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2020/12/05

社会貢献は就活の軸にできない?軸を決める際のポイント紹介

2020/12/05

企業の最大の目的は利益の追求であり、ほとんどの企業が事業を通じて社会のニーズに応えるなど社会に貢献する活動をしている以上、企業選びの基準として社会貢献を就活の軸にするのは難しいものがあります。
どうしても社会貢献を就活の軸にしたいなら、社会に役立つ製品の開発や販売などを通じて企業の業績にも貢献するという成果につながることをアピールするようにしましょう。

はじめに

企業では災害時のボランティアをはじめ、環境保護活動や障がい者福祉への貢献などに取り組むケースも増えています。

企業のCSRを打ち出し、社会的な信頼を得て、選ばれる企業になりたいという意図があります。

企業のCSRとして社会貢献をアピールする企業も増えている中、「社会貢献をしたい」という意志を就活の軸にできるのでしょうか。

企業選びの軸として「社会貢献」はありなのか見ていきましょう。

就活の軸とは?

就活を始めるにあたっては就活の軸を決めましょうとよく言われます。

就活の軸として「社会貢献」したいことを掲げることができるかを考えるにあたって、そもそも就活の軸とは何なのか、改めて確認しておきましょう。

就活の軸とは企業を選ぶ上での自分なりの基準のことです。

就活をする上では、興味ある業界や業種を絞り込んだり、やってみたい職種ややりたい仕事を検討します。

その上で、自分がやりたい仕事を実現するには、どの企業がいいかを選ばなくてはなりません。

自分が携わりたい仕事ができる企業は、複数存在しています。

大手企業をはじめ、中小企業やベンチャー企業なども含めれば数えきれないほどです。

その中から自分に合う企業、自分の理想を実現できる企業を選ぶための基準が、就活の軸なのです。

社会貢献は就活の軸にできない

学生時代に災害ボランティアに取り組んだり、障がい者福祉や高齢者支援や子育て支援などの活動に取り組んできたといった方は、企業選びの基準や職場環境として社会貢献に積極的な企業を選び、自分の学生時代の経験をアピールしたいと思うかもしれません。

ですが、社会貢献は就活の軸としてNGではないものの、適しているとは言えません。

その理由を確認していきましょう。

社会貢献が就活の軸に適していない理由

「社会貢献」の言葉のイメージはいいですし、企業としてもCSRとして社会貢献に取り組む企業が多いので、就活の軸にしてもいいように思えます。

ではなぜ、社会貢献が就活の軸に適していないのでしょうか。

その大きな理由は企業の本来の役割や目的を理解すれば分かります。

どのような点で、社会貢献が就活の軸に適していないのか、その理由を見ていきましょう。

社会貢献はどの企業にも当てはまる

企業の本来の目的は利益を最大化することですが、企業が消費者や取引先などにアピールする際には社会貢献を挙げるケースが多いです。

企業理念や代表メッセージなどを見ると、多くの企業で「〇〇を通じて社会の発展に貢献します。」とか、「人々の生活を豊かにするために貢献します。」などとアピールされています。

食品メーカーなら人々が生きるために不可欠な食の提供、自動車メーカーなら安全便利に移動できる手段の提供、ゲーム業界でも人々の生活を豊かにする娯楽の提供という社会貢献をしています。

さらに近年では資源リサイクルやプラスチックの使用廃止、省エネなどの活動を通じて、環境保護に取り組む企業が増えてきました。

つまり、社会貢献はほとんどの企業が行っているので、特定の企業の志望理由にしにくく、就活の軸としても企業選びがスムーズにできません。

企業の最大の目的は社会貢献ではない

企業の最大の目的は何だと思いますか。

大学の授業などでも習ったことがあると思いますが、株式会社など一般企業の目的は利益の最大化です。

つまり、企業のそもそもの目的は利益を出すことで、社会貢献ではありません。

提供する商品やサービス、技術などを通じて社会に役立つ事業を行ってはいますが、それはボランティア活動ではありません。

社会に役立つものを販売して利益を得るのが、何よりの目的です。

そのために同業他社と競い合い、技術開発や商品開発を行い、販促や営業を行っているのです。

社会貢献を就活の軸にしたいなら、慈善団体や海外ボランティア事業団、NPO法人などの非営利法人などに就職すればいいのではと思われかねません。

それでも社会貢献を就活の軸にしたいときは?

非営利団体や公益社団法人などではなく、民間企業に就職したい、それでも、社会貢献への思いは強いから、企業を選ぶ上で譲れない基準だという場合、どのようにすればいいでしょうか。

利益を追求する中でも、販売する商品やサービス、提供する仕事が社会貢献になるような企業に就職したいのだと思う時、どのように就活の軸を考え、志望動機でアピールしていけばいいか確認していきましょう。

社会貢献と会社の利益を結びつける

企業の目的が利益の追求にあり、ボランティア活動のような社会貢献ではない以上、社会貢献だけを前面に打ち出したのでは志望動機としてはアピール力が弱いです。

企業というのは自社の利益最大化、株主の利益最大化のために運営されているので、特定の企業の業績への貢献ではなく、社会全体への貢献をしたい人物を必要な人材と見てもらえません。

そのため、企業の利益に貢献する仕事が社会貢献にもつながっているといった基準で捉えることで、就活の軸にできる場合があります。

良い例

社会貢献を就活の軸にする際の、志望動機のいい例をご紹介します。

「機能付き飲料が最近話題になっているため、ストレスを軽減する働きをもつ飲料を開発し、人々の健康とストレスレスな生活に貢献したいと考えています。

私は社会から求められるニーズを敏感にキャッチし、人々のニーズに応えられるよう、新たな発想で機能付き飲料の開発に力を入れ、貴社の売上に貢献したいと思います。」

いかがでしょうか。

自分の仕事は社会貢献の一端となり、社会貢献という自分の仕事に対するモチベーションは保てます。

その仕事が同時に企業業績にも貢献できるのですから、お互いの利害が一致することになります。

企業の業績に貢献しながら、それが自分の希望である社会貢献にもつながっているという企業を選ぶ基準とすることが可能です。

悪い例

次に社会貢献を就活の軸とした場合の、悪い例を見ていきましょう。

「地球温暖化や森林資源の減少が問題となっている中、御社は植樹を積極的に行っていることを知り、その環境への配慮の姿勢に共感しました。

私は植樹活動に積極的に参加することで貴社に貢献していきたいです。」

もし、あなたが面接官であったなら、この学生を採用したいと思いますか。

企業の活動は社会に役立つ商品やサービスや技術を開発して、販売し、利益を上げ、事業活動を継続させていくことです。

植樹ボランティア活動に参加するのが目的で入社するなら、消費者として参加してくださいと言いたいところです。

「御社は自社は製造するエアコン製品がCO2を排出する分、植樹活動を通じて地球温暖化防止に取り組まれている姿勢が素晴らしいと感じました。

大学で学んだ専門知識と技術を生かし、より省エネできる製品の開発を通じて、御社の業績に貢献しながら、さらなる地球温暖化防止に役立っていきたいと考えております。」といった内容に改めましょう。

まとめ

就活の軸をどのようにするかを迷う方は多いことでしょう。

これから仕事をしていくにあたり、自分にとって何が大事かをよく考える時間をもつことが大切です。

社会貢献することが最大の希望なら、企業への就職ではなく、非営利団体などに目を向けるべきです。

一方、企業も無償のボランティアとは違っても、販売する商品やサービス、技術などを通じて社会に役立つ事業を担っています。

企業活動と自分のニーズをうまく融合させることができるのであれば、企業への業績貢献を通じた社会貢献を就活の軸に据えることは可能です。

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