
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
学業やアルバイトで忙しく、ガクチカを書く時間が取れない!
ガクチカは就職活動で重要ですが、何を書けばいいのか悩むことが多いですよね。
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このツールを活用して、あなたの過去経験をしっかり伝えるガクチカを手軽に作成しましょう。
私が学生時代に力を入れたことは留学です。3年生の時、海外の大学での留学生活を送りました。直面した課題は、現地の学生とのコミュニケーションの壁でした。授業や生活の中で文化や言語の違いを強く感じ、孤立感を覚えることもありました。この状況を打開するために、私は積極的に現地のサークル活動やイベントに参加しました。異文化交流の場に自分から飛び込むことで、相手への理解を深め、共通の話題を見つけやすくすることが狙いでした。その結果、現地の学生たちとの関係が築けただけでなく、自信を持って異文化に対応できる力が身につきました。この経験から、環境の違いに順応することの難しさ、そしてその中で解決策を模索することの大切さを学びました。これらの学びは、今後国際的な環境で働く際に貴重な財産となるものと確信しています。
私が学生時代に力を入れたのは留学です。現地の学生とのコミュニケーションの壁に直面し、授業や日常生活の中で孤立感を覚えることもありました。これを打開するため、現地のサークルやイベントに積極的に参加し、自分から異文化交流の場を作りました。相手への理解を深め、共通の話題を見つけることで、関係を築く努力を重ねました。その結果、現地の学生と親しい関係を築き、自信を持って異文化に対応できるようになりました。この経験から、課題解決と異文化理解の重要性を学び、これらの知識は今後国際的な環境で活躍する上でも役立つと確信しています。
・留学経験をガクチカに整理する方法
・留学で企業にアピールできる強み
・留学をガクチカにする際の注意点
・留学経験をガクチカにしたいひと
・他の留学経験者と差をつけたい人
・ガクチカ作成に不安がある人
ガクチカに留学経験を挙げる大学生は少なくありません。
ライバルが増えている状況では、単に留学したというだけでも、語学力が身に付いたというだけでもアピール不足と言わざるを得ません。
もちろん就活の場で留学を元に魅力的なガクチカを作成することは十分に可能ですが、そのためにはまず、自分自身が留学に対する特別感を排除する意識を持ちましょう。
伝えるべきなのはその目的や学んだこと、この先の未来に生かせる経験ですので、そこに焦点を絞って構成することが大切です。
目次[目次を全て表示する]
【留学経験のガクチカ】留学エピソードはガクチカになる?
留学エピソードはガクチカになり得ます。
多くの学生がアルバイト経験をガクチカに用いる中、大学在学中の留学経験者は約1割と少なく、その希少性によって自然と差別化が可能です。
しかし、単なる留学経験だけではなく、その中での学びや克服した課題、成長した点などのエピソードを具体的にブラッシュアップすることが大切です。
そうすることで、他の就活生と一線を画する魅力的なガクチカを作成することができます。
留学中に目標を持ち、積極的に行動した経験は、採用担当者に強い印象を与えることができます。
Q.短期留学はガクチカになる?
回答としては短期留学もガクチカになり得ます。
一般に3ヶ月未満と定義される短期留学は、長期留学と比較して継続力の面で疑問視されることもあります。
しかし、この懸念は必ずしも正しくありません。
短期留学の準備期間、留学への決意の背景、そして留学中に直面した挑戦や学びなどは、個人の人柄や価値観、問題解決能力を伝える貴重な材料となり得ます。
たとえ短期で期間が短くても、留学を通じて得た経験やそこからの学び、成長する姿勢をアピールすることで、短期留学経験はガクチカとして有効に活用することが可能です。
このように短期留学でも、自身の成長過程や能力を示す機会として価値あるエピソードを提供できるため、採用担当者にポジティブな印象を与えることができます。
履歴書記入の仕方
短期留学の経験は一般的に学歴としては扱われませんが、履歴書やエントリーシートの自由記入欄に記載してアピールすることも可能です。
例
「令和○年○月 オーストラリア○○学校 語学留学(○ヶ月間)」
※正式な留学(長期留学や正規の学校に通った場合)は、学歴欄に記載します。
例
「平成○年○月 カナダ○○大学留学(平成○年○月まで)」
現地の学校を卒業した場合は、「平成○年○月 カナダ○○大学卒業」として記入
Q.ワーホリはガクチカになる?
ワーホリは、異文化に適応する力や独立して行動する能力、さらには現地での人々とのコミュニケーション力を身につけることが出来る場です。
たとえば、現地での仕事や生活を通じて、語学力を磨くだけでなく、異なる価値観を理解し、多様な環境で協力する姿勢を身につけることができます。
就職活動では、ワーホリで得た具体的なエピソードを通して、自身の成長や挑戦する姿勢をアピールすることで、企業に対して柔軟性や問題解決能力を示すことが可能です。
ワーホリは「休暇」のイメージを持たれやすいため、「なぜこの期間に行ったのか」「何を目的としていたのか」、そしてその期間中にどんな学びや成長を得たのかを伝えることが重要です。
さらに、ワーホリでの経験は履歴書の職歴欄にも記載できるため、積極的にアピールしましょう
ただの休暇や労働経験だけでなく、目的意識を持って挑戦し、得た経験や成長を具体的に伝えることが、就職活動での強みとなります。
Q.語学力がそこまで伸びなかったけど大丈夫?
留学経験が語学力の向上に直結しなかったとしても、ガクチカとして十分に価値があります。
留学では、語学学習の過程だけでなく、異文化交流、限られた語学力を活かした挑戦など、多岐にわたる貴重な経験を積むことが可能です。
これらの経験から学んだ教訓や、留学を通じて得た新たな視点など、語学力の向上以外にも多くの成果を採用担当者に伝えることができます。
また、語学試験で顕著なスコアの向上があった場合には、その点を強調するのも有効です。
重要なのは、留学を通じてどのように成長し、どのような価値を自身に付加できたかを明確にすることです。
留学経験全体を振り返り、語学力の向上だけではない多面的な学びや成長をアピールすることで、ガクチカとしての価値を最大限に高めることができます。
以下にガクチカに適した留学の種類について、その特徴とアピールの強みを解説します。
短期留学
集中的に語学や文化体験を深め、挑戦意欲や適応力を積極的なアピールができる。
長期留学
異文化理解や自己成長が強みになり、継続力や主体性が評価される。
ワーキングホリデー
現地での就労経験があり、実践的なコミュニケーション力や自立心を示せる。
異文化交流イベント
積極的な交流姿勢が印象的で多様性や理解力が強調できる。
教育支援ボランティア
社会貢献とコミュニケーション力の高さを示し、人間力を伝えやすい。
海外インターン
ビジネス経験と実務能力をアピールでき、即戦力としての期待感を高める。
以下に留学経験が活かせるおすすめの業界を紹介します。
観光業界
→多文化理解や語学力がインバウンド・アウトバウンドの観光客対応や企画立案に役立つ
食品業界
→日本の伝統食や文化を海外に広める企画・マーケティングに役立つ。
人材業界
→グローバル人材の採用や育成、海外拠点のマネジメントに活かせる
教育業界・留学支援
→留学サポートや語学教育、異文化交流プログラムの企画・運営に活かせる
国際ビジネス・貿易
→日本と海外の橋渡し役として、輸出入や海外取引の交渉、現地企業との連携に活かせる
留学の経験はテーマとして強い?
就活で、留学経験を学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)として話すことは、必ずしも有利になるわけではありません。
ただし、留学は誰でも経験できるわけではないため、積極性やチャレンジ精神をアピールする材料にはなります。
留学経験の良し悪しは、「留学したこと」や「語学力が上がったこと」だけに頼るのではなく、その経験を通じて何を考え、どんな行動をとったのか、そこから見えるあなたの人柄や価値観が大切です。
就活みらい研究所が25年4月に発行した『就職白書2025』によると、企業が新卒採用で重視しているのは、人物の魅力や熱意、将来性といった部分です。
また「留学したことでTOEICの点数が◯◯点上がった」「語学力が身についた」「日本と海外の文化や習慣の違いがわかった」といった経験だけを伝えるよりも、自分がその経験から何を学び、どう成長したのかを伝える方が、より伝わりやすくなります。
就活コンサルタント木下より

留学経験を話すときは、その過程で得た気づきや自分の考え方の変化をしっかり伝えることが、面接官に良い印象を与えるポイントです。
【留学経験のガクチカ】留学体験がガクチカに向いている4つの理由
実は留学経験はガクチカの題材として最適と言われています。
その理由は「海外経験をアピールできる」「困難だったことがイメージしやすいから」と「挑戦を体現しているから」という4つの特徴があるからです。
以下で詳しく解説していきます。
国際交流経験をアピールできるから
1つ目の理由は「海外経験をアピールできるから」です。
将来的に日本国内の人口減少が見込まれているため、市場を開拓するために海外展開の動きを見せています。
そんな中、海外留学で語学力や現地の文化などを学んできた就活生は、海外市場を開拓したい企業にとって喉から手が出るほど欲しい人材です。
一言で「海外経験があります。」だけでなく、「海外で〜を経験し、〜ということを学びました。」とガクチカで語ることによって海外経験を強くアピールすることができます。
困難だったことがイメージしやすいから
2つ目は「困難だったことがイメージしやすいから」です。
どんなに素晴らしいことを経験していても、採用担当者に伝わらなくては意味がありません。
その点、留学のガクチカでは「語学の壁や文化の違いによる困難」などの、よくある困難のイメージが共有されているといった特徴があります。
採用担当者が話を聞き、イメージしやすいという利点からガクチカの題材として最適です。
「挑戦」を体現しているから
留学は数ある学生時代の経験(ガクチカ)の題材の中でも、まさに「挑戦」を体現しているものであるため、新しい挑戦や難しいことに対して実現しようという意思が伝わりやすいものです。
また、物事に取り組む際に躊躇がないことも、アピールしやすい点が魅力です。
何かを始める際にためらってしまう人物ではなく、思い切って取り組むことができる人物であるということをアピールしましょう。
ただし、何も考えずに挑戦する、行動するというイメージを与えてしまうと、マイナスな印象となるため、その点においては注意が必要です。
新しい視点を提供してくれそうだから
留学を経験している人は、日本だけでなく、留学先の国の文化や価値観を学んでいるため、新しい視点を提供してくれる人材である可能性が高いとみなされます。
日本と違った環境に身を置き、現地の人々の考え方や伝え方を学ぶことで、日本では思いつかなかったような気づきを得ることができるのが留学です。
それを日本に持ち込み、企業において様々な視点から意見を伝えることができる人物であることは、他の就活生に対して非常に強い差別化を図れるポイントの1つです。
【留学経験のガクチカ】アピール材料にする前に考えるべき2つの視点
ガクチカでは、語学力の習得や留学の成果そのものよりも、どのように取り組み、何を得たかが重視されます。
事前準備や現地での行動、乗り越えた困難と気づきなど、経験の中身が評価のポイントです。
採用担当者も、経験の“深さ”や“成長のプロセス”を見ています。
以下の2つの視点から、その具体的な考え方を解説します。
留学先での行動と気づきは、ガクチカの核となります。
それは、企業が「その人がどんな行動を取り、どう考えるか」を知りたいからです。
語学力の伸びや国名よりも、自分から動いた経験や、その結果得た気づきにこそ個性が表れます。
例えば「現地の学生と話すためにイベントを企画した」など、自発的な行動とそこで得た学びをセットで語ると効果的です。
その際、動機・工夫・結果・変化の順で話すと、成長のプロセスが明確になります。
面接官にとっては、入社後も自ら学び続けられる人物かどうかを見極める材料となります。
留学の長さは重視されません。
短期でも密度の高い経験があれば十分ガクチカになります。
企業が見ているのは「時間」ではなく「中身」です。
たとえば1カ月でも、事前に目標を立て、文化の違いに直面しながらも自分なりに工夫して乗り越えた経験があれば、それは強いアピール材料です。
アピール時は、限られた時間の中でどれだけ工夫し、成果や気づきを得たかを丁寧に描くのがポイントになります。
結果だけでなく「工夫のプロセス」に焦点を当てることで、計画力や柔軟性、問題解決力を伝えられ、面接官に印象づけることができます。
【留学経験のガクチカ】企業の質問理由
企業はそもそも、なぜガクチカについて選考やエントリーシートで聞いてくるのかについて確認していきましょう。
企業側の心理になって考えることで、どうしたら「採用したい」と思う文章を作成できるのかについても理解できるはずです。
下記の3点を抑えた上で作成していきましょう。
1. 企業にマッチした人材か知るため
ガクチカを聞くことで、自社にマッチした人物なのか確認したいと考えている企業が多いでしょう。
企業といっても人の集合体なので、可能な限りそれぞれの条件にマッチしている人を採用したいと考えています。
例えば、ベンチャー企業ならば、積極的に成長する意欲を持っている、向上心の強い人を採用したいと考えていることでしょう。
このように、企業の考え方や働き方、経営方針などに合っている人物であるかどうかを、ガクチカを通して確認しているのです。
2. 人柄について知るため
ガクチカを通して人柄を見たいと考えている人も多いでしょう。
いくら能力があっても、愛想がなく、いつも一人で居る人よりも、現段階で即戦力となれる可能性は低いものの、コミュニケーションを積極的に取り、成長する意欲が高い人を採用したいと考える企業も多いです。
どのようなことを頑張ってきたのか、どのように頑張ったのかを知ることで、人柄や価値観を知ることができ、就職した後どのように働いてくれるのかもある程度想像することができます。
3. 即戦力になるかを評価
ガクチカを通して、応募者が即戦力となるかどうかを判断したいと考えている人事もいます。
特にベンチャー企業や立ち上げフェーズの会社では、迅速に業績を伸ばし利益を生み出すことが求められます。
そのため、教育や研修に多大なコストと時間を費やすよりも、既に必要なビジネススキルや問題解決能力を備えた人材を採用することを優先します。
ガクチカを通じて、応募者がこれまでに直面した課題の克服方法や学習経験を把握し、即戦力となるポテンシャルを評価しているのです。
【留学経験のガクチカ】アピールできる強み
留学経験からアピールできるポイントは想像以上に多く存在します。
その中でも主要なものをピックアップして紹介しますので、自分に一番当てはまるもの、かつ志望企業が求めている人物像に近いものを1~2個選んでみましょう。
そして自分のガクチカに照らし合わせながら、ブラッシュアップしてみてくださいね。
上昇志向
留学経験をガクチカとしてアピールする際、「上昇志向」は非常に重要なポイントになります。
多くの留学生は外国語能力の向上、異文化への適応能力の強化、新たな挑戦への意欲など、自身を現状からさらに高いレベルへと押し上げたいという目的で留学を選びます。
このような上昇志向は、仕事においても現状維持に留まらず、常に成長と進化を求める姿勢として企業に高く評価されます。
留学を通じて磨かれたこの姿勢は、会社の成長と発展に貢献する重要な資質と見なされ、採用担当者に対して強いアピールポイントとなり得ます。
語学力向上
留学経験をガクチカにする際、語学力の向上は強力なアピールポイントです。
留学により、教室内での学習では得られない「生の言語」への直接的な接触が可能になります。
ただし、語学力の向上は自動的には達成されません。
母語を使わず、積極的に留学先の言語に没入すること、同じ母語を話す人が周囲にいても外国語の使用を徹底するストイックさ、後日復習など、自主的な努力が必要です。
これらの努力を具体的なエピソードとして語ること、さらに可能であればTOEFLやTOEICなどのテストスコアの向上といった客観的なデータで語学力を証明するといいでしょう。
こうすることで、採用担当者からも高い評価を得ることができます。
多様な価値観
留学経験から得られる多様な価値観は、ガクチカにおける重要なアピールポイントです。
留学により、異なる教育環境、生活様式、国民性に触れることで、自国での経験では得られない多様な視点や価値観を学ぶことができます。
留学は固定観念に囚われずに新しい環境や異なる意見を受け入れる柔軟性を意識させてくれます。
そして、職場での問題解決やチームワークにおいても、多角的な視点からアプローチできる貴重な能力を養います。
留学を通じて得た多様な価値観を理解し、尊重する姿勢は、グローバル化が進む現代の職場において高く評価される資質となるでしょう。
適応力
留学経験から得られる適応力は、ガクチカにおいて強力なアピールポイントとなります。
留学先での生活は、「郷に入っては郷に従え」の精神を体現する場と言っていいでしょう。
自国の常識が通用しない状況に直面し、新たなルールや価値観、文化に迅速に適応する力を身につけることができます。
この経験は、企業が新たな社員に求める能力と直結しています。
各企業はそれぞれ固有の文化やルールを持ち、留学で培った適応力を持つ人材は、入社後に職場の環境に素早く馴染み、効率的に成果を出すことが期待されます。
また、異なる環境への迅速な適応は、臨機応変な対応能力の証でもあり、多様な職務やチームでの協働において高く評価される資質です。
「留学先の学校で、授業の進め方や評価基準の違いに戸惑いながらも、積極的に教授や現地学生に質問し、授業内容や評価方法に迅速に適応しました。」
「留学中に現地のクラブ活動に参加し、言語や文化の壁を乗り越えながら、チームメンバーと協力してイベントを成功させ、環境に素早く馴染むことができました。」
行動力
留学をするということは、少なくともある程度行動力がなければならないので、行動力をアピールすることができる経験と言えるでしょう。
行動力を持つ、主体的な姿勢を企業は求めているので、絶好のアピールチャンスです。
自分がどのような経験を通して留学をしようと思ったのか、その背景をしっかりと書くことが重要です。
これにより、あなたが行動力のある人材であるということがアピールでき、成長のためにどんどん新しいことに挑戦していく人物であるという印象も与えることができるでしょう。
よって、「親に強制された」「学校のカリキュラムに入っていたので、仕方なく」などといった理由の場合は、わざわざ書く必要はないので、理由の部分は簡潔に済ませるのが良いでしょう。
「北欧の先進的な福祉システムに興味を持ち、自ら積極的に現地の福祉施設や行政機関に訪問し、制度や運用について直接学び取るための調査やインタビューを行いました。」
「留学中、自然の美しさが維持されていることに関心を持ち、現地の自然保護の仕組みを学び、その経験を活かして帰国後に環境保護の提案や活動に取り組みました。」
コミュニケーション能力
留学に行ったということは否が応でもコミュニケーション能力は身についていることでしょう。
友達同士で留学に行くということは少ないので、基本的に初めて会う現地の人々と交流し、生活をしていく必要があります。
よって、もし日本人グループだけで固まっていて、英語力があまり成長していなかったとしても、いずれにせよ初対面の人たちとうまく関係を構築することができるコミュニケーション能力はあるということです。
よって、自分のことを全く知らない、文化や価値観も異なる現地の人と話すことで、コミュニケーション能力が向上したと話すことができると良いでしょう。
留学で得られるコミュニケーション能力とは?
・異文化理解
異なる文化背景を持つ人々との交流から相手の価値観を理解する力が高まり、柔軟な思考や対人関係の構築が可能になる。
・非言語コミュニケーションのスキル
表情や声のトーンなど非言語的な要素に敏感になる。
相手の感情や意図をより的確に読み取り良いコミュニケーションが可能になる。
・言語スキルの向上
現地の言語を使用したリスニングやスピーキングの能力が向上。
課題解決力
課題解決力も留学を通してアピールできる経験の一つで、留学においてはさまざまな困難があります。
もちろん言語間の壁もありますし、文化や価値観の相違もさまざまな場面で発生します。
こういった問題が発生した際も、どのように乗り越えたのか、課題解決力をアピールできるように詳しく説明していくことが大切です。
そして、その問題をどのように乗り越えたかについて説明することができれば、自分は課題解決能力があるということを積極的にアピールしていけることでしょう。
企業は多くの企業は課題解決能力がある人材を求めているので、特にアピールしたい能力の一つです。
「留学先のカフェでアルバイトをしていた際、外国人観光客からの注文ミスや言語の壁によるトラブルが発生しました。私は冷静に状況を把握し、ジェスチャーや簡単な英語を駆使してコミュニケーションを取り、誤解を解消しました。その後、スタッフと協力してマニュアルを作成し、同じトラブルが起きないように工夫しました。」
積極性
留学中は、言語や文化の壁を越えて自ら行動する積極性が求められます。
授業での発言やグループワークへの参加、現地の友人づくりなど、自分から一歩踏み出す経験の連続です。
最初は戸惑いながらも、能動的に関わる姿勢を持つことで、コミュニケーション力や課題解決力が自然と養われていきます。
就職活動においても、環境の変化を恐れず挑戦する力として評価されるポイントです。
積極性が伝わる留学先での活動の例
- 現地のクラブやサークルへの参加
- 海外ボランティアの活動
- 現地の授業やディスカッションへの積極的な参加
- 現地の人々との交流イベントやホームステイの企画・運営
- 語学学校や留学プログラムのリーダー役やメンバーとしての活動
自己管理力
慣れない土地で生活しながら学業や活動を両立させるには、自己管理力が不可欠です。
スケジュールの調整、体調管理、勉強と余暇のバランスなどを自ら考えて行動する中で、自律的な行動力が身につきます。
トラブルが起きたときも、自分で判断し解決に向かう姿勢は、社会人としての基礎力につながります。
企業にとっても、計画的に物事を進められる人材は魅力的です。
【留学経験のガクチカ】面接官にアピールすべき点は?
留学で得られた経験は他の就活生と差別化がはかりやすいため、ガクチカにするのに適した題材です。
しかし、アピールするべき点を間違えてしまうとせっかくした貴重な経験をうまくアピールできずに終わってしまうことがあります。
そんなことを防ぐために、ここでは面接官にアピールすべき点を紹介していきます。
アピールポイントを押さえて、評価されるガクチカを書いていきましょう。
留学だけでなく前後のプロセスもアピールできる
アピールできるポイントは現地での経験だけではありません。
留学前後の経験、つまり「なぜ留学に行こうと考えたのか」や「留学に行くにあたってどう準備したのか」などの前後の自分の行動もアピールすることができます。
また、留学で見つけた課題に対する留学後の行動などを書くことができると、とても魅力的なガクチカにすることができます。
就活生は、現地での経験をアピールする傾向がありますが、面接官が知りたいのはそういった前後の動機や行動などです。
現地の経験以外のこともアピールして、他の就活生と差別化をしましょう。
どう企業で活かせるかをアピールする
面接官は企業で活躍してくれるような学生を採用したいのです。
そのため、留学で得た経験や能力をどう仕事場で活かしていけるのかをアピールすることが大切になります。
留学を通して、「自分が〇〇なスキルを得た」というアピールも大事ですが、「〇〇は企業でこう生かすことができます。」というアピールの方が採用担当者にとって魅力的なアピールになります。
よって、ガクチカで留学を上手く伝える際には、留学で学んだことを企業とマッチさせ、どう貢献できるかまで伝える必要があります。
感じたことや学んだことが大切
留学経験をうまくアピールしていくためには、留学に行ったこと自体を過度にアピールしてはいけません。
面接官の印象に残るガクチカにするには、感じたことや学んだことを中心に書くことが大切です。
留学に行ったことがある人は語学の向上、現地の人とのコミュニケーションをアピールしがちですが、重要なのはそこから何を得たのかです。
何かを学んだ、という事実だけでなくそこからの自分の考えを具体的に書いていきましょう。
- 異なる価値観や習慣を持つ人々と交流する中で、多様な考え方を尊重し、柔軟に適応する力を身に付けた
- 言語や文化の壁を越えて、相手の意図を理解し、自分の考えを伝えるために工夫を重ねるなど、実践的なコミュニケーションスキルを養った。
- 留学中の生活や学習計画を自ら立て、困難な状況でも前向きに取り組むことで、自己管理能力と自主性を高めた。
深掘り質問例一覧
面接では、「学生時代に力を入れたことを教えてください」という質問に答えられたとしても、その後の深掘り質問に答えられなければ評価が落ちてしまします。
面接官からするとある程度のガクチカは事前に提出してもらっているESでわかるため、面接での評価は深掘り質問にどれだけ答えられるか、が重要になっていきます。
以下では、留学をガクチカのテーマにする時に、頻繁に深掘りされる質問を留学期間や種類ごとに紹介します。
・なぜ短期留学を選んだのですか?その期間で達成したかったことは?
・文化や言語の違いで戸惑ったことはありましたか?どう対処しましたか?
・滞在中、特に印象に残っているエピソードやトラブル対応を教えてください。
・限られた期間で成果を出すために工夫したことは?
・短期留学の経験がその後の考え方や行動にどう影響しましたか?
・留学前に立てた目標は何でしたか?その達成度はどうでしたか?
・現地で苦労したことと、それをどう乗り越えたかを教えてください。
・異文化の中で自分の価値観が変わった経験はありますか?
・学業や現地での活動の中で主体的に取り組んだことは何ですか?
・長期留学で得た経験を、仕事にどう活かしたいと考えていますか?
・そのインターン先を選んだ理由と、自分の役割を教えてください。
・実務の中で直面した課題は何で、どう対処しましたか?
・日本と海外の働き方の違いをどう感じましたか?
・現地の社員や他のインターンとの関係構築で意識したことは?
・インターン経験を通して得たスキルや学びを具体的に教えてください。
・ワーホリに行こうと思ったきっかけは何ですか?
・現地での仕事や生活の中で印象に残っている挑戦は?
・日本とは異なる労働環境で学んだことは?
・語学力や異文化適応力をどのように高めましたか?
・ワーホリの経験が、自分のキャリア観にどう影響しましたか?
【留学経験のガクチカ】注意点
留学した事実は、学生本人にとっては人生でかなりインパクトの大きい体験でしょう。
ただし企業にとっては残念ながら、さほど特別視するようなことではありません。
留学しただけで評価してもらえると考えているなら、すでに考えを誤っていると認識しましょう。
大昔と違って珍しいことではなく、特別大手企業でなくても高く評価されることはなくなりました。
だからといって、労力と費用をかけて留学したことが何の価値もないことだというのも、また間違いです。
その経験で一番肝心なことは何か、そこを明確にすることが非常に重要だと認識してください。
語学力のみではアピールにならない
外国で暮らすことになりますので、どんな人でも一定の語学力は身に付くはずです。
クラスメートと交流する、近所で買い物をするといった日常会話は当然として、学問を修める以上、講義内容を理解できる語学力がなければ話になりません。
つまり、企業にとっては留学に行ったのなら語学力は上がって当然であり、その経験だけではとくに魅力を感じないというのが本音です。
もちろん専攻が語学や文学であり、一般的なレベルよりはるかに高い位置で語学を修めたというなら、話はまったく別でしょう。
ただ一般的なレベルであれば、語学力だけでアピールするのは、かなり悲惨な状況になると覚悟してください。
とくに業務で英語を使用する場合には、ビジネスで通用する語学レベルにはほど遠いことを肝に銘じておく必要があります。
語学力に加え、異文化理解や柔軟なコミュニケーション能力、問題解決力、主体性、リーダーシップ、多角的思考力などを身につけることが重要です。
これらの経験や気付きを具体的に語ることで、実践的なグローバルスキルをアピールできます。
留学に行った目的を明確に
ガクチカは力を注いだことですが、留学そのものに力を注いだと言われても、企業にとっては意義を感じられません。
そもそもなぜ留学を必要としたのでしょうか。
なぜ国内では同等の経験が積めなかったのでしょうか。
そこにはなんらか経験したかったことがあり、現地で学びたかったことがあるはずです。
留学前に定めたであろう、明確な目標こそ、企業側が知りたいポイントだと認識しましょう。
留学はしやすくなったとはいえ、かなり費用のかかることであり、本人にとってさまざまな決断を必要とする行動であることに違いはありません。
一体何を目指してそれを実行したのか、目的こそが留学をガクチカとして語る重要な要素となります。
- 異文化の中で自分の可能性を試し、柔軟性や適応力を養いたい。
- 日常会話だけでなく、専門分野の知識を深め、国際的なコミュニケーション能力を身につけたい。
- 海外の最先端の研究や実践を学び、自分の専門性を高めたい。
- 異文化交流や国際的なネットワーク作りを通じて、グローバルな視野を広げたい。
- 留学中の困難を乗り越え、自立心や問題解決力を身につけたい。
留学に行って何が身に付いたかが重要
単に海外へ行って生活してきたというだけでは、何が身に付いたのかが分かりません。
何を学んだのか、どんなスキルが磨かれたのか、企業が知りたいのはそのことです。
限られた期間ですので、そこまで飛躍的に能力が身に付くとは企業側も考えてはいませんが、単なる自己申告では信頼性が薄いのも事実です。
なんらか得たものを語る場合には、具体的なエピソードを添えることで説得力を得ることも重要でしょう。
またあくまで就活の場ですので、得たものや身に付いたものがその企業の業務で生かせるかどうかも大切なポイントになります。
事業との親和性を語ることができれば、ほかの就活生とは違うアプローチになるでしょう。
英語でのプレゼンテーション・報告スキル
例 資料作成やプレゼンを経験した
→国際的な会議や提案活動に対応できる能力が身に付いた
→海外の取引先向けに英語での提案資料作成やプレゼン実施に活かせる
就活コンサルタント木下より

ここまで留学経験をガクチカに活かすためのポイントを解説してきましたが、「どう整理すればいいか分からない」という人もいるかもしれません。そんなときは、次のステップを参考にしてみてください。
留学をガクチカに整理する3ステップ
- 壁にぶつかった瞬間を探す
- その時どう動いたか言語化する
- 学んだことを仕事でどう活かせるかを考える
①壁にぶつかった瞬間を探す
まずは留学中に自分が「しんどかった」「戸惑った」と感じた場面を具体的に思い出しましょう。
授業が理解できなかった、人間関係に悩んだ、文化の違いに戸惑ったなど、自分の感情が動いた瞬間を丁寧に振り返ることが大切です。
体験をただの思い出にせず、課題として捉える視点が整理の第一歩になります。
この作業によって、後のエピソードに「説得力」や「リアリティ」が加わり、聞き手の印象に残るガクチカの土台が作れます。
②その時どう動いたか言語化する
次に、困難に対して自分がとった行動や工夫を振り返り、行動の理由や工夫の過程を言葉にしてみましょう。
例えば「ディスカッションで話せなかった→事前に言いたいことを紙にまとめた」など、ステップを追って整理するのがコツです。
このプロセスを明確にすることで、「努力の中身」や「主体性」「思考力」が伝わるようになります。
結果だけでなく行動プロセスを丁寧に言語化することで、他の学生と差がつく具体的なエピソードになります。
③学んだことを仕事でどう活かせるかを考える
最後に、その経験を通して身についた力や価値観を、企業の仕事にどう結びつけるかを考えましょう。
「異文化に慣れた」ではなく、「多様な価値観を受け入れる柔軟性が身についた→グローバル展開する企業で活かせる」といった形です。
ここで重要なのは、単なる成長のアピールではなく「それが職場でどう役立つか」を示すこと。
自分の経験を“働く力”に翻訳できるようになり、採用担当者に「再現性のある強み」として伝わります。
【留学経験のガクチカ】ガクチカの構成5つの流れ
ガクチカは、留学に関するエピソードから目的、学んだことまで、多くのことを限られた文字数で伝える必要があります。
さらに、採用担当者に分かりやすいよう、簡潔に丁寧に伝えなくてはなりません。
書き方に工夫をして、評価されるガクチカの書き方を意識しましょう。
1. 結論
まず、学んだことを最初に伝えましょう。
結論から伝えることで、就活生が何を伝えたいのかが、採用担当者に理解されます。
例文
私は、学生時代にアメリカのカリフォルニア州で1年間の留学に力を入れました。
その後、詳しいエピソードを話して、そのガクチカの信憑性を高めます。
最初に長々とエピソードを書いてしまうと、結局何を伝えたいのかが分かりづらくなってしまいます。
ガクチカでは、「学生時代に学んだこと」を伝えるのが最優先であるため、まずは一番伝えたいことを書きましょう。
ただし、その際は「私が頑張ってきたことは留学です」と簡潔すぎる一言にするのはやめましょう。
短い言葉のみで結論を終えるのではなく、「私は留学で〇〇に取り組み、△△させることに力を入れてきました」などの伝え方をするのが望ましいでしょう。
取り組んだ内容の詳細を軽く伝えることで、最初からインパクトを残せるからです。
はじめから内容が簡潔すぎると、ESを見たときの印象が残りづらく、埋もれてしまう可能性があります。
結論から簡潔に述べることを意識しつつ、インパクトを残せる内容を書くようにしましょう。
2. 背景(なぜ留学したのか)
結論を述べたあとは、次に「留学がガクチカ」となる背景を述べることが重要です。
背景のフェーズでは、結論で伝えきれなかった点や掘り下げにあたる部分を述べます。
そのことに取り組んだ動機やきっかけ、興味を持った背景などを伝えると良いでしょう。
例文
留学の理由は、英語力を向上させるとともに、多文化理解を深め、将来的に日本の文化や食を海外に展開したいという目標を持っていたからです。
留学をガクチカにする場合は、留学の理由を述べることが望ましいです。
また、留学の中で特別頑張ったことがあり、そのことをガクチカとして述べるときはなぜそれを頑張ったのか伝えていくと良いでしょう。
背景が加わることでガクチカの内容に深みが増し、印象により残りやすくなります。
3. 課題・目標
ガクチカでは、課題を解決するためにどのような努力をしたのかが重要になります。
そのため結論→背景と来たら、次は課題に触れていきます。
例文
留学前は、英語のコミュニケーションに自信がなく、異文化交流の経験も少なかったため、語学力と異文化理解の不足が課題でした。そこで、現地の大学に通いながら、積極的に現地の学生や地域の人々と交流し、英語での会話や文化的な違いを理解することを目標としました。
また、達成しようと掲げていた目標があれば、目標について具体的に述べるのも良いでしょう。
課題や目標のないエピソードでは、採用担当者はガクチカとして評価しにくくなってしまいます。
内容も簡素なものになるため、ほかの学生と比べてインパクトに欠けるのも事実です。
そのため次に課題や目標に触れるのは必須事項といえます。
なお、課題や目標の規模については、大小はほとんど関係なく、大事なのはどのように工夫して乗り越えたかになります。
ただしあまりにも簡易的な課題・目標だと困難を乗り越えた印象が薄くなるため、その点には注意が必要です。
4. 行動・結果
課題・目標に触れたあとは、次に自分自身が取った行動や結果について書いていきましょう。
困難を乗り越えるためにどのような工夫をしたのかわかるため、ガクチカにおける重要なポイントになります。
例文
具体的には、カリフォルニアの観光地であるサンフランシスコやロサンゼルスの観光案内所でアルバイトをし、多国籍な観光客に対して英語で案内や接客を行いました。特に、アジア系やヨーロッパ系の観光客と接する中で、言語だけでなく文化的な背景の違いを理解し、適切に対応するスキルを身につけました。
課題解決・目標達成するためには、自分なりに何らかの工夫を凝らす必要があります。
その行動が論理的で説得力があることが重要なため、しっかり課題解決・目標達成のために考えて取った行動かどうかをチェックしましょう。
なお、ガクチカにおける行動は、主体的な行動こそが相応しいといえます。
誰かに対策してもらったことはガクチカにおける自分自身の行動とはいえないため、良い評価にはつながりません。
そして自分で行動した結果どうなったのか、変化や成し遂げたことを書いていきましょう。
大幅な変化や良い成績自体は必要ありませんが、自分なりに解決・達成のために行動したことが伝わっているかどうかは、よく確認しましょう。
5. 留学で学んだこと
ガクチカで留学経験のエピソードのみを書いても意味がありません。
本当に大事なのは、学んだことを企業で活かすために、どのような行動をとれるのかです。
企業は、一緒に長く働いてくれる人材を求めているため、最後には企業にどのようなメリットをもたらしてくれるのかが重要な判断材料となります。
例文
この経験から、異文化理解の重要性と、臨機応変に対応する力を学びました。また、海外の人々に日本の文化や食を紹介したいという夢も芽生え、将来的には日本の伝統文化や食文化を海外に広めるための企画やマーケティングに携わりたいと考えるようになりました。 これらの経験と学びを活かし、今後は多文化に対応した商品企画や海外展開を推進し、日本の魅力を世界に伝える仕事に携わりたいと考えています。
留学した経験というのは誰もが持っているわけではないため、期待度が高く、企業に還元できることも多いでしょう。
将来、自分が学んだことを企業のどのような場面で活かせるのかを書くことで、自分を最大限アピールしましょう。
【留学経験のガクチカ】周囲と差別化するためのコツ
留学に対するハードルが昔よりも下がり、2009年と比較して2019年では約3.2倍になりました。
また、中期の海外旅行を留学と言い換えてアピールする就活生もいるため、留学をアピールするライバルが多いことも確かです。
そんな中、あなたの留学経験のガクチカを埋もれないように差別化するポイントを解説していきます。
ポイントとしては「現地でしか学べないことを主軸にする」「課題の深掘りをする」「志望動機・自己PRと繋げる」の3点です。
以下で詳しく説明していきます。
現地でしか学べないことをアピール
1つ目の差別化ポイントは「現地でしか学べないことをアピール」することです。
「海外で経済学を学びました」「留学を通して英語を学びました」とアピールしても、「日本でも学べるよね」と返されてしまいます。
そこで、現地でしか経験ができなかった体験談をアピールするようにしましょう。
現地でしか経験できないことの例としては、「言語や文化の違いから学んだこと」などが挙げられます。
志望動機・自己PRと一貫性を持たせる
2つ目の差別化ポイントは「ガクチカを志望動機・自己PRと繋げる」ということです。
志望動機・自己PRと繋げることはいわゆる「一貫性」といいます。
ガクチカ単体の質だけでなく、ESに一貫性があることが重要だと言えます。
志望動機では、将来成し遂げたいことを主張します。
自己PRでは、成し遂げたいことを達成するためにどのような強みで活躍できるかを説明します。
そして、ガクチカでは強みを培った経緯として留学経験をベースに述べていきます。
このようなロジックでESを制作すると、志望動機・ガクチカ・自己PRに一貫性が生まれ、高評価に繋がります。
ガクチカ(学業・活動での力を発揮したエピソード)と志望動機、自己PRに一貫性を持たせるためには、まず自分の経験やスキルを明確にし、それが志望する職種や企業の求める人材像とどのように結びつくかを考えましょう。具体的なエピソードを交えながら、自分の成長や価値観を伝えることで、全体のストーリーが一貫し、説得力が増します。自分の強みをしっかりとアピールし、企業にどのように貢献できるかを示すことが大切です。
【留学経験をのガクチカ】内定が獲得できるガクチカの共通点
最終的にチェックしたいこととして、内定につながるガクチカの共通点や特徴を見ていきましょう。
ガクチカは書き方・伝え方によってインパクトが変わるため、必ずしも内容自体を華々しいものにする必要はありません。
そのためガクチカを作成した際は、自分でできる添削ポイントとして、以下の点を見ておきましょう。
・課題の深掘りができている
・課題に対する行動がクリティカル
・構成がはっきりとしている
・1文が40~50文字で収まっている
上記が内定につながるガクチカの共通点です。
4つのポイントを多くクリアしていれば伝わりやすくインパクトに残るガクチカになるため、内定につながる可能性がぐっとアップします。
では、共通点一つひとつを詳しく解説していきます。
課題の深掘りができている
最初の共通点は「課題の深掘りができている」ということです。
ガクチカで重要なことは、どれだけ課題を深掘りできるかという点になります。
「どうしてその問題が生じたのか?」「その問題に関わる要素は何か?」「問題の原因となる要素に対してどうアプローチしたのか?」などを深掘りしていきましょう。
課題の深掘りができていると「論理的な思考ができているガクチカだな」と高評価を得られます。
そのため、ガクチカの深掘りは徹底的に行い、「なぜ」と問いかけることを続けましょう。
課題の深掘りには5W1Hを活用することが基本ですが、問題解決後の影響や結果を考慮することも重要です。
他者の視点を取り入れたり、フィードバックを受けたりすることで、見落としがちな要素に気付け、論理的思考が強化されます。
これにより、ガクチカの質を高めることができるため、ぜひ実践してみてください。
課題に対する行動がクリティカル
内定をもらっている人のガクチカは、課題に対する行動が論理的でクリティカルなのが特徴です。
課題解決のためにしっかりと対策・工夫を考え、的を得た行動を取っているということです。
ここでやや的外れな行動を取ってしまうと、「もっとできることがあったのでは?」という印象が強くなり、採用担当者からはあまり良いイメージを持たれません。
結果、「考えが浅い」という評価になるため、内定にはつながりにくくなるでしょう。
内定につながっているガクチカは、課題に対する行動に根拠があり、その根拠についても明確にガクチカの中で触れています。
ここでOK例とNG例を比較してみましょう。
売上が落ちている→シフトを工夫し、稼働できる人数を増やして対応件数アップを狙った
売上が落ちている→集客人数減少が原因と考えた→認知してもらうためにSNSで情報を発信・客単価を上げるために提案メニューの内容を変更・富裕層向けメニューを強化
NG例も一見すると「〇〇だから△△する」といったように論理的な行動に見えますが、やや課題に対する分析が甘いのがわかります。
課題に対する原因の分析がないため、やみくもに行動している印象があり、人によっては考えが浅いという評価になる恐れがあります。
一方でOK例は、課題解決に対するアプローチが論理的で、その過程で多くの分析を実践していることがわかります。
売上ダウンという課題に対して、何が原因なのかを明らかにしているため、行動に説得力があるのです。
結果として同じように売上アップにつながったとしても、OK例のほうが印象に残りやすいのは確かです。
このように課題に対する行動が論理的でクリティカルだと、ガクチカでは高評価を受けやすいのが特徴です。
構成がはっきりとしている
内定につながりやすいガクチカは、構成がはっきりしていてわかりやすいことが大きな特徴です。
ガクチカは、構成がはっきりしていないと読みにくくなります。
採用担当者は自分のエピソードに初めて触れるため、話の流れがわかりやすくなければ、印象に残りにくくなります。
それどころか「話をわかりやすく伝える能力が欠けている」と悪い評価をうけてしまう可能性もあり、書類落ちの確率も高まるでしょう。
構成がはっきりしているガクチカを書くには、おさらいになりますが、以下の構成を守ることが重要です。
1. 結論
2. 背景
3. 課題・目標
4. 行動・結果
5. 学んだこと
上記の流れに沿ってガクチカを書けば、内容は非常にわかりやすくなり、どのようなことに力を注いできたのか把握しやすくなります。
内容をわかりやすく、かつ論理的にまとめるためには、上記の構成は鉄板です。
ガクチカを作成する際は、どのような題材でもしっかり構成を守るようにしましょう。
1文が40~50文字で収まっている
ガクチカを書くときは、原則として1文を40~50文字に収める必要があります。
1文1文が長すぎると内容がわかりにくくなり、きれいな構成でまとめたとしても、部分部分で理解しにくくなるポイントが生まれます。
「読み手に配慮できていない」という評価になる恐れがあり、結果として内定にはつながりにくくなります。
なお、紹介した構成をそれぞれ50字を目安に書いていくと、ちょうど300字になります。
300字ほどでガクチカを仕上げるケースは多いため、文字数の目安は積極的に参考にしてみてください。
- エピソートは1つに絞る
- 言い換え表現を使う
- 「です・ます調」を「だ・である調」に変える
Wordの場合
①ウィンドウの下部に文字数の表示あり
②[校閲]タブ→[文字カウント]で詳細な文字数を確認
Googleドキュメントの場合
→メニューバー[ツール]→[文字カウント]
※ショートカットキー
Windows→Ctrl+Shift+C
Mac→Command+Shift+C
【【留学経験のガクチカ】強み・国・期間別の参考例文20選
ガクチカに留学を選んだ場合の例文で、残念ながらありきたりになりがちなのが、言葉の壁に関することです。
たとえば「言語の壁に苦しんだが、最終的には適応することができた」という文章を見て、すでに何十回と読んだ気がすると感じた人も多いのではないでしょうか。
実際にこれが事実でも、ありきたりの例文になるリスクは避けることも就活のテクニックの一つです。
企業側が目にしたときに印象に残ることなく、目が滑ってしまうような文章は回避する努力が必要です。
「留学経験×強み」例文10選
ここからは留学の経験と自分の強みを上手くかけ合わせることができている例文を10個紹介します。
ただ留学経験があるだけでは企業からも魅力的に思ってもらえないので、自分の強みをしっかりと盛り込む工夫をしてください。
短期留学経験を通じて、自身の成長のための上昇志向を実感できました。
社会人としても常に高みを目指す姿勢を持ち続けることの重要性を感じ、限られた資源の中で最大限に学びを得るため、アメリカへの3ヶ月間の留学を決意しました。
留学前は日常会話や現地のマナー、文化について徹底的に学習し、留学中の成果を最大化することを目標に掲げました。
しかし、留学初期は言語や文化の違いに戸惑い、積極的なコミュニケーションを取ることができませんでした。
この壁に直面し、自己反省の後、積極的にホストファミリーとのコミュニケーションを図り、学んだ言葉を実践に移すことで、徐々に語学力と自信を身につけました。
この経験から、自分で決めた目標に対して誠実に取り組み、自らを高める力がいかに重要かを学びました。
この経験から、未知の環境においても自己成長を促進させる力と、与えられた状況の中で努力するスタンスが身に着いたと思います。
貴社においてもこの強みを活かし、貢献したいと考えています。
留学経験を通じて、異文化間での多様な価値観を受け入れる能力を身につけました。
アメリカへの3ヶ月間の短期留学は、自己成長の機会として、限られた時間の中で最大限の学びを追求する決意から始まりました。
留学前には、言語学習だけでなく、異文化のマナーや生活様式についても深く学びました。
しかし、現地での生活初期には、言語の壁だけでなく、文化の違いにも大きな戸惑いを感じました。
この挑戦を乗り越える過程で、異なるバックグラウンドを持つ人々とのコミュニケーションを積極的に行い、徐々に異なる価値観を理解し受け入れることができるようになりました。
この経験は、多様性を尊重し、異なる視点から物事を捉えることの重要性を教えてくれました。
貴社のような多様なバックグラウンドを持つチーム環境では、この「多様な価値観の受け入れ」が、チームの協働やイノベーションの促進に貢献すると確信しています。
異文化間で培ったこの力は、新たな視点の導入やチーム内での調和の促進に役立てることができると考えており、貴社の更なる発展に貢献したいと思います。
留学経験を通じて、私は未知の環境への適応力を大きく高めました。
イギリスでの2ヶ月間の短期留学は、自己成長への強い意志から決断しました。
限られた時間と資源の中で、言語だけでなく、文化や生活様式についても深く理解するために努力しました。
留学初期、未知の土地での言語の壁や生活習慣の違いに直面した際、私は一時的に戸惑いましたが、それを乗り越えることで自身の適応力を試す貴重な機会と捉えました。
積極的に現地のコミュニティに参加し、異文化間の交流を深めることで、新しい環境への適応過程での挑戦を乗り越え、自身の柔軟性と問題解決能力を大いに伸ばしました。
この経験は、新しい文化や価値観を迅速に受け入れ、異なるバックグラウンドを持つ人々と適応する能力を養いました。
貴社における多様なプロジェクトやチーム環境では、このような適応力が新しいアイデアの提案やチームの結束力強化に寄与すると信じています。
私は留学を通じて獲得した適応力と柔軟性を生かし、貴社の多様性を尊重する環境で、チームの成果向上に貢献したいと考えています。
フランスでの1ヶ月間の短期留学は、自身の外国語運用能力を飛躍的に高める経験となりました。
社会人としてグローバルな舞台で活躍するためには、外国語のスキルが不可欠であるとの認識から、限られた時間の中で最大限の成果を出すことを目指しました。
留学前には、フランス語の基礎から学び直し、現地の文化や習慣についても研究しました。
現地に着いた当初は、フランス語の実践的な使用に大きな挑戦を感じました。
特に、速い会話の流れや未知の単語に直面したとき、初めは大きく戸惑いました。
しかし、この困難を乗り越えるため、地元の市場で買い物をする、現地の友人との会話を増やすなど、日常生活の中で積極的にフランス語を使用する機会を自ら作り出しました。
このような努力の結果、留学期間終了時には、フランス語でのスムーズなコミュニケーションが可能となり、外国語を実際の生活や学習に適用するスキルが格段に向上しました。
スペインへの2週間の短期留学は、未知の環境への柔軟性を大幅に向上させた経験でした。
留学前には、スペイン文化や言語の基礎知識を身につけることから始めました。
留学初日、言語の障壁と文化の違いに直面し、最初は適応に苦労しました。
しかし、この挑戦を乗り越えるために、地元の生活に積極的に参加し、日々の交流を通じて言語能力を向上させることに注力しました。
例えば、地元の市場での買い物、街角での日常会話などを通じ、自然な会話の流れの中で言語スキルを磨きました。
この短期間の留学を通じ、新しい環境に迅速に適応し、柔軟に行動する力が格段に向上しました。
この経験は、困難な状況下でも柔軟に対応し、効果的な解決策を見出す能力にも繋がると思います。
貴社のダイナミックなビジネス環境において、この柔軟性を活かし、チームの目標達成に貢献し、変化に迅速に適応することで、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
アメリカでの4週間の短期留学は、未知の環境での忍耐力を深める貴重な機会となりました。
到着後、言語の壁と生活環境の違いは想像以上で、最初の数日間はコミュニケーションの難しさや日常生活の適応に大きな挑戦を感じました。
特に、地元の人々との交流や日々の生活の中で、言語理解が追いつかない時も多く、この期間は自分の忍耐力が試される瞬間でした。
しかし、この挑戦を乗り越えるために、毎日一歩ずつ言語能力を向上させるための努力を続け、地元のコミュニティに参加することで徐々に適応していきました。
この短期留学から、困難な状況に直面しても諦めずに目標に向かって努力を続ける忍耐力と、自分自身を成長させるための持続的な取り組みがいかに重要かを学びました。
貴社での業務も、新たな課題や困難なプロジェクトに直面した際、この忍耐力を活かし、目標達成に向けて粘り強く取り組むことができると確信しています。
私は、留学経験を通じて培ったこの強みを貴社において活かし、チームに貢献したいと考えています。
ブラジルへの1ヶ月間の短期留学は、私のストイックな取り組みと自己鍛錬の旅でした。
留学前、限られた時間内で最大限の成果を出すために、ポルトガル語の基礎から応用まで、厳しいスケジュールで学習に励みました。
現地に到着してすぐに、言語の難しさと生活習慣の違いに直面しましたが、これを乗り越えるために自ら設定した厳しい目標に向かって日々ストイックに取り組みました。
例えば、毎日朝早く起きてポルトガル語の新聞を読む、地元の市場での買い物をポルトガル語だけで完結させるなど、言語習得において自分自身に厳しい挑戦を課しました。
この短期留学を通じて、未知の環境下でも自己目標に向かってストイックに努力し続けることの重要性を体感しました。
結果として、ポルトガル語のコミュニケーション能力はもちろん、新しい環境への適応力と自己管理能力が大きく向上しました。
貴社で働く上で、このストイックさと自己鍛錬の精神を生かし、高い目標に向かって絶えず努力することで、チームの目標達成に貢献したいと思います。
私が学生時代に力を注いだのは、自分に欠けていた要素である積極的や行動力をなんとしてでも引き出すことです。
私は3人兄弟の末っ子で、常に親や兄弟の後ろに隠れて様子を窺うような、引っ込み思案な子どもでした。
思春期もそのまま過ぎ、地元の大学へ進学が決まり実家から通学することになったとき、「果たして自分はずっとこのままでいいのか」と強い疑問を抱きました。
そこからは社会人として独立するまでの限られた時間、殻を破るためにあらゆることに挑戦してきたと自負しています。
サークルやゼミの活動、アルバイトなどに打ち込みましたが、大学2年のときに経験した留学が、一番目の覚める経験となりました。
私が住んだのはニュージーランドの小さな田舎街で、日本人どころか外国人が誰もおらず、初めは普通の生活にも苦労する状況でした。
おかげで初対面の相手にも積極的に話しかけ、人として信頼してもらえる関係を築けるよう行動する力が身に付きました。
貴社でもこのときに身に付けたタフな精神力を生かし、少しでも事業に貢献できればと考えております。
私が学生時代に一番力を入れたのは、世界に100人友達をつくることです。
もともと人と交流することが大好きで、とくに自分とはまったく違う考え方や習慣のある海外の人々には、子どものころから強い興味がありました。
高校時代には語学を勉強し、SNSで海外の人々と情報交換するようになりましたが、そのうち現地で生活したいと考えるようになり大学1年のときに留学しました。
1年間カナダのトロントでマーケティングの勉強をしましたが、同時に現地を紹介するサイトも運営し、フォロワー数も2,000人を超えたことがあります。
そこで店舗取材したりイベントに参加したりするうちに人の輪がどんどん広がって、日本に帰るころには界隈で知らない人のほうが少ない状況になったことは自慢です。
今でもそのとき交流を重ねた人たちとはインターネットでつながり、常に新しい価値観や視点を学ばせてもらっています。
貴社においても自分の武器であるコミュニケーションスキルを生かし、仕事で成果を出したいです。
私が学生時代に最も力を入れたことは、周囲と積極的に関わり問題を解決することです。
私は大学2年生の夏に3か月間カナダに留学し、カフェでアルバイトをしていました。
アルバイト先はとても忙しく周囲との協力が必要不可欠でした。
しかし、日本人であることや語学力の差からあまり友好な関係を築けていませんでした。
そこで、チームワークをもっと持ちたいと考え、周りを巻き込んでパーティを開くことにしました。
自分で企画するパーティは初めてであるため、友人やホストファミリーに質問したり、アルバイト先の人にどんなことをしたいかを尋ねて回りました。
その結果、パーティでアルバイト先のほとんどの人と友好関係を築けることができました。
この経験から、貴社でも最初は働くことで困難もあるかもしれませんが、その問題を解決するために積極的に周囲を巻き込んで行動することができます。
「留学経験 in 国」例文10選
ここからは国別の留学経験をアピールしている例文を紹介します。
国によって文化も違うので、身に着けることができるスキルや強み等も変わります。
自分が留学経験のある国の例文があれば、是非参考にしてみてください。
私が学生時代に力を入れたことは、アメリカでの留学経験です。
アメリカ特有の文化の多様性に適応し、異なる背景を持つ人々との交流を深めることに注力しました。
留学中、私は様々な国籍の人々とプロジェクトを進める中で、文化的な違いを乗り越えるコミュニケーション技術や適応力を磨きました。
チームでのプレゼンテーション、ディスカッションを行い、文化的な誤解を解決する方法を学びました。
この経験の結果、私たちのチームは多くのプロジェクトで成功を収め、私自身も「最も協力的な学生」の表彰を受けました。
留学を通じて、異文化間での相互理解と尊重が、チームの成功においていかに重要であるかを実感しました。
これらの学びを生かし、貴社の多様なチーム環境においても、組織の目標達成に貢献できると確信しています。
私が学生時代に力を入れたことは、カナダでの留学中に英語とフランス語の語学学習に励んだことです。
留学中、私は言語学習だけでなく、文化を学ぶことにも注力しました。
地元の大学では語学クラスに加え、地域コミュニティとの交流を通じて実践的な言語スキルを磨きました。
この努力の結果、留学終了時には英語とフランス語の両方で大学のプレゼンテーションを行うことができるまでになり、その成果を認められて優秀な成績を収めることができました。
この経験から学んだ最も大切なことは、語学だけでなく、それを話す人々の文化や価値観について理解することが、真のコミュニケーション能力には不可欠だということです。
これらの学びを貴社で活かし、多様な文化背景を持つクライアントや同僚と効果的に連携し、プロジェクトを成功に導くための貢献をしたいと考えています。
私が学生時代に力を入れたことは、フィリピンでの留学経験中に特有の訛りや国民性に苦戦しながらも、それに適応し努力を重ねたことです。
英語力と異文化理解を目指し、留学しました。
留学中、独特の訛りや距離感が近い国民生に困惑しましたが、これを乗り越えるために現地の友人や教員と積極的に交流を深め、彼らの文化や価値観を学ぶことに努めました。
この経験の結果、留学前に比べて英語力が大幅に向上しました。
さらに、異文化の中での適応力と、人々との関係を築くためのコミュニケーション能力も養いました。
この留学から学んだ最も重要なことは、異文化環境下での柔軟性と忍耐力です。
さまざまな文化的背景を持つ人々と効果的にコミュニケーションを取り、共通の理解を築くことの重要性を実感しました。
これらの学びを活かし、貴社の国際的なプロジェクトで活躍し、チームの一員として価値を提供したいと考えています。
私が学生時代に力を入れたことは、韓国での留学中に語学堂で韓国語を学びつつ、現地でアルバイトに挑戦したことです。
言語だけでなく、実際の職場環境で韓国語を使いこなす能力を身につけることで、言語と文化の両方を学びたいと思ったからです。
留学中、私は語学堂での集中的な言語クラスに参加する一方で、地元のカフェでアルバイトを始めました。
アルバイトを通じて、日常会話以上の専門的な用語や、サービス業で必要とされる対人スキルを実践的に学びました。
特に、忙しい時間帯には多くのお客様とコミュニケーションを取りながら迅速に対応する能力が求められ、このプレッシャーの中で言語能力だけでなく、危機管理能力も鍛えられました。
また、様々な背景を持つ同僚や顧客と働く中で、異文化理解と適応力が格段に向上しました。
この留学から学んだ最も重要なことは、新しい環境と未知の状況に対する柔軟な対応力と、言語学習における実践的な応用の大切さです。
これらの経験を通じて獲得したスキルと知見は、貴社での業務においても大いに役立てられると考えています。
私が学生時代に力を入れたことは、中国での留学中に最先端の技術と中国語を学んだことです。
中国はテクノロジーの進展が著しい国であり、この動向を理解しながら言語能力も身につけることで、将来の国際ビジネスや技術分野でのキャリアに役立てたいと考え、留学しました。
留学中、私は大学でコンピューターサイエンスの授業を受け、特に人工知能と機械学習に関するコースでは最新の研究と応用例を学び、実際のプロジェクトにも参加しました。
これにより、技術的な専門知識とともに、その知識を中国語で説明する能力を養うことができました。
この努力の結果、留学期間中には複数の技術プロジェクトでリードを務め、その一つが地元のテクノロジーコンテストで賞を受賞するまでに至りました。
この留学から学んだ最も重要なことは、新しい技術を素早く学び、異文化の中でそれを応用する能力の重要性です。 これらの経験と学びを貴社での業務に活かし、グローバルな視野での課題解決に貢献する所存です。
オーストラリアでの留学を通じ、異なるアクセントとスラングに対応することで、英語力を大幅に向上させることができました。
大学2年生の時に1年間オーストラリアで学んだのですが、現地の人々の話す独特のアクセントやスラングに戸惑い、リスニングが非常に困難でした。
そこで、リスニング力を上げるために毎日ニュースやポッドキャストを聴き、現地のスラングをノートにまとめて学びました。
結果、半年後には現地の会話がかなり理解できるようになり、授業にも自信を持って参加できるようになりました。
この経験を通じ、継続と実践が非常に重要であることを学びました。
私はイギリス留学で、伝統や礼儀を重んじる文化に適応し、異文化理解の大切さを学びました。
イギリスは日本とは異なり、礼儀やマナーが非常に重視され、特にフォーマルな場ではその厳格なルールに戸惑うことが多くありました。
私は現地の友人やホストファミリーに質問し、伝統的なマナーや文化を学び、フォーマルなイベントや食事の場にも積極的に参加することでその知識を深めました。
その結果、現地の人々とよりスムーズにコミュニケーションが取れるようになり、異文化を理解し尊重することの重要性を実感しました。
留学を通じて、私は言語の壁を超えたコミュニケーション力と、問題解決のスキルを身につけました。
大学3年生の時にタイに留学したのですが、タイ語は全くわからず、特に市場や交通機関などでのやり取りは非常に困難でした。
そこで、私は毎日少しずつタイ語を学び始め、また、身振り手振りを使って積極的にコミュニケーションを取るように心がけました。
続けていくうちに相手に意思が伝わるようになり、買い物や交通手段の利用もスムーズになりました。
この経験を通じ、様々な人とコミュニケーションを取る為には諦めずに継続することが重要だと学びました。
台湾での留学を通じて、私は言語と文化の違いに適応し、積極的に交流を深めることでコミュニケーションスキルを向上させました。
最初は言語の壁や文化の違いに戸惑うことが多く、特に現地の学生とのコミュニケーションが難しいと感じていました。
そこで、積極的に現地の学生と交流し、彼らから文化や言語について教わりながら、自分の中国語のスキルを磨きました。
結果、現地の文化に適応し、友人とのコミュニケーションもスムーズに行えるようになりました。
この留学経験を通じて、異文化や言語の違いを乗り越える力と、積極的に他者と交流するコミュニケーションスキルを培いました。
アイルランドに留学をして、私は柔軟な対応力と適応力を磨くことができました。
気候や時間の感覚など、日本とは大きく異なる面が多く、最初は適応に苦労しました。
特にアイルランドでは時間通りに物事が進まないことが多く、ストレスを感じることが多々ありました。
しかし、現地の生活習慣を理解し、柔軟に対応する力が必要だと感じ、現地の友人たちから生活リズムや考え方を教えてもらいました。
これにより、現地の生活に順応し、予定が思い通りに進まなくても、柔軟に対応できるようになりました。
この経験を通じて、柔軟な思考と対応力を身につけることができました。
「留学経験×期間」例文4選
ここからは留学期間別に例文を紹介します。 滞在した期間によって経験できる内容や学びに差があるため、限られた期間でどのように行動し何を学んだのかが伝わるように作成することが大切です。 1カ月の短期から1年以上の長期まで例文を用意したので、是非参考にしてみてください。
私は1ヶ月間の留学プログラムでリーダーとして、日本の震災復興とまちづくりの様子を現地の人々に発信する活動を行いました。
震災からの復興は地域の重要な課題であり、その取り組みを海外に伝えることで、国際的な理解を深めたいという思いがありました。
プログラムの一環として、震災復興をテーマにしたプレゼンテーションやワークショップを企画しました。現地の住民や学生と意見交換を行い、参加者からは多くの質問や感想が寄せられました。この活動により、現地の人々も震災復興に対する関心を高め、地域への理解が深まりました。
留学を通じて、発信することの重要性と、異文化理解の大切さを実感しました。また、自分の経験や知識を共有することで、他者に影響を与える力を持つことを学びました。
この経験を活かし、入社後は社内外での情報発信やプロジェクト推進に努め、チームやクライアントとのコミュニケーションを大切にしながら、より良い成果を生み出したいと考えています。
私は3ヶ月間のマルタ留学を通じて、国の遺産保護の観点を学び、日本の歴史的建造物や文化の保護に役立てることを目指しました。
マルタは多様な文化が融合した国であり、数多くの歴史的遺産が存在します。この地で過ごす中で、遺産保護に関する取り組みを実地で学ぶことは、日本の文化財保護に生かせると考えました。
私の目標は、マルタの遺産保護活動を観察し、具体的な保護策や管理手法を学び、自国の文化財保護に応用できるアイデアを得ることでした。
留学中、遺産保護に関する講義を受け、現地の専門家やボランティアと共に保護活動に参加しました。実際の事例を通じて、具体的な保護手法や地域との連携の重要性を学びました。帰国後、学んだ内容を地域の文化財保護団体に提言し、新たな視点を提供しました。
異なる文化における遺産保護の実践を学ぶことで、自国の文化的価値を再認識しました。また、国際的な視点を持つことの重要性を実感し、異文化理解が保護活動においてどれほど大切かを学びました。
この経験を活かし、文化財や地域資源の保護に関わるプロジェクトに貢献し、新たな手法や国際的な視点を取り入れていきたいと考えています。
私は半年間のワーキングホリデーを通じて、英語力の向上と現地で使えるコミュニケーション能力を身につけました。
留学前、私は英語の勉強に力を入れる一方で、実際の会話力には不安がありました。特に、異文化の中で自分の意見を伝えたり、相手の意図を理解することが大切だと感じていました。
そこで、現地での生活を通じて、表面的な英語力を超えた実践的なコミュニケーション能力を身につけることを目指しました。
地元の人々との交流を増やすため、ボランティア活動や地元のイベントに積極的に参加しました。これにより、さまざまな場面で実際に使われるフレーズや表現を学ぶことができました。結果として、英会話力は飛躍的に向上し、友人も多くできました。
異文化理解や柔軟なコミュニケーションの重要性を実感し、相手の視点を尊重する力が育ちました。
この経験を活かして、職場ではグローバルなプロジェクトに携わり、異なるバックグラウンドを持つチームメンバーと円滑にコミュニケーションを図りながら成果を上げたいと考えています。
私は中国での1年間の卓球留学を通じて、技術向上に加え、異文化理解やコミュニケーション能力の向上にも力を入れました。留学の理由は、さまざまなレベルの選手と練習することで実践的な技術を学べると考えたからです。卓球は私の好きなスポーツで、国内大会にも多く参加してきたことから、競技力をさらに高めるために中国の競合大学の卓球部での留学を決意しました。
留学前の課題は、自分の技術を他国の選手と比較し進化させることでした。具体的には、卓球技術の向上とともに、異文化でのコミュニケーション能力を養うことを目指しました。留学中は、競合大学の卓球部に参加し、現地の選手たちと毎日練習を重ねました。また、部活だけでなく試合にも出場し、多数の選手と直接対戦する機会を得ました。この経験により、戦略や判断力も磨かれ、国内大会での成績も向上しました。
留学を通じて、異文化の中でのチームワークの重要性やコミュニケーションの多様性を学びました。また、技術の習得には継続的な努力が必要であることを実感し、改善には時間がかかることを理解しました。
これらの経験から得た技術力やコミュニケーション能力は、職場でのチームプロジェクトや国際的な業務に活かせます。異なる意見を尊重し、チームメンバーと協力して問題解決に取り組む力を活かし、より良い結果を目指します。
【留学経験のガクチカ】よくある質問
ここでは、留学経験のガクチカでよくある質問を解説します。
特に、留学で得た経験や学びをどのように効果的に伝えるかに悩んでいる方に役立つ内容です。ガクチカづくりの参考にしてください。
観光や楽しかった思い出ばかりで、ガクチカにできない気がする…
観光や楽しかった体験も、視点を変えれば立派なガクチカになります。
ただ楽しかっただけではなく、どんな気づきがあったか、何を自分で工夫したかを振り返ってみましょう。
例えば、計画づくり、現地での交渉、文化への対応など、行動や思考に焦点を当てて言語化すれば、「主体的に行動した経験」として十分にアピールできます。
そうした「自分の意思で動いた経験」は、成長の証として価値があります。
帰国後の経験も含めていいの?
帰国後の行動や変化は、むしろガクチカに深みを与えます。
留学で得た価値観や学びを、日本でどう活かしたかが明確になれば、「学びを行動に移せる人材」として高評価につながります。
例えば、語学力を活かした活動や、新しい視点でゼミやバイトに取り組んだことも、留学の成果として自信を持って書いてOKです。
その変化を具体的に伝えることで、経験の重みがより伝わります。
他にも留学経験者が多い中で、差別化できる?
他者との差は「行動の質」と「視点のユニークさ」で差別化できます。
単に国名や語学力を語るのではなく、自分がどんな壁にぶつかり、どう考えて乗り越えたか、さらにその経験が今にどう活きているかを丁寧に描きましょう。
大きな成果でなくても、自分なりの「工夫」や「変化」を語ると、個性が自然とにじみます。
つまり、「何をどう感じて動いたか」が差別化のカギになります。
アルバイトやゼミの方が手応えがあるんだけど、無理に留学をガクチカにすべき?
無理に留学をガクチカにする必要はありません。
最も自分の強みが表れる経験を選ぶのが大切です。留学はサブエピソードとして加えても十分効果的。
たとえば「主体性」をバイトで語り、「多様性への理解」を留学で補足すると、複数の場面から一貫した強みを示せるため、より説得力のあるガクチカになります。強みが一貫して伝わる構成を意識することが成功のポイントです。
現地の人とうまく関われなかったけど、正直に書いていい?
正直に書いても問題ありません。むしろ成長の物語になります。
うまくいかなかったことこそ、人柄や努力の姿勢が伝わる材料です。「なぜ難しかったのか」「何を試みたか」「どう気づき、次にどう活かしたか」など、自分なりに行動したプロセスを丁寧に書くことで、謙虚さや粘り強さといった強みをアピールできます。課題に向き合う姿勢こそが、企業に伝えたいあなたらしさです。
海外での日常生活ってアピールになる?
日常生活もアピールになります。そこにある“主体性”が大事です。
スーパーでの買い物、寮での生活、公共交通の利用など、当たり前のことでも、慣れない環境でどう対応したか、どんな価値観の違いに気づいたかを語れば、順応力・観察力・柔軟性といった強みに変わります。日々の小さな対応力の積み重ねが、あなたの適応力の証になります。
留学で経験したことを上手く言語化できません。
留学経験を伝える際に大事なポイントは、「文化の違いに対する適応」と「視野の広がり」です。
まず、異文化に触れることで得た発見や価値観の変化を具体的に示しましょう。
そして、その経験を通じて自分の興味や将来の目標がどう変わったのかを強調することで、深みのある印象を与えることができます。これにより、あなたの留学が単なる経験ではなく、人生の転機だったことが伝わります。
留学経験を印象よく伝えるにはどうしたらよいですか
留学経験を印象よく伝えるには、単に「留学した」という事実だけをアピールするのではなく、そこでどのような課題に直面し、どう乗り越えたのか、何を学び、自分がどう成長したのかを具体的に伝えることが重要です。
異文化理解や語学力の向上に加え、自分の価値観や視野がどう広がったかを交えて話すことで、相手に深い印象を与えることができます。
経験そのものよりも、その後の自分への影響に焦点を当てることが効果的です。
困った時は就活エージェントに相談しよう!
留学についてのガクチカの書き方が分からない人やESの添削をしてほしい人はエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
就活エージェントは、企業紹介から面接練習まで就活において必要なことを徹底的にサポートしてくれます。
ぜひ利用してみてください。
【留学経験のガクチカ】まとめ
ガクチカの留学経験は、伝え方一つで企業にとって魅力あるものにもなり、まるで記憶に残らないものにもなります。
まずは留学そのものがスペシャルな就活の武器ではないことをよく理解し、目的意識や得たものにしっかりフォーカスするようにしましょう。ガクチカに留学経験を挙げる学生は少なくありません。
ライバルが増えている状況では、単に留学したというだけでも、語学力が身に付いたというだけでもアピール不足と言わざるを得ません。
もちろん留学を元に魅力的なガクチカを作成することは十分に可能ですが、そのためにはまず、自分自身が留学に対する特別感を排除する意識を持ちましょう。
伝えるべきなのはその目的や学んだこと、この先の未来に生かせる経験ですので、そこに焦点を絞って構成することが大切です。
就活コンサルタント木下より
留学経験は、多文化理解や語学力、柔軟なコミュニケーション能力を証明するものであり、特に国際的な視野が求められる業界で大きな強みとなります。