就活の持ち駒はどれくらいもっておくべき?円滑に進められる社数と解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

【就活の持ち駒】持ち駒はどれくらいあるべき?

持ち駒とは、企業側からするとあまり気持ちの良い呼び方ではないと思いますが、選考中の企業のことを指します。

一般的には10社程度の持ち駒が良いとされていますが、この記事ではそれ以上やそれ以下の場合についても説明していきます。

結論から言うと、どのくらいの持ち駒が適切かは個人の状況や目標によりますが、自分に合ったバランスを見つけて就活を進めることが大切なので数だけにこだわる必要はありません。

【就活の持ち駒】持ち駒が10社以上の場合

就活で選考途中の企業である持ち駒が10社以上ある場合のメリットとデメリットについて解説します。

10社以上は一般的に多いのでメリットだけだと思いがちですが、デメリットもあるので注意してください。

10社以上のメリット

持ち駒が10社以上ある場合、最大のメリットは安心感です。

就職活動は不確実性が高く、どの企業から内定をもらえるか分からないため、受けている企業が多いことで精神的な余裕が生まれます。

1社や2社の選考に落ちても、他の企業でチャンスが残っているため、ダメージが少なくて済みます。

また、多くの企業を受けることで、様々な業界や職種に触れ、自分の適性や興味を再確認する機会にもなります。

さらに、多様な選考プロセスを経験することで、本命企業の選考に備える練習にもなります。

10社以上のデメリット

一方で、持ち駒が10社以上あることにはデメリットも存在します。

まず、選考のスケジュール管理が非常に難しくなり、志望度が高い企業に十分な時間を割けないことがあります。

また、多くの企業の情報を収集し整理することが求められるため、企業ごとの特徴や志望動機が混ざってしまうリスクがあります。

さらに、エネルギーと時間が分散されることで、一社一社に対する準備が不十分になり、結果としてどの企業からも内定を得られない可能性もあります。

【就活の持ち駒】持ち駒10社以下の場合

ここからは逆に持ち駒が10社以下しかない場合についてメリットとデメリットを紹介します。

少なくて焦ってしまう方もいるかもしれないですが、しっかりメリットもあるので確認しておいてください。

10社以下のメリット

持ち駒が10社以下の場合の最大のメリットは、1社1社の対策に十分な時間をかけることができる点です。

企業研究や自己分析、エントリーシートの作成、面接準備などに時間を割くことで、選考通過率を上げることが可能です。

特に志望度の高い企業に対しては、深い理解と入念な準備が求められるため、少数の企業に集中することは有利です。

また、選考スケジュールの調整が比較的容易であり、面接日程の重複や過度な負担を避けることができます。

10社以下のデメリット

一方で、持ち駒が10社以下の場合には、いくつかのデメリットも存在します。

まず1社でも不合格になると、残りの企業で内定を得られるかどうかの不安が増し、精神的に落ち込むことがあります。

さらに、すべての企業から不合格通知を受けた場合、再スタートが遅れる可能性があります。

新たに企業を探してエントリーするまでに時間がかかり、その間に他の学生が内定を獲得していくことに焦りを感じるかもしれません。

一社一社の選考に全力を尽くすとともに、不測の事態に備えた柔軟な対応も必要です。

【就活の持ち駒】持ち駒が減った際の対策

沢山持ち駒があったはずなのに、いつの間にか減ってしまった場合の対策について解説します。

焦る気持ちを抑えて、以下で紹介する対策を全て試してみてください。

持ち駒が減った際の対策
  • 落ちた理由の振り返り
  • 受ける企業の見直し
  • エントリーシート/履歴書の見直し
  • 就活軸の見直し
  • 志望動機の見直し
  • 面接練習

落ちた理由の振り返り

持ち駒が減った際には、まず落ちた理由を振り返ることが重要です。

エントリーシート(ES)で落ちる場合と、1次面接、2次面接、最終面接で落ちる場合では、それぞれに異なる課題が存在します。

例えば、ESで落ちる場合は文章力や自己PRの内容に問題があるかもしれません。

一方、面接で落ちる場合は、コミュニケーション能力や企業理解の不足が原因かもしれません。

各フェーズごとに自分の課題を明確にし、具体的な改善策を考えることが大切です。

受ける企業の見直し

持ち駒が減ったら、受ける企業の見直しも重要です。

特定の業界や職種で落ちることが多い場合、その業界や職種が自分に適していない可能性があります。

また、受けている企業の募集人数に対して応募者が多すぎる場合、競争率が高すぎる可能性も考慮する必要があります。

自分の適性やスキルにマッチした企業を選び直し、応募する企業の幅を広げることも検討しましょう。

また、企業の規模や募集要項を再確認し、自分に合った企業を選ぶことで、内定獲得のチャンスを増やすことができます。

エントリーシート/履歴書の見直し

エントリーシート(ES)で落ちることが多い場合、内容の見直しが必要です。

まず、自分が書いたESの文章が企業に合っているかを確認し、必要ならば誰かに添削してもらうことをおすすめします。

自己PRや志望動機の内容が具体的で説得力があるか、企業の求める人物像に合致しているかを確認しましょう。

また、誤字脱字や表現の適切さにも注意を払い、読みやすい文章に修正しましょう。

ESは初めて企業と接触する重要な書類なので、ここでの印象が大きく影響します。

就活軸の見直し

持ち駒が減った際は、自分の就活軸を見直すことも重要です。

自分が就職活動で何を求めているのかを再確認し、その軸が受けている企業と一致しているかを確認します。

就活軸が明確でない場合、選考中に一貫性がないと判断されることがあります。

例えば、給与や勤務地、業務内容、企業文化など、自分が重視するポイントを明確にし、それに基づいて企業を選び直すことで、より自分に合った企業に出会える可能性が高まります。

志望動機の見直し

志望動機が人事に伝わっているかを確認することも重要です。

志望動機は企業に合わせて作成することが大切ですが、その際に企業の良いところばかりを述べて、自分がなぜその企業を志望するのかという根拠が薄くなってしまうことがあります。

自分の経験や価値観に基づき、なぜその企業で働きたいのかを具体的に示すことが重要です。

志望動機の見直しを通じて、より説得力のある内容にすることで、選考を通過する確率が高まります。

面接練習

内容の確認が終わったら、実際の面接練習を行うことが重要です。

話したい内容が決まっていても、うまく面接で伝えられないことがあります。

そんな時は模擬面接を行うことで、自分の話し方や態度、表情を確認し、改善点を見つけることができます。

特に、第三者と行う模擬面接は、客観的なフィードバックを得る機会となり、実践的なスキル向上に役立ちます。

難しい場合は、自分で録画して見直す方法も効果的で、これにより、面接でのパフォーマンスを向上させることができます。

【就活の持ち駒】持ち駒が減った際のエントリー

自分の持ち駒の企業が減ってしまってきた場合に、どんな対応をすればいいのかということを解説します。

無暗に数を増やそうとするのではなく、以下の手法を取り入れてみてください。

就活軸に合った企業を追加する

持ち駒が減った際には、就活軸に合った企業を再度探し、選考を受けることが重要です。

就活軸とは、自分が就職活動において譲れない条件や価値観を指し、例えば、勤務地、業務内容、企業文化、給与などが挙げられます。

これらの軸が明確でないと、適当に企業を選んでしまい、結果として志望度が低くなり、選考に通過しづらくなります。

そのため、就活軸を再確認し、これに合致する企業を慎重に選ぶことが必要です。

通過した業界/業種の追加をする

これまで通過できた企業の共通点を見つけ、その共通点に合った企業を受けることも効果的です。

例えば、特定の業界や業種で通過率が高かった場合、その分野に自分の適性があると考えられます。

この共通点を基に、同じ業界や類似する業種の企業を追加で受けることで、選考通過率を上げることができます。

自分の強みやスキルが活かせる分野を特定し、その分野に焦点を当てた企業探しを行うことが重要です。

また、業界や業種に関する専門知識や経験を深めることで、面接時に自信を持ってアピールできるようになります。

エージェントに相談する

就職活動の進行状況によっては、自力で企業を見つけるのが難しくなる場合があります。

その際、就活エージェントに相談することをおすすめします。

エージェントは就活のプロフェッショナルであり、多くの企業情報を持っています。

特に、自分では見つけられなかった企業や、名前を知らない企業についても詳しく説明してくれるため、安心して選考を進めることができます。

また、エージェントに自分の就活軸や希望を伝えることで、適性に合った企業を紹介してもらえる可能性が高まります。

【就活の持ち駒】NNTを回避するために

NNTを避けるためにどんな動きをしておけばいいかということを解説します。

基本的に内定獲得のための動きになりますが、見境なく受ければいいということではないので注意してください。

内定獲得のための動きを取る

内定を獲得するための積極的な動きを取ることが重要です。

内定がない状態は不安を抱えさせるだけでなく、企業側からも「なぜ内定がないのか?」と疑問を持たれる可能性があります。

そのため、優秀な学生として評価されるためには、自分の条件に完全一致しなくても、就活軸に合致している企業の選考を受けることが有効です。

また選考を受け続けることで、面接の経験を積み、自分の強みやアピールポイントを磨く機会にもなります。

納得内定に向けた動きを取る

内定を獲得するだけでなく、自分が納得できる内定を目指す動きを取ることも大切です。

内定を獲得したとしても、それを必ず承諾しなければならないわけではありません。

自分が納得できる企業の内定を得るためには、綿密な企業研究と自己分析が必要です。

就活エージェントに相談することもおすすめで、エージェントは多くの企業情報を持っており、自分の希望や就活軸に合った企業を紹介してくれます。

最終的には、自分が本当に働きたいと思える企業の内定を得ることを目指し、納得のいく就職活動をすることが大切です。

まとめ

今回は就活の際に選考を進めている企業の数、つまり持ち駒をどのくらい持っておくべきかということについて解説しました。

結論、多くても少なくてもそれぞれメリットとデメリットがあるので、一概にはどちらが良いとは言えません。

しかし、無暗やたらに持ち駒を増やすことは明らかに悪手なので、自分の価値観や興味に合致する企業を徹底的に調べてからエントリーするようにしてください。

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