HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
大学3年生の間に参加することが多いインターンシップでは、自分の興味や適性を見つけたり、企業の雰囲気や仕事内容を知ったり、スキルやコミュニケーション能力を磨くことができます。
インターンシップの結果によっては内定を得やすくなることを考えると就職活動の一部と考えるべきで、真剣に取り組むことが大切です。
しかし、インターンシップの選考に受かるために具体的にどのようなことを意識して本番に臨めばいいのかきちんと理解できずに、インターンの選考に落ちてしまったという人も少なくないと思います。
この記事では、そんな方々に向けてインターンシップの選考で見られるポイントや受かる方法を徹底解説します。
インターンシップに参加したい方は、ぜひ参考にしてください。
【インターン受からない人必見!】落ちる人の割合
実際にインターンの選考に落ちてしまう人はどの程度の割合でいるのでしょうか。
インターンで書類選考を実施している企業は約50%、面接選考を実施している企業は約30%と言われています。
大手かベンチャーか、地方か都市部にあるのかによっても変わりますが、一般的にインターンの選考に落ちてしまう人は約50%と言われています。
2人に1人落ちてしまうといわれているインターン選考は、意識すべきことを実践するだけでさらに受かりやすくなります。
【インターン受からない人必見!】ESで落ちる人
ESは志望動機や、自己アピールを書いた書類のことで、面接前の選考段階で企業側に提出されるため、企業側に自分自身をアピールするための重要な機会となります。
ESは志望動機や自己PR、いままでの経験、企業や業界に関する知識などを聞かれるとても大切な書類ですが、ESの段階で半分ほどに絞られるので、意識すべきポイントはいくつかあります。
自己分析ができていない
そもそも自己分析ができていない状態でESを書こうとしても志望理由が極端に抽象的になってしまい、うまく書けないです。
なぜなら志望理由を書くためには、自分の強みや適性、目標や価値観を明確にする必要があるからです。
そのため、自己分析をきちんとやってからESを書く準備をしましょう。
企業研究や分析ができていない
HPに載っているネットで調べたらわかるような情報でさえ理解できているのかわからない人は企業に対する熱意に欠けると判断され不採用になります。
ESの段階で受ける企業や業界の最新の動向にも目を向けておくことでその後の面接で聞かれる内容の対策にもなるので、企業研究や分析は必ずやっておきましょう。
志望理由があいまい
ESには志望理由を書く項目があります。
ESは企業にとって応募者の志望度合いを把握するための重要な書類です。
志望理由があいまいだと、企業に対する熱意や興味が伝わらず、選考対象から外れることがあります。
企業に対する知識不足や、自己分析不足が伝わってしまうこともあります。
さらに志望動機の使いまわしやどこの企業にも当てはまるような内容を書くと、印象は最悪です。
そのため、志望理由を書く前提条件でも自己分析と企業研究を徹底すべきだといえます。
文章の構成が悪い
文章の構成が悪かったり、あまりにも長かったり短かったりすると、選考担当者に内容が伝わらなかったり、違った意味にとられてしまう恐れがあります。
短く伝えることは重要ですが、言いたいことがすぐに伝わるような文章を書きましょう。
【インターン受からない人必見!】ES対策の方法
上記にてESを書く上で、自己分析と企業研究や分析が重要であると説明しましたが、次にES対策をするための具体的な自己分析方法や企業研究と分析のやり方を解説したいと思います。
自己分析方法について
自己分析を行うことで、自分の強みや価値が分かり、自分に合った企業や職種を見つけたり、自分の魅力を伝えたりすることができます。
経験や興味を振り返る
好きだったことや興味があったこと、今もあることを振り返ることで自身の価値観を形成したルーツについて知ることができます。
そうすることで自身がどのような人間なのか、どのようなことに動機付けられるのか、どのようなことに価値を感じるのかなどを明確にすることができ、自己を振り返ることができます。
今まで学んだことの中で一番興味を持ったことは何か、今までで一番うれしかった体験は何か、尊敬する人物は誰か、なぜその人物を尊敬しているのか、自身が誇りに思うことは何か、なぜそのことを誇りに思うのかなど、自身に対するちょっとした問いを深堀ってみましょう。
性格や特徴を分析する
性格や特徴を分析する目的は自身の長所と短所を明確にすることです。
長所と短所を知ることで自身がどのような場面で活躍できるのか、どのような場面で苦手意識を持つのか、どのような改善点や課題があるのかなども明確にすることができます。
そのため、性格や特徴の分析は自己分析において必要不可欠です。
性格や特徴を分析する方法はいくつかありますが、周囲の人から聞く、もしくは無料で受けることができる診断テストをやってみるのがおすすめです。
企業研究や分析をする
企業研究や分析をすることで企業に対して、熱意を伝えることができます。
また、自分が本当にその業界に向いているのかについても考えることができます。
企業のホームページやIR資料、SNSを見る
企業研究や分析をするには、企業のホームページやIR資料、SNSを見ることが重要です。
これらの情報源からは、企業の事業内容やビジョン、戦略や成果、組織風土や社会貢献など、さまざまな側面を知ることができます。
また、企業の最新の動向やニュース、トピックスなどの情報も得ることができます。
これらの情報をもとに、自分が応募する企業や職種に対する興味や関心、適性や志望動機などを明確にしましょう。
社員サイトや口コミにも目を通しておくことで、内情や労働環境の把握にもつながります。
調べた情報を基に企業分析をする
受ける企業と他社とを差別化するために、インターネットやIR資料、SNSで得た情報を基に企業分析をしましょう。
以下の手順を踏むことで企業分析がやりやすくなります。
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企業の事業内容やビジョンを把握する
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企業の戦略や成果を評価する
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企業の組織風土や社会貢献を調べる
ESを添削してもらう
自分で書いたESを誰にも見せずにそのまま提出してしまっては誤字や脱字、不適切な表現を見落としてしまう恐れがあるため、OB・OGなどの身近な大人に頼んだり、AIや就活エージェントやアプリなどのサービスを利用し添削をしてもらいましょう。
【インターン受からない人必見!】面接で落ちる人
ESで通過したとしても、それが最終的な合否を決めるものではありません。
面接では、採用担当官と直接対話する機会があります。
そのときに、あなたの言動や態度がよくない印象を与えてしまうと、不採用になる可能性が高くなります。
以下で落ちてしまう学生の共通点を4つ紹介します。
コミュニケーション能力が低い
特に文系職の場合、営業や接客が主になってくるため、人とのコミュニケーション能力や協調性は必要不可欠です。
コミュニケーション能力とは、自分の考えや意見を相手に伝える能力や、相手の考えや意見を理解する能力のことです。
この能力が低いと判断された場合、自分の魅力や適性をアピールすることもできませんし、仕事の効率や成果に影響を与える可能性があるため不採用になってしまいます。
コミュニケーション能力が高いと思われる方法は声を大きく、はきはきと、エピソードを聞かれたら具体的に答えることです。
ぜひ意識してみましょう。
ESと言っていることが一致しない
インターンの面接では、ESで書いた内容と言っている内容が一致しているかどうかが必ずチェックされます。
ESで書いた内容と面接で言っている内容が一致していないと、採用担当者に嘘や矛盾を感じさせ、一貫性に欠ける学生と判断されてしまいます。
例えば、ESで自分の長所や経験を書いたとしても、面接でそれを具体的に説明できなかったり、違うことを言ったりしてしまうと、自身に対する信頼性や誠実性がなくなります。
また、ESで自分の興味や関心を書いたとしても、面接でそれを裏付ける知識や情報がなかったり、違うことを言ったりすると、自分のモチベーションや適性が疑われます。
そのため、ESと言っていることが一致しない学生はインターンの面接に不採用になります。
あからさまなウソをついている
インターンの面接で、採用担当者は学生の本当の姿や考えを知りたいと思っています。
あからさまなウソをついている学生は、採用担当者に不快感や不信感を与えることになります。
例えば、自分の経験や能力を誇張したり、存在しない資格や受賞歴を挙げたりするなどです。
仮にその場しのぎの嘘が通ったとしても、面接官にばれると、インターンの参加を拒否されたり、内定を取り消される可能性があります。
なんと面接官の7割が学生がつく嘘を見抜いているという情報もあります。
服装や身だしなみ、表情が乱れている
面接においては学生の服装、身だしなみ、表情が第一印象です。
服装や身だしなみは、自分の印象や性格を表し、表情は自身の感情や思考を表すといわれているため、面接の身だしなみにはくれぐれも注意する必要があります。
【インターン受からない人必見!】その他の理由
インターンに受からない原因として、ESで書く内容や面接での言動が挙げられますが、それだけではありません。他にも、以下のような要因が考えられます。
自分に当てはまっていないかチェックしてみてください。
Webテストの点数が低い
学歴や成績以外の観点で個人の能力を評価する方法がWebテストです。
低い点数を取るとその仕事の素質がないとみなされてしまい、不採用になりやすくなってしまいます。
SPIや玉手箱、TG-WEBといった種類があり、英語力や文章読解力、論理的思考力が問われる問題がよく出題されています。
市販の対策問題集や過去問を解いて対策することで点数を上げることができるテストなので不安な方はやっておきましょう。
【インターン受からない人必見!】受かるための行動
1社も受からない人は以下の方法を試してみることで、インターンの合格につながるかもしれません。
大手以外も受ける
競争率の高い大手企業に絞らず、地方の企業やベンチャー企業のインターンに参加することで、本選考で役立つエピソードづくりや貴重な経験になります。
さらに規模の小さい企業でのインターンは大手企業のインターンと比べて、規模の大きい仕事を任せてもらえることもあり、自信につながるため、大手以外も候補にいれてみましょう。
OB・OG訪問を利用する
学校のキャリアセンターやOB・OG会、SNSなどを利用し、訪問したい企業や職種に関係するOB・OGを見つけ企業や職種のリアルな情報を得ましょう。
実際に話を聞くだけではなく、ES添削や選考過程に関する悩みの相談に乗ってもらえることもあるのでOB・OG訪問はとてもおすすめです。
就活エージェントを利用する
就活エージェントとは就活生と企業をマッチングさせ、就活相談・個別カウンセリングやESの添削、面接対策をやってもらえるサービスのことです。
就活エージェントを利用することで自身にあった企業や職種を紹介してもらえるとともに、内定獲得までの全面サポートを受けることができます。
ぜひ利用しましょう。
まとめ
インターンに受からない理由は確実にあるので、何も理由なしに理不尽に落とされているわけではありません。
インターンに受からないことに悩んでいる方は、今回紹介した要素のどれに自分が当てはまっているかを理解し、自身を客観視し、今後のESや面接対策に備えましょう。