HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
いまや就活生のほとんどが参加していると言っても過言ではないインターンですが、どのくらい参加したほうがいいのか分からない方も多いと思います。
そこでこの記事では様々なパターンに分けて適切なインターンの行く量や、インターンに参加する本来の目的等について解説します。
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【インターン行き過ぎ】インターンの平均参加数
結論から言うと、インターンの参加数については個人の状況やインターンの種類等によってかなり変わってきます。
下記で様々なパターンのインターンの場合に分けて詳しく解説しているので参考にしてください。
長期インターンの場合
長期インターンシップに参加する場合、基本的に1社だけに絞るべきです。
長期インターンは、企業の業務に深く関わり、実際のプロジェクトや業務を担当する機会が多いため、1社に集中して取り組むことで、より充実した経験とスキルの向上が期待できます。
複数の長期インターンに同時に参加することで、時間やエネルギーが分散され、どちらのインターンでも中途半端な成果に終わるリスクがあるのです。
さらに、企業側から見ても、長期インターンにおいては専念してくれる人材を求めています。
1day・複数daysインターンの場合
1dayや複数daysのインターンシップの場合、参加する企業の数は比較的自由であり、平均的には5社前後のインターンに参加する学生が多いです。
短期インターンは、企業や業界についての理解を深めるための機会として有効であり、異なる企業の文化や働き方を比較することができます。
ただし、単に数をこなすだけではなく、それぞれのインターンに対して明確な目的を持つことが重要です。
1dayインターンの場合は、数多くの企業に参加しても得られるものは少ない
1dayインターンの場合、数多くの企業に参加しても得られるものが限られることが多いです。
1dayインターンは、短時間で企業や業界についての説明や軽いグループワークが行われることが一般的であり、深い理解や具体的なスキルの習得には限界があります。
そのため、多くの企業の1dayインターンに参加するよりも、企業数を絞って複数daysのインターンに参加する方が、より充実した学びを得られるでしょう。
複数の1daysインターンをすることで、様々な企業の業務に深く関わり、より実践的な経験を積むことができます。
【インターン行き過ぎ】インターンに参加する目的
インターンに参加する際は、ただ気になる企業に片っ端から応募するのではなく、明確な目的を持つことが重要です。
目的がないと全てのインターンが中途半端になり、得られる学びや経験が薄れてしまいます。以下で項目ごとにさらに詳しく解説します。
業界・職種に対する理解を深めるため
インターンシップに参加する目的の一つは、業界や職種に対する理解を深めることです。説明会や企業のウェブサイトを通じて基本的な情報を得ることはできますが、実際にその業界や職種を体験することで、より現実的な視点での理解が可能となります。
インターンでは、日常業務の一部を経験することで、その業界や職種の具体的な業務内容や、職場の雰囲気、求められるスキルを肌で感じることができます。
また、インターン期間中に得た経験や気づきは、自分のキャリア選択において非常に重要な判断材料となります。
自己分析を深めるため
インターンシップに参加するもう一つの目的は、自己分析を深めることです。
実際に興味のある業界や職種を体験することで、自分が本当にやりたいことや向いている仕事を見つけることができます。
自己分析は就職活動において重要なプロセスであり、自分の強みや価値観を理解することで、どのような職場で働きたいか、どのようなキャリアを築きたいかを明確にすることができます。
インターンを通じて、業務に対する自分の適性や興味の度合いを確認し、実際に働くことで得られる喜びや達成感を体験することができます。
社会人としての基礎力を身につけるため
インターンシップに参加する目的の一つとして、社会人としての基礎力を身につけることがあります。
特に長期インターンや複数daysのインターンシップでは、実際の業務に深く関わることが多いため、社会人として求められる基本的なスキルやマナーを実践的に学ぶことができます。
例えば、ビジネスマナー、コミュニケーションスキル、時間管理、問題解決能力など、社会人として必須のスキルを身につけることができます。
【インターン行き過ぎ】そもそもインターンシップはエントリーシートを提出してどのくらい参加できるものなの?
すべてのインターンに選考があるわけではなく、特に人気の高いインターンでは厳しい競争が伴います。
選考の有無や通過率について理解しておくことは、戦略的にインターンシップに参加するために非常に重要です。
インターンの平均通過率
1dayインターンのように選考が行われていないものもありますが、多くの企業では、特に人気の高いインターンでは選考が実施されています。
この選考を通過するためには、応募者の志望動機やスキル、企業とのマッチングが厳しく評価されます。
選考が行われるインターンの通過率は、一般的に5%から20%とされています。
これは非常に低い数字であり、限られた枠に入るためには事前に企業研究を徹底し、自分がその企業にどのように貢献できるかを示すことが大切です。
【インターン行き過ぎ】インターンに行き過ぎるデメリット
あまりにも多くのインターンに参加しすぎると、さまざまなデメリットが生じる可能性があります。
インターン参加は計画的に行い、他の重要な就職活動とバランスを取ることが大切なので、以下に挙げるデメリットをしっかり理解しておきましょう。
他の活動に使う時間が減る
インターンに多くの時間を費やすと、他の就職活動に使う時間が減ってしまうというデメリットがあります。
就職活動では、インターンだけでなく、エントリーシートの作成、面接対策、企業研究など、さまざまな準備が必要です。
特に、業界によっては早期選考が行われる場合もあり、その準備に時間を割く必要があります。
インターンに力を入れ過ぎると、これらの準備が疎かになり、本番の選考で十分な力を発揮できない可能性があります。
インターンに参加することが目的になってしまう
特に1dayインターンのような短期のインターンは気軽に参加できるため、インターンに参加すること自体が目的になってしまうというデメリットがあります。
インターンシップは、本来、企業や業界について理解を深め、自分に適した職種やキャリアパスを見極めるための手段であるべきです。
しかし、参加数を増やすことにばかり焦点を当てると、目的を見失い、ただ参加するだけの経験になりがちです。
何を学びたいのか、どのように自分のキャリアに活かすのかという明確な目的を持つことが大切です。
中途半端な経験になりやすい
インターンに過度に参加すると、一つ一つの経験が中途半端になりやすいというデメリットもあります。
限られた時間の中で多くのインターンに参加しようとすると、各インターンで得られる学びやスキルの深さが浅くなり、結局どれも中途半端な経験に終わってしまう可能性があります。
質の高い経験を積むためには、参加するインターンの数を絞り、それぞれに十分な時間とエネルギーを注ぐことが大切です。
【インターン行き過ぎ】複数社のインターンに参加するメリット
一つの企業だけでなく、複数の企業や業界を経験することで、業界の幅広い視点や企業ごとの違いを理解し、より適切なキャリア選択が可能になります。
ここでは、複数社のインターンに参加することで得られる具体的なメリットを紹介します。
様々な企業に対する理解が深まる
複数社のインターンに参加する最大のメリットの一つは、業界や企業に対する理解が深まることです。
異なる企業のインターンに参加することで、業界全体の動向や競合他社の戦略、企業ごとの文化や働き方の違いを比較することができます。
これにより、特定の業界に対する偏った見方を防ぎ、よりバランスの取れた視点を持つことができます。
さらに、業界内の競合他社を知ることで、自分がどの企業に最もフィットするのかを見極めることが可能になります。
内定を得られる機会が増える
複数社のインターンに参加するもう一つの大きなメリットは、内定を得られる機会が増えることです。
近年、多くの企業がインターンシップを通じて有望な人材を早期に見出し、内定に直結するプログラムを実施しています。
こうした内定直結型のインターンに複数参加することで、自分に合った企業を見つけるだけでなく、実際にその企業から内定を得る可能性が高まります。
ミスマッチが減る
複数社のインターンに参加することで、企業とのミスマッチを減らすことができます。
インターンシップでは、実際に企業の業務に触れ、職場の雰囲気や社風を直接体験することができます。
これにより、面接や説明会だけではわからない企業の内側を知ることができ、自分の価値観や働き方と合わない部分を事前に把握することが可能です。
例えば、企業の文化や働く環境が自分に合わないと感じた場合、本選考に進む前にその企業を選択肢から外すことができるため、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
【インターン行き過ぎ】複数社同時のインターンをうまくこなすコツ
複数社のインターンに同時に参加する場合、最も重要なポイントはスケジュール管理です。
スケジュール管理ができていないと、直前での辞退やスケジュールの重複によってインターンに参加できない事態が発生し、企業に対する信頼を損なう恐れがあります。
最悪の場合、その企業での本選考の機会が失われる可能性もあります。
まずは、各インターンの日時や内容、移動時間などを詳細に把握し、カレンダーやスケジュールアプリを活用して整理しましょう。
また、予想外のトラブルに備えて、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
さらに、各インターンでの目標や目的を明確にし、時間の使い方を計画的に行うことで、一つ一つのインターンから最大限の学びを得ることができます。
【インターン行き過ぎ】インターンの探し方
どのようにして自分に合ったインターンを見つけるかは、多くの学生にとって悩みの種です。
インターンの探し方にはさまざまな方法がありますが、それぞれの方法には特徴があり、自分に合った方法を見つけることが成功の鍵となります。
大学のキャリアセンター
インターンを探す際にまず訪れるべき場所は、大学のキャリアセンターです。
キャリアセンターは、学生と企業をつなぐ重要な役割を果たしており、多くの企業が大学と連携してインターンシップの募集を行っています。
キャリアセンターでは、企業からの最新の募集情報を提供してくれるだけでなく、自己PRの書き方や面接対策などのサポートも受けることができます。
また、大学ごとに特定の業界や企業との強い繋がりがある場合が多く、そのような企業のインターンシップ情報を優先的に紹介してもらえることもあります。
合同説明会
インターンシップを探すもう一つの有効な方法は、合同説明会に参加することです。
合同説明会は、一度に多くの企業が集まり、自社のインターンシップや採用情報を説明する場であり、学生にとっては複数の企業を一度に比較しながら情報収集ができる貴重な機会です。
この場では、企業の担当者と直接話すことができるため、ホームページでは得られない詳細な情報や、企業の雰囲気を感じ取ることができます。
企業のホームページ
特定の企業や業界に興味がある場合、企業のホームページを確認することもインターンシップを探す有効な方法です。
企業のホームページには、インターンシップの募集情報が詳細に掲載されていることが多く、企業が求める人材像やインターンの内容、募集要項などを直接確認することができます。
また、企業のミッションやビジョン、これまでの取り組みや業績など、企業について深く知ることができるため、インターンシップの応募に向けた準備をより効果的に進めることができます
【インターン行き過ぎ】まとめ
今回はインターンに行き過ぎることはあるのかという悩みをもった就活生の方に向けて、インターンにどれだけ行くべきかということについて解説しました。
結論としてインターンの期間や内容、志望企業等によって変わりますが、インターンに参加することが目的とならないように注意しましょう。
インターンはあくまで志望企業に入る為の手段であったり、自分の社会人基礎力を高めることが目的です。
この目的を見誤ると、インターンの数を追うことになってしまうので、こうならないようにしてください。