九州大学の理系ってどんなところ?主な就職先や各学部の特徴を徹底解説!

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はじめに

理系の方、理系を目指す方の場合、大学受験で学部や学科を専攻するにあたり、将来やりたい仕事や就職したい企業なども見据えておかなくてはなりません。

理系では専門的な知識を学び、技術なども習得するため、将来の仕事に大きく関わることになります。

そこで、九州大学の理系ってどんなところなのか、主な就職先や各学部の特徴を徹底解説していきます。

九州大学の理系にはどんな学部がある?

九州大学の理系にはどんな学部があるかというと、大きく6つに別れ、理学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部、農学部があります。

医療系として医学部、歯学部、薬学部があるので、医師や歯科医師、薬剤師の国家資格取得をはじめ、将来医療人や研究者として活躍したい学生にも人気です。

理学部、工学部でもそれぞれの専門分野が学べ、大学院へ進学して、さらに高度な研究や技術の習得をする方が少なくありません。

農学部でも、最新の技術による研究開発ができます。

理学部

九州大学の理学部は、それぞれの学問について基礎的な知識を学び、それらを応用し、新たな知識を発見するための研究が行われており、数学科・物理学科・化学科・生物学科・地球惑星学科があります。

理学部では75%以上が大学院理学府の修士課程に進学し、大学院生は2割程度が博士後期課程で研究者を目指し、残りの8割は企業などに就職しています。

九州大学理学部は、最先端の研究に取り組むだけでなく、論理的思考力に優れ、社会をリードする人材の育成が目的です。

国際的に活躍するリーダー養成のための国際理学コース、理学部独自のオレゴン州立大学短期留学プログラム、サイエンス英会話トレーニング講座などもあり、グローバル人材の育成も図られています。

医学部

九州大学の医学部には医学科、生命科学科、保健学科が設置されています。

医学部では医師や研究者の育成、医学部生命科学科ではヒトやさまざまなモデル動物を対象とした次世代の生命医科学研究と医学教育を担う人材育成、保健学科では看護師、保健師、助産師、診療放射線技師、臨床検査技師の国家試験受験資格の取得が可能です。

医学・医療・保険衛生学に必要な技能・知識を養うだけでなく、医の倫理に徹し、旺盛な探求心を持つ、次世代の人材の育成を目指す学部です。

分野間のより密な連携によって共同研究が推進されており、学外との連携も行い、世界トップレベルの研究が推進されています。

基礎臨床を問わず、積極的に支援する体制を構築し、充実した指導者のもとで、未来の医療・医学を担う人材の育成に取り組んでいます。

歯学部

九州大学の歯学部は飛躍的に進化する先端的歯科医療に対応できる高度な技術と知識を持つ歯科医師となるための教育が行われています。

「グローバル」・「情報発信」・「歯学」・「未来」をキーワードに、先人たちが築いてきた歴史と叡智を継承し、未来に向けて躍進し、世界をリードして牽引できる人材の育成を目指し、最先端の歯学・歯科医療の研究・開発とその臨床応用に取り組める学部です。

口腔機能(Oral health)・脳機能(Brain health)・全身の健康(Total health)を包括的かつ重点的に研究するOBT研究センターや、歯学発生再生(Dent-craniofacial Development and Regeneration:DDR)研究センターを設置し、口腔を拠点と下再生医学研究拠点の形成が目指されています。

薬学部

九州大学の薬学部には4年制の創薬科学科と6年制の臨床薬学科が設けられ、創薬研究や医療薬学の将来を担う人材の育成を目指しています。

創薬科学科には国際コースも登場しました。

2年次以降は、医療系学部が同一キャンパス内に位置する病院キャンパスにおいて、チーム医療や創薬の連携研究が実践できる環境も整備されています。

独自の人と地球に優しい「グリーンファルマ研究」を推進するための創薬拠点の形成にも取り組むなど、独自性が高い薬学部です。

テニスやソフトボール大会などのスポーツイベントも盛んで、いかなる社会環境にも適応できる強靭な精神力を培うことも同時にできる学部です。

工学部

九州大学の工学部はこれまで6学科でしたが、2021年に12学科へと改組されました。

それぞれの分野で、その分野の知識・技術を利用して社会のニーズに応え、社会の発展に貢献する人材が育成することが目指されます。

工学部に在籍する約800名の8割以上の学生が大学院に進学し、より高いレベルの学問と研究に取り組んでいます。

このため、学部と大学院修士課程を連携させた6年一貫型カリキュラムに変更されました。

九州大学の海外拠点における工学部生・工学府生向けの学生派遣・研修プログラムやオンライン海外研修プログラムなども実施され、グローバルな研究者の育成が目指されています。

工学部の伊都キャンパスは、世界最先端の設備を完備した日本で最大規模のキャンパスであり、世界に誇れる教育・研究が行われているのです。

農学部

九州大学の農学部には生物資源生産科学・応用生物科学・地球森林科学・動物生産科学の4コースが設置されています。

食糧問題と環境問題の克服という、農学の使命を達成する人材の育成を目的とした学部です。

資源生物学、環境農学、農業資源経済学、生命機能科学、生物産業創成に関する高い専門性を有し、課題探求・解決能力および戦略的企画能力が備わった研究者の養成が目指されています。

専門性と論理性、柔軟な思考力を有するバランス感覚に優れた高度専門職業人の育成が農学部の目標です。

博士後期課程においては、高度な専門性と国際性を持ち、人間性と創造性が豊かな研究者を養成しており、次世代の生物資源環境科学を開拓して指導的役割を果たす大学教員などの養成に取り組んでいます。

九州大学の良いところ

九州大学の良いところは「キャンパスがきれい」なこと、「キャンパスの設備が充実している」こと、「図書館などの自習スペースがたくさんある」ことです。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

キャンパスがきれい

九州大学の良いところは、キャンパスがきれいなことです。

大規模なキャンパス移転計画が完了し、全体的に施設が新しくきれいで、理系の研究に欠かせない最新の設備や高度な環境が整備されました。

また、キャンパスの拡大移転により、多くの学部が1ヶ所に集まったことにより、卒業まで通い慣れたキャンパスで過ごすことができ、キャンパス移動による時間ロスもありません。

研究に忙しく時間が割かれる中で、移動時間のロスがないのもメリットです。

理系の他学部や他学科との連携や共同研究などもしやすく、豊かな知識を得ながら、互いに研鑽できる環境が整っています。

キャンパスの設備が充実している

九州大学の良いところは、キャンパスの設備が充実していることです。

拡大移転の完了により、新たなキャンパスが整備されたこともあり、学習や研究に関わる最新で高度な設備の整備にとどまらず、学生生活を謳歌するための設備や環境が整っています。

日本トップクラスの敷地面積を誇っており、それぞれの学部などや2つの体育館、食堂、グラウンド、プール、テニスコートといった施設が数多く揃っています。

また、SALCという施設では、外国人留学生とコミュニケーションを取りながら、英語や韓国語、中国語などの外国語の勉強ができるのも良いところです。

九州大学の理系学部では、グローバルな理系人材の育成に取り組んでおり、海外交流も推進されています。

図書館などの自習スペースがたくさんある

九州大学の良いところは、図書館などの自習スペースがたくさんあることです。

理系の場合、授業の予習、復習や課題の提出、実験ごとのレポート作成や研究論文の作成などのため、日々、多くの時間を自主学習や研究の時間に充てなければなりません。

そのための快適で専門性の高い環境として、キャンパス内には中央図書館と理系図書館と呼ばれる2つの図書館が用意されています。

国内有数の蔵書量を誇るだけでなく、グループディスカッションができるスペースや1人で研究に没頭できる自習用スペースがあるなど、勉強をするための環境も整っているのも九州大学の良いところです。

九州大学理系の主な就職先

九州大学理系の主な就職先はどんな業界でしょうか。

九州大学理系では大学院進学者も多いですが、博士課程修了後には大手企業への就職者も多いです。

九州大学理系の主な就職先である自動車業界、官公庁、薬品・化粧品業界について見ていきましょう。

自動車業界

九州大学理系の主な就職先の1つが自動車業界で、トヨタ自動車、日産自動車などに多くの卒業生が就職しています。

理学部で物理学を学んでいた場合や工学部で機械系の学習をしていた学生は、自動車の生産にその専門知識を活かすことができます。

そのため、技術的な職種として就職しやすいです。

中でも九州大学理学部や工学部の学生の多くが大手企業に就職しており、高度な技術者として社会で活躍しています。

企業が理学部や工学部の学生を求めているのは、自ら考える力に期待しているためです。

専門知識や技術力はもとより、企業に求められる自ら考える力を育成し、就職後に自動車業界で開発や設計、さらなる安全で高品質な車の製造に関わっていきたいものです。

官公庁

九州大学理系の主な就職先として、目立つのが官公庁で、農林水産省、国土交通省などへ就職する学生が多いです。

工学部で地質・地熱・エネルギー資源などに関する資源工学を学んでいた学生や土木工学を通して安全・安心な国土整備などを学んだ学生が公務員として官公庁に勤めることも少なくありません。

また、農学部では農業に直接携わる人材だけでなく、国の農業を牽引していくための農業技術や近年の環境変動を見据えた農業の発展に取り組める、高度でグローバルな人材を育成しているため、農林水産省や林野庁などに就職して、国の農業や林業を背負って立つ人が少なくありません。

薬品・化粧品業界

九州大学理系の主な就職先として、薬品・化粧品業界も多く、武田薬品工業、大日本住友製薬、塩野義製薬、共和キリン、日本調剤、富士フィルム和光製薬などに就職しています。

薬学部で医薬品に関する豊富な知識を得た学生が、研究職や薬剤師として就職することが多いです。

医学部の学生の就職も目立ちます。

化粧品会社は、薬学部のほか、理学部の化学科や工学部、農学部で成分や植物などの研究に携わってきた方にも人気があります。

理系で学んだ知識と技術、資格を活かし、創薬やサプリメント、化粧品開発や品質管理の現場や臨床現場で活躍できるのが魅力の業界です。

まとめ

九州大学の理系にはどんな学部があるかというと、大きく6つに分けられ、理学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部、農学部と充実しているのが魅力です。

九州大学の良いところは最新鋭の大規模キャンパスに拡大移転したばかりであり、キャンパスがきれいで、キャンパスの設備が充実していること、図書などの自習スペースがたくさんある点が挙げられます。

九州大学理系の主な就職先としては学部にもよりますが、自動車業界、官公庁、薬品・化粧品業界が人気です。

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