HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就活生から毎年根強い人気のエンタメ・テレビ業界の中でも、インターンや本選考も含めて、倍率が高いと噂される「株式会社テレビ東京」、通称「テレ東」について就活生向けに徹底解説していきます!
企業のHPや採用情報を見ただけじゃ、テレビ東京のことがまだ分からない、という方向けにテレビ業界の動向から、テレビ東京の企業分析、選考対策まで、この記事を読めば、自信を持ってテレビ東京の選考に臨むことができるはずです。
はじめに
「企業分析って何すればいいの?」
「HP見たけど情報量が多くて情報が掴めない」
「インターンに参加して有利になりたい」
テレビ東京を志望する就活生の中にも、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
大手企業だと特に学歴フィルターや資格の有無、など気になることもあると思います。
この記事がその悩みや不安を解決するために役立つと嬉しいです。
もちろん、就活生の皆さんはこの記事だけを鵜呑みにするのではなく、しっかり公式HPや説明会の内容を自分の目や耳でチェックしてくださいね!
【テレビ東京の選考対策】テレビ業界の動向
テレビ東京の企業分析をする前に、テレビ東京も属している「テレビ業界」という大きな括りの動きについて、解説していきます。
業界研究も兼ねておりますので、テレビ業界の将来性や課題なども理解していきましょう。
ストリーミングサービスの普及
Netflix、Amazon Prime、Disney+など、近年はストリーミングサービスが急速に普及し、従来のテレビ視聴者層が減少しています。
そのため、テレビ業界はそういったストリーミングサービスに市場を持っていかれないように、コンテンツ制作と配信方法を現代の生活や需要に応じたものに変更したり、対策したりする必要があります。
インターネットの普及
場所に関わらず、外でも快適にインターネットを使えるようになってきたため、スムーズに動画をストリーミングできる環境が整いました。
これにより、高画質なコンテンツをオンデマンドで視聴することが可能になりました。
オンデマンド視聴
人口の9割以上がスマートフォンを持つ時代になり、時間や場所に関わらず、動画などを視聴することができるようになったことを背景に、テレビ番組においても「見逃し配信」などのオンデマンドサービスが求めるようになり、テレビ局もこの需要に応えるために独自の配信プラットフォームを開発しています。
広告市場の変化
テレビ業界の収入源は主に広告収入に依存してきました。
しかしながらストリーミングサービスやオンデマンドの普及によって、テレビの広告市場はインターネット広告にシェアを奪われており、収入源としての広告の重要性が低下しています。
そのため、近年のテレビ業界は収入源を多様化させる必要があり、現状、デジタル配信やコンテンツ販売などに収入源を拡大させています。
今後も持続可能なビジネスモデルを構築していくことが課題となっています。
【テレビ東京の選考対策】テレビ業界の課題
視聴者の減少
YoutubeやNetflixなどのSNS・ストリーミングサービス・オンデマンド視聴の普及により、従来のテレビ視聴者である若年層がテレビを見ることが少なくなっており、テレビ視聴者全体の数が減少しています。
この時代の流れに対応するためにデジタルプラットフォームの強化やオンデマンドサービスの充実などが今後必須になります。
広告収入の減少
今までは視聴者が多い、ゴールデンタイムに放送しているテレビ番組に広告を多く入れるなどしてテレビ業界は広告収入を得ていましたが、そもそもの視聴者がテレビからSNSなどにシフトしたことで、広告主もテレビ番組に広告費を払うよりもSNSやオンデマンドサービスに広告費を捻出した方が良いと考え、テレビ広告からインターネット広告へ広告もシフトしました。
テレビのように、地域などの大枠でしか広告を表示する範囲を指定できないのに対し、インターネット広告はより細かく広告を表示する人を指定できるため、このターゲティング広告の要素をテレビ業界にも組み込む必要があります。
市場のグローバル化
日本へ流入する外国人の数は上昇傾向にあり、また国内の海外への関心なども高まっていることから国際的な視聴者の獲得とそれに応じた多様なコンテンツ制作が求められます。
近年は爆発的にkpopの人気が高まっていることもあり、テレビ業界もグローバル化に対応した動きが市場を衰退させないための一つの方法にもなってきます。
【テレビ東京の選考対策】テレビ東京の取り組み
安定しているように見えるテレビ業界ですが、時代の変化によるニーズ・市場の獲得のためには様々な課題があることがわかったと思います。
では、テレビ東京はこのようなテレビ業界の課題に対してどのような取り組みをしているのでしょうか?
業界大手のテレビ業界のため多くの施策を打っています。
以下のような取り組みが行われているため、企業分析も兼ねて参考にしてください。
デジタルプラットフォームの強化
テレビ東京ではオンデマンド需要に答えるため、また、若年層の視聴者を再獲得するために「ネットもテレ東(テレビ東京の番組をインターネットで視聴できるサービス )」「テレ東BIZ(ビジネスに特化したオンデマンドサービス)」などのコンテンツを制作しています。
競合のテレビ会社も同じようなオンデマンドサービスを配信していますが、テレビ東京では他局にはないニッチなコンテンツ、特にアニメやバラエティ、ビジネス関連の番組が強みとしてあげられます。
他局では一般的にドラマやニュース、バラエティなどバランスの取れたコンテンツを提供していますが、テレビ東京では特にアニメやビジネスというニッチな市場に特化しているため、このポイントはテレビ業界の他社との差別化ポイントになっています。
広告収入の多様化
テレビ東京は、広告主がテレビ広告からインターネット広告にシフトしたことによる、広告収入の減少に対抗するために、ターゲティング広告とスポンサーシップの多様化を推進し、広告収入の増加を図っています。
ターゲティング広告の導入
テレビ東京は、視聴者の視聴履歴やデモグラフィックデータ(年齢、性別、居住地、家族構成、職業など)を活用し、広告の精度を向上させています。
この「ターゲティング広告」戦略により、特定の視聴者層に対して最適な広告を配信することが可能になり、興味や関心に合わせた広告を提供することができます。
スポンサーシップの多様化
テレビ東京はスポンサーシップの多様化にも力を入れています。
企業と協力して特別なコンテンツやイベントを制作し、スポンサー企業のブランドを効果的に露出させています。
例えば、ビジネスニュース番組「ワールドビジネスサテライト」では、スポンサー企業の特集を実施し、企業の取り組みや製品を紹介しています。
また、「カンブリア宮殿」では企業のトップをゲストに迎え、そのビジョンや成功の秘訣を紹介することで、企業との長期的なパートナーシップも築いています。
海外向けコンテンツの制作
国内だけでなく、国際市場での競争に対応するために、テレビ東京は、多くの人気アニメを海外に販売しています。
例えば、「ポケットモンスター」や「ドラえもん」といったアニメは、世界中で放送されており、各国の視聴者に親しまれています。
現地の言語に翻訳し、各国の文化に合わせた形で提供しています。
他にも、日本のドラマも海外に広め、特に人気のあるドラマをリメイクしたり、日本のストーリーをもとにしたドラマを制作し、海外の視聴者に届けることで国際的な市場に介入し、国内で縮小してしまった市場を海外で広げています。
【テレビ東京の選考対策】テレ東の想い
各企業に従事する社員は、業界や職種が同じでも、それぞれ異なる想いを持って日々、業務に取り組んでいます。
この想いの部分は「他社じゃダメなの?」「なぜテレ東なの?」に対して「テレ東じゃなきゃダメなんです!」という志望度を伝えるためには知っておくことが必須のポイントです。
ちょっといい明日のために。
株式会社テレビ東京のタグラインは、
ちょっといい明日のために。
テレ東は、「あたりまえ」に挑み続ける。
まだ見ぬ「おもしろい」をつくり続ける。
あたたかく、時に熱く、心に深く届けたい。
一人ひとりのあなたのために。
さぁ、ちょっといい明日へ、ご一緒に。
タグラインは、企業がサービスや商品を通して、お客様に価値提供できるものを、想いとともに示した短いフレーズを指します。
ブランドマークについて
1998年に導入されたブランドマークは、英文字表記ですが、開局60周年を迎え、「テレ東」という呼称を取り入れられています。
ブランドマークの「テ」の左下にある赤い部分は、数字の「7」をイメージした矢印で、テレビ東京のチャンネル7を象徴し、視聴者の心に深く届き、「ちょっといい明日」を提供するという想いを表しています。
色に関しては、赤と青の組み合わせのままです。
赤は「心を温かく、一人ひとりに深く届ける想い」、青は「信頼される存在になるという想い」を表しており、60年の歴史を基に進化する意志を示しています。
Purpose(存在理由)
心を温かく、時に熱く。
一人ひとりに深く届け、 ちょっといい明日へ。
Mission(使命)
「あたりまえ」に挑み、 まだ見ぬ「おもしろい」を共に創る。
Values(行動指針)
ふかく・・・まっすぐ深く心に届ける。
ちかく・・・視聴者にもっとも近い存在であり続ける。
おもしろく・・・あたりまえを疑い、独自の視点を創る。
信頼を築き・・・視聴者、パートナーに信頼される。
超えていく・・・仲間と共に自らを超え、挑戦し続ける。
【テレビ東京の選考対策】インターン選考対策
26卒向けにテレビ東京では、夏季インターンシップ・冬季インターンシップの情報が公式から発表されています。
夏季インターンシップのエントリーシートは2024年7月26日23:59締切のため時間に余裕を持ってエントリーしましょう。
エントリーシートではテレビ東京に限らず、「趣味」「志望理由」「過去経験」が聞かれることが多いです。
以下の記事を参考にし、「添削」は必須で、インターンに申し込み、計画的に就活を行いましょう。
並行して就活を効率的に進めたい方へ
同時に選考を進める企業の選定・紹介、ES添削、志望動機やガクチカ・自己PRの作成などかこちらから完全無料でご対応可能になります。
記事内では説明しきれなかった内容なども就活のプロから直接お話し可能になりますので、せひご活用してみてください。