
まず、単に自分が尊敬する人物の業績や経歴を紹介するだけでは不十分です。
重要なのは、どのような点を尊敬しているのか具体的に述べ、それが自己の行動や意識にどのように影響を与えるかを明確に伝えることです。
例えば、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイを尊敬しているとした場合を考えてみます。
この場合「彼女の教育への情熱と勇気に感銘を受け、私も困難に立ち向かいながら社会問題に対して積極的に取り組みたい」と述べる事で自分の価値観や志向を示すことができます。
また、ただ好きな人物や芸能人を挙げるのではなく、その人物を尊敬する具体的な理由を述べることが重要です。
例えば、「韓国のK-popアイドル〇〇が好きです」と述べるだけでは、単に好感を持っていることになります。
なので、尊敬するポイントとして「彼/彼女が夢を叶えるために日々の生活の多くを犠牲にして、練習に励む姿勢を尊敬しています」のように伝えます。
こうすることで、その人物の行動や決断がどのように自己の価値観や目標達成への影響を与えるかを示すことができます。
面接で答える時の構成
ここからは面接で尊敬する人を聞かれた時の回答の際、どういった文章構成で伝えるのが効果的なのかという点について説明します。
尊敬する人の実績がいくら素晴らしく、自分に多大な影響を与えていたとしても、面接官に上手く伝わらないような回答の仕方をしてしまうと、加点どころか減点にもなりかねません。
不安な人は、是非以下の構成を参考にして下さい。
1. 尊敬している人は誰か
2. どの部分を尊敬してるか
3. エピソード
4. 学び
5. 私の目指す人物像
まず最初に、結論を端的かつ明確に述べることが重要です。
例としてですが、「私の尊敬する人は部活の顧問です」と明確に切り出し、尊敬する具体的な理由を詳細に説明します。
例えば「私たちの能力を引き出すために、常に献身的に指導してくれた。特に、部員それぞれに合った指導やメニューを常に考えてくれた」等、具体的に伝えることが重要です。
このように冒頭で理由とともに簡潔に述べると企業としても話が聞きやすくなります。
次に、尊敬する理由を詳細かつ具体的に述べることがポイントです。
例えば「部活の顧問を尊敬している理由は、部員一人ひとりの能力と個性を正確に把握し、その上で常に適切なアドバイスを提供してくれるため」等のように示します。
このように尊敬している理由をしっかり伝えることで、自分がどのような価値観を持ち、何を重要視しているかを面接官にアピールすることが出来ます。
さらに、尊敬するポイントが具体的にどのような状況で感じられたかを示すエピソードを紹介することが効果的です。
自分の経験に置き換えると特に有効で「自分が試合で不調で成績が伸び悩んでいた時に、個別にアドバイスに乗ってくれた」等のように伝えます。
加えて、その結果自分に対してどのようなポジティブな影響を与えてくれたのかも伝えることで、より説得力高く面接官に如何にその人を尊敬しているか印象付けることが出来ます。
エピソードを述べた後は、その人物から学んだことや気づきを分かりやすく伝えることが重要です。
例えば、部活の顧問が「一人ひとりの状況に注意を払い、適切な支援を提供してくれたこと」から「他人を思いやり行動することが、組織の成功への鍵だと学んだ」等のように示します。
こうすることで、自分がどのような価値観を持ち、どのようにチームに貢献できるかをアピールすることに役立ちます。
最後に、尊敬する人物のどういった点を目指しているかを明確に述べることで、自分の目標と野心を示すことができます。
またその際、キャリア的な視点や、事業にどのように貢献するイメージなのかも併せて伝えると、面接官により好印象を与えることが出来ます。
例えば「他人への支援をすることでチームを率いること」であれば、「そのスキルを真似して会社のプロジェクトでチームを統率し、事業に貢献する」等の目標を掲げます。
これにより、入社後の活躍イメージを持ってもらうことが可能です。
就活コンサルタント木下より
【よくある質問】
Q. 回答はどれくらい話せばいいの?
A. 1分未満でまとめられるといい!
詳しく話して長くなると、面接官が深掘りできないし、飽きてしまう。
「飽きる」=「つまらない」となるため、面接で好印象を残しづらくなってしまいます。
こちらの「面接でガクチカを話すなら何分が良い?長さの目安や話し方まで徹底解説!」の記事では、ガクチカの面接での回答時間について解説しております。
面接を徹底的に対策したい方はご活用ください!
業界職種別回答例文20選
ここからは面接官に尊敬する人物を問われた際の回答の例文をいくつか紹介します。
業界や職種に分けて紹介するので、自分の志望業界や職種と合致するものや、近しいものがあれば是非参考にして、回答のクオリティを高めておいて下さい。
そうすることで、急に面接官からこの質問が来ても冷静かつ効果的に答えることが出来ます。
私の尊敬する人はリーナス・トーバルズです。
彼はオープンソースソフトウェアのLinuxカーネルを開発したことで知られていますが、私が最も尊敬している点は、彼の協調性とコミュニティに対する姿勢です。
あるインタビューで、彼がプロジェクトの成功は多様な意見を統合することにあると語っていたのが印象的でした。
このエピソードから、私も技術者として単にコードを書くだけでなく、チームと協力し、オープンなコミュニケーションを通じてより良い解決策を示す重要性を学びました。
将来は彼のように、技術力だけでなく、人々をつなげる力も持ち合わせたプログラマーになりたいです。
私が尊敬する人は父です。
父はコンサルティングファームでの長年の経験を通じて、問題を解決する高い能力を持っていました。
私はそんな父の働く姿に憧れて、自然とコンサルティング業界への興味が子供の頃から強かったと思います。
そして、あるプロジェクトで父がチーム間のコミュニケーション障壁を取り除き、プロジェクトを成功に導いたことは、私にとって非常に印象深いエピソードです。
父の分析的思考と、全員が一丸となって目標を達成するための方法を見出すリーダーシップは、私がITコンサルタントとして目指すべき姿であると確信をしています。
私が尊敬する人は、貴社のヒット漫画の編集者さんです。
その方は、その作品が苦境に立たされた時に、創作者との信頼関係を築きながら、革新的なアイデアを提案し続けることで、作品を大ヒットへと導いています。
特に印象的だったのは、その方がマンガの流行を的確に捉え、作者の潜在的な才能を引き出す方法を見つけたエピソードです。
この体験から、私は編集者としての真の役割は、単にテキストを校正することではなく、作品と読者の間に架け橋を築くことであると学びました。
この方のように作者を支え、担当作品を編集者として磨き上げることが目標です。
私が尊敬する人は、SNSでも著名なライターのtakaさんです。
takaさんは、多くの読者に影響を与える記事を数多く執筆しており、特に社会問題に鋭い洞察を提供しています。
尊敬する理由は、彼がどのような困難なテーマにも果敢に取り組み、深いリサーチと情熱をもって事実を明らかにする姿勢です。
あるインタビュー記事で、厳しい状況の中でも正確な情報を伝えるための彼の努力がクローズアップされていました。
このエピソードから、私は真実を伝えることの重要性と、ライターとしての倫理的責任を改めて認識させられました。
私が尊敬する人は、大学時代の研究室の担当の教授です。
その方は、革新的な研究手法と学問への深い情熱を持っている人でした。
尊敬する理由は、先生が研究において直面する障害に対しても、常に冷静かつ創造的な解決策を見つけ出す力と情熱です。
具体的なエピソードとして、あるプロジェクトで予期せぬデータが得られた際、先生はそのデータを見逃すことなく、新しい研究課題へと発展させました。
この経験から、私は問題をただの障害としてではなく、新たな発見への扉と捉える方法を学びました。
私が尊敬する人は、アルバイト先のリーダーです。
リーダーは、チームをまとめるリーダーシップと、プロセスの効率化に対する深い洞察力を持っていました。
特に印象的だったのは、急な注文増加に直面した際、チームを鼓舞し、限られたリソースの中で目標を達成したことです。
この状況を通じてリーダーから学んだことは、どんな困難な状況でも、計画的かつ戦略的に対応することの重要性です。
私も彼のように、チームをリードし、効率的な体制を築くことができるプロフェッショナルになりたいと考えています。
私が尊敬する人は、インターン先で働いていた先輩です。
先輩は事業企画部門で活躍しており、彼の市場分析能力と戦略的思考は、部門内でも高く評価されていました。
特に印象的だったのは、新興市場に進出するプロジェクトにおいて、彼がどのようにしてデータを解析し、効果的な市場進出戦略を立案したかのエピソードです。
この経験を通じて、私は市場分析の重要性と、戦略的な思考がプロジェクト成功にどれだけ影響を与えるかを学びました。
先輩のように、データに基づいた戦略的な判断を下し、企業の成長を支える事業企画のプロになることを目指しています。
私が尊敬する人は、留学時に滞在したホストファミリーの母親、アンさんです。
アンさんは長年にわたり国際的な貿易会社で働いており、その豊富な経験と知識から多くを学びました。
特に印象的だったのは、一緒に夕食をとっていた際に海外の取引先から緊急の連絡が来た時の彼女の迅速かつ的確な対応です。
彼女は時間差や言語の壁をそのコミュニケーション力の高さで乗り越えていました。
この経験から、私は効果的なコミュニケーションと正確な問題解析力があれば、世界と渡り合える仕事ができるんだと感銘を受けました。
この経験から、将来は多国籍な環境で活躍できる貿易事務になりたいと思うようになりました。
私が尊敬する人は、YouTubeコンテンツで知識を広めている両学長です。
彼は難しい知識を分かりやすく伝えることで多くの人に影響を与えています。
特に記憶に残っているのは、彼が投資のリスク管理について詳細に説明した動画です。
その動画では、初心者にも理解しやすい形で、リスクを適切に管理する方法が解説されていました。
このエピソードから、私は業界知識を広める際のコミュニケーションの重要性を学びました。
両学長のように、業界の専門知識を正確かつ明確に伝え、人々がより賢明な金融判断を下せるよう支援することが私の目標です。
私が尊敬する人は、金融業界のリテール部門で働いている大学の先輩です。
先輩は顧客一人ひとりのニーズに細心の注意を払い、それぞれに合ったプランを提供していました。
先輩の働き方から特に学んだエピソードは、ある顧客が退職後の資金計画に悩んでいた際、先輩がその人のライフスタイルや将来の目標を丁寧にヒアリングしたという話です。
これを知った私は、顧客の信頼を得るためには、ただ製品知識を提供するだけでなく、お客様の人生に寄り添うことが重要であると学びました。
私も将来リテール業務において、顧客一人ひとりに対する真摯な対応を心掛けたいです。
私が尊敬する人は、就職活動中にお世話になったキャリアアドバイザーの山本さんです。
特に印象的だったのは、私が自信を失いかけていた時に、彼女が過去の成功体験を引き合いに出して励ましてくれたことです。
そのおかげで、私は自己評価を見直し、前向きに就職活動を続けることができました。
この経験から、私は個々の能力を正確に評価し、適切な助言を提供することが、キャリアアドバイザーとしての重要な役割であることを学びました。
山本さんのように、人の強みを引き出し、そのキャリアを支援することができるアドバイザーになりたいと強く思っています。
私が尊敬する人は、父の会社に適切な人材を提案してくれた人材会社の営業担当、鈴木さんです。
父の会社が急なプロジェクトで特定のスキルを持つ人材を必要とした際、鈴木さんは迅速に、かつ的確な複数の候補者を提案してくれました。
彼女の提案してくれた一人が入社し、プロジェクトの成功に大きく貢献し、父の会社の業績は好調となりました。
そして、以前よりも家族と一緒に過ごせる時間も増えました。
この経験から私は、営業としてスピードと的確な提案を持って、顧客の期待を超える提案をする重要性を実感しました。
鈴木さんのように的確な提案をし、顧客の信頼を得る営業担当になりたいです。
私が尊敬する人は、コールセンターのアルバイト時代に出会った先輩です。
彼は顧客からの困難な問い合わせに対しても、常に冷静かつ親身に対応し、解決へと導く能力を持っていました。
特に印象的だったのは、ある顧客が契約内容について混乱していた際、先輩が丁寧に説明を行い、その顧客の不安を解消したエピソードです。
この経験から、私はどんなに小さな問題でも顧客の立場に立って考え、誠実に対応することの重要性を学びました。
先輩のように、顧客一人ひとりに寄り添い、信頼を築くカスタマーサービスが出来る社会人になりたいです。
私が尊敬する人は、以前引っ越しの際に対応してくれた不動産会社の社員さんです。
その方はは、引っ越しプロセス中に発生した多くの問題に対して、迅速かつ効率的に対応することで、私たち家族のストレスを大幅に軽減してくれました。
特に印象的だったのは、引っ越し先の住宅の小さな修繕が必要になった際、彼が即座に関連する業者を手配し、問題を解決したことです。
この経験から、私は不動産管理業務においても、顧客のニーズに迅速に対応することがいかに重要かを学びました。
この社員さんのように、細部にまで気を配り、顧客の期待を超えるサービスを提供する管理業務のプロを目指しています。
私が尊敬する人は、テレビでも活躍する元教師のタレント〇〇さんです。
彼の教え方は非常にわかりやすく、どんなに複雑内容も生徒に理解させることができるその力には、いつも感銘を受けています。
特に記憶に残っているのは、テレビ番組で彼が「学問の本質は好奇心にある」と語ったエピソードです。
この言葉を聞いて、教師として生徒の好奇心を刺激し、自発的な学びへと導く重要性を理解しました。
彼のように、知識だけでなく、生徒一人ひとりの心に火をつける教育を行える教師になりたいと強く思っています。
私が尊敬する人は、高校生の頃に通っていた塾の先生です。
彼は教材の選定や使い方が非常に独特で、学ぶことの楽しさを伝えるのがとても上手でした。
特に印象的だったのは、ある理解が難しい数学の概念を教える際、彼がオリジナルの教材を作成し、その概念をビジュアルを使ってわかりやすく解説してくれたことです。
その教材は私たち生徒にとって理解がしやすく、学習へのモチベーションを大きく高めてくれました。
この経験から、私は教材が学生の理解と興味を深める上でいかに重要かを学び、教材企画の分野でそのような影響力を持つコンテンツを作ることを目指しています。
私が尊敬する人は、飲食店バイト先の店長です。
店長は店舗の食品品質管理に対して厳格な基準を持って、常に高い品質を保つために努力していました。
特に記憶に残っているのは、一度、調理過程で小さなミスが発生した際に、店長が問題を特定し、迅速に対処したことです。
この時、店長は全スタッフに対して再教育を行い、同様のミスの再発防止策を徹底しました。
この経験から、一貫した品質維持のための教育の重要性を学びました。
食品業界で品質管理の職に就くことを目指している私にとって、この経験から得た学びは大きいと感じています。
私が尊敬する人は、あるテレビ番組で特集されていた貴社の生産技術担当の方です。
その方は、食品業界での生産効率の向上と品質保持に対する取り組みが詳細に紹介されており、その熱心さと専門知識に深く感銘を受けました。
番組で特に印象的だったのは、不測の機械トラブルが発生した際、彼がどのようにしてチームを率いて迅速に問題を解決し、生産ラインを再開させたかのエピソードです。
この経験から、私は技術的なスキルだけでなく、チームワークと冷静な判断力が生産技術の現場でいかに重要であるかを学びました。
私が尊敬しているのは、子供のころの旅行中に出会ったグランドスタッフの方です。
当時、家族で海外旅行にいくために空港に来ていたのですが、家族が旅行に慣れていないこともあり、航空券の予約が取れていませんでした。
しかし、その場にいた担当の方が迅速な対応をしてくれ、不安に感じていた子供の私に対しても声をかけて安心させてくれました。
この経験は、私にグランドスタッフという職種は旅行という人々の楽しみをサポートしてくれる素晴らしい職業だと感じさせてくれるものでした。
私が尊敬するのは、自動車の整備士である兄です。
兄は実家の自動車工場で働いていましたが、常にお客さんの安全面を気にした整備を心掛けていました。
ある時、兄は深夜にもかかわらず路上で故障した自動車を修理するためにお客さんの所に駆けつけたことがありました。
このことから、私はより多くの人々の安全を支える人になりたいと思い、航空業界を目指すようになりました。
兄のような責任感の高さとお客さんの安全を第一に考える姿勢は忘れない、頼れる整備士になりたいと強く思っています。
尊敬する人のNG回答例文
上記で尊敬する人物を聞かれた際の良い回答例文を紹介しましたが、ここからは逆にNGな回答例文をいくつか紹介します。
基本的にこの質問で減点の可能性は低いものの、以下のようなNG観点が入った回答をしてしまうと、マイナス評価をつけられてしまう可能性もあるので注意が必要です。
人物紹介で終わっている
私が尊敬している人物はメジャーリーガーの大谷翔平選手です。
大谷選手はメジャーリーグでMVPにも輝き、二刀流として投打においてベースボールの 聖地であるアメリカで大活躍しています。
また、性格も非常にストイックで野球以外のことには全く興味がなく、仲のいい選手に誘われても飲み会等の場には行かず、練習や休養に時間を割いています。
このように、自分の好きな事に全力を注いでいる姿が、世界にファンがいる理由ともなっています。
上記の例文は大谷翔平選手の単なる実績や性格、エピソードの紹介をしているだけになっています。
もし上記のような回答になってしまうと、企業としてもただ大谷翔平選手のプロフィールを紹介されただけで「それで?」という反応になりかねないので注意して下さい。
志望先との関連がない
私の尊敬する人物は、考古学者の祖父です。
祖父は学生時代から古代の遺跡や考古学に没頭し、地元でもたびたび新聞に載ったりするほどに考古学の研究に熱中していました。
考古学は過去の歴史を調べて研究することで、新たな発見をすることが魅力です。
自分も祖父のように過去に焦点を当ててこれまでにない発見をし、それを未来に活かすような業務をしたいと考えています。
この例文は尊敬する人に対する理由が志望先の企業の業務内容と当てはまりにくい可能性が高いです。
例えば常に進化しているIT業界志望でこのような回答になってしまうと、「過去への探求」は全く逆の事なので、関連性がないと見なされてしまいます。
面接を突破しよう!
今回は面接で「尊敬する人物」について面接官に質問をされたとき、どのように回答するのが好印象を与えることが出来るのかというポイントを解説しました。
記事の冒頭でお伝えした通り、基本的にこういった質問をすること自体が厚生労働省が設けている基準と照らし合わせるとNGではありますが、認識していない面接官もいます。
そういった面接官に当たった場合、この質問がくる可能性はゼロではないので、この質問の意図や背景をしっかりと理解した上で回答の準備やシミュレーションはしておくべきです。
回答の仕方によっては面接官に対してプラスのアピール材料にもなり得るので、記事内で解説している良い例文と、逆にNGの例文それぞれの観点もしっかり意識することが重要です。
面接対策参考記事はこちら
面接対策前半記事
ガクチカ深掘り対策記事
逆質問特化記事
就活コンサルタント木下より
Q. 中途の面接も新卒の時の内容と同じでいいの?
A. 中途入社の場合は、過去の職務経験をもとに尊敬する人を選び、その人の行動やスキルが自分のキャリアにどう影響を与えたかを説明しましょう!
逆に、新卒入社の場合は、尊敬する人を通じて学んだことが、自分の将来のビジョンやキャリア目標にどのように結びついているかを説明しましょう!