HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「就活に有利」と聞いて参加したインターン。
それだけで満足していませんか? 今回の記事では、インターン参加時に得られた経験をその後に活かす方法を紹介します。
自己分析、企業理解、本選考を有利に進める裏ワザなど、余すことなくお伝えします。
インターンはそれで終わりではない
前提として、「インターン」は、企業主催の2日~10日程度で開催される短期・中期インターンをイメージしてください。
さて、皆さんはインターンが終わった後のことまでイメージできますか?今必死に選考対策をしているそのインターン、参加することがゴールではありませんよね。
まずは、インターンに参加する目的を持つことが大切です。
そもそもなぜインターンに参加するのかが曖昧な方はこの記事を読んでみてください。
【結論】就活生がインターンに参加する意味なんてあるの? 企業がインターンを開催する意図として、優秀な学生の囲い込み・見極め、企業の社風を体感してもらうことがあります。
つまり企業は、最終的に採用したい優秀な学生と出会うことと、そうした学生が自社に合っているかを確認する狙いがあります。
そのために企業はインターン後に、それらに当てはまると感じた学生に積極的にコンタクトを取っていくことになります。
裏を返せば、学生がインターン後にやるべきことは、自分が優秀であるアピールができたか、その企業との相性が良いか確認することであると考えられますね。
次にインターン参加後、内定へつなげていく動きについて解説します。
本選考直結パターンと裏で優遇されるパターンに分けて解説していきます。
本選考直結パターン
インターンの成果がそのまま本選考に直結しているパターンがあります。
インターンが本選考に直結する形式は、外資系の銀行や外資系の戦略コンサルでよく見られます。
中には、インターンに参加しないと本採用の選考が受けられない企業もあります。
本選考に直結するインターンでは、インターン中に優秀であると思われなかったり、その企業とは合っていないと判断されてしまうと、本選考に進むことができないことが起こりうるわけです。
インターンが本選考の一部と化している形式ですが、これはミスマッチを防ぐこととできるだけ効率的に優秀な学生を採用するという観点から見ると、合理的であると思われます。
インターンは参加できるだけで満足するのではなく、成果まで出して人事の方や現場の社員に評価してもらえるように貢献することを意識していきましょう。
裏で優遇パターン
企業によっては、インターンは選考には一切関係ありません、と明記している企業もよくみられます。
それが嘘か本当かどうかはわかりませんが、企業がお金をかけて開催しているインターンで、優秀な学生と出会うことをそこまでないがしろにするとは考えにくいです。
つまり、インターンに参加していない人も採用基準としてはフラットに見る、でももちろんインターンで優秀とわかったら優遇するというスタンスであると思われます。
優遇といっても、それは企業によってさまざまです。
エントリーシートやグループディスカッションが免除になることもあれば、3次面接からスタートになることや役員面接から本選考開始なんてこともあるようです。
なんとしてでもこの学生にはうちの会社に合っているから来て欲しいという願望の現れでしょう。
優遇の流れの例としては、インターンの最後には特に優遇についての全体連絡はなくて、インターン後に個別で電話やメールが届き、カフェでお茶をしながら就活の近況報告会をしよう、などから始まることがあります。
よって、インターンは選考には一切関係ありません、という言葉を鵜呑みにしすぎず、裏で本選考に向けて評価されているかもしれないということを肝に命じてインターンで成果を出すように励んでいただければと思います。
選考自体に関係なくてもインターンをフル活用するために
本選考でみられているのは、優秀さと自社とのマッチ度です。
優秀さとは、「その学生が入社して活躍してくれるのか。
」「自社とのマッチ度は、理念に深く共感しているか。
」「その会社の社風に合っているか。
」を指します。
つまり、インターンを終えた後に学生が自分のためにできることは、以下のようになります。
・優秀さの観点 ビジネスの場で自分は何ができていて、何ができてないかを知ることです。
・大学の入学当時から積極的に人に話しかけることが得意で、今回も事業の課題をヒアリングするときに人見知りせずに話しかけて質問することができた。
・就活前に勉強していた思考のフレームワークは確かに役に立ったが、実際のビジネスの現場で使うとなると難しかった。
などがあげられます。
把握することで終わるのではなく、それらを伸ばしたり克服したりできるように、他のインターンにも参加する、本を読んでみる、苦手なことを日々意識的にしてみるなど行動に移していきましょう。
・マッチ度の観点 【志望度】 インターンが終わった後も企業を強く志望していることをアピールするために、人事や現場の社員に積極的にコンタクトを取ってご飯に行ったりOB訪問したりしてみましょう。
また、 自分と企業の社風や考え方のマッチ度も確認すると良いでしょう。
【人柄】 また、一緒に働く人とのマッチ度も重要です。
インターンに参加して感じた企業で働く人の傾向を言語化してみましょう。
インターンで連絡先を交換した人事の方や現場の社員の方に積極的にコンタクトを取って改めて話をしてみるのもおすすめです。
そして、 インターンに参加した経験はその企業への本選考対策だけでなく、そもそも就活をしていく中での自己分析を深めるチャンスでもあります。
インターン参加前はエントリーシートや面接で話すために自分の軸を説明したりしていたと思いますが、インターンで現場の社員からのフィードバックを受けたり、優秀な同世代と一緒にワークをする中で新たな自分の一面を発見するかもしれません。
逆に、それに気づけていないと、本選考でのミスマッチが起きてしまう危険性があります。
本選考に進む前に今一度インターンの振り返りと自己分析を行なってみてください。
まとめ
いかがでしたか? インターンは参加することがゴールではありません。
インターンの開催目的、インターンは本選考にどのようにつながるかを確認して、参加後には自己分析を深めながら、企業で出会った人とやりとりをして確かめてゆくのがオススメです。
インターンで得られた経験を有意義に活用して内定獲得に近づいていきましょう。