HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就活で行われる集団面接(グループ面接)とは? 集団面接に戸惑う就活生に向けて、集団面接でよく聞かれる質問と回答例、必須の対策、集団面接のマナーについてお伝えします。
集団面接で対策は必須
就活において重要なポイントである面接。
企業によって異なりますが、集団面接(グループ面接)を採用している企業は多くあります。
集団面接は、エントリー数が多い企業において一度に複数の学生を選考する機会として活用されていることが多いです。
しかし、就活を始めたばかりの学生や集団面接を経験したことのない学生にとって、集団面接の対策はおろそかにしがちなポイントです。
複数人の学生で行う集団面接は複数人の学生が関わってくるため、事前の対策が難しくなってきます。
今回は集団面接でよく聞かれる質問例と対策のポイントを紹介していきます。
これを押さえておくことで集団面接を有利に進めることができます。
集団面接に不安をお持ちの方は、この記事を参考に対策を練っておきましょう。
集団面接(グループ面接)とは
集団面接(グループ面接)とは具体的にどのように行われるのでしょうか?実際に集団面接の詳しい解説をしていきます。
集団面接とは、その名に通り複数の就活生が面接を受けることです。
基本的に面接官と学生が一対一で行う個人面接とは異なり、 集団面接では面接官に対して2人〜4人程度の学生が同時に面接を行います。
一度に複数の学生を選抜することができるため、選考の初期段階で行われることが多く、エントリー数の多い大企業でよく用いられる面接方法です。
一般的に行われる個人面接では、学生が自社に適した能力・風土に合っているか確かめる意味合いが強いです。
一方、 集団面接は選考の初期段階で明らかに自社に適していない人材を落とす意味合いが強い傾向にあります。
また 集団面接の場合、限られた時間の中で自分をアピールしなければいけないのが難しい点です。
一対一で行う個人面接に比べて、一人あたりに与えられた回答時間は非常に短いです。
そのため、集団面接は要点を絞って「面接官に何を伝えたいのか」具体的に伝える必要があります。
質問内容も企業ごとに特徴が異なります。
例えば広告会社では「あなたが一番印象に残っている広告は何ですか?」、IT企業では「最近一番興味があるサービスとその理由を教えてください」と聞かれる傾向があります。
集団面接は複数の就活生がいる中で行われるため、周りの就活生の話を聴きながら自分の意見を発言することが肝心です。
集団面接で評価されるポイント
ここでは、集団面接で面接官が学生を評価するポイントを紹介していきます。
集団面接では面接官に強い印象を残して選ばれようとするよりも、悪印象をもたれず「落とされない」意識を持つようにしてください。
・社会人としてのマナーや身だしなみ 社会人にとって最低限のマナーを身につけ、身だしなみを整えるのは当然のこと。
ドアの開け方や座り方などの所作や、言葉づかい、話を聞く態度が悪いとマイナスイメージに繋がるため注意が必要です。
・コミュニケーション能力 質疑応答を行う場である面接ではコミュニケーション能力が試されます。
まずは、 面接官の質問に対して的確に答えること。
さらに 集団面接では限られた時間制限の中で端的に話をまとめてアピールする力も求められます。
また、話すだけでなく他の学生の話を傾聴する姿勢があるか、他の学生の話を踏まえて自分が発言できるかも見られています。
・自己分析能力 集団面接でアピールするべきなのは、入社した際に自分が活躍できるかどうか。
過去の実績や強みを伝えて、ビジネスの場でどう再現するかを伝える必要があります。
そのためには自分の長所・短所を理解して言語化できる自己分析能力が求められます。
集団面接でよく聞かれる質問と回答例
ここでは、集団面接の対策について紹介していきます。
集団面接において注意する点は、以下の2点です。
それぞれ、どのようなポイントを気をつければよいのか解説していきます。
集団面接の評価方法は企業によってさまざま。
しかし、 集団面接内で面接官の印象を残るには、他の就活生との差別化を図る必要があります。
自分なりのポジションを意識して、面接での発言を行いましょう。
受け答えがスムーズではない、声が小さい、表情が暗い点、基本的なコミュニケーションに欠ける印象につながるため注意してください。
また、 他の就活生の話を聞く姿勢を持っているか、自分の発言時に長々と話さないかなども評価観点のひとつになります。
質問に答える際には、端的で説得力のある回答を意識しましょう。
自己中心的にならず、その場に応じた適切な振る舞いを行なってください。
集団面接のマナーは?
次に、集団面接のマナーを紹介します。
基本的には、通常の面接と同様のマナーを守れば問題ありません。
しかし、集団面接ならではのマナーもあるので、これから受ける人は確認しておいた方が良いでしょう。
【集団面接時のマナーで注意するポイント】 ・他の就活生の話も聞く 集団面接では、順番に限られた時間内で質問に対する回答をします。
その時に注意してほしいのが「他の就活生が話している間も話を聞く」こと。
面接官によっては、 その後の態度や他の発表者の時にどのような態度で聞いているかを重視することもあります。
また、「〇〇さんの意見に対してどのように思いますか?」と発言を絡めて質問がなされる場合もあります。
周りが発言しているときも、気を抜かずに耳を傾けておきましょう。
・入口、出口での挨拶マナーを守ろう 集団面接においても、個人面接と同様に入退出時には大きな声で挨拶を行いましょう。
第一印象では、明るい挨拶をすることで、その人の人柄を判断することもあります。
基本的なマナーを守って、面接に臨んでみてください。
就活生が気になる集団面接のよくあるQ&A
最後に、集団面接における就活生からのQ&Aに答えていきます。
就活生のみなさんが気になる「集団面接におけるポイント」について回答しているので、チェックしてみてください。
A:
答えは重複していても大丈夫です。
集団面接を受ける場合は、どうしても答えが被ってしまう場合もあります。
その中でも、 自分で考えた答えを伝えることが大切です。
同じ答えでも伝え方は人それぞれであり、表現方法や答えに行き着いた理由は自ずと変わってきます。
答えが被ったとしても、自信を持って自分の意見を述べてください。
A:
あくまで面接官が深堀りして聞いてみたいと思ったことなので、そこまで気にしなくて大丈夫です。
ただ、質問された場合は、適切な回答が求められるので気をつけましょう。
例えば「何かの参考書を読んで答えたのではないか?」と感づいて質問をしてくる場合もあれば、あなたに純粋に興味を持って質問してみたという場合もあります。
ありのままを答えれば大丈夫なので心配しないでください。
質問されない場合に関しても、あなたに興味がないわけではないので気にしなくて大丈夫です。
A:
あらかじめ、決められた時間内で回答するように意識してください。
また、前の人の話が長い場合には、面接官も時間を考慮して止めてくれる場合もあります。
慌てずにいつ発表しても大丈夫なように準備しておきましょう。
前の人の話が長かったとしても、発表時間を無理に縮めようとしなくて大丈夫ですので安心してください。
前の人に負けじと、自分の話が長くなりすぎないようだけ注意しましょう。
A: 最初の発表の場合は、一番印象を残すことができる可能性があります。
逆に一番最後ですと、周りの就活生の話を聞いた上で何を話すか考えれるので多少の有利はあるかもしれません。
しかし、 話す内容が最も大切なので、順番はそれほど気にしなくても大丈夫です。
集団面接は怖くない
集団面接が苦手な方はたくさんいると思います。
しかし就活をしていく中で、いずれはぶつかる大きな壁。
大企業になればなるほど、就活で集団面接を取り入れていることは多いでしょう。
まずは、集団面接に対しての苦手意識を失くすことから始めてみてください。
事前に対策をしておくことで、ある程度面接時に役立つポイントがあるはずです。
周りの就活生がいる中でも、自分の発言に自信を持って臨めば、面接官もあなたの発言へ興味深く耳を傾けるはずです。
就活マナーや他の人が発言をしている間も話を聞くなどの注意点を守って、集団面接の選考を突破していきましょう。