HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「感染予防がしたい」「咳やくしゃみが止まらない」、そんな様々な理由でマスクをして面接へ行きたい方もいるかもしれません。
しかし、マスクをしたまま面接に行ってもよいのでしょうか?今回は面接時のマスクのマナーについてご紹介します。
マスクは就活生にとって必須アイテム
就活生にとって健康管理は基本です。
菌やウイルスから身を守るため、外出時には日常的にマスクをしている就活生が多くいます。
また、どれほど注意を払っていても体調不良になることはあり、人に病気を移さないようマスクを着用することもあるでしょう。
花粉症などのアレルギーを持っている人の場合、症状がひどい日にはこれ以上症状を悪化させないため、あるいは周囲の方に迷惑にならないようマスクをつけています。
就活生の健康管理にとってマスクは必須アイテムです。
就活生がマスクつける際の注意点
就活生がマスクをつける際には、いくつかの注意点があります。
①清潔なマスクをつける
せっかくマスクを着用しても、マスク自体が汚れていては意味がありません。
同じマスクを1日以上使用したり、不潔になる場所に置いたりしないよう注意しましょう。
②自分に合ったマスクをつける
マスクのサイズや形状が合っていないと隙間ができてしまい、菌やウイルス、あるいは花粉などが入ってきてしまいます。
また咳やくしゃみをした際、飛沫が漏れ出てしまうのです。
マスクのサイズや形状は自分に合うものを選びましょう。
③TPOに合わせてマスクを外す
マスクは健康管理や周囲への気遣いに必要なアイテムですが、時と場合によっては相手に失礼にあたる場合や、不信に思われることがあります。
TPOを考え、マスクの着脱をしましょう。
面接時のマスク着用はマナー違反?
面接中は、マスクを着用しないことが大前提ですが、なぜ面接中のマスクの着用がダメなのでしょうか。
①顔を見せずに面接を受けるのは失礼にあたる
面接は企業と就活生が互いをよく知り、共に働いていけるかを真剣に判断する場です。
その場で顔を見せないことは失礼にあたります。
「基本的なマナーが備わっていない」と判断されてしまうでしょう。
②自己アピールで損をする
面接において表情も自己アピールするための重要な武器です。
マスクをすることで目以外の表情が隠されてしまうと、意気込みや好意を相手に伝える力が半減してしまう可能性があります。
③相手がこちらの声を聴きとりづらい
面接では直接向き合って質疑応答をすることで、その人の考えや思い、資質を見極めています。
マスクをすることで口元が見えなかったり、声がくぐもってしまったりすると、伝えたいことが伝わらない可能性があるのです。
また面接する人にとっても、何度も聞き返さなければならない状況はストレスとなるため、就活生にとってはマイナスとなります。
これらの理由から、就活生が面接時にマスクを着用することは避けるべきです。
体調にはどうにもならないこともあります。
マスクができない間、咳やくしゃみを抑えられるように薬を飲み、ハンカチをポケットに入れておくとよいでしょう。
会社説明会でもマスクはNG?
面接でのマスクは避けるべきですが、会社説明会の場合もマスクは外した方がよいのでしょうか。
結論は、マスクはしない方がよいです。
まず、初対面でマスクをするのは基本的なマナー違反です。
また、会社説明会は社員の方が対応しています。
顔が隠れていると印象に残りづらく、就活生としてはマイナスになるかもしれません。
会社説明会であってもマスクは外しておいた方がよいでしょう。
しかし、どうしても周囲に迷惑を掛けることが不安な人は、受付で一言断ってからマスクを着用することで、少しは悪い印象を和らげられるかもしれません。
合同説明会の後に個人の対面で話す機会が出てきた際は、マスクを外すようにしましょう。
どうしてもマスクの着用が必要な場合は? 面接前の対処法
面接へはマスクをしないで行くというのが大前提ですが、どうしてもマスクを着用しないといけない状態に陥った場合には、どのように対処すればよいのでしょうか。
面接の日、マスクなしでは過ごせないほど症状がひどい場合には、面接の日を変更してもらいましょう。
そのような重症な状態で相手に会うことは失礼です。
さらに体調が万全ではない状態で面接を受けても、よい結果が得られない可能性があります。
電話をかけて丁寧に事情を説明し、さらにその後、お詫びメールと面接日変更の謝辞を伝えましょう。
また実際の面接でも、日程変更についてお詫びとお礼を直接伝えることが大切です。
しかし中には遠方から宿泊で面接に来ていて、日程変更がどうしても難しい場合があるかもしれません。
またアレルギーの場合は、日程を変えたからといって症状がおさまるとは限らないものです。
その日にどうしても面接を受けなければならない事情があるひとは、対策をする必要があります。
症状への対処は早めにとる
面接中だけでもマスクを外せるように、事前に症状を緩和させる薬を服用しておきます。
可能であれば病院へ行き医師に事情を伝え、自分に合った薬を処方してもらいましょう。
できれば少しでも体調不良を感じた時点でスケジュールを減らし、安静に過ごすなどの対策を取ってください。
花粉症の方はなるべくアレルゲンに触れないよう屋外への外出を控え、家に持ち込まないなどできる限りの対策を行うことが大切です。
マスク着用の許可を面接官にとっておく
当日にどうしてもマスクを着けざるを得ない時は、事前に電話などでマスクをつけていく許可を取ります。
行く途中で症状が悪化した場合は、受付であらかじめ伝えておきましょう。
さらに許可がとれた場合でも、事前の連絡がすべての社員に伝わっているとは限りません。
受付や面接に入った際など、会った相手ひとり一人に事情を話し、お詫びの言葉を忘れないことも大切です。
また誤ってばかりいるとネガティブな印象になりやすいので、しっかり謝ると同時に、感謝の言葉もつけくわえることでネガティブな印象を低減できるでしょう。
マスクは上手に利用して就活を乗り切ろう
マスクは就活生を守る大切なアイテムです。
人の多い場所へ行く際は、マスクをして体調管理に気をつけましょう。
また花粉症の方は、花粉が飛散するより前からマスクをすることが大切だといわれています。
しかし面接や会社説明会では、マスクで顔を隠していると印象的にマイナスになってしまいます。
日常生活ではマスクを着用し、面接や会社説明会では、建物に入る少し手前でマスクを外すようにしましょう。
体の不調を感じたときは、早めに体調を整える対策をとることが肝要です。
無理をしないで休む。
食事をしっかり取る。
医師に相談するなど、悪化するまえに防ぐ対応を行ってください。
季節を問わず寒暖差が大きくなってきています。
体調管理には十分に気をつけて、マスクを上手に活用しながら就活を乗り切りましょう。