
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
【サマーインターンの探し方】参加の鍵は探し方にある!
サマーインターンは、就職活動における重要なステップの一つです。
多くの企業が実施しており、早期に企業や業界の理解を深め、自身の適性を見極める貴重な機会となります。
しかし、「どうやって探せばいいのか」「どんな企業が実施しているのか」と悩む学生も少なくありません。
サマーインターンへの参加は、今後の選考を有利に進めるだけでなく、自己分析や企業研究を深める上でも非常に有効です。
だからこそ、闇雲に探すのではなく、効果的な探し方を知り、自身の目的に合ったインターンを選ぶことが重要になります。
この記事では、サマーインターンを探す上での基本的な考え方から、大手企業とベンチャー企業それぞれのインターンの特徴、倍率、選考難易度までを詳しく解説していきます。
【サマーインターンの探し方】サマーを実施する企業の特徴
サマーインターンシップは、企業の規模や特性によって実施される目的や内容が大きく異なります。
ここでは、大手企業とベンチャー企業それぞれのサマーインターンの特徴、実施する理由、倍率、選考難易度について詳しく見ていきましょう。
これらの情報を知ることで、自分の目指すキャリアや興味関心に合ったインターンを見つけやすくなります。
大手企業
大手企業がサマーインターンを実施する主な理由は、優秀な学生の早期囲い込みと企業ブランドの浸透です。
多くの学生にとって大手企業は魅力的な選択肢であり、インターンシップを通じて企業の文化や働き方を体験してもらうことで、本選考への応募意欲を高め、優秀な人材の確保に繋げたいと考えています。
また、インターンシップは、企業が学生に自社の魅力を伝えるための重要な広報活動の一環でもあります。
倍率に関しては非常に高く、人気企業では数十倍から数百倍に及ぶことも珍しくありません。
特に、早期選考に直結するようなプログラムの場合、その傾向は顕著です。
選考難易度も総じて高いと言えるでしょう。
ベンチャー企業
ベンチャー企業がサマーインターンを実施する理由は、大手企業とは少し異なります。
ベンチャー企業は、成長フェーズにあることが多く、即戦力となる人材の獲得や、企業の成長を共に支えてくれる仲間探しを重視しています。
そのため、インターンシップでは、学生に実際の業務に近い内容を任せ、実践的なスキルや主体性を評価する傾向があります。
また、大手企業に比べて採用活動に割けるリソースが限られているため、インターンシップを効率的な採用チャネルとして活用する側面もあります。
倍率に関しては、大手企業ほどではないものの、近年ベンチャー企業への注目度が高まっているため、人気の企業では倍率が高くなる傾向にあります。
特に、ユニークな事業内容や急成長中の企業では、多くの学生が応募します。
選考難易度については、大手企業のような画一的な選考フローではなく、企業によって様々です。
【サマーインターンの探し方】情報の探し方
サマーインターンの情報を効率的に収集することは、志望する企業や業界のインターンシップに参加するための重要な第一歩です。
多岐にわたる情報源の中から、自分に合った方法を見つけ、積極的に情報を集めることが成功の鍵となります。
ここでは、サマーインターンに関する情報を探すための具体的な方法をいくつかご紹介します。
これらの方法を組み合わせることで、より多くの機会を捉え、自分に最適なインターンシップを見つけることができるでしょう。
企業のHPやSNSを見る
企業の公式ホームページやSNSは、サマーインターンに関する一次情報が最も早く、かつ正確に掲載される情報源です。
特に、大手企業や人気企業では、インターンシップの募集要項や開催日程、選考フローなどの詳細が企業の採用ページに特設されることがあります。
また、近年ではX(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSを通じて、インターンシップの告知や説明会の案内を行う企業も増えています。
企業のSNSアカウントをフォローしたり、採用担当者の発信をチェックしたりすることで、いち早く情報をキャッチできるだけでなく、企業の雰囲気やカルチャーについても理解を深めることができるでしょう。
気になる企業がある場合は、定期的にこれらの媒体をチェックする習慣をつけることが大切です。
就活サイト・インターンサイトを活用する
リクナビやマイナビといった主要な就活サイト、そしてワンキャリアや外資就活ドットコムなどのインターンシップに特化したサイトは、サマーインターンの情報を網羅的に探す上で非常に有効です。
これらのサイトでは、業種や職種、開催期間、勤務地などの条件でインターンシップを検索できるだけでなく、過去の参加学生の体験談や選考レポートが掲載されていることもあります。
多くの企業がこれらのサイトを通じてインターンシップの募集を行うため、まずはこれらのサイトに登録し、自分の興味関心に合うインターンシップを探すことから始めるのが効率的です。
気になるインターンシップが見つかったら、募集要項をよく確認し、応募期間を逃さないように注意しましょう。
学校のキャリアセンターで探す
大学のキャリアセンターは、学生の就職活動をサポートするための専門機関です。
サマーインターンに関する情報も豊富にあり、企業からの直接的な募集や、大学の卒業生が働く企業のインターンシップ情報などが集まります。
キャリアセンターでは、個別の相談対応も行っており、自分の興味や適性、そして希望する業界や職種に合ったインターンシップを紹介してもらうことも可能です。
また、エントリーシートの添削や面接練習など、選考対策のサポートも受けられるため、積極的に活用することをおすすめします。
大学によっては、特定の企業との連携で特別枠のインターンシップが用意されている場合もあるため、一度足を運んで相談してみる価値は十分にあります。
先輩・知人に紹介してもらう
すでに就職活動を経験している先輩や、他大学の友人・知人から情報を得ることも、サマーインターンを探す上で非常に有効な手段です。
実際にインターンシップに参加した経験を持つ先輩からは、企業の雰囲気やインターンの内容、選考の様子など、ウェブサイトだけでは得られない生の情報や具体的なアドバイスを聞くことができます。
また、紹介を通じてインターンシップに参加できるケースや、選考において有利になるケースもゼロではありません。
OB・OG訪問を兼ねて、積極的に情報収集を行い、自分のネットワークを広げることも意識してみましょう。
人から人へと伝わる情報は、時に最も貴重な情報源となることがあります。
大学の教授やゼミの教員から情報を得る
大学の教授やゼミの教員は、その専門分野において企業とのつながりを持っていることがあります。
特に、研究室単位で企業と共同研究を行っている場合や、教員が企業の顧問を務めているようなケースでは、学生向けのインターンシップやプロジェクト参加の機会を紹介してもらえることがあります。
自分の専門分野や興味関心と関連の深い企業のインターンシップを探している場合は、積極的に教授や教員に相談してみることをおすすめします。
思わぬ形で貴重な情報や機会を得られる可能性があります。
イベント・合同説明会に参加する
キャリアイベントや合同企業説明会は、一度に多くの企業の情報を得られる貴重な機会です。
サマーインターンシップに特化したイベントも開催されており、企業の採用担当者から直接話を聞いたり、質問したりすることができます。
企業の人事担当者と直接交流することで、企業の雰囲気や採用に関するリアルな情報を得られるだけでなく、自分の顔を覚えてもらうきっかけになることもあります。
また、複数の企業の情報を比較検討できるため、自分に合ったインターンシップを見つける上で効率的です。
オンラインで開催されるイベントも増えているため、積極的に参加を検討してみましょう。
SNSやオンラインコミュニティを活用する
近年、X(旧Twitter)やInstagram、LinkedInといったSNS、そしてFacebookグループやDiscordサーバーなどのオンラインコミュニティでも、サマーインターンに関する情報が活発に交換されています。
就職活動に関するアカウントをフォローしたり、特定の業界や職種に特化したコミュニティに参加したりすることで、最新のインターン情報や、他の学生の就活状況、選考対策に関するアドバイスなどを得ることができます。
ただし、SNS上の情報は玉石混交であるため、情報の真偽を自分で判断する能力も求められます。
信頼できる情報源を見極めつつ、積極的に情報収集を行い、自身の就職活動に役立てていきましょう。
【サマーインターンの探し方】志望業界が絞れていない時の探し方3ステップ
志望業界がまだ明確に定まっていない新卒就活生にとって、サマーインターンは「自分に合う仕事」や「興味を持てる業界」を見つける絶好の機会です。
しかし、どこから手をつけたら良いか分からず、不安を感じる方もいるかもしれません。
ここでは、志望業界が絞れていない状況でも効果的にサマーインターンを探し、自身のキャリアの方向性を見出すための3つのステップをご紹介します。
これらのステップを踏むことで、漠然とした状態から具体的な選択肢を見つけ、有意義なインターンシップ経験を積むことができるでしょう。
1. 自己分析から自分の強みを知る
志望業界が絞れていない場合でも、まず最初に取り組むべきは自己分析です。
自分の強みや弱み、興味関心、価値観を深く理解することで、どのような仕事や環境が自分に合っているのか、ヒントが見えてきます。
例えば、あなたはチームで協力して何かを成し遂げることに喜びを感じるタイプでしょうか。
それとも、一人で黙々と作業に没頭する方が得意でしょうか。
課題解決に情熱を燃やすタイプでしょうか、それとも創造性を発揮することに魅力を感じるでしょうか。
これまでのアルバイト経験や学業、部活動、趣味など、あらゆる経験を振り返り、自分がどのような状況で力を発揮し、何を楽しいと感じてきたのかを掘り下げてみてください。
具体的なエピソードを書き出すことで、自分の強みや特徴がより明確になります。
2. 強みが活かせそうな業界・業種を知る
自己分析で自分の強みが明確になったら、次にその強みが活かせそうな業界や業種を探してみましょう。
例えば、「課題解決能力」が強みであれば、コンサルティング業界やIT業界、メーカーの企画・開発部門などが考えられます。
また、「コミュニケーション能力」や「人をサポートすること」に長けているのであれば、サービス業、営業職、あるいは人事部門などが候補となるでしょう。
大切なのは、「この業界で何ができるのか」「この業種で自分の強みがどう役立つのか」という視点を持つことです。
業界研究を進める際には、それぞれの業界が抱える課題や、そこで求められるスキル、仕事内容などを調べてみてください。
3. 出てきた業界・業種のインターンに参加してみる
自己分析と業界研究を通じて、いくつかの興味のある業界や業種が見えてきたら、次は積極的にそれらの業界・業種のサマーインターンに参加してみましょう。
志望業界が絞れていない段階では、「この業界が本当に自分に合っているのか」という疑問を解消するために、実際に体験することが最も重要です。
たとえ短期間のインターンシップであっても、企業の雰囲気や社員の方々の働き方、仕事の面白さや難しさなどを肌で感じることができます。
複数のインターンに参加することで、それぞれの業界の比較検討ができ、最終的に自分が本当に進みたい道を見つけるための貴重な判断材料となるでしょう。
たとえ「違うな」と感じるインターンであっても、その経験は今後の就職活動において必ず活きてくるはずです。
【サマーインターンの探し方】やっておくべきこと
サマーインターンに参加しようと考えている人は、大抵自己分析を経て興味のある業界や職種が大まかに定まっていることが多いです。
インターン前に自己分析を深く行っておくことはマストですが他にもサマーインターン前にやっておくべきことがあります。
サマーインターンの参加はその企業の本選考の合否にも関わってくるため、しっかり準備をして臨みましょう。
企業についての理解と社会人マナーを身につけておく
インターンに参加する前に、企業の事業内容や業界内での立ち位置、直近のニュースなどを調べておきましょう。
事前に情報を把握しておくことで、プログラム内容をより深く理解でき、社員との会話でも具体的な質問がしやすくなります。
また、社会人としての基本的なマナー(たとえば挨拶の仕方やメールの書き方、時間を守る意識など)も身につけておくと、企業側に好印象を与えることができます。
短期間でも「この学生はしっかりしている」と思ってもらえることが、今後のつながりにも影響します。
自分なりの目的を持って主体的に取り組む
ただ参加するだけで満足するのではなく、「何を得たいのか」「どんな経験を積みたいのか」という目的意識を持って臨むことで、インターンの学びの質が大きく変わります。
たとえば「その業界が自分に合っているか知りたい」「グループワークを通じて自分の強みを確認したい」など、具体的な目標を設定することで、インターン中の行動や質問にも自然と主体性が生まれます。
また、積極的な姿勢は企業の社員にもよく伝わり、好印象を与えるきっかけになります。
目的を持って動くことで、数日の経験が今後の就活に活きる貴重な時間へと変わっていきます。
終了後も関係を大切にして将来につなげる
インターンが終わった後こそ、他の参加者や社員との関係をどう活かすかがカギになります。
インターン中に出会った社員にお礼のメッセージを送ったり、興味を持った職種について改めて調べたりすることで、インターン後の行動がキャリア形成に直結していきます。
また、社員とSNSでつながったり、OB・OG訪問のきっかけにしたりすることで、就職活動において役立つリアルな情報やアドバイスを得ることも可能です。
インターンは単なるイベントではなく、将来を考えるための第一歩として、終わった後の行動がとても大切です。
【サマーインターンの探し方】参加したいサマーインターンが見つからない時の対処法
「色々と調べてみたけれど、なかなか参加したいサマーインターンが見つからない…」と悩むこともあるかもしれません。
焦る気持ちも分かりますが、まだ諦める必要はありません。
インターンシップの情報は多岐にわたり、自分一人で全てを網羅するのは難しいものです。
ここでは、もし参加したいサマーインターンが見つからなかった場合に試してほしい対処法をいくつかご紹介します。
これらの方法を実践することで、新たな情報源や思わぬ機会に出会える可能性があります。
OB訪問・OG訪問をしてみる
参加したいサマーインターンが見つからない時、OB訪問やOG訪問は非常に有効な手段となります。
実際に企業で働いている先輩社員から話を聞くことで、ウェブサイトやパンフレットだけでは分からないリアルな企業情報や業界の動向を知ることができます。
先輩社員は、過去にどのようなインターンシップに参加したのか、どのような企業がどのような目的でインターンを実施しているのか、といった具体的な情報を持っている可能性があります。
また、OB・OG訪問を通じて、企業の雰囲気や働き方を直接感じることができ、自分に合った企業選びのヒントを得られることもあります。
さらに、場合によっては、先輩が所属する部署での短期インターンシップや、企業の採用担当者を紹介してもらえるなど、思わぬチャンスに繋がる可能性もゼロではありません。
積極的にアポイントを取り、疑問や悩みをぶつけてみましょう。
大学のキャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターは、学生の就職活動を専門的にサポートする部署であり、サマーインターンシップに関する情報も豊富に保有しています。
企業によっては、大学のキャリアセンターに直接インターンシップの募集情報や説明会の案内を送付しているケースもあります。
そのため、一般の就活サイトには掲載されていない「大学推薦枠」や「非公開求人」といった形でインターンシップの募集が行われていることも少なくありません。
また、キャリアセンターの担当者は、過去の学生の就職活動データや企業との連携を通じて、個々の学生の希望や適性に合ったインターンシップを提案してくれることがあります。
エントリーシートの添削や面接対策など、選考に関する具体的なアドバイスももらえるため、一人で抱え込まずに積極的に相談してみることを強くおすすめします。
就活エージェントに相談する
就活エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが学生一人ひとりに寄り添い、就職活動全般をサポートしてくれるサービスです。
サマーインターンが見つからない場合でも、就活エージェントに相談することで、一般的な情報サイトには掲載されていない非公開のインターンシップ情報や、エージェント経由でしか応募できないインターンシップを紹介してもらえることがあります。
また、就活エージェントは、インターンシップの情報だけでなく、本選考に向けた企業選び、エントリーシートの書き方、面接対策、さらには早期選考に関する情報まで、就職活動全般をサポートしてくれます。
あなたの希望やスキル、将来のキャリアプランをヒアリングした上で、最適なインターンシップや企業を提案してくれるため、効率的に情報収集を進めることができます。
多くの就活エージェントは無料で利用できるため、積極的に活用を検討してみる価値は十分にあります。