
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
ガクチカに居酒屋でのアルバイト経験を取り上げて、評価が得られるガクチカとしてアピールができるでしょうか。
居酒屋など飲食チェーンを志望している方は別として、他の業界を目指す場合、居酒屋のイメージがあまり良くないのではと躊躇している方はいませんか。
ここでは、学生時代に頑張ってきた居酒屋バイトの経験で魅力的なガクチカを書くためのコツをご紹介します。
【居酒屋のアルバイトでガクチカ】学生時代に力を入れたこと
そもそもガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を略した就活用語です。
ガクチカで企業は、成し遂げたことの大きさや輝かしい成績そのものを評価しているのではなく、そこに至るまでの過程を評価しています。
そのため挫折経験や失敗談なども、ガクチカとして伝えることが可能です。
ガクチカを通して、自分の人柄や価値観が人事目線で魅力的に伝わるように対策していきましょう。
居酒屋バイトはガクチカ?
ガクチカを書き始める際に、「どんなエピソードだったらガクチカになるのかな」と不安になる就活生もいるでしょう。
結論、「取り組みの中で何か目標を立てて、そのために何かしら行動をし、一連の取り組みの中で得られた学びがある」場合、就職活動における評価されるガクチカになります。
先述した通り、人事や面接官はガクチカのエピソードそのものを評価しているのではなく、そこから伺えるあなたの人柄や価値観が自社とマッチしていて、「一緒に働きたいと思うか」を評価しています。
そのため、実は趣味(筋トレや語学勉強など)・学業(GPAや資格など)のような、普段「ガクチカ」として取り組もうとしてはいない活動もガクチカとして伝えることができます。
【居酒屋のアルバイトでガクチカ】企業の評価ポイント3つ
ガクチカは、就職活動において非常に重要な質問のひとつで、この質問を通じて、企業は応募者の人柄や能力、価値観を多角的に判断します。
以下、これらを詳しく解説します。
人柄や価値観
企業はガクチカを通じて、あなたがどんな価値観を大切にしていて、どんな人なのかを評価しています。
居酒屋でのアルバイトは、多くの大学生が経験しているエピソードではありますが、なぜ居酒屋バイトに力を入れたのか、やどんな点に工夫して、何を大切に働いたのか、は人ぞれぞれです。
そのため、エピソードの大小や輝かしさを意識するよりも、あなたの人柄や大切にしている価値観が伝わるようなガクチカを作りましょう。
自社とのマッチング度
企業は、ガクチカから人柄や価値観を評価すると先述しましたが、その価値観が自社のビジョンや社風にマッチするかも評価の対象としています。
企業側と社員側で目指す方向性が似通っていればいるほど、業務が円滑に進んだり、お互いに心地の良い働き方をすることができます。
反対に、ビジョンや価値観に大きく乖離があると、働く上でのすれ違いや意見の衝突があり、最悪の場合はミスマッチからの離職につながることもあります。
そのため、ガクチカの中では自分自身の人柄や価値観をあなたらしく表現しながらも、企業の求める人物像に一致するような部分をアピールできると高評価につながります。
物事への取り組み方
企業はガクチカを通じて、応募者が課題にどのように向き合い、どのように解決に取り組むのかを見極めています。
具体的には、どんな問題を課題として設定し、それを克服するためにどのような行動を取ったのか、さらにその結果どうなったのかを重視しています。
このプロセスから、応募者の問題解決能力や粘り強さ、工夫する力が見えるため、入社後にどのように業務に向き合うかを予測する材料とします。
また、結果だけでなく、過程で得た学びや成長についても評価の対象です。
【居酒屋のアルバイトでガクチカ】居酒屋バイトでアピールできるスキル
居酒屋のアルバイト経験は、多くのスキルを身につけられる貴重な機会です。
これらの経験をどのようにガクチカでアピールするかを詳しく解説します。
接客能力
居酒屋のアルバイトでは、お客様との直接的なやり取りが多いため、接客能力が自然と鍛えられます。
たとえば、お客様の要望に迅速かつ的確に応えることや、丁寧な言葉遣いで信頼感を与えることが求められます。
また、常連客の好みを覚えたり、忙しい時間帯でも笑顔を絶やさず接することで、良い印象を残す努力が必要です。
さらに、クレーム対応などで冷静に対応し、問題を円滑に解決する経験も接客能力を高める一助となります。
忍耐力
居酒屋でのアルバイトは、体力的にも精神的にも忍耐が必要な場面が数多くあります。
忙しい時間帯の接客や酔っ払いに対する接客、新人の教育、メニューやマニュアルの暗記、など他のアルバイトと比較しても、忍耐力や継続力がないと独り立ちまで辿り着けないでしょう。
社会人になってからの仕事も同じく、困難や厳しい状況に対して解決のための行動を根気よく継続する必要があります。
そのため、泥臭く頑張った経験としての居酒屋バイトのエピソードは人事からの高評価ポイントになります。
責任感
居酒屋のアルバイトでは、責任感を持って業務に取り組む姿勢が求められます。
たとえば、シフトの管理や業務の引き継ぎ、注文ミスを防ぐための確認作業など、一つひとつの仕事に責任を持つことが重要です。
また、アルバイトリーダーとして後輩の教育を担当する機会があれば、さらに責任感が問われます。
こうした経験は、ミスが許されない状況でのプレッシャーに耐え、着実に成果を上げる力を育みます。
責任を伴う業務に誠実に取り組む姿勢は、どの職種においても信頼される人材になるための基盤となります。
課題解決力
居酒屋の現場では、想定外の課題やトラブルが日常的に発生します。
たとえば、予期せぬ急な混雑や注文ミスがあった場合に、迅速に解決策を考え実行する力が求められます。
また、人手不足の際に効率的な作業分担を提案したり、設備の故障に対処する方法をスタッフ間で共有したりする経験を通じて、課題解決力が鍛えられます。
これらの経験は、業務改善やプロジェクトの進行中に問題が生じた際の対応能力として活用できます。
コミュニケーション能力
居酒屋のアルバイトでは、スタッフやお客様とのコミュニケーションが欠かせません。
たとえば、スタッフ間で円滑な連携を図るための報告・連絡・相談を徹底することや、お客様の要望を正確に把握して伝える力が求められます。
また、チームで働く中で、相手の立場を考えた言葉選びや、和やかな雰囲気を作る努力も重要です。
さらに、トラブルが発生した際に冷静に対応し、関係者全員が納得できる形で解決する力もコミュニケーション能力の一環です。
【居酒屋のアルバイトでガクチカ】書き方のポイント
居酒屋でのハードな環境で仕事をこなしてきた経験は、ガクチカとして魅力を十分に伝えることができます。
もっとも、伝え方次第では、せっかくの魅力が十分に伝わりません。
あなたがどれだけ頑張ってきたかの魅力をしっかりアピールするには、内容面だけでなく、どのように書くかもポイントになります。
ここからは、魅力が伝わる書き方について見ていきましょう。
構成はPREP法で論理的に
ガクチカを書く際にはPREP法が基本です。
PREP法とはPoint(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(まとめの結論)の流れで書く方法で、書類選考や面接における他の質問への回答にも有効に働きます。
ポイントの1つ目は、まず結論から述べることです。
結論から述べることで、選考者が内容を理解しようという準備が整うためです。
次にガクチカとして居酒屋のアルバイト経験を選んだ理由を述べましょう。
そして、その後の具体例が、居酒屋のアルバイトにおける魅力を伝えるカギを握ります。
アルバイトで直面した問題や困難を挙げ、それをどう解決して乗り越えたのかを具体的に説明してください。
これによって問題への対応力や課題解決力などをアピールすることができます。
最後の「結論」でこの経験から得た学びとそれをどう生かしていくのかも忘れずに述べるようにしましょう。
ここからわかる再現性は企業にとって重要な部分です。
「なぜ」がすべてにつくように!
PREP法をうまく使いこなすためのコツとして、 すべての流れにおいて、それは「なぜ」かという点を意識して盛り込むことが大切です。
なぜ、その結論を選んだのかにはじまり、具体例を紹介するうえでも、「なぜ」の観点がカギを握ります。
なぜなら、それにより思考の流れがわかり、人となりがわかりやすくなるからです。
具体例を挙げるうえでは、なぜ問題に直面したのか、それを解決するためになぜその方法を考え出し、なぜその方法を選んだのかを意識して、内容を構成しましょう。
そして、なぜその結果に至ったのか、そこから何を得たのか、学べたのかを明確にすることも大切です。
誰にでもわかりやすい表現を心掛ける
何かを伝えるにあたって、相手に理解してもらうために誰にでもわかる表現を使うことが基本です。
できるだけ難しい専門用語を使うことは避けましょう。
相手の目線に合わせることができないといった印象を与えてしまいますし、専門用語の本来の意味を理解していないと思われる危険性もあります。
それ以外にも数字など客観的な指標を示すのもわかりやすくするのに効果的です。
オリジナリティを持たせる
取り上げる内容は居酒屋バイトで誰でも経験するようなことは避けましょう。
例えば人手不足の中たくさんシフトに入って貢献した等です。
少しでも自分なりに工夫して行動したこと、オリジナリティのある内容を書いて読み手の印象に残るようにしましょう。
具体的には、人手不足を解消するために今いるメンバーが定着するよう、不満点などのヒアリングをしてあがった点を改善したことが考えられます。
アルバイト先の情報を詳細に話さない
アルバイトしていたからこそ知り得た企業の情報を、むやみにガクチカに書いてしまってはいけません。
なぜなら企業秘密を守れないとしてマイナスに受け取られてしまう場合もあるからです。
必要以上にアルバイト先の詳細な情報は盛り込まないようにしましょう。
しかし、どの範囲まで話して良いのか判断が難しいと思います。
その際は、アルバイト先のオーナーまたは店長に確認することをおすすめします。
「就活で◯◯を話そうと思うのですが良いですか?」といった感じです。
同時にNG内容も確認しておくと、なお良いでしょう。
【居酒屋のアルバイトでガクチカ】実際はどのように書いているのか例文をチェック
では、ガクチカに居酒屋のアルバイト経験を選んだ方は、実際にどのように書いているのでしょうか。
PREP法に基づいて、「なぜ」を意識して構成すること、居酒屋で働くことの大変さ、ハードな環境を耐え、乗り越えてきた経験をアピールした例文を見ていきましょう。
【居酒屋アルバイト】例文1. 人手不足克服
私が学生時代に力を入れて取り組んだのは、居酒屋でのアルバイトです。
大学の授業が終わってから取り組みやすいと決めたのですが、実際に働いてみて人手不足の深刻さを痛感し、いかに少ない人数でサービスの品質を落とさず効率的に働けるかを試行錯誤してきたからです。
シフトに入れるホールスタッフが3名しかいないのに、20名規模の宴会が3つ入ったときがありました。
宴会客以外も含めて、店内は一度に100名近いお客様を迎える状態にあります。
これを3名で回さなくてはならないため、事前準備を行い、お客様の場を持たせる工夫を厨房も含めて図ることにしました。
飲み放題のビールやドリンクを並べて置き、事前に準備しても味や風味が変わらない枝豆とナッツとチーズの盛り合わせ、ハムサラダなどをコースに盛り込んだのです。
これにより、宴会がスムーズにスタートし、次の料理がくるまで待たされる感なく盛り上がるので、お客様からのクレームを受けずに済みました。
少ない人数でどうすれば顧客満足を維持しながら、お店を回せるのか、柔軟な対応力と連携があれば乗り越えられることを学びました。
【居酒屋アルバイト】例文2. テイクアウト導入で売上回復
私は学生時代に頑張ったのは居酒屋でのアルバイトです。
私が選んだお店の来店客は社会人が多いため、ビジネスマンの実情を知り、将来の就職時の身のこなし方など役立つものが得られると考えたからです。
人手不足で忙しい状況が続いていた中、感染症の拡大により客がこなくなる想定外の環境に追い込まれました。
解雇されるかもしれない不安を抱えながら、店長にテイクアウトサービスを始めることを提案しました。
おつまみセットを作り、家飲みやオンライン飲みに活用してもらおうとしたのです。
もっとも、情報が拡散しないことには買いに来てもらえません。
店長は60代で今時の対応が難しかったため、私がSNSで情報を配信し、テイクアウト紹介などのスマホアプリなどに登録してアピールを試みました。
すると、サービスを始めた日から10名もの方に利用してもらえ、その後も着実に利用客が増えました。
その結果、居酒屋を17時から25時まで営業する売上の40%をカバーでき、どうにか家賃や光熱費、アルバイト代が維持できると、店長に感謝してもらうことができたのです。
【居酒屋アルバイト】例文3. 新人教育の個別最適化
私が居酒屋でアルバイトをしていた際、新人スタッフの教育を任される機会がありました。
当初は、自分が慣れているやり方をそのまま伝えればうまくいくと思い、作業手順を一方的に説明していました。
しかし、新人スタッフのミスが続き、業務がスムーズに進まない状況に陥りました。
原因を考えたところ、相手に合わせた教え方をしていなかったことが問題だと気づきました。
そこで、新人スタッフ一人ひとりの得意分野や苦手な作業を把握し、それに応じた指導方法を取り入れることにしました。
たとえば、口頭での説明よりも実際に動きを見せた方が理解しやすい人には、実演を交えて教えるようにしました。
このアプローチにより、新人スタッフの業務習得スピードが向上し、ミスも減少しました。
この経験から、相手の視点に立ち、柔軟に方法を変えることの重要性を学びました。
この学びを活かして、入社後もチーム全体の成長を支える存在になりたいと考えています。
【居酒屋アルバイト】例文4. 接客リーダーとしての成長とチームワーク
私が学生時代に最も力を入れたのは、居酒屋でのアルバイト経験です。3年間、週4日ほど勤務し、ホールスタッフとして接客を担当していました。特に意識したのは「お客様一人ひとりに合わせた対応」です。常連のお客様の好みを覚えたり、混雑時でも笑顔を忘れず、迅速かつ丁寧な対応を心がけました。その結果、店舗責任者から「接客リーダー」を任され、新人の教育も担当するようになりました。アルバイトを通じて、チームワークの大切さや、相手の立場に立って行動する力を身につけることができました。この経験を、今後の仕事にも活かしていきたいと考えています。
【居酒屋アルバイト】例文5. キッチン業務の効率化とチーム連携
私が学生時代に力を入れたのは、居酒屋のキッチンでのアルバイトです。約2年間、調理補助から始まり、最終的にはメイン料理の仕込みや盛り付け、在庫管理まで任されるようになりました。特に大切にしていたのは、「スピードと正確さの両立」です。ピーク時には1時間で50皿以上の料理をミスなく提供する必要があり、効率的な動線の工夫や、調理手順の見直しを自主的に行いました。また、アルバイト仲間との連携を強化するため、週1回のミーティングを提案し、調理ミスが大幅に減少しました。この経験から、プレッシャー下でも冷静に行動する力と、チームで成果を出す力を養うことができました。
【居酒屋アルバイト】例文6. お客様の立場に立った気配り接客
私が学生時代に力を入れたのは、居酒屋での接客アルバイトです。週3〜4日のペースで2年間勤務し、常にお客様満足度を意識して行動してきました。特に心がけていたのは、「お客様の立場に立った気配り」です。たとえば、混雑時にお待たせしてしまう場合には、待ち時間の目安を正確に伝える、お子様連れのお客様には座席の配置を工夫するなど、状況に応じた対応を意識しました。その結果、「あなたがいるからこの店に来ている」と言ってくださる常連のお客様も増えました。接客を通して、相手の気持ちを先回りして考える力や、丁寧なコミュニケーションの重要性を学びました。これらの経験は、社会人としての土台になると考えています。
【居酒屋アルバイト】例文7. 外国人対応で培った異文化コミュニケーション
私が学生時代に力を入れたのは、居酒屋でのアルバイトを通じた外国人のお客様への対応です。観光地に近い店舗だったため、英語圏やアジア圏のお客様が多く来店されました。英語に自信がなかった私は、最初うまく対応できず悔しい思いをしました。そこで、接客でよく使うフレーズを自分でまとめて練習し、外国語メニューの内容を理解して説明できるよう努めました。また、外国人のお客様が不安にならないよう、笑顔とジェスチャーを意識した接客を徹底しました。結果として、「あなたの接客がとても親切だった」と言ってくださるお客様も増え、リピーターも獲得できました。この経験を通じて、言語や文化の壁を越えて相手に寄り添う姿勢の大切さを学びました。
【居酒屋アルバイト】例文8. 繁忙期を乗り切るチームワーク強化
私が学生時代に力を入れたのは、居酒屋のアルバイトでチームワークを発揮しながら繁忙期を乗り越えた経験です。特に年末年始や歓送迎会シーズンは予約で満席になることも多く、通常の数倍の来客対応が求められました。最初は忙しさのあまりミスや連携不足が目立ち、現場が混乱することもありました。そこで私は、ピークタイム前にスタッフ同士で簡単な打ち合わせを行い、役割分担と声かけのルールを決めることを提案しました。また、自分自身も常に周囲を気にかけ、ヘルプが必要そうな場面では積極的にフォローに回りました。その結果、業務が円滑になり、スタッフ同士の信頼関係も深まりました。この経験を通じて、目の前の仕事だけでなく「チーム全体を見て動く力」の重要性を学びました。
【居酒屋アルバイト】例文9. クレーム対応から学んだ信頼回復の重要性
私が学生時代に力を入れたのは、居酒屋のアルバイトで経験したクレーム対応です。ある日、お客様に注文とは異なる料理を提供してしまい、お叱りを受けました。最初は動揺しましたが、まずは真摯に謝罪し、お客様のお話を丁寧に伺った上で、速やかに正しい料理を提供しました。その後、再発防止のために、注文内容を復唱するルールをホール全体で徹底するよう提案し、実施しました。それ以降、同様のミスは大幅に減りました。この経験を通じて、クレーム対応では「相手の気持ちを受け止め、迅速かつ誠実に対応する姿勢」が何より重要だと学びました。また、問題が起きた後の改善行動が信頼回復につながることも実感しました。
【居酒屋アルバイト】例文10. 集客施策による平日来客数の増加
私が学生時代に力を入れたのは、居酒屋のアルバイトを通じた集客への取り組みです。私が働いていた店舗は平日の来客数が少ないことが課題でした。そこで、常連のお客様との会話の中で「ポイントカードがあれば通いやすくなる」という声をいただき、店長に提案。簡単なスタンプカードを作成し、平日来店でスタンプが多く貯まる仕組みにしました。さらに、SNSでも発信してもらえるよう、料理の盛り付けや写真映えにも工夫しました。結果として、平日の客数が以前より約1.5倍に増え、店長からも「売上が安定して助かった」と評価されました。この経験から、お客様のニーズを汲み取って行動に移す力や、アイデアを形にする実行力を養うことができました。
【居酒屋のアルバイトでガクチカ】こんな場合もガクチカになる?
ガクチカを書くうえで、気になるポイントもあると思います。
・バイトしていた期間が短いけど大丈夫か
・大きな功績を残していないのにガクチカとしてアピールしても良いのか
どのようなテーマについてガクチカを書くとしても、上記のような不安材料はありますよね。
不安や心配事を払拭できるよう対策を詳しく解説していきます。
バイトしていた期間が短い
アルバイト期間が短くても自分なりに工夫して行動した経験があれば問題ありません。
ただ、期間が短いことの理由を問われる可能性もあるので、正当性のある理由を答えられるようにしておきましょう。
目標としていたスキルが身についたので次のステージに行くため等、ポジティブな側面もあれば、ご家庭の事情など様々でしょう。
特に正当な理由がなく、ただ単にしんどくて短い期間で辞めたというのであれば、ガクチカとしての説得力は弱まります。
大きな功績を残していない
先述しましたが、ガクチカで重視されているのは結果の大きさではなく、困難にどれだけ立ち向かったかという姿勢です。
大きなことでなくても自分から動いてプラスの方向にもっていった経験があれば、その過程を重視して書けば全く問題ありません。
多くの企業にとって、採用活動をするうえで功績はあくまで参考材料であって絶対条件ではないのです。
まとめ
ガクチカで居酒屋のアルバイト経験を魅力的にアピールするためには、居酒屋以外では経験できないようなハードな環境でハードな業務に対応してきたこと、苦難などを乗り越えてきた経験を紹介することがポイントです。
PREP法に基づき、常に「なぜ」を意識しながら、話の構成を考えましょう。
ただ黙々と仕事をこなした話ではなく、直面した課題や困難な状況を、自分の考えと行動力で解決して結果を出してきたことを具体的に紹介することがカギを握ります。