HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
面接で遅刻しそうになったら、即、電話連絡をすることが大切です。
メールでは気付いてもらえない場合もあるので注意しましょう。
遅刻の理由と遅れる時間を伝え、面接の日程を調整してもらうことも欠かせません。
面接への遅刻だけで即不採用となることはないため、気持ちを入れ直して、あらためて面接に臨み、評価アップを図りたいところです。
遅刻しそうになった段階で迅速かつ丁寧に連絡をとり、社会人としてのマナーをアピールしてください。
目次[目次を全て表示する]
【面接に遅刻!】はじめに
面接に遅刻しそうになったとき、もう採用されないかもしれないと焦るものです。
中には遅刻しそうになっただけで、選考を断る電話を入れるなど諦めてしまう方も少なくありません。
内定を得るためにどう対処すべきなのか確認しておきましょう。
【面接に遅刻!】電話で連絡を入れる
面接に遅刻しそうになったら、とにかく直ぐに電話で連絡を入れることが大切です。
遅刻しそうな事情はそれぞれだと思いますが、もしかしたら間に合うかもとギリギリまで連絡を入れないのは印象を悪くします。
なるべく早く連絡する
企業の面接官は約束した日時に時間を空けて待っています。
就活生が連続して入退室を繰り返すケースもあれば、企業によっては、あなたのためだけに時間を作ってくれ、各就活生の面接時間がバラバラなケースもあります。
あなたの面接を行うために事前準備を行い、業務の時間を削って面接室に移動して待機しているにもかかわらず、面接時間ギリギリになって遅刻するという連絡が入れば、印象はがた落ちです。
遅刻するかもしれないと分かった段階ですぐに連絡をしましょう。
伝える時のポイント
企業の担当窓口宛てに電話をして、遅刻する旨を伝えるわけですが、最初に名乗るべきは自分が誰であるかの身分です。
「人事の〇〇さんいらっしゃいますか?」ではなく、「本日〇時に面接のお約束をしている〇〇大学の××です。
」と、大学名と氏名、面接を受ける日時を名乗りましょう。
誰からの電話かを速やかに理解してもらい、その後に大切な用件を伝えます。
どれくらい遅れるか伝える
単に面接の時間に間に合わないと伝えるのではなく、どれくらい遅れるのかを伝えることが大切です。
なぜなら、遅れる時間数によって、企業側の対応も異なってくるためです。
たとえば、5分くらいなら、「そのままお待ちしているので、気を付けてお越しください。
」といったやりとりになることがあるかもしれません。
30分遅れるとなれば、「次の方の面接があるので、その後の〇時なら可能です。
」となるかもしれません。
遅れる度合いで企業側の対応が異なるため、目安の時間を伝えるようにしましょう。
新たに面接の日程を決める
「遅刻する」と連絡しただけで、面接はお断りという企業は基本的にありません。
あらためて日程を調整することになるのが基本です。
たとえば、5分くらいの遅刻であれば、そのまま5分遅れでスタートということになるかもしれません。
一方、それより長くなってくると次の面接の方との兼ね合いもあり、時間をずらす、日にちも含めて新たに設定する必要も出てきます。
必ず、面接の日程を決め直すことを忘れずに行い、面接のチャンスを逃さないようにしてください。
メールでの連絡を避ける
遅刻しそうになったら直ぐに連絡をし、新たに面接の日程を取り直すことが大切ですが、必ず電話で行うようにしましょう。
面接の日程をはじめ、就活に伴うやりとりをメールを通じて行ってきた企業であったとしても、面接当日の遅刻の連絡は直ぐに相手と通じる電話で行うことが大切です。
企業ではメールの送受信をそれぞれのパソコンで行っていることも多く、離籍中などの場合、直ぐに気付いてもらえないこともあるからです。
【面接に遅刻!】実際の電話の例文
では、実際に電話でどのように伝えればいいか、ありがちな遅刻のパターンごとに例文をみていきましょう。
急ぎの連絡ですので、用件を明確かつ手短に伝えることと、遅刻をするという立場を踏まえ、丁寧に対処することが望まれます。
交通機関の遅延
「本日〇時に面接のお約束をしている〇〇大学の××です。
御社に向かっているのですが、電車が遅延しており、お約束の時間に間に合わないかもしれません。
現在も運転見合わせ中で、再開は未定とのことです。
代替できる路線がなく、現在、〇〇線の××駅におり、再開しても15分ほどかかる見込みです。
ぜひ面接を受けたいのですが、日程の変更は可能でしょうか。
」
道に迷ってしまった
「本日〇時に面接のお約束をしている〇〇大学の××です。
御社に向かうため、〇〇駅を降りましたが、道を間違ってしまい、駅の反対側に出てしまいました。
今から向かうと、10分ほど遅刻しそうです。
ルートを事前にしっかり確認しておらず、大変申し訳ございません。
面接をお願いしたいのですが、これから向かっても可能でしょうか。
ご無理な場合は、別の日時に変更していただくことはできますか。
」
家族の不幸
「本日〇時に面接のお約束をしている〇〇大学の××です。
大変申し訳ないのですが、1時間ほど遅刻しそうです。
実は朝方、祖母が亡くなりまして、その連絡で家を出るのが遅くなってしまい、現在まだ自宅におります。
本日、これからの面接は可能でしょうか。
本日の面接が難しい場合、明日と明後日に葬儀を予定しておりますので、〇日以降で面接をお願いいたしたく存じます。
」
【面接に遅刻!】面接に影響するか?
面接に遅刻し、遅刻によって日程変更をしてもらうことが、面接における選考にどのくらい影響を与えるでしょうか。
面接での能力評価には直接影響はしないとしても、第一印象や人柄などの評価面でマイナスに働く可能性はゼロではありません。
もっとも、遅刻した事情と伝え方、伝えるタイミングによっても異なってきますし、面接の場で挽回することも可能です。
この点、交通機関のトラブルを踏まえて余裕をもって出発するのが基本ですが、運転再開見込みがつかないなどの事情があれば、遅刻したからといって、やむを得ない事情であり、面接には影響を与えないでしょう。
これに対して、寝坊や道に迷うことはあまり印象は良くなく、「入社後も大丈夫だろうか。
」と心配されてしまいます。
もっとも、遅刻の理由だけで落とすことはしません。
面接の総合的な評価と勘案したうえで、選考が通るかが決まりますので、遅刻した分を取り返すよう、しっかりとした面接を行えるようにしましょう。
遅刻の理由を問わず、直ぐに連絡をして迅速にかつ丁寧に行えるのは社会人としての基本マナーになりますので、遅刻して焦っても的確に対処することが面接で少しでも評価を得るために外せないポイントです。
【面接に遅刻!】まとめ
面接に遅刻しそうな場合には、それが分かった段階で直ぐに電話で連絡をとり、遅刻する理由と、どのくらい遅れそうか、面接の日程変更を申し出ることが大切です。
遅刻の理由によっては印象が悪くなることもありますが、遅刻しただけで即不採用という取り扱いにはなりません。
あらためて面接を受けて挽回できるチャンスはあります。
社会人としてのわきまえができていることを示すため、遅刻の連絡を迅速かつ丁寧に行うようにしましょう。