業界分析

2019/9/02

業界研究で事業内容をチェック!電力会社の動向とサービス供給の流れ

2019/9/02

東日本大震災を機に自由化が始まった電力業界。電力業界を志望するなら、業界についてしっかりと理解しておくことが必須です。電力供給の基本から動向や事業内容を解説します。

 

生活に欠かせない電気業界を目指すなら基本から知ろう

生活になくてはならない電力。その供給をおこなう電力業界は、安定した企業として就活では人気のある業界です。

普段は使うだけで、電力がどのように供給されているかを理解している人は少ないでしょう。電力業界を目指すなら正しく理解することが必要です。

今回は、電力業界の主な事業や動向、電気供給の流れや主要電力会社の特徴を解説します。業界研究の一歩として確認しておきましょう。

 

 

電力業界の主な事業

電力業界では、 主に4つの事業をおこなっています。

・発電
・送電
・配電
・営業

発電は電力を生産する事業のこと。原子力や火力、水力などで電力を生産しています。

発電した電力を変電所へ送ることを送電といい、送電された電力を変電所からビルや住宅、工場などに送ることを配電といいます。

営業とは電力を販売し、サービスの提供をすること。

配電から営業までを経て、消費者が電力を使えるようになるのです。

 

 

近年は変化を見せている電力業界の動向

 

電力業界は長い間、地域独占で競争がありませんでした。安定している業界として、就職先としても人気の高い業界でした。

しかし、2011年の東日本大震災で福島第一原発事故が起きてから、自由競争による電力料金の引き下げや電力供給先の多様化が叫ばれるようになります。東京電力や関西電力といった大手企業以外も、電力販売に参入できるようにすべきという声が大きくなったのです。

その結果、2016年には電力小売が全面自由化されました。 総合商社や携帯電話会社など、さまざまな業種が小売電気事業者として参入しています。

 

 

電力業界を目指すなら!供給の流れを確認

 

電力業界を目指すなら、 電力供給の流れについても理解しておきましょう。

発電所で発電された電気は電圧が非常に高いため、そのままでは使うことができません。そのため、変電所で電圧を下げた上で、用途に応じて電圧の異なる電気が消費者の元へ届けられます。

発電所で作られた電気は、一次変電所へ送られます。
一次変電所に届く電気は電圧が高いため、多くの電力を必要とする大工場へと供給されます。

次に、一次変電所から二次変電所へと電力が送られます。
二次変電所から供給されるのは大工場や電車、ビルなどです。

二次変電所を通過した電力は配電用変電所へと送られます。
配電用変電所から供給されるのは、大型住宅団地や中規模工場です。

最後に、柱上変圧器へ電気が送られます。
柱上変圧器とは、電柱に取り付けられた変圧器のこと。
柱上変圧器を経た電気は、一般住宅や小規模工場に届けられます。

このように複数回の降圧を経て、一般の消費者の元へと供給されます。

 

 

主要電力会社の特徴1:東京電力ホールディングス

ここからは、主要電力会社の特徴を解説していきます。
まずは、東京電力ホールディングスの特徴を見ていきましょう。

東京電力ホールディングスは、業界最大手の電力会社です。
創業は1951年で、2016年4月からホールディングカンパニー制に移行し、事業部門を分社化しています。

東日本大震災の福島第一原発事故がきっかけで経営が悪化したものの、国内の販売電力量の約3分の1を担う業界最大手企業であることは変わりません。

 

 

主要電力会社の特徴2:関西電力

 

関西電力は、東京電力に次ぐ業界2位の電力会社です。
近畿地方2府4県と福井県、三重県、岐阜県の一部に電気を供給しています。
創業は東京電力と同じく1951年。

原子力発電の割合が高く、原子力発電所を9基保有しています。
保有数も東京電力に次いで多いです。

関西電力は海外事業にも力を入れています。
電気事業の経験や技術力を活かして、発展途上国に対し大規模な発電事業やコンサルティング事業をおこなっています。

 

 

主要電力会社の特徴3:中部電力

 

中部電力は中部地域に電力を供給している企業です。
創業は他の電力会社と同じく1951年で、本社を名古屋に構えています。

電力自由化に伴い、東京電力と業務提携をしています。

原子力発電所は、浜岡原発にある3基を保有。
しかし、浜岡原発は東日本大震災をきっかけに稼働停止しています。

また、小企業に対して、オンラインセミナーや広告作成などのサポートをするサービスをおこなっています。
電力事業以外のサービスにも携われる企業です。

 

 

主要電力会社の特徴4:東北電力

 

東北電力は、東北地方と新潟県に電力供給している企業です。

原子力の保有数は、宮城県と青森県に合計4基。
2011年の東日本大震災の影響を強く受けました。
2013年に火力発電の復旧は完了した一方で、原子力発電所の再稼働の見通しは立っていない状況です。

東北電力の発電は石炭とガスが全体の7割を占めています。
さらに、液化天然ガスによる発電促進を進めるなど、環境問題に対する対応にも積極的です。

 

 

主要電力会社の特徴5:中国電力

中国電力は、中国地方と周辺地域に電力供給している企業です。

石炭による火力発電の割合が高く、原子力発電の割合は低い運営をしています。原子力発電所を保有していないわけではなく、島根原発2号機の再稼働と、完成間近の3号機の早期の稼働開始を目標としています。

電気卸売業者のJ-POWERと共同で、石炭ガス化技術の開発を進めています。 今後重視されるであろう再生可能エネルギーにいち早く着手するなど、積極的な改変をおこなう企業です。

 

 

電力自由化でも強い電力会社

電力自由化で、民間企業でも電力事業に参入できるようになりました。それでもまだ安定した営業をおこなう主要電力会社。

電力は国民の生活に欠かせないものです。電気が供給されるまでの流れをしっかりと理解し、どうして電力業界に関わっていきたいのかを明確にしておきましょう。

内定を得るためには、企業分析と自己分析の徹底は必須です。しっかりと準備しておきましょう。

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