【例文あり】1分の自己PRで周りと差別化できるポイント・言い換えを徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

就活の面接で「1分で自己PRをして」という時間制約がある場合があり、そういった時に戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで今回の記事では1分の自己PRを効果的に回答し、周囲と差別化できるコツを徹底解説します。

【1分間の自己PR】自己PRとは

自己PRとは、自分の強みや能力、スキルをアピールし、それらを企業でどのように活かしていくかを述べることです。

自分の魅力を相手に伝え、企業が求める人材に自分をマッチさせることで、好印象を与えることが目的です。

自己PRは、自分の価値を企業に理解してもらい、採用に結びつけるための重要な手段となり

企業のニーズを把握し、自分の強みを具体的に示すことが重要です。

また1分という制約がある場合、より簡潔に伝えることを意識します。

ESと同じ内容でもいいのか

1分間の自己PRの内容は、基本的にESと同じ内容で問題ありません。

面接官はESや履歴書を参考にするため、ESと同じ結論部分を最初に述べることで面接がスムーズになります。

ESは文字数に制限があるため、面接時には具体的な情報や追加のエピソードを補足することが大切です。

1分間の自己PRでは、最初に話す内容を決め、要点を絞って伝えるようにしましょう。

これにより、面接官に自分の強みを効果的にアピールできます。

【1分間の自己PR】1分間の自己PRを企業が聞く意図

企業は1分間という短い時間の自己PRの中でどんな点に着目しているのかを解説します。

これを理解することで本当に伝えなければいけないことを明確にアピールできるので、企業からの評価を高めることに繋がります。

限られた時間の中で伝えられる能力があるか

企業が1分間の自己PRを聞く意図の一つは、限られた時間の中でどれだけわかりやすく伝えられるかを評価するためです。

時間があれば誰でも伝えられますが、社会人になるとプレゼンや報告、商談などで限られた時間内に情報を整理し、要点を抑えて伝える能力が求められます。

1分間の自己PRでこの能力を示すことで、プレゼン能力が高いと評価され、企業にとって魅力的な人材となります。

限られた時間でどのくらい魅了できるか

1分間の自己PRでは伝える内容を厳選し、端的でありながら引きつける内容にする必要があります。

この短時間で魅力的に話せるかどうかが面接官に良い印象を与えます。

特に営業職などでは、顧客を得るためにわかりやすく面白く話す能力が重要です。

顧客取得による成果を求められる職種では、短時間での自己PRができることは大きなアピールポイントとなります。

【1分間の自己PR】自己PRの構成

1分間で伝えることが出来る文字数ですが、大体300字から400字が目安といわれています。

PREP法というフレームワークを使うと、説得力があり、短時間で意見を伝えられる文章構成を作ることが可能なので、以下で詳細を解説します。

Point(結論)

自己PRの冒頭で結論を伝えます。

1分間という限られた時間内で、一番言いたいことを端的に伝えるためです。

最初に結論を述べることで、面接官は何を伝えたいのかが明確になり、その後の詳しい話にも注意を向けやすくなります。

例えば、「私の強みはリーダーシップです」といった形で簡潔に述べると良いです。

この方法により、自己PR全体が整理され、明確なメッセージが伝わります。

Reason(理由)

結論の次に、その結論に至った理由を説明します。

結論から話し始めることで、面接官は「なぜそうなったのか」と疑問を持ちます。

ここで、その疑問に答える形で経緯を説明します。

理由を述べることで、根拠を簡潔に示し、結論に信頼性を持たせることができます。

例えば、「大学時代にチームプロジェクトをリードし、成果を上げた経験からリーダーシップを培いました」と説明すると効果的です。

Example(具体例)

つぎに具体例を挙げて、結論と理由に説得力を持たせます。

実例やデータを示すことで、話が具体的になり、効果的に伝わります。

さらに、具体例は詳細に述べることが重要です。

例えば、「メンバー間の調整や役割分担を行い、目標を達成しました。

結果として、チームは予定よりも早くプロジェクトを完了し、評価を受けました」と具体的な成果を示します。

数字で説明できる内容はできるだけ取り入れる意識をしてください。

Point(結論)+今後

具体例により説得力が増したところで、もう一度結論を述べます。

再度結論を伝えることで、印象を強化できるので、面接官に対しても濃いアピールが可能となり、周囲と差別化もできます。

その後、その強みをどのように企業で活かすかを述べます。

例えば、「このリーダーシップを活かし、御社でプロジェクトマネジメントに貢献したいと考えています」と未来への展望を示します。

これにより、企業に対する貢献意欲を伝えることができます。

【1分間の自己PR】言い換え

他の就活生と差別化するために簡単にできるコツとして、強みを言い換えることの意識を持っておくことがおすすめです。

よくある言い方を避けられますし、集団面接等で他の就活生が先に言ってしまった場合等に即座に違う言い方をすることができます。

分析力

分析力を持つ人は、情報収集能力や課題解決力にも優れているため、様々な問題に対して効果的な対応が可能です。

例えば、市場調査を行い、得られたデータを基に戦略を立てる際、分析力は重要です。

洞察力で市場の動向を把握し、情報収集能力で適切なデータを集め、論理的思考で分析結果を解説し、具体的な対策を講じることができます。

分析力をアピールする際は、以下のような言い換えが可能です。

言い換え

洞察力:物事の本質を見抜く能力

情報収集能力:必要な情報を効果的に収集・選別する力

論理的思考力:データを基に論理的に問題を解決する力

リーダ-シップ

リーダーシップはチームをまとめ、企業で成功するために欠かせない能力です。

リーダーとしての経験があり、メンバーを率先してまとめた結果、成果を上げたことをアピールすると効果的です。

リーダーシップはビジネスの現場でも非常に求められる能力で、仕事を前進させるために活用できるスキルです。

リーダーシップは以下のような言い方でも伝えることができます。

言い換え

統率力:チームをまとめて目標に導く能力

冷静さ:問題が発生しても冷静に対処する能力

決断力:迅速かつ効率的に決断する能力

課題解決力

仕事上では、物事がうまくいかないことが多く、壁に当たったときにどう対処するかが問われます。

課題解決力を持つ人は、問題に直面した際に試行錯誤しながら解決策を見つけ出し、前に進むことができます。

課題解決力をアピールする際は、以下のような言い換えが可能です。

言い換え

突破力:問題に直面した際に解決策を見つけ前進する能力

打開力:行き詰まった状況を打開する能力

柔軟な思考:多角的に考え、固定概念にとらわれず解決策を見つけ出す能力

チャレンジ精神

チャレンジ精神は失敗を恐れず、果敢に挑戦できるため、企業が新しい事業などを進める際に重要です。

特に、変化の激しいビジネス環境では、この精神が高く評価されます。

例えば、新規プロジェクトに対して好奇心旺盛に取り組み、失敗を恐れずに挑戦し続ける姿勢が求められます。

チャレンジ精神をアピールする際は、以下のような言い換えが可能です。

言い換え

好奇心旺盛:新しいことに興味を持ち、積極的に学ぶ能力

行動力:挑戦したいと思ったらすぐに行動に移せる能力

失敗を恐れない:リスクを恐れずに挑戦し続ける能力

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、営業などの人と深く関わる仕事だけでなく、他の多くの業務でも重要です。

話す能力だけでなく、聞く力や提案する力も含まれます。

例えば、協調性を発揮してチームで協力し、相手の気持ちを理解しながら対応することが求められます。

コミュニケーション能力をアピールする際は、以下のような言い換えが可能です。

言い換え

協調性:他の人と協力して目標を達成する能力

社交性:様々な人と良好な関係を築く能力

傾聴力:相手の話をよく聞き、理解する能力

【1分間の自己PR】自己PR作成時のポイント

1分間という時間はかなり短いので、事前に想定をして準備をしておかないと満足に回答することは難しいです。

下記でいくつか1分間の自己PRを作成するときの意識すべきポイントを紹介するので参考にしてみてください。

エピソードは1つに絞る

1分間の自己PRでは、複数のエピソードを盛り込むと話の焦点がぼやけてしまい、アピールポイントが伝わりにくくなります。

なので1つのエピソードを深掘りすることで、具体的な状況や行動を詳細に伝え、人柄や経験を明確に想像してもらうことができます。

例えば、1つの成功体験を取り上げ、その中での自分の役割や成果を具体的に述べることで、強みを効果的にアピールできます。

企業の求めている人材を理解する

企業は自社の行動指針や価値観に合った人材を求めています。

そのため、自己PRを作成する前に企業分析を行い、企業が目指す目標や求める人物像を理解することが重要です。

どれほど優れたスキルを持っていても、企業の求める人材と一致しなければアピールは効果的ではありません。

自己PRでは、自分が企業の目標達成にどう貢献できるかを具体的に伝え、企業にとってのメリットを強調することが重要なポイントです。

具体的な数値や過程をいれる

1分間の自己PRでは、具体的な数値や過程を用いて分かりやすく伝えることが重要です。

エピソードの中で、どのように課題に対処し、どのような成果を上げたのかを具体的な数字や他者からの評価を交えて示すことで、客観性と説得力が増します。

例えば、売上を30%向上させた具体的な方法や、プロジェクトで達成した具体的な成果を述べると効果的です。

ただし、専門用語は避け、簡潔でわかりやすい言葉を使うことが大切です。

【1分間の自己PR】時間内に自己PR伝える時のポイント

ここからは1分間の時間内で自己PRを魅力的に伝えるためのコツをいくつか紹介します。

内容がいくら素晴らしい自己PRでも、伝え方が上手くないとその魅力は半減してしまうので注意してください。

スピードに気を付ける

面接では、時間指定があると緊張して早口になりがちです。

通常通り話しているつもりでも、緊張により話のスピードが速くなってしまうことが多いです。

そのため、早口になりやすいと感じる人は、意識的にゆっくり話すことを心掛けましょう。

自分では遅いと感じても、聞き手にはちょうど良く聞こえることがほとんどです。

適切なスピードで話すことで、面接官に対して落ち着いた印象を与えることができます。

声の質を大事にする

大きな声で明るいトーンで話すことは非常に重要です。

もじもじした声よりも、はっきりとした声のほうが聴きやすく、面接官に好印象を与えます。

したがって、語尾までしっかり発音し、自信を持って話すことが求められます。

また、強調したい部分を強めたり、話に緩急をつけるなど、抑揚を工夫することで、さらに印象を良くすることができます。

これにより、面接官に対して自信と情熱をアピールすることができます。

口癖は使わない

基本的に普段の会話で使ってしまう口癖は使わないようにしてください。

特に「えっと」「あの」「んー」といった口癖は、自信がない印象を与え、面接官の注意をそらしてしまうため、避けるべきです。

これらの口癖は1分間という短い時間ではタイムロスにもなりがちです。

口癖をなくすためには、自分の話を録音して確認し、何度も練習することが効果的です。

自分では気づかないうちに使っていることが多いので、意識的に改善することが大切です。

表情・視線を意識する

面接中は、面接官に視線を合わせることが重要です。

視線を合わせることで話が伝わりやすくなり、熱意も伝わります。

もし目を合わせるのが難しい場合は、ネクタイや額など一点を見ることをおすすめします。

また、表情も真顔よりは口角を上げるなど、リアクションを大切にすることで、気持ちがわかりやすく、印象が良くなります。

さらに、身振り手振りを交えて話すことで、一生懸命さや意欲が伝わりやすくなります。

髪や耳を触る癖がある人は、これを避けるように注意してください。

【1分間の自己PR】うまく伝えるコツステップ

1分間の自己PRの内容が固まったら、あとはそれを時間内でしっかり伝えられるようにシミュレーションすることが大切です。

下記でその効果的な方法を2つ紹介するので、余裕がある人はどちらも実践してみてください。

1.1分間測って何度も練習する

自己PRを1分間で上手に伝えるためには、タイマーを使って練習を繰り返すことが重要です。

まず、段落ごとにどれだけ時間がかかるかを確認しながら話し、その後、全体の流れを調整し、1分間に収まるように文字数を調節します。

これを何度も繰り返し練習し、最終的にはタイマーを見ずに自然に話せるようにします。

時間を意識しながら話すことで、実際の面接でも焦らずに話すことができるようになります。

2.人に見てもらいながら練習をする

実際の面接環境に近い状況で練習することも効果的です。

知り合いに見てもらいながら練習することで、本番の緊張を和らげることができます。

知り合いからのフィードバックを受け、アドバイスを取り入れながら何度も練習を重ねます。

知り合いの都合がつかない場合は、スマホなどを使って自分の話す様子を録画し、客観的にチェックすると良いでしょう。

これにより、自分の話し方や表情、姿勢を改善するポイントが明確になります。

【1分間の自己PR】1分間例文5選

ここからは1分間の自己PRで上手くまとまっている例文をいくつか紹介します。

強みごとに例文を分けているので、自分がアピールしようと思っている強みと合致するものがあれば是非参考にしてみてください。

分析力

私の強みは分析力です。

大学時代のゼミでロボットについて研究しました。

ロボットがうまく作動しないときに原因を追究し、データを分析しました。

例えば、動作が不安定だったロボットに対して、データを収集して詳細に分析した結果、センサーの配線に問題があることを発見しました。

問題を解決するためにセンサーの再配置とプログラムの修正を行い、ロボットは正常に動作するようになりました。

この経験から、データ分析を通じて問題の本質を見抜き、具体的な対策を講じる能力が身につきました。

この分析力を活かして、貴社のIT開発プロジェクトにおいても複雑な問題を迅速に解決し、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

リーダ-シップ

私の強みはリーダーシップです。

大学時代に所属した野球部で主将を務めました。

最初はチームの息が合わず試合で負けてばかりでしたが、メンバーの交流を大切にし、作戦を練った結果、チーム最多得点を得ました。

具体的には、練習後に定期的なミーティングを行い、メンバー一人ひとりの意見を聞くことで信頼関係を築きました。

また、試合前には全員で作戦を練り直し、各ポジションの役割を明確にしました。

この取り組みを通じて、チームの士気が向上し、試合での勝利に繋がりました。

この経験から、リーダーとしての統率力とチームビルディングの重要性を学びました。

このリーダーシップを活かし、貴社の開発チームでチームワークを大切にし、プロジェクトを成功に導くために貢献したいと考えています。

課題解決力

私の強みは課題解決力です。

レストランのアルバイトをしていた際、お客様が不満そうでミスも多かった経験があります。

例えば、忙しい時間帯に注文ミスが頻発していました。

そこで、お客様のニーズを的確に把握し、注文の確認を徹底しました。

また、スタッフ間の連携を強化し、効率的な作業フローを構築し、その結果、クレームが減り、顧客満足度が向上しました。

この経験から、問題解決のためには状況を正確に分析し、適切な対策を講じることが重要であると学びました。

この課題解決力を貴社の企画考案に活かし、機転を利かせて課題を解決し、売上向上に貢献したいと考えています。

チャレンジ精神

私の強みはチャレンジ精神です。

大学2年生の時に留学し、言語の壁に挑戦しました。

英語が話せないため最初は苦労しましたが、「世界を広く知りたい」という強い願いから果敢に挑戦しました。

現地の人々に積極的に話しかけ、英語を使う機会を増やすことで、次第にコミュニケーションが取れるようになりました。

この経験を通じて、失敗を恐れず挑戦し続けることで新たなスキルを習得し、視野を広げることができ、何事もあきらめないことが重要であることを学びました。

このチャレンジ精神を貴社で活かし、様々な仕事に積極的に挑戦し、新しいアイデアを提案することで企業の成長に貢献したいと考えています。

コミュニケーション能力

私の強みは人よりもコミュニケーション能力が高いことです。

これを裏付けるエピソードとして、大学3年生から始めたパソコンの営業のインターンシップの話をさせてください。

最初は接客がうまくできず苦労しましたが、商品の知識を深め、上司の営業スタイルを学ぶことで、自分のスタイルを確立しました。

具体的には、お客様のニーズを丁寧に聞き、最適な提案をすることで売上目標を達成し、顧客満足度も向上しました。

この経験から、効果的なコミュニケーションが信頼関係を築き、成果を生むことを学びました。

このコミュニケーション能力を貴社の営業活動に活かし、顧客との信頼関係を築き、貴社の成長に貢献したいと考えています。

まとめ

今回の記事では就活の面接で自己PRを1分という短い時間で伝えるコツを解説しました。

企業の質問意図を理解し、PREP法を用いて話の要点を絞りながら簡潔に伝えることが重要です。

事前に練習を十分にしておくことも大切なので、忘れないようにしてください。

【1分間の自己PR】時間配分が苦手な方へ

1分間の自己PRの準備方法や効果的な伝え方について詳細に解説してきましたが、それでも時間配分が上手くできない人もいると思います。

そんな時は就活エージェントを頼るのが効果的な方法なので、以下の記事も参考にしてみてください。

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