HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
グループディスカッションでは良質なアウトプットをするために心がけておくことがいくつかあります。
それを知っていれば、チームのためになる建設的な議論ができるようになるでしょう。
本記事で紹介する「グループディスカッションで重要な5つの心構え」をぜひ参考にしてください。
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グループディスカッションとは?
就活の選考でつまずく人が多いのが、グループディスカッション。
初対面の人と議論・発表する形式に苦手意識を感じる人が多いです。
グループディスカッションは 主に 4人〜8人で、一つのテーマに沿って結論を出していく流れとなっています。
テーマに関しても「抽象テーマ型」「討論型」「課題解決型」「売上UP型」「新規事業型」と、企業によって様々です。
いざ就職活動を始めると、自己分析や企業・業界分析、ES添削、面接練習などやらなくてはいけないことがたくさん出てきますよね。
グループディスカッションは、 約80%以上の就活生が「参加したことがある」と答えるほど、一般的な選考方法として用いられています。
今回はグループディスカッションの評価ポイントと、評価されるための心構えについて解説します。
この記事を読み終える頃には、自信を持ってグループディスカッションに臨むことができるでしょう。
グループディスカッションの3つの評価ポイント
グループディスカッションでは、3つのポイントに分けて評価されます。
トークメイク(雰囲気づくり)
フレームメイク(議論の流れづくり)
議論への積極性
トークメイク(雰囲気づくり)
グループ内で良い意見を出すためには、雰囲気や関係性が重要になります。
関係性を良くするために議論が始まる前までに自己紹介をして話しておくと議論がしやすくなります。
こうした協調性は社会においても必要とされるため、今から意識しておくようにしましょう。
フレームメイク(議論の流れづくり)
闇雲に議論を進めても、1つの答えを出すことは難しいです。
時間を意識した議論の道筋を示すことや円滑に議論を進めるためのフレームワークの知識を知っておくといい議論ができます。
ディスカッションへの積極性
議論に参加していなければ、そもそも評価ができません。
ただ、闇雲に発言しても意味はありません。
議論についていくことができず、何を発言したらいいか分からない方は、自分がどこを理解できていないか示すだけでも大丈夫です。
グループディスカッションでの重要な5つの心構え
前提条件(初めに決める定義)を頭に入れておく
グループディスカッションは本格的な議論を始める前にお題(テーマ)の定義付けをします。
基本的に全員で一度定義付けをしたら最後までその定義に沿って議論をしますが、 様々な意見が出ると議論が拡散してしまい収拾がつかないことが往々にして起こります。
そして制限時間内に良いアウトプットができなくなります。
そのときに定義付けに立ち戻って議論の道を正すことが大切なポイントです。
結論から話す
最初に結論から話すことはグループディスカッションにおいて必ず心がけておかなければなりません。
結論から発言せずに長々と理論を話してしまうと、周りの人は意見を理解しにくいです。
一行で簡潔に結論を述べてから、「その理由は~です」と付け足すと聞き手であるグループのメンバーも聞きよいでしょう。
制限時間の意識を持つ
グループディスカッションは 限られた時間の中で、最良のアウトプットを出す選考です。
そのため時間の意識は必須です。
ありがちなミスとしてプレゼンの確認もしくは練習の時間を計画に入れておらず、あたふたした発表になるチームがあります。
注意して計画的にディスカッションを進めましょう。
感情的にならない
議論が白熱してくると、意見の対立が起こることがあります。
対立自体は悪くないのですが、感情的な振る舞い(威圧的な声など)をすることは減点対象になるだけでなく場の雰囲気も見出し、チームの良質なアウトプットを阻害します。
チームで建設的な議論をするために、 自分の意見が通らなくとも冷静に対応しましょう。
チーム意識を持つ
度々述べていますが、グループディスカッションは限られた時間で チームで最良の結果を出す選考です。
そのため、企業ごとに評価基準は異なりますが一定の協調性を求められる傾向にあります。
発言回数が少ない人がいれば「○○さん何か意見がありますか?」など声をかけてあげることも協調性を示すことに繋がるので意識してみましょう。
グループディスカッションの評価方法
グループディスカッションでは、先ほど述べた評価ポイント(グループでの行動)に基づいて各項目に1~5点の点数をつける方法が多いです。
中学や高校である通知簿等のイメージが近いと思います。
グループディスカッションでは個人ごとに採点をして、一定の得点をクリアした人が選考を通過する絶対評価を採用している場合が多いです。
そのため、グループ全員が受かる場合もありますし、全員が落ちてしまうこともあります。
グループ全員で協力して良い結論を導き出すことが選考突破につながるので、チーム意識をもってディスカッションに取り組むことを心がけましょう。
まとめ
グループディスカッションはフレームワークなどの基礎知識を覚えて、実戦経験を積むことが一番の選考突破の近道です。
そのときに上記の心構えを意識することで良いアウトプットができるようになるでしょう。
以下の記事ではグループディスカッションの流れについて述べているので参考にしてください。
digmeeでもグループディスカッションのイベントを実施していますので参加してみてください。