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2020/12/11

【内定と内々定の違いは?】内定と内々定に違いはある?もらったことで安心しないで!

2020/12/11

就活でよく耳にする言葉として、内定と内々定があります。
それぞれは企業が選考から内定者を学生から選んで、学生に採用する旨を通知し、学生も合意するという点では同じです。
ただし、内定と内々定は決定的に大きな違いがあり、労働契約が成立しているかどうか、法的拘束力があるかどうかと言う点で異なります。
内々定はあくまでも10月1日以降に内定を出す予定だという口約束のため、法的な拘束力がなく、労働契約が成立しているわけではありません。
一方で内定は互いが正式な書面でお互いが契約を取り交わし、合意することによって法的拘束力が発生し、労働契約が完全に成立します。

【内定と内々定の違いは?】はじめに

就活で使う用語はいくつかありますが、内定と内々定と言う言葉をよく耳にすることと思います。

何となく意味は分かるものの、それぞれ同じような言葉や意味を持つために、いまいち違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。

就活を進めていくにあたって、互いが同じものだと捉えていると、せっかくゴールに近づいた就活にも大きな悪影響が生じる可能性もあります。

今回は内々定と内々定の違いについて、また取り消しの可能性の有無などについて詳しくご紹介していきます。

【内定と内々定の違いは?】内定とは

内定とは、学生が企業から採用通知と呼ばれる書面受け取った上で、学生が入社承諾書を企業へ提出することで相互が入社に関する合意を認め合うことで、労働契約が成立した状態のことを指しています。

学生は求人内容を基に応募をして筆記試験や面接などの選考を進めていく中で、企業が採用する人員を決めていきます。

そして内定を決定した後に学生へ採用すると約束し、学生も入社する意思を伝えることによって初めて、互いの合意の下に契約が成立という流れになります。

就職活動においては、後に説明する始期付解約権留保付労働契約が成立している状態になります。

内定を行うのは、内定者と企業がお互いに内容の確認を行ったり、学生の皆さんが入社するまでの間、社会人となる心の準備を整える期間を与えるためと考えられています。

【内定と内々定の違いは?】内々定とは

一方で内々定は、内定よりのさらに前の段階となる、企業が内定を決定した学生に対して雇用を約束するというものです。

経団連において、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降と取り決めされていることから、国内のほとんどの企業では10月に内定式が行われるようになっています。

内々定は、あくまで10月に内定を出すという旨を企業から学生の皆さんへ口約束をするイメージです。

ではなぜ特に書面で約束が交わされることはなく、内々定と言う形を先に取るかというと、既述の経団連による採用選考の指針が関連しており、通常多くの企業では採用が決定する6月から9月末の段階で、既に採用者を決定しているケースがほとんどです。

そのため、9月末までに採用を学生へ通知する際は、内定という形式は10月1日までとることができない決まりになっているため、内々定と言う形で約束をしておくことで内定者の確保を行っています。

 

【内定と内々定の違いは?】内定と内々定の違いは?

ここまでの間にきっと内定と内々定について、何となく概要がつかめたのではないかと思います。

では、内定と内々定との違いは一体どのような点にあるのでしょうか。

企業側で採用予定を決定しているという点では、内定も内々定も同じ状況です。

それを学生に通知しているのも同じと言えるでしょう。

しかし、細かく見ているとその違いにもおそらく気づいたはずです。

ここでそれぞれの違いについて、より分かりやすくご紹介していきます。

労働契約が発生しているかどうか

まず、内定と内々定それぞれの決定的な違いは、労働契約が成立しているか否かと言う点が挙げられます。

労働契約が成立していることで法的な拘束力が発生することになります。

内々定はあくまで「10月1日よりあなたを内定することを予定していますよ」と言う旨を言葉で通知するだけのものです。

つまり法的に言えば内定の予定なので、労働契約には当たらないと考えられます。

つまり、内々定は、学生も企業もそれぞれが何らかの理由があれば、いつでも内々定を取り消しすることが可能な状況になります。

ところが、一方で内定の場合は前述の始期付解約権留保付労働契約という状況に当たり、労働契約が完全に成立している状態です。

これが内定と内々定の大きな違いです。

法的拘束力の有無

内々定は、内定を出せない時期なので予定と言う意味での約束になるために、法的拘束力はまったくありません。

内定によって労働契約が成立することで法的拘束力が生じ、始期付解約権留保付労働契約があることを既にご紹介しています。

これは「採用通知」を企業から受けて「入社承諾書」を提出することで法的な効力が認められるようになります。

そのため、内定は正当な理由がない限りは、内定の取り消しが認められないということになっています。

さらに、企業が正当な理由もなく採用を取り消しした場合、賠償責任が発生するリスクが高くなるとも言われています。

もちろん内々定の場合は、採用を取り消ししても特に賠償責任が発生することはありませんので、学生にとってはまだまだ安心と言える状態ではないということになります。

【内定と内々定の違いは?】内定・内々定に安心してはいけない

第一志望企業からの内定や内々定を企業側から頂いたからと言って、ほとんどの学生がこれで就活が終わったと感じる方もいらっしゃるでしょう。

つい内定をもらったと、うっかり友人に話してしまう方もいるのではないでしょうか。

しかし、内定や内々定を受けたからと言って決して気を緩めたり、安心していてはいけません。

特に内々定の場合は、取り消しされてしまう事例が非常に多くあります。

さすがに企業側の一方的な事情や私情などによって、取り消されるということはほぼありません。

ただしそれでも取り消されるというのは、どのようなケースが挙げられるのでしょうか。

取り消されることもある

もちろんその理由は、あまりにも企業側の身勝手な理由で採用を取り消されることはなく、それこそ一方的な取り消しこそ企業イメージが下がることにもつながるのでほとんどの確率でないので心配することはありません。

しかし、やむを得ない理由であれば、内々定の場合、取り消される可能性が非常に高くなります。

では、どのような場合に取り消されることがあるのでしょうか。

まず、卒業に必要な単位が取れなかった場合は、単位不足によって大学自体を卒業することができないので、取り消しになってしまいます。

また、履歴書や資格などを詐称していたり、重大なる違法行為が企業へ見つかってしまった場合、さらに妊娠や重大な病気を患って健康を著しく損なってしまった場合、書類の期限が過ぎたり、提出を促されても未提出のままだった場合は、取り消しになるケースが非常に高くなります。

いずれも日頃から気をつけていれば防ぐことができる事項ばかりです。

自らの行動を振り返り、内定を頂くまでは緊張感を持った行動をとりましょう。

また、企業側発信の取り消し理由として、企業の経営悪化や不振によってコストカットが必要となり、新卒採用を見送らなければならなくなるケースもあります。

【内定と内々定の違いは?】まとめ

内定と内々定は、企業と学生が採用を通知し、約束する点では同じようなものですが、それぞれに大きな違いがあることをご理解いただけたと思います。

また、法的拘束力がない内々定は学生側から辞退することができるのはもちろんですが、企業からも正当な理由を基にして採用を取り消しされるケースもありますので、卒業まではあくまで社会人になるための準備期間として、常に緊張感を持って過ごすようにしましょう。

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