
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
「周りは内定をもらい始めているのに、自分はまだ面接対策もままならない…」
「就職活動、何から手をつけていいかわからない…」
そんな悩みを抱えるあなた。
この記事では、そんなあなたの不安を解消し、自信を持って面接に臨めるようになるための「面接練習サービス」について、解説します。
新卒用の面接練習はどこでできる?
いざ面接練習をしようと思っても、どこでできるのか、どんな選択肢があるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
まずは、新卒の就活生が利用できる主な面接練習の場をご紹介します。
就活エージェント
「就活エージェント」は、専任のアドバイザーが企業紹介から選考対策まで、就職活動をトータルでサポートしてくれるサービスです。
多くの就活エージェントでは、無料で模擬面接や面接対策セミナーを実施しています。
メリット:
- プロの視点からのフィードバック: 採用のプロであるアドバイザーが、あなたの話し方や表情、内容について客観的かつ具体的なアドバイスをくれます。
- 企業ごとの対策が可能: 紹介された企業やあなたが志望する企業に合わせて、より実践的な面接練習ができます。
過去の選考データに基づいた「聞かれやすい質問」なども教えてもらえることがあります。
- 求人紹介も受けられる: 面接練習だけでなく、あなたに合った求人を紹介してもらえるため、効率的に就職活動を進められます。
特に、まだ志望業界や企業が定まっていない方には心強い存在です。
デメリット:
- アドバイザーとの相性: アドバイザーも人間なので、相性が合わないと感じる可能性もあります。
その場合は、担当を変更してもらうか、他のエージェントを利用することも検討しましょう。
- 紹介される求人に偏りがある場合も: エージェントによっては、得意な業界や特定の企業の求人に偏っていることもあります。
こんな人におすすめ:
- 何から手をつけていいかわからない、効率的に就活を進めたい人
- 客観的なアドバイスで、自分の強みや弱みを明確にしたい人
- 特定の企業に合わせた実践的な面接練習をしたい人
専門家からのワンポイントアドバイス:就活エージェントは「使う」意識で!
就活エージェントは非常に心強い味方ですが、受け身でいるのはもったいない!「どんな企業を受けたいか」「面接でどんな点が不安か」など、積極的に自分の希望や悩みを伝えましょう。
アドバイザーも、あなたの情報が多ければ多いほど、的確なサポートがしやすくなります。
遠慮せずに、どんどん活用していく意識が大切です。
OB・OG訪問
実際にその企業で働いている先輩社員(OB・OG)に話を聞きに行く「OB・OG訪問」も、面接練習の機会になり得ます。
直接的に模擬面接を依頼できるケースは少ないかもしれませんが、企業の雰囲気や仕事内容について質問する中で、面接で話すべき内容が見えてきたり、社員の方が面接官の視点でアドバイスをくれたりすることがあります。
メリット:
- リアルな情報収集: 企業の公式サイトや説明会では得られない、現場のリアルな話を聞くことができます。
- 志望動機の深掘り: 社員の方の話を聞くことで、その企業で働きたい理由がより明確になり、説得力のある志望動機を作成できます。
- 企業との接点: 熱意が伝われば、選考で有利に働く可能性もゼロではありません。
デメリット:
- アポイントメントの難易度: 知り合いがいない場合、大学のキャリアセンターやOB・OG訪問アプリなどを利用して自分でアポイントを取る必要があり、手間と時間がかかることがあります。
- 必ずしも面接対策に直結するわけではない: あくまで「話を聞く」のがメインなので、体系的な面接指導を受けられるわけではありません。
- 相手への配慮が必要: 忙しい中時間を作ってもらっているので、質問内容を事前にしっかり準備するなど、相手への配慮が不可欠です。
こんな人におすすめ:
- 志望する企業や業界がある程度固まっている人
- 企業のリアルな情報を深く知りたい人
- 面接で話すエピソードのヒントを得たい人
大学のキャリアセンター
多くの大学には、学生の就職活動を支援する「キャリアセンター(就職課)」が設置されています。
キャリアセンターでも、職員や専門の相談員による模擬面接や履歴書・エントリーシートの添削指導を行っている場合が多いです。
メリット:
- 身近で相談しやすい: 大学内にあるため、気軽に利用しやすいのが最大のメリットです。
- 無料: 基本的に無料で利用できます。
- 大学独自のノウハウ: その大学の学生の傾向や、卒業生が活躍している企業の情報など、独自のノウハウを持っていることがあります。
デメリット:
- 予約の取りにくさ: 特に就活シーズンは混み合い、予約が取りにくいことがあります。
早めの行動が肝心です。
- 専門性のばらつき: 職員によって、アドバイスの質や専門性にばらつきがある可能性も否定できません。
- 企業との直接的な繋がりは薄い場合も: 就活エージェントほど、企業との太いパイプを持っているわけではない場合があります。
こんな人におすすめ:
- まずは気軽に面接練習を体験してみたい人
- 大学の先輩の就職実績などを参考にしたい人
- 履歴書やエントリーシートの添削も合わせて受けたい人
私自身も学生時代、初めての模擬面接は大学のキャリアセンターでした。
緊張で頭が真っ白になりましたが、職員の方が優しくフィードバックしてくれ、「なるほど、こういう風に話せばいいのか」と気づきを得られたことを覚えています。
まずは一歩踏み出す場として、非常に有効だと思います。
面接練習サービスを利用するメリット
では、なぜわざわざ面接練習サービスを利用する必要があるのでしょうか?ここでは、面接練習サービスを利用する具体的なメリットを3つご紹介します。
面接の基本がわかる
面接には、服装や言葉遣い、入退室のマナーなど、知っておくべき基本がたくさんあります。
面接練習サービスでは、こうした面接の基本を一から教えてもらえます。
自分一人で練習していると、気づかないうちに変な癖がついてしまったり、マナー違反を犯してしまったりする可能性があります。
しかし、プロの視点が入ることで、正しい知識を身につけ、自信を持って面接に臨めるようになります。
特に、これまでアルバイトなどの面接経験が少ない方にとっては、社会人としての基本的なコミュニケーションマナーを学ぶ良い機会にもなるでしょう。
志望先に合わせた面接練習ができる
面接は、企業や業界によって聞かれる内容や重視されるポイントが異なります。
例えば、IT業界であれば論理的思考力や問題解決能力が問われる質問が多く、金融業界であれば誠実さや責任感が重視される傾向があります。
面接練習サービス、特に就活エージェントを利用する場合、あなたの志望する業界や企業に特化した面接練習が可能です。
過去の選考データや企業が求める人物像に基づいて、より実践的なアドバイスを受けることができます。
客観的に面接力を鍛えられる
面接練習サービス最大のメリットは、自分では気づけない課題を客観的に指摘してもらえる点です。
- 「話が少し冗長になっているので、結論から話すことを意識しましょう」
- 「緊張すると早口になる癖があるので、少しゆっくり話す練習をしましょう」
- 「自己PRの内容は素晴らしいですが、もう少し具体的なエピソードを加えるとより伝わります」
家族や友人に練習相手になってもらうのも良いですが、どうしても遠慮が入ってしまったり、専門的な視点が欠けてしまったりすることがあります。
その点、面接練習サービスの担当者は、採用のプロとして多くの就活生を見てきているため、あなたの強みや弱み、改善点を的確に見抜いてくれます。
厳しい指摘を受けることもあるかもしれませんが、それはあなたが成長するための貴重なフィードバックです。
素直に受け止め、改善していくことで、確実に面接力は向上します。
面接練習サービス活用のポイント
せっかく面接練習サービスを利用するなら、その効果を最大限に引き出したいですよね。
ここでは、面接練習サービスをより効果的に活用するための3つのポイントをご紹介します。
対面・オンラインの模擬面接を実施する
最近では、オンライン面接を実施する企業も増えています。
そのため、対面形式とオンライン形式、両方の模擬面接を経験しておくことをおすすめします。
対面形式のメリット・ポイント:
- 実際の面接に近い緊張感を体験できる: 入退室のマナーや、面接官との物理的な距離感など、本番さながらの雰囲気で練習できます。
- 全身を使ったコミュニケーションの練習: 身振り手振りや姿勢、視線といった非言語コミュニケーションもチェックしてもらえます。
オンライン形式のメリット・ポイント:
- 画面映りや音声の確認: 背景、照明、カメラの角度、マイクの音量など、オンライン特有の注意点を実践的に学べます。
- 通信環境のチェック: 自宅の通信環境で問題なく面接ができるかを確認できます。
- 視線の配り方: カメラを見て話す練習ができます。
意外と目線が泳いでしまう人が多いので、意識して練習しましょう。
どちらの形式にも対応できるように準備しておくことで、どんな企業の面接にも落ち着いて臨むことができます。
複数回依頼する
面接練習は、1回だけでなく、複数回依頼することが非常に重要です。
1回目の練習では、緊張してしまって本来の力が出せないことも多いでしょう。
また、多くのフィードバックをもらい、一度に全てを改善するのは難しいかもしれません。
複数回練習することで、
- 場慣れして、落ち着いて話せるようになる
- 前回受けたフィードバックを意識して改善できているか確認できる
- 異なる視点からのアドバイスをもらえる(担当者が変わる場合など)
- 自分の成長を実感でき、自信につながる
といったメリットがあります。
できれば、最低でも2〜3回は模擬面接を受けることをおすすめします。
筆者もかつて、ある学生さんを担当した際、初回の面接練習では言葉に詰まることが多かったのですが、3回目の練習では見違えるように堂々と話せるようになり、見事第一志望の企業から内定を獲得したという経験があります。
練習の積み重ねは裏切りません。
専門家からのワンポイントアドバイス:録画・録音で客観視しよう!
許可が得られるのであれば、模擬面接の様子を録画・録音させてもらうのがおすすめです。
後から見返すことで、「確かに声が小さいな」「こんな表情をしていたのか」など、自分を客観的に見つめ直すことができます。
アドバイザーからのフィードバックと照らし合わせることで、より深く改善点を理解できるはずです。
オンライン面接練習なら、録画機能がついているツールも多いので活用してみましょう。
面接練習サービスを利用する際の注意点
メリットの多い面接練習サービスですが、利用する際にはいくつか注意しておきたい点もあります。
事前に知っておくことで、よりスムーズに、そして効果的にサービスを活用できます。
キャリア面談が必要なこともある
就活エージェントなどのサービスを利用する場合、最初にキャリア面談(カウンセリング)が行われることが一般的です。
これは、あなたの就職活動の状況や希望、適性などを把握し、適切なサポートを提供するために必要なプロセスです。
「すぐに面接練習だけしてほしいのに…」と感じるかもしれませんが、このキャリア面談を通じて、
- 自己分析が深まる
- 自分に合った業界や企業が見つかる
- 今後の就職活動の進め方が明確になる
といったメリットがあります。
面接練習の効果を高めるためにも、まずはしっかりと自分の状況や考えをアドバイザーに伝えることが大切です。
焦らず、この時間も有効活用しましょう。
面接練習だけの希望だと断られるケースもある
一部の就活エージェントでは、「面接練習だけ」を希望すると、サービスの利用を断られてしまうケースも稀にあります。
これは、就活エージェントが企業から紹介料を得て運営されているビジネスモデルであるため、求人紹介を前提としたサポートを基本としている場合があるからです。
しかし、多くのエージェントは学生の就職支援に力を入れているため、まずは相談してみるのが良いでしょう。
もし「面接練習だけ」を希望する場合は、その旨を正直に伝え、対応可能かどうかを確認してみてください。
また、大学のキャリアセンターや、一部の面接練習に特化したサービスであれば、そのような心配はありません。
面接練習をしても不合格になることも
これは非常に重要な心構えですが、どれだけ丁寧に面接練習をしても、必ずしも全ての面接に合格できるわけではありません。
面接は、あなたと企業との相性(マッチング)も大きく影響します。
面接練習は、あなたのコミュニケーション能力や自己PRのスキルを高め、面接の通過率を上げるための有効な手段ですが、万能薬ではありません。
もし不合格だったとしても、過度に落ち込んだり、「練習が無駄だった」と考えたりする必要はありません。
大切なのは、不合格だった結果から学び、次に活かすことです。
「もっとこうすれば良かったかもしれない」
と振り返り、面接練習サービスの担当者に再度相談してみるのも良いでしょう。
失敗を恐れず、挑戦し続けることが内定への道です。
面接練習サービスおすすめ5選!
ここからは、いよいよ具体的な面接練習サービスをご紹介します。
今回は、特に新卒の就職活動に強く、無料で利用できるおすすめのサービスを5つ厳選しました。
それぞれの特徴を比較して、あなたにぴったりのサービスを見つけてくださいね。
(2025年5月の情報に基づいています。サービス内容は変更される可能性があるため、公式サイトで最新情報をご確認ください。)
1.ジョブコミット
特徴:
- 徹底した自己分析サポート: 「本当にやりたいこと」を見つけるための自己分析に力を入れています。
一人ひとりに専任のアドバイザーがつき、丁寧にキャリアプランを一緒に考えてくれます。
- 企業ごとの個別面接対策: 約1,000社以上の企業情報の中から、あなたに合った企業を紹介。
その企業に特化した面接対策を行ってくれるため、実践的です。
- イベント・セミナーも充実: 面接対策セミナーだけでなく、グループディスカッション対策やSPI対策など、就活に必要な知識を学べるイベントも多数開催しています。
こんな人におすすめ:
- まだ将来やりたいことが明確でなく、自己分析からしっかりサポートしてほしい人
- 自分にどんな企業が合うのかわからない人
- 手厚いサポートを受けながら就職活動を進めたい人
面接練習のポイント:
ジョブコミットでは、紹介企業に合わせた模擬面接を重視しています。
企業の求める人物像や過去の質問傾向などを踏まえた上で、具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
自己分析で明確になった自分の強みや経験を、どのようにアピールすれば効果的か、実践的に学べます。
2.キャリアチケット就活エージェント
特徴:
- 「量より質」のサポート: 一人ひとりに向き合う時間を大切にし、手厚いサポートを提供。
年間1万人以上の就活生をサポートしてきた実績があります。
- 最短2週間での内定獲得実績も: スピーディーな選考対策と企業紹介で、短期間での内定獲得を目指せます。
「出遅れた」と感じている学生にも心強い存在です。
- ブラック企業を徹底排除: 紹介する企業は、実際にキャリアアドバイザーが足を運んで確認した優良企業のみ。
安心して就職活動に取り組めます。
こんな人におすすめ:
- 質の高いサポートを受けたい人
- 短期間で内定を獲得したいと考えている人
- 安心して働ける企業を見つけたい人
面接練習のポイント:
キャリアチケットでは、あなたの個性や価値観を深く理解した上で、面接での効果的な伝え方を指導してくれます。
「なぜこの企業なのか」「入社して何をしたいのか」といった深掘り質問への対策や、ロジカルな話し方のトレーニングが期待できます。
オンラインでの面接練習にも対応しているので、場所を選ばずにサポートを受けられます。
3.キャリアパーク就活エージェント
特徴:
- 年間1,000回以上の面談実績: 豊富な面談経験を持つアドバイザーが、親身に相談に乗ってくれます。
- 特別推薦枠・ES免除求人あり: 一部の企業では、書類選考免除や特別推薦枠での紹介があり、効率的に選考を進められる可能性があります。
- 全国対応・オンライン面談も可能: 地方在住の学生や、忙しい学生でも利用しやすい体制が整っています。
こんな人におすすめ:
- 多くの学生をサポートしてきた実績のあるエージェントに相談したい人
- 書類選考に不安があり、面接の機会を増やしたい人
- 場所を選ばずに就活サポートを受けたい人
面接練習のポイント:
キャリアパークでは、模擬面接を通じて、あなたの強みや改善点を具体的にフィードバックしてくれます。
特に、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の伝え方について、より魅力的になるようなアドバイスが期待できます。
ES免除の求人がある場合、その分面接対策に集中できるのもメリットです。
4.doda新卒エージェント
特徴:
- 大手ならではの求人ネットワーク: ベネッセグループが運営しており、大手企業からベンチャー企業まで幅広い求人を保有しています。
- プロのキャリアアドバイザーによる個別指導: 就活のプロが、あなたの適性や希望に合わせたキャリアプランニングから面接対策まで一貫してサポート。
- オンラインセミナーやイベントも豊富: 自己分析、業界研究、面接対策など、就活に役立つオンラインセミナーを多数開催しています。
こんな人におすすめ:
- 幅広い選択肢の中から自分に合った企業を見つけたい人
- 経験豊富なアドバイザーにじっくり相談したい人
- オンラインで効率的に就活情報を収集したい人
面接練習のポイント:
doda新卒エージェントでは、模擬面接はもちろんのこと、面接でよく聞かれる質問への回答準備や、逆質問の対策など、きめ細かいサポートが受けられます。
企業が面接で何を見ているのか、どんな人材を求めているのかといった視点からのアドバイスは、本番で非常に役立つでしょう。
「何を話せばいいかわからない」という状態からでも、自信を持って話せるように導いてくれます。
5.レバテックルーキー
特徴:
- ITエンジニア専門の就活エージェント: ITエンジニアを目指す学生に特化したサポートを提供。
専門知識を持つアドバイザーが対応します。
- 未経験からのエンジニア就職にも強い: プログラミング未経験者でも、ITエンジニアとして就職するためのノウハウや求人を紹介。
- 技術面接対策も可能: 一般的な面接対策に加え、ITエンジニア特有の技術的な質問に関する対策もサポートしてくれます。
こんな人におすすめ:
- ITエンジニアを目指している学生
- プログラミングスキルに自信がないけれど、エンジニアになりたい人
- 専門性の高い面接対策を受けたい人
面接練習のポイント:
レバテックルーキーでは、通常の面接対策に加えて、IT業界ならではの質問(例えば、これまでに作成したポートフォリオの説明、特定の技術への理解度を問う質問など)への対策が可能です。
アドバイザー自身もIT業界に詳しいため、専門的な観点からのフィードバックが期待できます。
自己PRで技術的なスキルや学習意欲をどうアピールすれば効果的か、具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
これらのサービスは基本的に無料で利用できますので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
複数のサービスに登録して、自分に合うアドバイザーやサポート内容を見極めるのも良いでしょう。
面接練習サービスのよくある学生からの疑問を解決
ここでは、面接練習サービスに関して、学生さんからよく寄せられる質問とその回答をQ&A形式でまとめました。
Q1. 面接練習サービスを受ける前に、何か準備しておくことはありますか?
A1. はい、いくつか準備しておくと、より有意義な面接練習になります。
- 自己分析の途中経過でもOK: 完璧でなくても良いので、「自分はどんな人間か」「何に興味があるのか」「どんな強みがあるのか」など、現時点での自己分析の結果をまとめておきましょう。
- 興味のある業界や企業(あれば): 具体的に志望する企業が決まっていなくても、「こんな業界に興味がある」「こんな働き方がしたい」といった希望があれば伝えられるようにしておきましょう。
- 話したいエピソードの整理: 自己PRやガクチカで話そうと思っているエピソードをいくつかピックアップし、簡単に内容を整理しておくとスムーズです。
- 聞きたいことリスト: 面接練習サービスやアドバイザーに対して質問したいことを事前にリストアップしておくと、聞き忘れを防げます。
- 筆記用具とメモ帳: フィードバックを書き留めるために必須です。
「まだ何も準備できていない…」という方も、正直にその旨を伝えれば、アドバイザーが何から始めるべきか一緒に考えてくれるので安心してください。
Q2. 面接練習サービスは本当に無料で利用できますか?何か裏があるのでは…?
A2. はい、この記事で紹介したような就活エージェントが提供する面接練習サービスは、基本的に無料で利用できます。
「なぜ無料なの?」と疑問に思うかもしれませんが、これは就活エージェントのビジネスモデルに関係しています。
就活エージェントは、学生に企業を紹介し、その学生が企業に入社した場合に、企業側から成功報酬(紹介手数料)を受け取ることで収益を得ています。
つまり、学生さんからは費用をいただかなくても、事業として成り立つのです。
そのため、安心してサービスを利用してください。
ただし、一部有料の面接対策講座やセミナーも存在しますので、利用するサービスが無料であることを事前に確認しておくとより安心です。
Q3. 面接練習サービスはオンラインでも利用できますか?
A3. はい、多くの面接練習サービスがオンラインでの対応も可能です。
特に近年は、企業の面接自体もオンラインで行われることが増えているため、オンラインでの模擬面接のニーズも高まっています。
オンラインでの面接練習には、
- 場所を選ばずに利用できる(自宅からでもOK)
- 移動時間がかからない
- 実際のオンライン面接に近い環境で練習できる
といったメリットがあります。
一方で、通信環境の準備や、画面越しのコミュニケーションに慣れる必要があるといった点も考慮しておきましょう。
対面とオンライン、どちらの形式が良いかは、あなたの状況や希望、練習したい内容によって異なります。
アドバイザーに相談して、最適な方法を選びましょう。
Q4. 面接練習を行うときに気をつけるポイントはありますか?
A4. 面接練習をより効果的なものにするために、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
- 本番だと思って臨む: 「練習だから」と気を抜かず、服装や言葉遣い、態度など、本番の面接と同じ意識で臨みましょう。
緊張感を持って取り組むことで、より実践的な練習になります。
- 積極的に質問する: わからないことや不安なことは、遠慮せずにアドバイザーに質問しましょう。
あなたの疑問を解消することが、成長への近道です。
- フィードバックを素直に受け止める: 時には厳しい指摘を受けることもあるかもしれませんが、それはあなたを否定しているのではなく、成長を願ってのアドバイスです。
素直に受け止め、改善に繋げましょう。
- 感謝の気持ちを忘れない: 時間を割いて面接練習をしてくれるアドバイザーへの感謝の気持ちを忘れずに、丁寧な対応を心がけましょう。
- 練習で満足しない: あくまで練習は練習です。
模擬面接で上手くいっても油断せず、本番に向けて改善を続けましょう。
逆に、練習で失敗しても落ち込みすぎず、本番で活かせるように反省点を見つけることが大切です。
これらのポイントを意識することで、面接練習の効果を最大限に高めることができるはずです。
まとめ
今回は、新卒の就職活動における面接練習サービスについて、その種類からメリット、活用法、注意点、そしておすすめのサービスまで、網羅的に解説してきました。
面接は、企業に自分という人間を知ってもらう大切な機会です。
そして、面接練習は、その機会を最大限に活かすための準備運動のようなもの。
一人で悩まず、プロの力を借りることで、見えてくる景色がきっと変わるはずです。
今回ご紹介した面接練習サービスは、どれも無料で利用できるものばかりです。
まずは勇気を出して、どれか一つでも相談してみることから始めてみましょう。